2010年10月25日

Rollbahnの取材ノートのこと。

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

久しぶりの更新なのに家電でなく、私の取材ノートのことをお話させてください。フリーランスライター時代から私が愛用しているのがRollbahnのリングノート。クリーム色の用紙に方眼のラインで巻末には透明ポケットも付いています。

私は記者発表会などで資料をもらう時にも、それを見ながら聞くことはほとんどなくて、スクリーンに映し出される内容と、登壇者の話で重要だと思ったことをひたすら書き留めるので、一回に使うページ数はかなりのものになります。しかも個人的に取材する際にも基本的に録音しないので、まさに“取材ノート命”なんですよね。

そんな大切な取材ノートの一部が冒頭の写真。Rollbahnのノートは表紙のカラーと題字のカラーの組み合わせのバリエーションが豊富なので、気分に合わせて次のノートを選ぶのも楽しみの一つです(愛用しているLAMYの万年筆との相性がいいのも気にいっている理由なんですが)。

でね、週末に次の一冊を購入したら、なんと家にストックしてあったのと同じ!よっぽどこの色が今の私の気分なんだなあとうれしくなってしまいました。家人からは「買ってあるのを忘れて2冊買うなんて」と笑われてしまいましたが。

お気に入りの文房具やノート、ありますか?

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2010年10月13日

便利機能満載!三洋電機「エアブロックサイクロン」

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
昨日に続いて掃除機のことを書かせてくださいね。昨日のポイントは「軽くて持ち運びしやすく、掃除機がかけやすい。排気もきれい」ということでしたが、今日の視点はこれ。
 
「便利機能がいっぱいで快適に掃除ができる。排気の巻き上げもなく、ふとんの掃除もOK!」
 
それが、冒頭の画像、三洋電機のエアブロックサイクロンSC-XW55M。サイクロンクリーナーというと、今でこそ、フィルター自動除じん機能などがついてずいぶん使い勝手がよくなりましたが、それまではこまめなお手入れが必要なのがネックでした。ゴミを捨てるときにせっかく吸込んだチリやホコリが舞い上がってしまうのも曲者。
 
そんな不便さを解消しようと、ダストボックスに1枚ティッシュを挟み込むことで、フィルターに汚れもつきにくく、ゴミの舞い上がりも防ぐようにと考え出したのが、三洋電機の家電事業部で商品企画を担当するA氏。名付けて「ティッシュでブロック」。今でこそ、他のメーカーのサイクロンクリーナーにもこの方式が採用されていますが、さすが元祖、改良を重ねて本当に使いやすくなっています。
 
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こんなふうにダストボックスにティッシュを1枚セットしてから掃除機をかけると…
 
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ご覧のように、ゴミが1か所に押し固められて集められています。このティッシュ方式が登場した際には、「ティッシュなどで空気の通り道をふさいでしまったら、ゴミを吸わなくなる」と他メーカーさんからの非難の声もあったそうですが、それは誤解。
 
形状に工夫を重ねて、ダストカップ内で空気の通り道を広く確保できるようになっていますし(これを「トリプルギュッギュッとはしからプレス」と言うそう)、ろ過面積を広くとる「チリとり型メッシュフィルター」の採用で、きちんと吸って、ちゃんと集めてお手入れしやすくなっています。
 
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そのほか、手元グリップをひねるだけでブラシの付け替えをせずに隙間の掃除ができる「逆立ちパワーブラシ」や、ヘッドの前方が開いて、壁際のゴミも一度できれいに取り去る「ガバ取り機能」など、三洋電機のクリーナーのヘッドには使いやすさで定評があるのですが、今回はさらに進化。
 
ブラシのサイド部を樹脂とステンレスの一体成形にし、強固なものにすることで、いままで回転ブラシが届かなかった場所にも直接届いてかき出すことで角、隅まで一気に掃除ができるようになっています。
 
実際に試してみると…
 
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て、1回ヘッドを滑らせただけで四隅まで奇麗になっているでしょうか? 

