
こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
先日お世話になった某テレビ番組のディレクターさんと、打ち合わせの後で雑談をしていたところ、「私、日立の冷凍冷蔵庫を昨年買って使っているんですけど、使い勝手もいいし、省エネ性も高いし、いいですよね」とのこと。「昨年発売のモデルから、真空チルドルームも大きくなってさらに使い道が広がったし、良い買い物をしたのでは?」と私が答えたところ…
「いえ、真空チルドはいいって聞いているんですけど、真空にするのに電気代がかかりそうだし、普通の冷蔵室も大きいし、冷凍室も充実しているので、これまでに4回くらいしか使っていないんです。だから、ほとんどいつも空っぽの状態」
という衝撃的な答えが返ってきて、私は絶句してしまいました。
日立の冷蔵庫を買ったのに、真空チルドルームを活用していないなんて、あまりにもったいない話です。
「真空にするための電気代なんてそんなにかからないはずだし、肉でも魚でもお茶でも野菜でもどんどん入れて活用してみては? 温度帯を『氷温』と『普通のチルド』に切り替えられるはずだから、肉や魚なら『氷温』、野菜サラダみたいなものなら『普通のチルド』に切り替えて使えば、さらに鮮度が保てて、おいしく長持ちするはず」
と、私がアドバイスしたところ、かなり驚いていた様子。さらに「真空にすることで、唐揚げなどのときも下味が短時間でつくし、浅漬けみたいなものも手早くできて料理にも活用できる」ことも話すと
「え?全然知りませんでした!」と、ディレクターさん。
------
せっかくいい機能があるのに、使っていないなんてもったいなさすぎる!…とショックを受け、もしや「真空チルドルームを使うと、電気代がかかる」なんて誤解している人がいるのでは?と気になっていたのですが、今日、日立さんのクリーナーの新製品発表会があったので、この件について質問をしてみました。
担当者の方も、「『真空チルドルーム』を使う際に必要な新たなエネルギーといえば、真空のためのポンプを動かすためだけなので、あまりに微量の消費電力しかかかっておらず、あらためて公表するほどではないですよ。毎日、便利に使ってほしいのに」とかなりショックを受けた様子でした。それで、「もしもわかりやすい数字がわかったら、教えてくださいね。みんなが安心して使えるために」とお願いして、発表会の会場を後にしたのでした。
でね、つい先ほど、連絡があって、こんな回答をいただきました。
「真空チルドルームを1日10回使用(開け閉め)したとして、年間にかかる消費電力量は1kWh未満。つまり、電気代に換算して22円もかからないということです。」
ほらね、やっぱりね。0.8気圧を保つための、真空ポンプを使うための電気代なんて、ほんのわずかなものなんですもの。食材を無駄にしないでおいしく食べるためにも、どんどん活用したほうがいいですよ。私が先日、聞いた話は特別だったのかもしれないけれど、これから購入すしたいと考えている人のためにも、このことがはっきりとわかってよかったなと思います。節電の折、電気代を気にしていた方がいたとしたら、どうかご安心を!
