2010年06月28日

エプソンのプリンタ『写真を背景にした便箋』づくりが楽しくて便利♪

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
昨日、購入したばかりのエプソンのプリンタ、EP-802Aには無地の用紙に罫線を印刷したり、お気に入りの写真を背景にして罫線をひいてオリジナルの便箋を作ったりできる「ノート罫線印刷モード」というのが付いています。操作ガイドを見てもP32にひっそりとおまけのように載っているだけだし、店頭でも(たぶん)説明してくれることがあまりないので、持っているのに知らない…何ていう人も多いかもしれません。
 
実はね、一昨年の12月にビッグサイトで開催された「エコプロダクツ2008」(2009は、出張と重なって行けませんでした・残念)で、エプソンさんのブースを訪れた際に、複合機タイプのプリンタの説明をしてくださった方が「こんなこともできるんですよ」と説明して実演してくれたのが、とても印象的だったのです。そのときには、まだプリンタを買い替えて1年だったので、「いいなあ、その機能」と思いつつも、購入するには至らなかったわけなのですが、今回の買い替え時にEP-802Aに、この便箋が作れる機能があるかしらと調べてみたら、ちゃーんとついていて、本当にうれしくなったのでした。
 
先の記事にも書いたように、選択のポイントはいろいろとあったのですが、私の背中を押してくれたのはこの「便箋機能」と言っても過言ではありません。
 
作り方は簡単!
 
まずは、デジカメで撮影したお気に入りの画像が入っているSDカードをプリンタのカードスロットに挿し込みます。私はとりあえず、リビングにあった観葉植物と空を撮影して、そのカードを使いました。
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ほらね、この2枚です。
 
操作パネルで「ノート罫線印刷モード」を選びます。
 
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デザインの種類を選び、指示にしたがって、画像を選択して印刷ボタンを押すだけで、A4のコピー用紙が便箋に早変わり!

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それが冒頭の画像です。文字を書く際に邪魔にならないように画像は薄く印刷され、その上にグレーの罫線が引かれるのでメッセージが書きやすくて、そのあたりのバランスもばっちりです。
 
私はお目にかかった方にサンクスレターを書くことが多いので、そういうときにも大活躍しそうでうれしいです。
 
今、エプソンのプリンタをお持ちの方はぜひ試してみてくださいね。そして、これから購入される場合には、この機能をぜひ参考にしていただければと思います。
 

プリンタをエプソンのEP802Aに買い替えました。

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
愛用していたプリンタ(=キヤノンPIXUS・MP960)が2年半で壊れてしまいました。サポートセンターに電話をしてエラー表示について説明すると「それは修理対応が必要です」とのこと。配送費込みで13000円くらいかかると言われ、保留にしてもらいました。
 
2年半の間、ほぼ毎日と言っても過言でないほど使い続けてきたけれど、でもまだ2年半。プリンタってそんなに寿命が短いのかなあと無念です。インク代だって相当使っているのにね。・・・でも、ないと困るのがプリンタ。応急処置としては、セブン・イレブンの「ネットプリントサービス」や、USBメモリやSDカードか出力できるローソンの「マルチコピー機」を利用するとか、キンコーズに行くとかの方法もあるけれど、事務所と自宅の半々で仕事をしている私としては、自宅のプリンタがすぐにでも使えるようにならないと不便でなりません。
 
で、調べたら、この2年の間にプリンタの価格はさらに下がっているのですね! 確かMP960を購入した際には39800円くらいだったと思うのですが(新製品として出たばかりだったのです)、どうやら2万円以下で性能のいいものが買えそうな感じ。ならば、修理代にお金をかけるよりも、買い替えたほうがいいという結論に達しました。(ものを大切にする、長く使う…という観点から考えると、正しい選択とは言えないかもしれませんが)
 
たまたま、同時期に「プリンタが壊れて購入」とツイッターでつぶやいていらっしゃった方がいらして、その方の購入の様子も参考にさせていただいて、候補にあがったのが、エプソンのEP-802Aか、キヤノンのPIXUS・MP640。
 
これまでとその前の2台続いて、キヤノンだったこともあり、久しぶりにエプソンにしてみようかというのと、デザインが気に入ったのと、6色インク(キヤノンは5色)、写真印刷がエプソンの仕上がりのほうが好みに近い…などなどの理由から、EP-802Aに決定したのでした。
 
