2010年12月29日

薄型テレビに買い替えたら声が聴き取りにくいと感じている人に。

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

エコポイントのこともあり、この秋〜冬にテレビを買い替えた(&買い増しした)方も多いかと思います。でも、大きな画面、きれいな画質には満足しつつも、「何だか音質がよくない」「ドラマなどで人の話す声が聴き取りにくい」…そんなふうに感じている人はいませんか?

実は私自身も、そのことを感じていて、どうしてもテレビのボリュームを上げてしまいがちだったりしていました。また、私の周りでも同様に感じてる人が多いようで、「ブラウン管のテレビの時にはこんなことはなかったのに、残念」という声をよく聞きます。

実際のところ、メーカーさんに話を聞いてみても、薄型になり、画面を大きくしてスタイリッシュなデザインが求められていくにつれて、スピーカーの位置が従来の左右から下に変化して、音質も低下してしまったというのが現状のよう。もちろん、最近は音質を重視したタイプのものも出てきているようですが、ブラウン管テレビのようなわけにはいかないようです。

そのため、薄型テレビ+スピーカーなどのオーディオシステムとの組み合わせで、映画館のような臨場感のあふれる音質を実現させたり…ということが推奨されているようですが、そこまで音質にこだわりたいのではなくて、「声がはっきり聴き取れるだけでいい」のであれば、冒頭の画像のような小型のワイヤレス・スピーカーがあると便利です。

私自身は、こうした音響機器に詳しくないのですが、ちょっと調べてみたら、オーディオテクニカの「ワイヤレススピーカーシステム」AT-SP770TVという製品は、「はっきり音機能」というのもついていて、購入した人の評判もよかったです。

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それと、先日、炊飯器の取材をした際に、テレビの音声のことをついでに質問してみたところ三菱電機の液晶テレビ「REAL」BHR400には、人の声の音域レベルを上げてすっきりと聴き取りやすくする「声ハッキリ」モードというのがあるのですね。

ドラマやニュースの声をはっきり聞きたいという人には、こうした機能があるとうれしいのではと思いました。他のメーカーさんのテレビについては細かく調べてみませんが、お手持ちのテレビの「音声モード」機能をちょっとチェックすると聴き取りやすくなるモードがあるかもしれませんので、一度確認してみてはと思います。

また、これから薄型テレビの購入を考えている方は、画質だけでなく音声についても気にしてみるといいのではと思います。

2010年12月28日

MONOQLO2月号「プロ御用達防寒良品」

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

すでに発売中の晋遊舎発行「MONOQLO」2月号、「プロ御用達・暖房良品」の特集の中で、おすすめの暖房家電などをピックアップさせていただきました。

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ここ1〜2年、その傾向が顕著になっている“パーソナル暖房”がキーワード。この秋〜冬にかけても、いろいろなメディアにパーソナル暖房のことをお話させていただきましたが、今回の私としてのイチオシは、わが家でも愛用しているフカダックの「ミニエコヒーター」。

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上の写真の右ページ、左下に掲載されているものです。幅89ミリ×奥行110ミリ×高さ125ミリと、手のひらに乗る世界最小クラスの温風ヒーターで消費電力はわずか200W。

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これが、実物になります。パソコンを使用している際に指先だけが冷たくかじかんでしまうことがありますが、これをデスクの隅に置いておくと手元が暖かくなって助かります。そのほか、わが家では寒がりの黒ラブ・大和のために、寝る前にこのヒーターをハウスの布団のほうに向けて温風を送って布団を温めてあげたりしています。

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操作ボタンは、送風(夏向き?)と、温風の2つのみ。異常過熱防止機能や転倒時自動電源オフ機能もついているので、安心です(家人は、「これにタイマーがついていたら言うことなし!」と言っていました)。

そのほかにも、いろいろとピックアップしておすすめしたものが掲載されていますので、興味のある方は手にとってご覧くださいませ。

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2010年12月24日

三菱「3代目蒸気レスIH」には究極の美味しさを追究した隠しモードあり!

