2011年08月29日

本体を持って楽々おそうじ!超軽量サイクロン「トルネオミニ」は使いやすさの工夫いろいろ

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと神原サリーです。

秋は家電の新製品の発売ラッシュ。今日は9月1日に発売される東芝のサイクロンクリーナーの取材をしてきました。フラグシップモデルの「トルネオ」(写真右)も魅力的ではありますが、私が心を惹かれたのは、わずか2.5キログラムという軽量・コンパクトな「トルネオミニ」(写真左)。

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軽量なため、本体を引き回しながら進むよりも、こうして手で持ち歩きながら掃除できてしまいます。で、今回、「ここがいいなあ」と思ったのは、持ち手(取っ手)が本体とホース部分の2か所についていることなんです。

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ほらね?わかります? 普通は本体そのものの取っ手しかないのに、ホースのつなぎ目のところにも取っ手がついていて、それがとても持ちやすいんですよね。バランスがいい。

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こうして上から見てみると、ちょっと不思議な形にはなるのですが、よく考えたなあと思います。

昨年、一番軽いモデルで3.9キログラムだったのを、「軽くて吸引力もしっかりとしたサイクロンクリーナーが欲しい」という要望にこたえるべく、モーター部の軽量化、コードリール部の軽量化、樹脂部の軽量化を図りつつ、掃除をする際にベストバランスとなる2.5キログラムにまで軽くすることができたのだとのこと。

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コードリール部の軽量化のために、コードを細くし、かつ平たい形にしています。さらに熱がこもってしまうことを避けるために、巻きあげ部分のところに穴をあけ、温度を下げながら軽量化に。

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こちらは、心臓部ともいえるモーター部分。これまでのものと比べてぐんと小さくなっています。

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そしてもう一つ、私のお気に入りは本体の上部についている「手動クリーニング」用のダイヤル。ここを回すだけでプリーツフィルターの汚れを落とすことができる優れモノ。フラグシップモデルは、静音性をアピールしているのに、掃除が終わるとものすごい音でフィルター掃除を始めるのでどきっとしてしまいます。何でも自動にすることが優れているのではなく、手動にすることの良さもあるのではないかなあと思うのですが・・・。

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そのほか、10月に発売となるロボット式クリーナー「スマーボ」も取材してきましたが、これはまた後ほど!

これから、ダイソンDC36の記者発表会に行ってきます〜


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2011年08月25日

AQUOS第2章〜“一枚のテレビ”へ

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと神原サリーです。

久しぶりにシャープのAQUOSの新製品発表会に出席してきました。前に出席したのは「3原色から4原色へ」という『クアトロン』のときですから、1年と少し経ちますね。テレビは年に4回新しいモデルが発表されたりするので、変化が激しいようにも思うし、マイナーチェンジであんまりおもしろくないなあと思うときもあったりしますが、今日の発表会は、まるでファッションショーのようでびっくりしました。

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記者たちの間を生成りで統一した衣装を身に付けたモデルさんたちが、音楽に合わせて軽やかに歩いていきます。

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どうしてこんな演出にしたのでしょう? それは、これまでよりも重さ(質量)を約30%〜50%と少なくしたから。つまり、軽量&薄型ということ。しかも、チューナー部からワイヤレス送信できるので、アンテナコードを気にしないで使えるんですよね(ただし、今回のように電源なしで自由に持ち運ぶのは実際には無理です。演出時には非売品の外付けバッテリーを使っているので、家庭で使用する際には、ACアダプタで電気の供給を受けないと使えない仕組みです)。

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今回、発売されるモデルは先ほどもお話したように、とにかく軽量・薄型というのがポイント。しかもアンテナのない部屋・場所でも使えるということで「フリースタイルAQUOS」というネーミングにしています。シャープでは、今回発表されたモデルを「AQUOS第2章」と位置付けているようですが「まるで“1枚のテレビ”」という言葉が、私の心の強く残りました。


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登壇して新製品のコンセプトについて語ったのは、元々ヘルシオなどのデザインにも深くかかわっていて、数年前に「日経WOMAN」のウーマン・オブ・ザ・イヤーにも選出されたことのある岡田圭子氏。私も何回かお話させていただいたことがありますが、物腰がやわらかく、それでいてとても鋭いものの見方をされる才媛です。