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これまで使っていたものより、薄型なのでラックに収めたときもすっきりしている点がうれしかったのですが、上の写真のように、使用する際には操作パネルをくるりと上に向けて使えるので腰をかがめずにすむのがとても便利です。
 
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横から見てみると、こんなふうです。もっと上に向けることもできます。
 
パネルの操作なども、現在の作業に必要のないボタンを押した場合は「押したボタンは無効です」と表示されるほか、案内表示がとても丁寧で初めて使ってもとまどうことがありません。
 
最近はデジタル製品の取材をする機会があまりありませんが、数年前にエプソンの方にお話を伺った際に「この会社は、使う人の目線でものづくりをしているなあ」と強く感じたことを思い出しました。
 
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基本機能以外で、ちょっと気に入っている機能があるのでぜひご紹介したいのですが、長くなるので、次の記事にて。
 
 

2010年06月17日

今、一番欲しいのはビタントニオのオーブントースターVSO-510

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
洗濯機の話題が続いていましたが、今日はキッチン家電のこと。先日のインテリアライフスタイル展でビタントニオのブースにお邪魔した際に、オーブントースターを見かけて、一目ぼれしてしまったのがVSO-510。
 
わが家で使用しているオーブントースターは、確かホームセンターで3000円弱で購入したもの。250W、500W、750W、1000Wと4段階の切り替えがついているものの、パンを焼く以外にはあんまり使えず、不満点が多く、かといって買い換えるほどのふんぎりがつかなかったのです。
 
このビタントニオのオーブントースターは希望小売価格15000円とオーブントースターにしては高いと思いますが、「そこに惚れました!」のポイントがたくさんあります。
 
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黄色の2本のヒーターは、遠赤外線ヒーターで立ち上がりが早く、1200Wのハイパワー。冷凍しておいた食パンもこんがり素早く焼きあげてくれそうです。
 
しかも、冒頭の画像にあるように細かなメッシュラックなので、温め直しをしたい唐揚げやカリッと焼き上げたいソーセージなども、下に落ちてしまうことがありません。
 
わが家では料理好きの次男が、電子レンジの温めでは不満が残る揚げ物などの温めなおしの際に、オーブントースターを多用していますが、そのたびに網目の下に落としてしまって文句を言っているので、このメッシュラックはかなりポイントが高いかと思います。
 
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しかも、内部は、こんなふうに黒くてツヤツヤ。これはフッ素樹脂加工をしてあるからなんですね。だから、油分などの汚れもこびりつかずにサッと拭きとれます。
 
それにね、最初の画像の天面の上に置いてあったのは「ピザストーン」。適度に水分を吸収してくれるので、パリッと香ばしいピザを焼くことができます。直径23センチまでのピザを丸ごと焼けて、しかもピザストーン付きとあれば、オーブンよりもずっと手軽で本格的に使えて、コストパフォーマンスがいいですよね。
 
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見落としがちですが、側面の“脚”の部分のデザインもとてもしっかりしていて、かつオシャレ。レシピブックもついているのもうれしいです。
 
ということで、近日中にも購入しようと思っている、このビタントニオのオーブントースター。購入したら、使い勝手の詳細レビューをお届けしますね。
 
 
 
posted by sally at 22:43| Comment(3) | TrackBack(0) | 調理家電のこと

2010年06月15日

顧客視点で家電選びを手伝うということ

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
ここのところ、どうしてか洗濯機がらみの話が続きますが、ご容赦ください。実は、5月下旬にツイッター名古屋交流会のマーケティング部が主催する勉強会にゲストとして出席させていただき、たくさんの方とお目にかかり、しかも皆さんの前で「顧客視点アドバイザーとは?」ということを中心に自己紹介のご挨拶までさせていただく機会がありました。
 
勉強会の開始30分以上前から、続々と参加者の方々が集まってこられて、私も名刺交換などをさせといただいたのですが、その折に「家電コンシェルジュ」の肩書きを見た方に「実は洗濯機が壊れてしまったようなんです」とご相談を受けたのでした。今、お使いになっている洗濯機の様子や、洗濯の仕方などをうかがったところ、どうやら、向いているのはシャープのインバータータイプの全自動洗濯機あたりかなあと思い、そのようにおすすめしました。
 