 

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ご覧の通り、たった1回でちゃんときれいになっています。

 
ヘッド部分に花王のクイックルワイパー(ウェット・ドライ)を装着して拭き掃除もしてしまおうと考えたのも三洋さん。発想がユニークで楽しいなあと思います。このエアブロックサイクロンにもその機能が付いているので、フローリングの多いご家庭にはぜひ。
 
クリーナーからの排気でハウスダストを舞い上げないようにと、排気口より下部に設けたシャッターから出る空気のカーテンが、排気風及びコードリール冷却風を覆うことで、床面への吹きつけを防止する「エアブロック」も採用。最上位機種のSC-XW55Mには、ふとんローラーも付属しているのも便利です。
 

パナソニックへの吸収で来年4月以降はどんな体制になるのかわかりませんが、GOPAN、オーブンレンジ「デリスタ」、水を大切に想う洗濯機「アクア」、そしてこんなに便利な掃除機など、個性あふれる家電群への思いを守り続けてほしいなと願っています。
 
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2010年10月12日

軽くて使い勝手のよい掃除機<日立「かるパック」とシャープ「EC-PX120」>

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
ここのところ、掃除機についても相談を受けることが多いのですが、年配の方に限らず、コンパクトで軽く、引き回しのしやすいものを望んでいる女性が多い印象を受けます。
 
「コンパクトで軽く、排気もきれい」
 
こんなキーワードで掃除機を選ぶとしたら、どんなものがあるでしょう?
 
真っ先に頭に浮かんだのが7月末に新製品発表会はあり、9月に発売が開始された日立の「かるパック」のことでした。ここのところ、サイクロンクリーナーへの注目が集まっているようですが、この「かるパック」は紙パック式。昨年モデルの日立の紙パック式のものに比べ、大きさを28%、重さを22%も小型・軽量にしたモデルです。しかも同社のプレミアムクラスのサイクロンクリーナーと同様、99.999%という高い捕集率による排気のきれいさが魅力のクリーナーです。
 
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こんなふうに部品の数などを比較した図を見ると、以前、ダイソン社がDC26という超コンパクトなクリーナーを発表したときのことを思い出します。
 
大きくて性能のいいものを作るのは簡単でも、コンパクトなのに従来と劣らぬ性能のものを作り出すのは、並々ならぬ技術力がいるのですよね。
 
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昨年モデルと本体の大きさを比較したところ。横からにみると、もっとコンパクトさがわかります。
 
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ドイツの第三者機関に依頼して排気のきれいさを確認したとのこと。さらに床面のちりの舞い上がりを防ぐ「分散情報排気構造」を採用しているのも新たな特長です。
 
こうした本体のコンパクトさや性能のよさはもちろんですが、私が気になるのはヘッド部分の使いやすさやお手入れのしやすさ。
 
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今年度モデルから、ヘッドのブラシも「高密度回転ブラシ」にバージョンアップしているのですが、それだけではなくて、元々、日立の掃除機は、ブラシがすぐに取り外せてお手入れがしやすいのも大きなポイント。
 
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もう何代も前から、採用されているのが、レバー一つですぐに取り外せる「ワンタッチ着脱回転ブラシ」機構。これ、かなり便利だと思うのですが、日立さん的には「もうあたりまえ」のことになっているらしく、パンフレットにも説明されていなかったり、聞いても説明するのを忘れていたりします。
 
使いやすさが支持されて、ずっと採用されているのなら、繰り返し言い続けてほしいなあと思います。
 
そのほか、以前にもここで説明した「曲がーるロング吸口」http://kaden.k-sally.jp/article/27938225.html)がバージョンアップした「ワイド曲がーるロング吸口」も本当に便利。
 
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冷蔵庫の上やタンスの上などの高いところも、イスなどに乗らないでそのままできる便利なツールです。
 
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そのほかにも、毎日の掃除が負荷なくできる便利機能がいろいろあるので、上の図を参考にしていただければと思います。
 
※ちなみに、これらの便利機能は、日立のサイクロンクリーナーでも採用されています。
 
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以上は日立の紙パック式のご紹介でしたが、つい先日、シャープのサイクロンクリーナーの新製品でも、超コンパクトで排気のきれいなものが発表されました。
 
