こんにちは。sallyです。
一昨日、パナソニックの「おうちごはん」をキーワードにした調理家電の新製品発表会がありました。スチームオーブンレンジ、ホームベーカリーに加えて、“みんなでおいしく食べた後の片づけに”という視点で食器洗い乾燥機の新製品もお披露目。今現在、食洗機の普及率は23%といいますから、こうして大々的に発表会に登場したのは画期的というか、とても喜ばしいことだと思います。
だってね、食洗機は、使用する水の量が手洗いの約1/8で済むんですよ。しかも、「食後の団らん時にお母さんだけがキッチンで洗いもの」ということもなく、みんなと過ごせて、手も荒れない、食器もぴかぴか。
力説する理由は、わが家に卓上型の食器洗い乾燥機を導入して7年になるから。今は誰もそんなことを言ってくれはしませんが、食洗機を使うようになったときに息子たちが「一緒にテレビを見られるようになってよかったね」と言ってくれたことが忘れられません。それに、グラスなどが本当に見ほれるほどピカピカになります。
今回の発表会でも、食洗機で洗ったグラスと、手洗いのグラスとでビールの泡のでき方の違いが披露されました。手洗いって実はちゃんと洗ったつもりでも落ちていなかったりするんですね。びっくりです。
ぴかぴかのグラスにつがれたビールにはきめの細かな泡がたって、しかも消えにくいとは。当日も、ノンアルコールビールが1人1缶にふるまわれ、泡立ちのよさを体感してきました。
さて、9月1日に発売される新製品NP‐TR1の特徴とは?
汚れと食器量を見分ける「ダブルセンサー制御」機能がついて、食器の量や汚れ具合に応じた運転を行うために、手洗いの1/8という使用水量が、さらに少なくなって最大で2L(約18%)の節水に、消費電力量も最大13%削減されて節水&省エネ性が高まっています。
だけど、汚れの量や食器の量をどうやって計るの?と思いませんか。
それはね…
- 庫内の水の濁り具合で汚れを判断
- 水温の上昇具合で食器量を判断
するというわけ。水温の上昇に時間がかかるということは、食器の量が多いなと判断されます。
これによって
- 汚れも食器の量も少ない
- 食器の量は少ないが汚れている
- 食器の量は多いが汚れは少ない
- 食器の量が多く汚れもひどい
という4通りの運転方法になるのだとのこと(発表会時にはここまで話していませんでしたが、滋賀にあるランドリービジネスユニットの食洗機チームのK氏に詳しく教えていただきました)。
これまでの製品にも「少量コース」などがあったのですが、実際に食洗機を使っている人の声を聞いてみると、下洗いをしている人がとても多く、これまでの標準コースで洗ったのでは水量も電気代ももったいないのでは…ということから、今回のセンサー制御の方式が考え出されたようです。
日本電機工業会で決めた自主基準では、『6人分の汚れのひどい食器がきれいに落ちること』を標準としているので、軽い汚れや少量の食器の場合には、パワフルすぎ(=もったいない)たのですね。
なるほど、きれいに落ちることは大切ですが、場合に応じて調節してくれる機能があれば、無駄な資源を使わずに済むのでありがたいです。
それと、パナソニックならではの「パワー除菌ミスト」によって、汚れをはがして溶かしながら洗浄・除菌してくれるのも頼もしいかぎり。「焦げ付いた鍋無理ですが、よごれのこびりついた鍋なら落とします」と、先のK氏。
食後の団らん時や、夜間でも音が気にならないような低騒音設計(36dB)になっています。
そうそう、昨年モデルには扉に窓がなかったのですが、新製品は再び“窓付き”になって、中の運転状況が見えるようになっています。
それとね、上の画像のコース選択のところに「ゆとり」の文字が見えると思うのですが、わかりますか? 見えづらかったら、画像をクリックしてみてください。少し大きくなりますので。
で、この「ゆとり」コース。どういうコースなのかと思ったら、乾燥時に電気を使わず、送風で食器を乾かすコースなのだそうです。電気代がかからないかわりに、乾燥に時間がかかるので「ゆとり」という名前になったのだとか。いいですねぇ。このコース。タテ型洗濯機の「風乾燥」みたいです。
まだまだ普及率が低い食器洗い乾燥機ですが、こうして考えると、まさに“エコ家電”なのではと思います。