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

先週、三菱電機の人気炊飯器「蒸気レスIH」の新製品が発表されました。2011年2月1日に発売される蒸気レスIHは、初代から数えると3代目になる、ロングセラー炊飯器。蒸気が出ないので置き場所を選ばないことや安全性の高さ、スタイリッシュなデザインに加え、連続大沸騰を維持して甘みのある理想的なごはんを炊き上げることを実現した蒸気レスIHですが、2代目では内釜にあの「本炭釜」を採用したタイプも加わり、時間を掛けてさらに美味しさを引き出す「匠芳潤炊き」モードを搭載、ラインナップが増えて選ぶ楽しみが増えました。

3代目では、どこが変わったのかというと、本筋に変更はなく「誰にでも使いやすく」という点を強化しているのが特徴です。

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炊飯器の天面にある液晶パネルの文字の高さと液晶面積を1.3倍にし、暗いところでも楽に読めるような表示になっています。

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こちらは2代目(現況)モデルの蒸気レスIH。

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そして、これが3代目の蒸気レスIHの操作パネル部分。確かに液晶が大きくなっていますし、「音声ナビ」ボタンもついていて、「炊飯」ボタンもオレンジがかった黄色でよく目立ちます。

「音声ナビ」がついたことで、メニュー設定や予約時間などによって確認できるようになり、間違えて設定してしまって「しまった!」ということがなくなりました。蒸気が出ない安全性の高さから、目の不自由な方たちにも愛用されているという蒸気レスIHですが、耳で確認できるというのは、操作状況が確認できて、目の不自由な方はもちろんのこと、すべての人に便利な機能だと思います。慌てて操作していて、ボタンを1回多く押しすぎて設定を間違えてしまっていた…なんていうことはよくありますものね。

とはいえ、「毎回毎回、音声でナビしてくれるのは鬱陶しい」と思う人もいることでしょう。そうした人には、音声ナビをやめることもできますのでご安心を。

でも、蒸気レスIHの場合、蒸気を水に変えるための「水冷タンク」に水を入れて使うのがポイントになりますが、水を入れ忘れてスイッチを入れようとした場合には、音声ナビをオフにしておい時でも、「タンクがないか水が多すぎます」などのような注意喚起の音声だけはなくならずに、きちんと教えてくれるようになっています(もちろん、画面にも表示されます)。

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そしてもう一つ。リリースにも記載されていないし、パンフレットにも現段階では記載しない予定だという「隠しモード」があるので、ここでこっそりご紹介したいと思います。

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それは、上の画面にある「合ピタ」機能。うまみと甘みを最大限に引き出すという「匠芳潤炊き」コースボタンを二度押しすると、この「合ピタ」設定表示が出るようになっていて、その後で、自分が炊くごはんの量に合わせて1合〜5.5合まで0.5合刻みで設定でき、究極の美味しさが実現できる仕組みになっています。

「5.5合炊きの炊飯器で1合などの少量のごはんを炊いても、今一つ美味しさに欠けるから、やっぱり3号くらい炊かないとね」なんて思って
いる人が多いと思うのですが、これってまんざら間違いでもないんですよね。

今の炊飯器はどのメーカーさんのものも温度上昇などの検出手段がついていて、それによって炊飯するお米の量を推測し、炊飯時間や炊き方をコントロールしているわけですが、それが生きてくるのは吸水過程以降、一気に加熱していく「立ち上げ」工程以降のこと。今回、「隠しモード」として搭載された「合ピタ」機能は、合数を設定するというひと手間がかかってしまうけれど、吸水という最初の段階から合数に応じて細かく制御して理想の炊飯を実現できるようにした、究極のモードなんですね。

誰も皆、研いだお米をセットして、コースや炊き方を設定すれば、合数に応じたおいしいごはんが炊けると思っているかもしれないけれど、「ごはんを炊く量」まで、炊飯器に入力することで、その先のおいしさがあるというわけ。

……「でも、どうして隠しモードなんかにするんですか? リリースに載せたり、パンフレットに載せたりして、もっと大々的にみんなに教えてあげたほうがいいじゃないですか」と私が質問したら、「三菱の炊飯器はそんな面倒なことをしないとおいしいご飯が炊けないのか」とマイナスに思ってしまう人もいるからですよ」と。

ということで、三菱では「買った人だけにわかる“隠しモード”にして、設定にひと手間かけてもさらにおいしく!ということに納得した人だけに使ってもらおうと決めたのだとか。

ちなみに、三洋電機の「おどり炊き」にも「量ピタ」機能というのがあって、合数に応じて炊き上げ時のかき混ぜ回数を変えたり、保温温度を変えたりしますが、これも炊き上げの初期の工程には反映されていないようです。



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だれにでも使いやすく…ということを前面に押し出している三菱の家電群だからこそ、こうしたこだわりの機能はひっそりと隠しておきたいのかもしれないけれど、「なんでもおまかせ」の時代の今、きちんと納得してその良さが伝われば「大ファン」になる人も多いのではとも思います。

さて、この隠しモードの「合ピタ」、来年2月1日発売以降、どんなふうに使われるのか気になるところです。


2010年12月14日

象印の「みまもりほっとライン・i-POT」を知っていますか?

