2009年10月30日

霜を冷却に使う“日立のリサイクルという省エネ”

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こんにちは。sallyです。
 
先日、日立の冷蔵庫について、3代目の“真空チルド”のことをお話しました。2009年秋に登場の新製品の特徴はそれだけではありません。冷蔵庫の省エネについては、断熱材の工夫やコンプレッサー技術など各社がさまざまな研究を重ねてしのぎを削っていますが、日立の省エネはちょっと毛色が違います。
 
とここで、まず説明しておかなければならないのは、冷蔵庫の霜のこと。私が子どもの頃の冷蔵庫には必ず霜がついて、定期的に霜取りをしないと製氷皿を入れるスペースがなくなってしまうことさえありました。

それがいつのまにか、霜取り不要の便利な冷蔵庫が当たり前に。でも、決して冷蔵庫に霜が出来なくなったわけではないのを知っていましたか?

霜はヒーターによって、定期的に溶かされていたんです。つまり、見えないところで自動で霜取りをしてくれているわけです。

今回の日立の冷蔵庫は霜をヒーターで溶かすには熱エネルギー(電力)がいる、それなら霜そのものを冷却エネルギーとして使えないものかと考えたわけです。

いわば逆転の発想ですね。名付けてフロストリサイクル冷却。霜を利用した冷気には水分を多く含み、温度帯としても冷凍室には向いていないため、冷蔵室と野菜室の冷却に使われているのだそうです。

詳しい仕組みは冒頭の画像を見ていただくとして、“霜=捨てるもの"をリサイクルして使おうという考え方は、すでにドラム式洗濯乾燥機でも採用されています。

こちらは洗濯時にモーターなどから発生する熱エネルギーで洗濯物を乾かそうというもの。『ヒートリサイクル風アイロン』の名前がつけられています。

省エネとは使うエネルギーを出来るだけ少なくするだけでなく、廃棄せずにリサイクルすることも大切な要素です。日立のリサイクル精神、いいなと思います。

どんなメーカーの家電も同じですが、技術者の方、開発者の方のご苦労にあらためて敬服いたします。
posted by sally at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 冷蔵庫のこと