EC-PX120という製品で、シャープならではのプラズマクラスター機能を搭載しているため、ダストボックスに塵やホコリがくっつきにくく、なんといっても2.8kgという超軽量さが魅力です。
 
軽量の自走ヘッドの採用など、サイクロン式希望で軽いのがいい!というひとにおすすめの機種。10月下旬の発売予定だそうです。
 
 
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2010年10月11日

家電エコポイント<付与率一覧>と、どう買うのがいいかついて。

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
先日、来年3月までの延長が発表されたと思ったら、『12月からエコポイントの付与が半減される』『年明けからは、買い替えのみ』などの新しいニュースが飛び込んできました。
 
すでに新聞などでも詳細が報じられてご存じの方も多いかと思いますが、このサイトに「エコポイント」のキーワードで検索されて、訪れる方もけっこういらっしゃるので整理してお伝えしますね。
 
 
◆現在〜11月末まで
 ・統一省エネラベル★★★★以上の冷蔵庫、エアコン、テレビ
 
◆12月1日〜
 ・すべての対象商品のポイント付与をこれまでの半減に。
   <エアコン>
   冷房能力3.6KW以上     9000点⇒5000点
         2.8KW、2.5KW  7000点⇒4000点
         2.2KW以下     6000点⇒3000点
 
  <冷蔵庫>
   定格内容積501L以上    10000点⇒5000点
           401〜500L       9000点⇒5000点
           251〜400L    6000点⇒3000点
           250L以下     3000点⇒2000点
 
  <地上デジタル放送対応テレビ>
           46V以上    36000点⇒17000点
           42V、40V   23000点⇒11000点
           37V       17000点⇒8000点
           32V、26V   12000点⇒6000点
           26V未満     7000点⇒4000点
◆2011年1月1日〜
 ・対象は統一省エネラベル★★★★★のみ
 ・リサイクル制度を使った「買い替え商品」を購入時のみ対象
 ※上記、買い替えの場合も、リサイクル加算
   エアコン 3000点
   冷蔵庫  5000点
   テレビ   3000点 
   の付与は、2010年12月末日までの購入分のみ
 …ということになります。
 
つまり、エコポイントという観点からだけみると、11月末までに購入したほうがお得ということ。特に付与率の高い地デジ対応テレビを買い替え、もしくは買い増ししようと検討中の方は、えいやっと頑張れるなら、ボーナス前の11月中に買ったほうがいいかもしれませんね。
 
でも、冷蔵庫やエアコンは元々、エコポイントの付与率が少ないので、エコポイントにおどらされることなく、じっくり選んだほうがいいと思います。冷蔵庫はすでに新製品のラインナップも出揃っていて、売り場にも並ぶと思うので、型落ち品、新製品いずれを購入する場合も、11月時点で選択肢が多様にありますが、エアコンは新製品が11月中に間に合うか微妙なところですし(メーカーさんはあせっていると思いますが)、エコポイントに関係なく、納得のいくものを買ったほうがいいのではと思います。
 
 
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コンベクションオーブン+単機能電子レンジという選択ってどう?

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
先日、ヘルシーメニューなどではなく、肉などを焼くのに使うパワフルなオーブンレンジについて相談を受けたことを記事にしました(http://kaden.k-sally.jp/article/41144399.html)。記事内で、置くスペースがあるのなら、デロンギのコンベクションオーブンと温め専用の電子レンジの併用という手もあるのでは…と書いたのですが、実際のところ、単体の電子レンジ事情について調べてみると、充実していないのですね。
 
事務所の近くのビックカメラ有楽町店に立ち寄ってみたところでは、上の画像のパナソニックNE−M152あたりが、扉の開け閉めもしやすく、使い勝手もよさそうに見えましたが、一応これも、トーストが焼けるなどオーブンレンジの仲間です。店頭価格が16000円程度だったので、デロンギのオーブンと合わせると4万円弱というところでしょうか。
 