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

先日、知人に「一人暮らしをしている母親にもしものことがあったら心配なので、暮らしの様子を見守ってくれる電気ポットを買いたいと思って。確か、象印かどこかで出していたと思うけれど、デパートで聞いてみても、そういうポットがあることも知らないというし、家電量販店の売り場を見てみても、並んでいないみたいだし…。もう、あの電気ポットはなくなったの?」と尋ねられました。

扱いを中止したという話は聞いていないけれど、そういえば最近、テレビCMでも見かけなく成ってしまったなあと思って、調べてみました。

知人が探している電気ポットの名は、象印の「みまもりほっとライン・i-POT」というもので、これはリース制になっているのですね。象印の専用電話へ直接申し込む(もしくはネットで申込用紙を申請する)ようになっているようです。

「みまもりほっとライン」の電気ポットのことをご存じない方のために、その仕組み簡単に説明すると…


1.リースされた電気ポットを“みまもりたい人”(=一人暮らしをしている高齢の親など)のところに設置。
2.ポットには無線通信機が内蔵されているので、普通にお湯を沸かすようにポットの電源を入れればOK。
3.電源オン、湯沸かし、保温などの使用状況を離れた家族に1日2回メールで通知。
4.もしも、急にお年寄りがお出かけする際には「お出かけ」ボタンを押すことで「不在」も分かる仕組みに。

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定期配信されるメールのほかにも、「メールリクエスト機能」や「パソコンからのチェック機能」などもついています。お茶を飲む…などの毎日の暮らしに必要とされる「電気ポット」の使用状況で、「元気にいつもどおり暮らしているらしい」という様子が遠方からも把握できるのがこのポットのポイントです。

昨今は、年配の人でも携帯電話やメール機能を使いこなしている人が増えてきているので、このポットが開発された当時とは状況が変わっているかもしれませんが、「電話をかける」「メールのやりとりをする」などのアクションを起こさなくとも、陰ながら見守ることができるこのポットは、まだまだ必要としている人が多いのではないでしょうか。

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これが、メールでの通知の一例です。

気になるリース料金ですが、契約料=5250円、利用料=毎月3150円で、6か月以内に解約すると解約手数料がかかるようです。リースとはいっても、ポットは新品を貸与。来年3月31日までは1か月おためしキャンペーンも実施しているようなので、「そんなポットがあるのなら、試してみよう」と思われた方はぜひ。

◆象印「みまもりほっとライン」 http://www.mimamori.net/index.html

 電話(フリーダイヤル) 0120-950-555
 携帯・PHSの方は 0120-145-770
 ※フリーダイヤルがお使いになれない場合 06−6356−2517
 【受付時間】9:00〜17:00 月〜金曜日(祝日、弊社休業日は除く) 

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2010年12月07日

日立の冷蔵庫のこと、その2

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

昨日に引き続き、日立の冷蔵庫の新製品についてお話します。保存性に優れるだけでなく、真空調理で料理の時短にも役立つ「真空チルドルーム」が1.5倍になったのはご紹介済みですが、そのほかの使いやすさについて、ピックアップしてみますね。

冒頭の写真は、一昨年モデルから搭載済みの「下がって届くん棚」。昨今の冷蔵庫は“省スペースで大容量”ということもあって、背が高くなっています。そのため、最上段のものが取りにくいのが難点で、普段あまり使わないものを最上段に置いている人も多いと思います。そんな最上段のものを楽に取り出せるように考えられたのが、「下がって届くん棚」。手前のバーを引っ張ると、棚が斜めに下がってきて、奥のものも楽に取り出せますし、バーがあるので、そこで食品が止まるため、下に落ちてしまう心配もありません。

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そのほか、新製品にはこんなチューブスタンドも付属して、小物の整理がさらに便利になりました。

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卵も扉部分に収納できるほか、こんな卵ケースがついていて、取り出しやすくなっています。

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日立の冷蔵庫の新製品の特徴はもう一つ。置き場所の幅が狭い家庭にも置けるようにと、幅62センチのスリムタイプの冷蔵庫を501Lと470Lの2つラインナップさせ、470Lのほうは、背も低い「スリム&ロータイプ」に。どちらも真空チルドルームを備えています。