現在は、執行役員 オンリーワン商品・デザイン本部長兼ブランド戦略推進本部長 という肩書ですから、すごいなあと思います。そんな岡田氏が語る、フリースタイルAQUOSの新しい使い方提案とは・・・

◆キャリングフリー

たとえば、20インチのフリースタイルAQUOSなら、わずか2.5キログラムという軽さなので、キッチンに持ち運んで料理をしながら見るなど、女性でも軽々持ち運びをして好きな場所で見られます。アンテナはなくても、電源さえあれば・・・という手軽さということですね。

◆レイアウトフリー

32・40インチのフリースタイルAQUOSを見る場合も、座る位置などによって、自由に角度を変えて見たり、ヨガをする際には床にそのまま置いて、お手本のポーズを見ながら楽しんだり。

◆スペースフリー

壁掛け用スリム金具が用意されているので、60インチの大型テレビをリビングの壁にぴたりとつけて設置できます。60インチでも約21キログラムということなので、以前よりも壁の強度などを気にする必要がなくなったのかなと思います、。

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これは、金具を使って、自由に向きを変えて見られるようにしたもの。

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こちらが壁ピタ設置。

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32・40型で最薄部が2.7センチ、壁からの画面表面までの距離は4.0センチ。60型だと、もっと薄型です。

どうしてここまで薄くできたのかというとキャビネットや液晶パネル、各種部材との一体構造設計を可能にしたからとのこと。

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これが、今までのAQUOS。

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そしてこれが今回のAQUOS。確かに部品の数が少なくなっていて“一体構造”であることがわかります。



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リモコンの形も楕円でおしゃれ。思ったよりもボタンの数が少なくてびっくりしました。

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そして、こちらがチューナー部。ある意味、これこそがテレビの元締めですね。

32型(11万円)、40型(15万円)は、9月15日発売。20型(8万円)と60型(38万円)は10月28日に発売されます。


2011年08月22日

【週刊朝日掲載】目からウロコの節約術〜家電編〜

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと神原サリーです。

今日、すでに駅の売店では発売されている(書店等では明日発売)の週刊朝日9/2号にて、「目からウロコの節約術」という特集が組まれています。食費、家電、カード、保険、航空券、ホテル、見学(社会科見学)の7つの分野において、“7人の賢者”が指南する・・・というもの。

恐れ多くも賢者の仲間に入れていただき、家電分野でお話をさせていただいたものが、記事になっています。吉川さんという女性のライターさんが取材に来られたのですが、とても聞き上手な方で話が弾んで本当に多岐にわたって話してしまいました。ライターとして長く仕事をしていたからわかるのですが、長時間話を聞いた中からエッセンスを紹介するのは手間のかかること。

なので、あれこれと話してしまったことを申し訳なく思っていたのですが、「楽しくお話をうかがうと、それだけたくさんの要素からまとめられるし、楽しいんです」と吉川さん。私も、今でも家電の取材をする際に、人との出会いやお話を聞くことをとても楽しみにしているので、そんな吉川さんの一言がとてもうれしかったのでした。

そんな取材から生まれた記事は、とてもわかりやすくて、皆さんにもぜひ読んでほしい!と思っています。他の6人の賢者の方々のお話も「なるほど!」と勉強になります。

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※ジャニーズ(嵐)の桜井翔くんの写真、ちょうど蛍光灯の反射で消されてよかった。これなら肖像権も問題もOKですよね?



2011年08月20日

家電の買い替え、新製品と型落ちどちらがいい?