そのほかに、店頭にはなかったけれど、パナソニックの単機能レンジNE-ES251は、容量が25Lとたっぷりで、スイングサーチ赤外線センサー付きなので、温めムラも少ないのでよさそうに思いました。ただし、価格は3万円強というところ。
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ならば、先日の記事でご紹介した高性能赤外線センサーの実績度やオーブン機能を見てみても、価格とのバランスがよく、デザインもとてもシンプルな三洋電機オーブンレンジEMO−TS30C(もしくはEMO−FS30D)を1台購入するほうが満足度が高いのではと思いました。
 
店頭で実機をさわってみましたが、作りもしっかりしていて安心感がありましたしね。
 
どんな家電でもそうですが、多機能でない家電は選択肢が少なく、「高価格のものを売りたいのだな」という感じがしてちょっと残念。より便利なようにと次々に新しい機能をつけていって、結局使わないボタンばかりがある・・・という現実。どうなんでしょうねと、あらためて思ったのでした。だからこそ、迷いがちな家電選びのお役に立てればと思います。
 

2010年10月08日

GoodsPress11月号「最新家電ベストバイ」洗濯機のページ!

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
徳間書店さんから今日発売の「GoodsPress」11月号は、創刊22周年の大感謝号ということで、『長く使える最新家電ベストバイ152』の大特集が組まれています。AV家電から生活家電まで40部門の家電の選び方や最新トレンドについて、その道に詳しい人たちがアドバイスするという構成になっていて、私は洗濯機部門に取材協力させていただきました。
 
洗濯機はドラム式とタテ型があるので、非常に盛りだくさん。…ですが、ライフスタイル別にどんなふうに選んだからいいのか、それに応じた機種選択の目安についてお話しています。
 
他のページも大変興味深いのですが、たとえばオーブンレンジのページには、先日私がここで話題にした三洋電機と三菱電機の製品は出てこない(“最新家電”が切り口ですから)。いつだったか、今はすでに市場にはない、『神機』の特集を組んでいる雑誌がありましたが、これを生活家電でもやってみたらおもしろいのに…なんて思ったりして(どこかのメディアの方、一緒にやりませんか〜!)
 
というわけで、興味のある方は、ぜひ書店でお手に取りくださいませ。(私が出ているのはP54-55、何やらぼんやりと写っています)
 
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2010年10月07日

ダイソンDC26のグルーミングツールを使ってみたら―日経トレンディネット寄稿記事

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
私にしては珍しく、日経トレンディネットへの寄稿、連投です。先週の金曜日にプレス発表会があったダイソンDC26にかかわる新製品。事前情報ではどうも犬に関係があるらしい…ということだったのですが、行ってみてなるほどと思いました。
 
ダイソンDC26のモーターヘッドタイプに犬用のグルーミングツールをセットしたものが発表されたのでした。すでにダイソンのクリーナーを使用している人は、ツールのみをダイソンのオンラインショップで購入することもできます。
 
トレンディネットへの記事にするつもりはなかったのですが、プレス用のお土産に、グルーミングツールをいただいたので、さっそく我が家の愛犬、黒ラブ・大和に使ってみたくなりまして、それならレビュー記事にしましょうと編集担当者とも話が決まり、週末に実験となったわけでした。
 
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トレンディネットの記事にも書きましたが、このツールを使用する際には、指でトリガー部分を押し続ける必要があるのですが、その際に、ブラシの間だけでなく、ツールの上部にも穴があく構造になっているため、掃除機の吸い込みのすべてのパワーが犬にかかるわけではありません。
 
つまり、「そんなことしたら、犬の皮膚が吸引されてかわいそうなんじゃないの?」という心配なないのですが、やっぱり問題はこうしたブラシに慣れることと、『音』だと思います。だって音には定評のある(ごめんなさい!)ダイソンのクリーナーですもの、犬は苦手です。だから、時間をかけて少しずつ慣らすことが大切なのだなと思います。
 
でもね、慣れさえすれば、ブラッシングが楽になることは確かです。犬を飼っている方は実感していらっしゃると思いますが、特に換毛期の抜け毛の量はものすごいですから。それがブラシに絡みつくこともなく、部屋に散らばることもなく、ブラッシングと同時にきれいになっていくのはありがたいことです。
 
というわけで、いったいどんなもの?と思われた方は、記事をお読みいただけるとうれしいです。
 
◆日経トレンディネット 違いがすぐわかる家電コンシェルジュ
ダイソンが次に狙うのはドッグオーナー!犬用ブラシ付きモデルの実力を検証
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20101005/1033260/
 
 

2010年10月06日

オーブンの本質に迫った三菱「石焼厨房」三洋「デリスタ」よ、再び!