真空チルドルーム付きの冷蔵庫のバリエーションが増えたこと、使い勝手や省エネ性をさらに高めたことが、今年の日立の冷蔵庫の特徴かなと思います。

これで、野菜室が真ん中だったら言うことなしなんですけれどね(私の主観ですみません)。



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2010年12月06日

容量が1.5倍になって“使える”大きさになった日立の「真空チルドルーム」

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

11月末日をもって、付与されるエコポイントが半減されてしまいましたが、元々、冷蔵庫やエアコンはそんなにポイント数が高くなかったので、年末商戦に向けて家電量販店での値引き額がアップされれば、減額分のエコポイントは相殺されてしまうはず。なので、そろそろ冷蔵庫を買い替えたいと考えている方は、ここでじっくり選んで、良い買い物をしてほしいなと思います。

ということで、2010年秋に冷蔵庫の新製品が各社から発表されましたが、なかなかご紹介しきれていなかったので、しばらく冷蔵庫シリーズをお届けしようかなと思っています。

第1弾は、日立の「フロストリサイクル冷却 真空チルドワイド」。

日立の冷凍冷蔵庫といえば“真空チルド”という言葉が思い浮かぶくらいおなじみになりましたが、これまではどうも小さくて使いづらい…というのが正直なところでした。昨年からは「氷温」と「チルド」というように温度帯が選べるようになり、肉や魚中心で使う場合と、野菜などを保存する場合で使い分けができるようになったのですが、内容量の小ささが残念だったのです。

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それが、新製品では容量が1.5倍になり、サンマ1匹を横にして入れても大丈夫な間口になりました。冷凍せずに、できるだけ新鮮さを保って保存しておきたいというものを、たっぷり入れられるようになったのは、本当にうれしいです。

真空状態を保つためには、ケース上面の耐圧強度を保つことが重要になるわけですが、ケースの上面をドーム形状にすることで強度のアップを図り、念願だった“内容量のアップ(&横幅の広さの確保)”が可能となったのだそうです。

広くなった真空チルドルームでは、プロの厨房でも活用されている“真空調理”もOK。真空による浸透効果を利用して、唐揚げなどの下味も短時間ですむほか、浅漬けや酢漬けなども味がしみ込みやすくなっておいしくできます。

これで、野菜室が真ん中なが言うことなしなのですが、残念ながら日立は2005年から「真ん中冷凍室」を採用。今回の製品でもそれを引き継いでいます。

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1996年〜2004年の間は、中段を野菜室としていた時代もあったのに、やっぱり「使いやすさ<省エネ」の時代なのですね。

そのほかの使い勝手の便利さなどについては、次の記事でご紹介します。
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2010年12月03日

「家電批評」1月号―私のベストバイ生活家電-

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

今日、発売の晋遊舎「家電批評」1月号に取材協力させていただきました。実際に家で使っている家電でおすすめのものを紹介するというページで、わが家に取材チームがやってきて、撮影しています。

巻頭は、この雑誌の創刊当時から監修をしている戸井田さんが愛用している家電たち。かなりページ数を割いて紹介されていますが、ルンバ以外は私の愛用しているものとは違いました。そのあたりが、「あなたにとってのベストバイ」と「私にとってのベストバイ」は違う…と、常々言っていることの表れなのかなあと思っています。でも、とても参考になるので、ぜひ。

わが家で愛用の家電のうち、誌面に取り上げられているのは…

★富士通ゼネラル 加湿脱臭機「PLAZION」DAS-303W
愛犬・大和(やまと)と一緒に誌面に登場! この撮影は見慣れないカメラマンさんたちに大和が吼えてしまって大騒ぎでしたが、なんとか無事終了。私の笑顔が思いっきり引きつっているのは、大和をなだめるのにヘトヘトだったからです(苦笑)。

★三菱電機 除湿乾燥機「部屋干しムーブアイ」MJ-100EX
リビングでいつもタオルなどを干して使っている様子を撮影しています。

★エレクトロラックス エルゴラピードプラス
これは、私がライターさんに話をしている間に、リビングの電気カーペット(前にご紹介したもの)で、編集者の方が実演しtw撮影。誌面に写っている足元は、私ではありません(どうでもいいのですけれど)。