洗濯機と別に購入した乾燥機がまだ新しいとのことだったので、全自動洗濯機でOK。なるべく使用水量が少なくて、洗濯槽のカビも防ぎたいなどなど…
 
その後、どうされたかなあと気になっていたら、「実はいろいろあって、ドラム式にしたのです」という連絡があり、その顛末をご自身のブログに掲載してくださったのです。
 
◆Sakai Yusuke 洗濯機購入・顛末記
 
ブログによれば、私が昨年12月に書いた記事を参考にしてくださったのだそうで、購入したのは、シャープのドラム式洗濯乾燥機です。
 
名古屋での自己紹介で「顧客視点で家電を選ぶということ」についてお話したのは、
 
「Aさんにとってのベストバイと、Bさんにとってのベストバイは違うんですよね。ライフスタイルや家族構成、今後の暮らし方までを考えてどんな便利さが必要なのかを見極めて家電を購入しないと、『これでよかったかな?なんだか不便ね』と我慢しながらこの先10年も使うことになります。だから、この家電にはこんないいところがあるんです。パンフレットには小さくしか出ていないことかもしれないし、CMではことさら大きく宣伝しないけれど…というような情報を伝えてその人にとってのベストバイを選ぶお手伝いがしたいのです」
 
ということでした。そのことがとても心に響いてくださっていたようで、うれしかったです。勉強会の会場でも、皆さんの反応がとてもよかったので、「ああ、進む道は間違っていないのだなあ」と自信を持ちました。
 
最近は、ツイッター上でも家電選びの相談を受けることが多々あります。本当はもう少しうまく仕組みを作って、もっとお役にたてるといいのですが…。もっと、Sallyの家電研究室の更新頻度があげられるように頑張りますね。
 
昨日のサッカーの試合を見るのも忘れて、更新してくださったSakaiさんの記事、ぜひお読みいただければと思います。
 
 

2010年06月14日

“洗浄力の日立”の名に恥じないように…という開発者の思い

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
先日、ご紹介した「eco水センサー」のついた日立のタテ型洗濯乾燥機「ビートウォッシュ」の新製品について、前回、伝えきれなかった点についてお話しますね。
 
何年か前に、日立さんに洗濯機関連の取材をさせていただいたときに、「洗浄力の日立と昔から言われていますから、その点については譲れません」ということをうかがったことがあります。
 
そんな日立ならではの、洗浄力に対する思いの強さのあらわれが、押し洗いやたたき洗いまではできる洗濯羽根「トリプルビートウィング」と、洗濯槽の内壁に設けた洗濯板のような効果のある「ビートボール」を採用したステンレス槽(上の写真がそれです)。
 
最近は「ちょっと着たらすぐに洗う」という洗濯の仕方が増えたため、そんなに汚れていない洗濯物も多く、洗浄力へのこだわりは必要ないという家庭も増えているのではとも思います。なので、「しっかり洗いたい」という点では、育ち盛りの元気な子どものいる家庭で泥汚れをしっかり落としたい、運動部に入っている子どもがいるのでとにかく汚れ落ちにはこだわりたい…という場合には、特に魅力的な洗濯機なのかなと思います。
 
 
従来は、タテ型の洗濯機というと、たっぷりの水(洗濯液)を使ってしっかり汚れを落とす…という方法でしたが、こうしたたっぷりの水での「ため洗い」をしないで、洗剤液を循環させながらシャワー状に上から衣類にかけて、少ない水で洗う方式になっていて節水型なのも大きな特長です。「なるべく水をためない」というのは、パナソニックの方式と同じような仕組みですね。
 
 
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ただし、洗濯物によっては「ため洗い」を選ぶことも可能です。上の洗濯パネルの右上のほうを見ていただくと「ため洗い」の文字が見えるでしょう? これは特に、黒の衣類など、色の濃いものを洗う際に利用すると糸くずなどの付着が防げて、きれいに仕上がるのだそうです。(節水循環ポンプ方式だと、どうしても糸くずが付着しやすくなるという欠点があるのだとか。たっぷりの水で洗い流すのではないからでしょうね。そのため、特に糸くずが目立つ衣類には、「ため洗い」がおすすめとのこと…。これって、裏技なのかもしれませんが)
 
また、最近登場している「すすぎ1回」の洗剤にも簡単に対応できるようにと、「わが家流・1」には、最初からすすぎ1回で設定されているのも隠れた配慮。上のパネルでは、その状態を示しています。
 