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
ツイッター上で、オーブンレンジについて相談を受け、お応えすべく新製品以外のここ数年の製品についても振り返って整理してみたところ、なんとも残念なことがわかり、皆さんにお話したくなりました。
 
今回のご相談というのは…
 
「オーブンレンジが壊れてしまったので買い替えたいのですが、お手入れがしやすくデザインもシンプルでよいものはありますか?」
 
というものでした。昨今のオーブンレンジというのは多種多様な機能がついていて、
 
  • パンを焼きたい
  • 脂肪分や塩分を落としたヘルシー料理がしたい
  • 合わせ技やオートメニュー機能で短時間に料理をしたい
  • 本格的なオーブン料理をしたい
  • スチームを使った蒸し料理もしたい
  • ついているにこしたことはないが、オーブンはたまにしか使わない
 
…など、オーブンでやりたいことや、生活スタイルに応じて選ぶ機種が変わってきます。
 
あらためて、たずねてみると
 
「蒸し料理は蒸籠(せいろ)でするので、スチーム機能は重視しません。肉料理などにオーブンを使いたいのでパワフルなものがいい。オーブン単体ということも視野に入れているけれど、温め機能もないと不便なのでレンジと2台というのも…」
 
とのこと。
 
となると、高火力で立ち上がりもはやいもの、デザイン的にもシンプルで置き場所をとらないもの・・・というあたりがポイントになるのかなと思います。
 
今年に入ってからも、日立からは餃子やチャンチャン焼きもできる「ヘルシーシェフ」、パナソニックからは自家製の冷凍食品の解凍から調理まで一気にできる!合わせ技もばっちりの「三ツ星ビストロ」、ますます使い勝手のよくなった、ヘルシー調理の王道、シャープの「ヘルシオ」、そして、石窯構造でパン作派には魅力的な東芝の「石窯ドーム」など、新製品が続々と出ていますが、“高火力で本格オーブン料理”という視点から見ると、ピンときません。
 
ここ数年、ヘルシオの登場以来、過熱水蒸気によるヘルシー調理への追究が進み、なんとなくオーブンそのものの基本性能を見つめたものがないような…。そんな中で東芝が、「パンを美味しく焼く」ことに注力した点ではある意味オーブンの基本にかえったといえなくもないのですが、やはり肉料理よりは“パン向き”かなという印象を受けます。
 
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でもね、確か2007年の新製品には、高火力とかガスオーブンにも負けない本格オーブンみたいなものがあったはず…
 
そう思って家にあるファイルをめくって調べてみたら、やっぱり!
 
冒頭の画像にあるのが、三菱電機石焼きオーブンレンジ「石焼厨房」RO-EV100。庫内温度340度となる高火力ヒーター、奥には熱を庫内にしっかり伝えるヒーター(つまり熱風循環型のコンベクションオーブン)があり、左右と底面に遠赤効果のある厚さ4ミリの石の壁で“包み焼き”をしてくれます。背面がフラットで30Lタイプなのに奥行が40センチとコンパクト。ピザプレートも付属されています。
 
このオーブンレンジは三菱が業界で初めてオーブン+レンジの一体型の製品をつくってから30周年を記念する、力の入ったものだったのですが、なぜか、その後新製品は発表されていません。ただし、三菱のサイトには紹介されていますし、ネットで調べたところ、今でも在庫限りかとは思いますが、取り扱っているお店があります。価格はだいたい85,000円前後です。
 
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もう1つ、同年に発売された三洋電機「デリスタ」EMO-XS33も、私的にはイチオシの製品です。ジェットヒートエンジンと多層高断熱ボディが生み出す350度の高火力でローストチキンもこんがりと焼き上げる実力。 レンジ加熱にも三洋電機は定評があり、温めがムラなくできるのは、業務用で培った赤外線センサー技術があるから。こちらは33Lの大容量で奥行は46センチですが、背面も左右の側面もすき間なく設置できる省スペース設計。調理後のお手入れ機能も充実しています。
 