★ルルド マッサージクッション
中面の記事のほか、私が抱えて話しているところが、コーナーの表紙部分に載っています。

すでに、この「Sallyの家電研究室」などもで、その良さをご紹介したものばかりですね。

誌面にはあまり写っていないけれど、取材のために家族で大掃除をしてくれたことに感謝しています。…ということで、詳しくご覧になりたい方は書店でお求めください。

※そのほか、エアコン部門のムーブアイZWシリーズの「リモコン」のよさ、P115〜の「お掃除家電」でも取材協力させていただきました。


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2010年12月02日

自動掃除機ルンバの新CMと歴代のルンバたちのこと。

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

上の写真は、わが家で活躍中のルンバ530。仕事柄、たくさんの掃除機(サイクロン、紙パック、コードレス、ハンディタイプなど)があるのですが、放っておいても健気に掃除をしてくれるルンバは家族の一員のようです。

こんな自動掃除機ルンバの新CMが先月末からテレビで放映されるようになりました。

このCMの詳細と、マーケティングの観点から見たルンバについては、昨日「INSIGHT NOW!」に寄稿しましたので、興味のある方はお読みいただければと思います。

◆INSIGHT NOW!
 
「お掃除するのは、ルンバの仕事。〇〇するのはあなたの仕事」
http://www.insightnow.jp/article/6084

上の記事でも少しふれましたが、10月にルンバの開発・製造元である米国のアイロボット社のCEO、コリン・アングル氏が会社創立20周年を記念して来日し、ルンバのことやロボットのこれからについて会見しました。私も外国人記者クラブで行われた会見に出席させていただいたのですが、会場には歴代のルンバや、アイロボット社がアメリカで販売しているルンバ以外のロボットが展示されていたので、それについてご紹介したいと思います。

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これは、雨どい掃除ロボットの「Looj(ルージ)」。高くて危険なところにある雨どいの掃除をおまかせでやってくれるというものです。雨どいの溝に置いてスイッチを押せば、落ち葉やほこり、泥などをかき出してくれるのだそう。ただし、日本で発売の予定はないとのこと。

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こちらも日本での発売予定はないそうなのですが、プール洗浄ロボット「Verro(ベロ)」。自動でプールの壁面や水面を移動しながら水を吸い込んで、水の中の落ち葉などをろ過&除去できるロボットとのこと。ブラシを内蔵しているので、床を磨きながらプールを隅々まで丁寧に掃除してくれる働き者です。「プール掃除」というと、日本だとどうしても学校やホテルやとしまえんのプールのような屋外のプール施設を思い浮べてしまいますが、米国ではプール付きの家というのが多いので、こういうプール洗浄ロボットの需要が高いのでしょうね。

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これは日本で発売された初代のルンバ。まだ「お掃除ロボット・ルンバ」と呼ばれていたころですね。話題にはなりましたが、懐疑的に思う人も多かったようでおもちゃ扱いしていた人も。

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2003年発売の「ルンバ・プロエリート」。初代ルンバのバージョンアップ版でしょうか。

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2004年のルンバディスカバリー、ルンバスケジューラーになると、「ああ、あれね!」と思い出せますね。

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そして、これが一番人気のルンバ537。スタンダードモデルのこのタイプのほか、エントリーモデルの527、ハイグレードモデルの577なども発売されています。

実は、わが家で使っているのは、現在販売されている537の原型ともいえる530。デザインがほとんど同じですが、リモコンがついていなかったり、エッジクリーニングブラシのブラシの本数が現在のは3本なのに、わが家の当初のものは6本・・・など少し違っている点があります。

エッジクリーニングブラシというのは、部屋の中を移動して掃除をする際に回転して部屋の隅や端のホコリをかき集めてくれる部分。6本のやつは、あっという間に2〜3本欠けてしまって、サービスセンターに電話したら無償で新しいのを送ってくれた経緯があります。ブラシが多ければそれだけきれいになるというものでもなく、弾力性に富んだもので丈夫なブラシが3本しっかりついていれば十分ということで、改良されたのではと推測しています。

昨日、懇意にしているデザイナーさんとのやりとりで、「この冬は旅行に行く予定がないので、ルンバと加湿器を買う予定です!」という言葉が飛び出し、ルンバの人気を再確認しました。「出かけているときに掃除をしてもらう」という人もいるようですが、私は「ルンバが掃除をしてくれるのを見ながら他の家事をする」のが好きです。「おー、よく働いているねぇ。ありがとう!」という気持ちになれるから。ルンバは決して完璧な掃除機だとは思わないけれど(音もそれなりにしますしね)、手を煩わせないで、家事をしてくれるという意味で画期的なもの。

そういえば、アイロボット社のCEOのコリン氏は、「これから作るべきは、介護を手助けするロボット」だと言っていました。どんな形の何をしてくれるものになるのでしょう? その登場が待たれますね。






posted by sally at 12:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 掃除機のこと