それと、もう1点とてもいいなと思ったのが、博報堂がタイプバンク、慶應義塾大学と共同で開発したという「つたわるフォント」を操作パネルの文字に採用していること。洗濯の「濯」の字や、数字の「6」「9」などがずいぶんすっきりとして読みやすくなっています。
 
そのほか、乾燥時の湿った空気を洗面所に排出しないで、湿った空気に含まれる水蒸気を冷却水で冷やして水に変えて排水口へ流す「水冷方式」を日立では以前から採用していますが、この際に使う冷却水が効率よく流れる機構を作ることで、より高い除湿性能を実現させ、消費電力量を減らしています。
 
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ということで、洗浄力と節水性の高さをウリにしている「ビートウォッシュ」。これまでは、8kgと9kgと容量の多いものしかなかった洗濯乾燥機タイプに、新たに6kgと7kgタイプが加わったことと、インバータータイプの全自動洗濯機に大容量の9kgが加わって、洗濯乾燥機&全自動洗濯機が7機種そろったところも、「わが家にぴったり」なサイズとタイプを選べる点でうれしいなと思います。

 

発売は、6月25日。フラグシップの9kgタイプで21万円程度のようです(6kg、7kgの洗濯乾燥機2機種のみ、7月25日発売)。
 
(でも、上のPOPはちょっと貼り過ぎですよね。伝えたいことがたくさんあるのはわかるけれど、ごちゃごちゃしすぎではないかと思うのですが、どうでしょう?)
 
 

posted by sally at 16:13| Comment(1) | TrackBack(0) | 洗濯機のこと

2010年06月13日

滝川クリステルさんとオール電化マンションを訪れました

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
東京電力Switch!の企画で、先日、滝川クリステルさんと一緒にオール電化マンションのお宅をたずね、対談をしてきました。実際に暮らしている方のお話はとても興味深く、滝川さんもかなり驚かれていた様子。私自身もこんな住み方をしてみたいと思いました。
 
昨日から、Yahoo!のPR企画ページとしてWEBにアップされています。オール電化マンションに興味のある方はもちろんのこと、せめてIHクッキングヒーターだけでも取り入れたいとか、滝川さんの美しい姿を見てみたいという方も、ぜひご覧いただければと思います。
 
うーん、それにしても滝川クリステルさんはお顔が小さくて美しかったです。私は先生と呼ばれてはおりますが、引き立て役に徹していてお恥ずかしい…。
 
◆東京電力:オール電化マンションLIFE
 http://promotion.yahoo.co.jp/tepco_switch/
 
 

2010年06月10日

日立のeco水センサーとパナソニックのエコナビ、どう違う?

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
ここのところ元気のないドラム式洗濯乾燥機に比べて、活気のあるのがタテ型洗濯乾燥機。三洋電機のタテ型アクア、パナソニックの新製品についてはすでにご紹介済みですが、先日、日立からもビートウォッシュ(タテ型洗濯乾燥機)の新製品が発表されました。
 
タテ型の洗浄力とドラム式の節水性を両立できないものかと開発されたビートウォッシュも2004年の初代発売から今年度モデルで7代目になります。その間にも、お風呂のお湯を最後まで使えるようにした湯効利用&Ag除菌お湯取りユニット、少ない水で洗えるエコビート洗浄とどんどん進化してきています。
 
今回の7代目ビートウォッシュの特長はいろいろありますが、新機能としては「eco水センサーシステム」があります。
 
  • 水の硬度
  • 水温
  • 布質
  • 布量


…を測って、それに応じた水量、洗剤量、洗濯時間に設定するというもの。
 
え?水の硬度まで?って思うかもしれませんね。
 
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このグラフを見るとわかるように、日本全国の水道水の硬度を調べてみると、硬度の違いが思いのほかあるのですね。硬度の高いものだと洗剤が泡立ちにくいため、洗濯時間も洗剤の量も多めにするのが理想的。一方、硬度が低い場合は、洗剤の量を減らしてもしっかりと泡立つので規定量よりも少なくても大丈夫とのこと。

 
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これはあくまで一例ですが、同じ量の水に同じ量の洗剤を入れても、硬度の違いでこんなにも泡立ちが違います。
 