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと神原サリーです。

先週、8月11日付の読売新聞の家庭欄に「家電の買い替え 旧型モデルもお薦め」という記事が掲載されましたが、この記事に取材協力しています。

ここ4〜5年の間に、エアコンや冷蔵庫の省エネ性能は劇的に進化してきて、消費電力量削減については“乾いたぞうきんをさらに絞るような努力をしている”のが現状となっています。なので、新製品に取り入れられた新しい機能やデザインにこだわらないのなら、旧型モデル(=型落ち)を購入したほうがぐんとお得ということも多いのです。

そういう意味では、以前にも何回か書いているように、家電を買い替える時期がポイントになります。つまり、新製品が出るタイミングであれば、旧型モデルは在庫処分ということになり、一気に価格が下がることも多いですし、1年の間には発売当初と比べてじわりじわりと価格が下がっているものです。

購入を検討している家電がある場合、新製品がリリースされたタイミングで旧型モデルに着目し、その違いをじっくり検証。「新製品に心響くポイントがあまりないな」と判断した場合は、前年モデルが市場からなくなる前に購入する・・・というのが上手な買い方なのではと思います。家電量販店の店頭からはなくなってしまった場合も、家電量販店のアウトレット店には並んでいることもありますし、ネットで検索してみると、「残り5点」という注釈つきて販売しているのが見つかったりもします。

そういう意味では、これからのシーズンは冷蔵庫や炊飯器、掃除機、洗濯機などがまさに買い替えどきといえますし、エアコンは冬のボーナスシーズンのころが検討どきです。

とはいえ、私自身はお得かどうかということよりも、“欲しい!と思ったときが買いどき”とも思っているのです。携帯電話やスマートフォン、テレビ、AV機器などのように年に何回も発売時期があり、進化(変化?)の激しいものなら、なおさら。心にピンと来た時に、使い勝手なども検証しつつ、「買ってよかった!」と思える買いものをしてほしいなと思います。






2011年08月19日

【日経トレンディネット執筆】すぐ欲しい!2011年上半期「“ワザあり”白物家電ベスト5」

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

日経トレンディネットに連載している「違いがすぐ分かる!家電コンシェルジュ」に『2011年上半期の白物家電ベスト5』について記事を執筆しました。数々の記者発表会に出席し、製品開発や企画担当者にも取材してきた中で、「これは!」と思った白物家電5つを選出。1位〜5位までの製品について、「技ありポイント」を中心に解説しています。

ほとんどが、この「Sallyの家電研究室」やさまざまな媒体の取材において、すでに買いたり話したりしているものなので、「サリーさんならやっぱりこれでしょうね」と納得する人も多いかと思います。

さてさて、私が選んだベスト5はいったい何でしょう? 日経トレンディネットの執筆記事をお読みくださいませ。

★違いがすぐ分かる!家電コンシェルジュ
すぐ欲しい!2011年上半期「“ワザあり白物家電”ベスト5」 - トレンド - 日経トレンディネット




2011年08月18日

オーブンレンジ2011年モデル、各メーカーの特長〜VOL.2「パナ、シャープ、三菱」

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

2011年に登場したオーブンレンジ、各メーカーの製品の特長についてご紹介する記事、その2です。前回は日立「ヘルシーシェフ」と東芝「石窯ドーム」について、オーブンの特長をいかしたお料理を中心にご紹介しました。今日は、パナソニック、シャープ、三菱です。

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■パナソニック「三つ星ビストロ」NE-R3400

パナソニックの「三つ星ビストロ」といえば、レンジ加熱とヒーター加熱の両方を同時に行う「合わせ技セット」でしょうか。使う機能は違いますが、過熱水蒸気(=いわゆる“水で焼く”というもの)で調理するシャープのヘルシオが、セットメニューを打ち出してきた後、パナソニックならではの方式で「合わせ技」が登場。すっかりおなじみになっています。今では、日立や東芝のオーブンレンジでも合わせ技ができるようになっていますが、メニュー数の豊富さやスピードでいえば、やっぱり「ビストロ」ですね。

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ご覧のように、光ヒーターで上段の肉などを焼き、下段ではマイクロ波、つまりレンジ調理で煮物をすることができます。この時、肉をのせているグリル皿の底の部分がマイクロ波によって発熱するようになっているため、調理時間がより短くなっているというわけ。

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先日の「スッキリ!」の放送では、この合わせ技セットのよる「肉団子の野菜あんかけ」を作ってみました。上段で肉団子とピーマンを焼き、下段には玉ねぎやたけのこなどの具材とあんかけの調味料、水をセットして煮ていきます。