でもね、こちらも今は生産終了商品。もしもどこかで在庫を見つけたら、料理好きの方はおすすめのオーブンです。
 
 
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三洋電機からは、その後、「デリスタ」ほどの最高級機種を出すのはやめたようで、そこまでのフルスペックではないものとして、EMO-TS30Cという製品が出されています。ただ、発熱トレーがついていたり、高性能の赤外線センサーがついていたりと、価格とのバランス的にはとてもよいのではないでしょうか。
 
今年、その後継機種、EMO-FS30Dが登場していますが、こちらには発熱プレートが付属されておらず、グリルネットがついています。発熱プレートの場合、ひっくり返さずに裏面にも焦げ目がつくのが特長とか。トーストを焼くのに使ったりするのでなければ、どちらでもあまり変わらないかもしれません。(価格次第?)
 
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今回、相談された方は、電子レンジとの2台持ちはスペース的にもどうか…ということでしたが、オーブン機能に特化するなら、デロンギのコンベクションオーブンEO1900Jという選択もあるかと思います。
 
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熱風対流(コンベクション)調理、高温のオーブン調理、焼き魚やグラタンに向くグリル調理、煮込みにも向くスローベーク調理(下火のみで調理)、解凍…の5つの調理機能がついていて、ピザストーンも付属。深さ4センチの深型トレイと、浅型トレイの2種類あるのも便利。庫内はエナメル加工されています。
 
希望小売価格は28800円ですが、2万円程度で買えるところもあるようなので、置き場所さえあれば、こちらのコンベクションオーブンと、温め専用の電子レンジを買うのも1つの方法かなと思います。
 
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というわけで、あらためて確認してみてびっくりしたのが、オーブンレンジに求められる機能の変遷というか、日本ならではの多機能ぶりというか・・・
 
それにしても「石焼厨房」「デリスタ」が発表されたのが共に、2007年。その後、三菱はオーブンレンジから撤退か?と言われ、三洋電機はスペックを落としたものに方向転換、そして、来年3月のパナソニックへの吸収。本質にせまった家電は見向きをされないのが日本なのでしょうか?(でも、石焼厨房は今でも人気が高い様子)
 
いつか、ガスに負けない高火力のオーブンという、本質に戻るような気がしないのでもないのですが。「石焼厨房」「デリスタ」カムバック!と願う私です。
 
 
 
 
 
 

2010年10月05日

海外メーカーの“脱常識”白物家電―日経トレンディネットの寄稿記事

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
1か月ぶりに日経トレンディネットに寄稿しました。8月末〜9月中旬、ティファール、エレクトロラックス、デロンギ、ハイアールと海外家電メーカーの発表会、内覧会などが相次いでいて、その動きがこれまでになく力が入っているように感じられ、これらの4社の動向をまとめてみました。
 
白物家電という意味では、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機などを手掛けているハイアールが、今回「ふとん ラクラク ドラム」というネーミングの超大型ドラム式洗濯乾燥機を発表したことや、エレクトロラックスが超静音&排気のきれいな紙パック式クリーナーを発売したことが注目されます。
 
でも、記事にも書いたように、それだけではなくて、ハイアールのシングル向け家電の充実ぶりや、雑誌「Mart」で特集が組まれるほどの冷凍庫の豊富さ、洗濯容量12kgの二槽式洗濯機など、国内メーカーが手薄にしている分野への注力に、目をそらしていてはいけないのではないかなあと思います。
 
トレンディネットの記事には、個々の製品の「ここがすごい!」という点については、写真につけたキャプションを参考にしてくださればと思います。デジイチを持っておらず、購入してから3年目になる「キヤノン・パワーショット590IS」でひたすら撮影してきたものの中から抜粋してご紹介していますので、画像にもご注目くださいませ。
 
◆日経トレンディネット
海外メーカーの“脱常識”白物家電が本格上陸!超大型洗濯機、スリム冷凍庫…
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20101004/1033249/
 
 
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↑ ハイアールの展示会の様子です。