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給水ユニット部で水の硬度を測り、さらに洗濯槽の底部で水温を検知、従来同様に重さで布量を測った後、木綿に比べて重さの少ない化繊(おもにポリエステルなど)かどうかなどの布質までを検知して、それに応じた水量、洗剤量、洗濯時間で洗濯をする仕組みになっています。
 
と聞くと、もしかしてきちんと汚れを落とすために、自分の住む地域の水では、通常よりも洗剤がたっぷり必要だったり洗濯時間もかかったりしてしまうのでは?と心配になるかもしれませんね。
 
日立の担当者の方にこのあたりを質問してみたところ、今回の水の硬度センサーによって、日本の80%以上の地域でこれまでよりも省エネになるとのこと。日本電機工業会の規定では、「水の硬度が50」を基準として洗剤量が決められているそうですが、実際のところ、日本では硬度の低いところも多いため、そこに着目して硬度センサーをつけることを考えたのだといいます。

 
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eco水センサー機能をオンにしているときには、こんなふうにグリーンで「eco水センサー」と表示されます。
 

※ただし、硬度その他によって、標準モードよりも省エネになっている…という目安ではありません。下で説明しているエコナビの場合は、エコナビによって標準モードよりも省エネで稼働している場合にこうしたランプがつくのですが・・・。
 
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今回のeco水センサーシステムの名前は、パナソニックのエコナビを思わせますが、エコナビ搭載の洗濯機乾燥機は、3つのセンサーによって
 

  • 布量
  • 汗汚れ
  • 泥汚れ
 
を検知して、汚れの少ない場合には洗濯やすすぎの時間を自動で短縮するというもの。似ているけれどちょっと違いますね。
 
こうした部分は、「へー」と感心してしまうところではあるけれど、まあ、どちらかというとおまけの機能なのかも。洗濯の仕方は実際のところ、千差万別で、誰が何と言おうとすすぎを3回しないと気が済まない人もいるし、細かく分けて洗いたい人もいます。その一方で、洗濯物の量に限らず、十年一日同じ量の山盛りの洗剤を入れ続ける人もいると聞いています。
 
なので、「正しい洗濯機の使い方&正しい洗剤の使い方」がベースにあったうえでの、「おまかせでもっとエコ」のような気もしますが、高機能化(&高価格化)を目指す風潮のなかでは、「おまかせでもっとエコ」の部分は外せないのでしょうね。
 
日立ならではの「洗い」へのこだわりや、快適性は高いけれど水や消費電力などに難があった「水冷除湿」方法のさらなる改良については、次回の記事でご紹介します。
  
posted by sally at 15:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 洗濯機のこと

2010年06月09日

三菱の液晶テレビ「REAL」はハードディスク&ブルーレイ搭載

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
先週の月曜日は新製品発表会のラッシュで1日に3つを掛け持ちして見てきました。今日は、その中から午前10時から開催だった三菱電機の液晶テレビ「REAL」の新製品、BHR400シリーズのことをご紹介します。
 
テレビは本当に新製品が出る頻度が高くて、○○シリーズと名付けて少しずつリニューアルしては発表している印象があります。たとえばシャープの「AQUOS」にしてもスタイリッシュデザインのパーソナルタイプのシリーズもあれば、フルスペックの最高級モデルもあります。
 
今回の三菱の「REAL」の新製品は、昨年10月に世界で初めて「ハードディスクとブルーレイディスクレコーダーを搭載」したBHRシリーズの2代目。ブルーレイのレコーダーを液晶画面のすぐ下に持ってきて融合させ、すっきりとしたデザインになっています。
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ちょっとわかりづらいかもしれませんね。初代モデルは本体の脚(ディスプレイを支える部分)にレコーダーがあったので、「ここにレコーダーがあります」というような、デザインだったのだそう。(今、店頭に並んでいるのはこちらのモデルのはずなので、見てみてくださいね)
 
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1台でデジタル放送を見る、録る、残す…ができるオールインワンモデルのため、テレビとレコーダーを接続する手間もいらないし、設置場所もテレビ用のみと省スペース。この手軽さ、便利さが好評で09年度の決算では三菱電機はAV事業分野では台数ベースで2倍の好成績だったとのこと。
 
しかも、この後パナソニックが30、37インチ型でこのオールインワンモデルで追随してきたこともあり、「非常に勇気づけられました。三菱電機の選んだ道は間違いないのだと思いました」なんていう話も発表会では聞かれました。
 
