こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
前回の記事で晋遊舎「MONOQLO」の編集者と一緒にハイアールの全自動洗濯機を実際に使ってみたことをお話しました。「MONOQLO1月号」の監修記事にもざっと説明はされているのですが、ここであらためて私なりの感想などをお伝えしたいと思います。
洗濯機の全体像を撮ってきていないので、わかりづらいかもしれませんが、とてもコンパクトで背も低く、設置場所の関係で蛇口の位置が低いところに付けられていて、普通の洗濯機では置けない…という場合でも大丈夫。本体の質感なども決してチープな感じではなくて「なかなかいいじゃない」と思えるつくりです。
ワイシャツ2枚を洗ってみる…という実験をしたのが上の画像です。19800円(&ポイント10%)で購入したというのに、洗濯槽はステンレス槽だし、手前と向こう側の2か所に糸くずネットがついていて、至れり尽くせり。
ただ、心配だったのが、洗いや脱水時の「音」や「振動」はどうなのかということ。でも、立ち会った編集者、カメラマン氏、私の3人ともに「静かだと思う。少なくともうるさいとはいえない」という点で意見が一致しました。カメラマン氏は「どう考えても、うちのより静か!」と叫んだくらいです。
コースも、以前にもお話したように、「お急ぎ(10分)」や「つけおき」のほか、軽い汚れで生地を傷めずに洗いたいとき用の「ソフト」、中性洗剤使用のおしゃれ着洗い用の「ドライ」など、充実しています。
洗濯中には、上の写真のように終了までの「残り時間」が示されるのも、とても便利。予約も2時間後〜24時間後まで、1時間単位で設定できます。わが家で使っている6キロタイプの全自動洗濯機では、残り時間は表示されませんし、予約も6時間後と9時間後のみ。使う人の気持ちに寄り添ったつくりになっているなあというのが正直な感想でした。
最後に取扱説明書もチェックしてみましょう。見開き2ページを使ってそれぞれのボタンの説明が書かれていて、わかりやすく、“読む気にさせる”取説です。
おもしろいなあと思ったのが「上手なお洗濯」のページで、『洗濯液を2度使う方法』が説明されていたこと(画像をクリックすると大きくなるのでぜひ読んでみてください)。
ひたすらほめちぎってしまった感がありますが、日本のメーカーさんは、高機能&高価格のものには力を入れているけれど、単価の安いものへの気配りには欠けていて残念だなと、常々感じていたので、思わず絶賛してしまったのでした。
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9月に取材した際にハイアール・ジャパンの担当者の方が「ハイアールが安い製品を提供できるのは、中国に工場を持っているたくさんの部品メーカーの中から『これは!』というものを厳選して集められるからです。OEMが悪いとは思えないし、OEMだからこそこれだけの品質基準のものを、顧客のニーズに応じた形で製品に仕上げられるのです」とおっしゃっていたのが印象に残っています。
中国の家電なんて…という前に、国内メーカーさんの製品の幅広いランクでのブラッシュアップを期待します。