そうそう、このテレビで市販やレンタルのブルーレイソフトの再生もできます。
 
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三菱電機のテレビならではの機能として、リモコン操作でテレビ画面の向きが変えられる「オートターン」がこのBHR400シリーズにも搭載されていて便利です。実際に私もリモコンで操作してみましたが、自分のほうにちゃんと向いてくれるので、テレビの角度によって微妙に変わる映り具合も調整できます。
 
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そしてこれも三菱が以前から採用してきた機能ですが、テレビのCM時になると突然音が大きくなるなどの不快感がなく、いつでも同じ音量で聴くことができる機能もついています。
 
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そしてリモコンもこのとおり、さすがユニバーサルデザインにこだわる三菱ならではのわかりやすさ、使いやすさ。今回は特に「予約する」「見る」という2つの機能がわかりやすいようにと配慮したのだとのこと。
 
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録画・再生などの履歴から、使う人の傾向や好みを解析して、その傾向や好みに合わせて番組を自動で録画してくれる「おすすめ自動録画」などのおもしろ(?)機能もあります。
 
このBHR400シリーズは、26、32、40、46インチの4サイズで7月2日から順次発売。想定価格は14万〜35万だそうです。
 
ちなみに、三菱電機ではUSで07年にすでに3Dテレビを発売して、今年度中にも100万台を達成する見込みだと知ってびっくりしました。3D元年といわれる日本では75インチのレーザーテレビを夏に発売、その後で3D対応&オールインワンタイプの液晶テレビを発売予定とのこと。3Dに興味のある方には発売が待たれますね!
 

2010年06月07日

美肌のエアコン「うるるとさらら」の“ぴ肌セレブ”は大東俊介さん

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
先週、金曜日にダイキン工業さん主催の「うるるとさらら美肌推進プロジェクト」の発表会に招待されて、出席してきました。「うるるとさらら」といえば、給水不要でたっぷり加湿するエアコンとして知られていますが、昨年秋に発表のモデルでは、4方気流を採用し、からだに直接風を当てずに包み込むように、部屋の隅々まで気流を届けられるようになっています。どんな形状の部屋でも、部屋のどこに設置しても、冷風・温風が隅々までいきわたるのはうれしいところです。
 
さて、「うるるちさらら美肌推進プロジェクト」ですが、昨年5月にすでに発足していて、「ぴ肌セレブ」に選ばれた3人のモデルさんやブロガーさんが、美肌体験レポートを発信していました。
 
今回、新しく「ぴ肌セレブ」に選ばれたのはタレントの大東俊介さん。TBS系ドラマ「タンブリング」にも出演中の24歳! さすがにツルツルのきれいな肌をしていました。
 
当日発表された「空気と美肌に関する調査」では、おもしろい結果が出ていて、女性の72%が男性の肌のことが気になるとのこと。男性も肌の乾燥が気になると答えた人が55%もいるそう。大東さんもノドや肌のために宿泊先のホテルでは加湿器を使っているとのコメントがありました。
 
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と、ここで「へー」と思ったのは「夏の肌は乾燥しがち」ということ。汗をかいたりすることも多いので、潤っているように錯覚しがちですが、冷房のきいた部屋にいると思いのほか肌は乾燥してしまうものなのですね。
 
「うるるとさらら」の加湿機能というのは、冬の暖房時だけかと思っていたのですが、『美肌保湿運転』モードというのがあり、冬は加湿パワー最大モードで運転し、夏は湿度高めをキープしながら冷房運転をします。先に説明した「四方気流」で気流が直接当たらないため、唇の乾燥を防いだり、肌のキメが整う美肌効果も期待できるのだそうですよ。
 
◆うるるとさららについての話題も書いている大東俊介さんの公式ブログ
http://ameblo.jp/daito-shunsuke/
 
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ぴちょんくんとのツーショットも披露されました!
 
 
 
 
posted by sally at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | エアコンのこと

2010年06月03日

象印の美しい炊飯器「ZUTTO」を知っていますか?

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
国際展示場で開催されている「インテリアライフスタイル展」を昨日取材してきました。私は主にデザイン家電を見て回っていますが、1か所で話を聞く時間が長く、昨日も18時に蛍の光が流れてしまい、タイムアウト! 明日、回り切れなかったところを取材しに行きますし、詳細は日経トレンディネットでも記事にする予定ですが、ちょっとだけご紹介しましょう。
 
上の画像を見てほしいのですが、これは象印が5年も前から出しているデザイン家電のシリーズ「ZUTTO」というもの。毎日使うものだからこそ、デザイン偏重でもなく道具としての合理性が意識されたキッチン家電を作りたいとの思いから生まれたシリーズです。変わらず、ずっと愛用してもらえる家電であってほしいということで「ZUTTO」という名前をつけたそうなのですが、家電量販店には単体でしか並んでいなかったり、CMなどで流れているわけでもなかったりするので、象印がこうしたシリーズを展開しているのを知らない人も多いのではないかと思います。
 
5年前に登場してから、少しずつリニューアルされ、現在販売されているものは2008年1月に出されたものだとのこと。
 
たとえば、炊飯器。実にシンプルで美しい姿をしていて、楕円か四角形かの違いや色のことはあるにしても、この佇まいは、今話題の炊飯器「蒸気レスIH」(三菱)を思わせます。・・・だけど、実際のところはすでに5年前からこうしたデザイン&機能という視点で発売されていたものがあったわけですから、先見の明があったというかもしかすると早すぎたのか。
 
三菱の蒸気レスIHには「蒸気が出ない」「高温の持続で甘みを追求した」という2つの大きな機能的特長があり、高級クラスの炊飯器です。一方、この「ZUTTO」はIH炊飯ジャーということで、高級クラスのものではありません。でも、炊飯器にこだわってきた象印のIH炊飯ジャーなので「味には自信がありますよ」(広報担当者氏)とのこと。
 
5万円以上の炊飯器には手が出ないけれど、デザインにもこだわりたいという向きにはかなり魅力的な炊飯器なのではないかなあと思います。
 
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ちなみに、しゃもじの扱いにもこだわっていて、よくある「炊飯器のふちに掛けるタイプ」ではデザイン性が損なわれると考え、上のようなしゃもじ立てが同梱されています。
 
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ほらね、こんなふうに横にして立てる仕組みです。
 
炊飯器のほかにも、コーヒーメーカーや電動ポットもあり、シリーズでそろえられます。キッチン家電には欲しいデザインのものが少ない…と考えていた方、ぜひチェックしてみてくださいね。
 
 

2010年06月01日

ソファを選ぶように家電を選ぶ

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
先日、あるカード会社の会員向け冊子の企画&取材に協力させていただきました。ターゲット層が20代後半から30代後半のビジネスマンということもあり、家電の機能とデザインのマッチング的な企画だったのですが…
 
私が家電の記事を書いたり、家電について取材を受けたりするとき、必ず言うことがあります。それは「世の中の風潮として、“ベストバイ”は何かということを気にするけれど、あなたにとってのベストバイと、私にとってのベストバイは違うはず。なぜなら、暮らし方もこれからの暮らしに描くイメージ(ライフストーリー)も違うはずだから」ということ。
 
でも、媒体の性格上、とにかくおしゃれにかっこよくページを作りたいし、暮らし方による選び方なのではなくて、「こんな家電を選ぶことで目指す暮らしが見えてくる」というようなヒントになるページを作りたいというのが制作者の方の希望だったので、ずいぶんたくさんの話をしました。
 
そこでひらめいたのが、「ソファを選ぶように家電を選べばいいんですよ」ということでした。ソファを選ぶにはデザイン(スタイル)、くつろぎ方、座り心地、材質など選ぶ要素がいろいろありますよね。特に男性の場合、1つの機能(特に最新のもの)にひかれると、それだけで選んでしまうことがあるようですが、たとえば冷蔵庫だって、「どこに置く?」「材質や色は何がいい?」「料理は好き?いつ買い物をする?まとめ買い?」「何をたくさん入れる?」「人を呼ぶことが多い?」などの要素を考えていくと、なんとなくイメージが絞られてくるでしょう?
 
洗濯機についてもしかり。いつ洗濯をする?いつ干す?ワイシャツも家で洗う?スーツの除菌消臭機能があったらうれしい?そんなポイントをチェックしてみると、自分にぴったりのものに出合えそうです。
 
ソファを選ぶように、ポイントを押さえて家電選びをしてみませんか?