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23分程度で仕上がるので、下段のボールに焼いたピーマンを入れ、水溶き片栗粉を入れてとろみをつけ(再び加熱する必要はありません。余熱でOK)、肉団子にかければ出来上がりです。

この料理の場合は、「肉団子+野菜入りの甘酢あん」を同時調理し1品仕上げましたが、「上段で魚の焼き物+下段で野菜の煮物」など、2品作ることも可能です。このあたりは、やはり同梱されているレシピブックをチェックして、作っていくしかないでしょうね。


■10分でちゃんとごちそう100レシピ集

この合わせ技セットは以前から出来ていましたが、2011年モデルでは、光ヒーターがパワーアップしたことや、グリル皿の発熱量が50%アップしたことから、よりスピーディに調理できるようになったことが大きな特徴でしょうか。それに合わせ、通常のレシピブックに加え、「10分でちゃんとごちそう100レシピ集」というものも、新たに同梱されています。ただし、10分メニューは分量が2〜3人前がベースなので、4人家族には向かないかも。でも、“時短”というキーワードを元に、レシピ提案をして顧客の心をとらえようというところはさすがパナソニックですね。

操作パネルですが、実際に使ってみて感じたのは、「タッチパネルでなくて、残念」ということ。フードコーディネーターの松下さんも、何回もパネルをさわってしまって「ここじゃなかった」と慌てて操作パネルの右わきにある操作ボタンに手を移動させていました。パネルに出てくる表示を、右側にある操作ボタンの上下左右の矢印を推すことで行うのは、案外やりにくいものです。いっそのことダイヤル式のほうが使いやすいように思いました。ただし、パナソニックのオーブンレンジは、操作のたびに音声でガイドしてくれるので、その点は行き届いています。

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■シャープ「ヘルシオ」AX-PX2

今月25日に発売になる8代目のヘルシオ。“水で焼く”という過熱水蒸気(高温の水蒸気のこと)による健康調理が特長です。脂や塩分が落ちるという点も魅力ですが、栄養素を破壊しにくい調理方法という点にも注目。「健康調理=まずい」という印象を持つ人もいるようですが、何度試食しても、実際に家でサンプル機を使ってみた際にも「おいしく調理できる」と思います。

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これは、ヘルシオのメニューの中でも代表選手といえる「鶏の照り焼き」。青木アナウンサーが「おいしすぎる!」と絶叫したほどの、絶妙な焼き具合に仕上がって、私なんてこれだけのためにヘルシオが欲しくなってしまったほどです。もも肉2枚を20分強でここまでこんがりジューシーに焼き上げるのですから、決して調理時間が長いなんてことはありませんよね。脂が相当量落ちるのでパサパサになるのかと思いきや、そんなことはありません。フライパンでこんなふうにはいきませんものね。照り焼きの下味をつけてあると、焦げやすいし、中まで上手に火を通すのが難しいです。

他のスチームオーブンレンジと比べて、調理時間の長さがネックと言われてきたヘルシオですが、2011年モデルでは「ヘルシオエンジン」をさらに改良&進化させて10%の時短を可能にしています。20分の10%は2分ですから、わずかなようですが、常に進化している証なのだなと思います。

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さてさて、これが2011年モデルに新しくついた「骨までやわらか機能」。さんまの柔らか煮は、まさに缶詰のよう。骨がホロッと崩れるように軟らかく煮えます。

さんま4匹で2時間50分ほどかかりますが、これを長いと考えるか、放っておいていいのだから楽と考えるかはその人次第ですね。調理家電は「使っていない時間のほうが長い」ので、いつもの調理以外の空いた時間を利用して、健康調理をしてもらえないか・・・という発想から考えられたのがこの「骨までやわらか」。開発当初は5〜6時間かかっていたものを、温度その他の制御により、効率的に過熱水蒸気調理をすることで2時間50分まで短縮することが可能になったとのこと。

週末の空いた時間や、深夜など、ゆっくりと時間をかけて魚を調理できるのはいいなと思います。時短が叫ばれていますが、時間の使い方の転換をすればスローな調理もプラス思考にかわりますものね。しかもガスと違ってつきっきりになる必要はないし、焦げ付きの心配もない。あえてスローな調理方法を提案してきたヘルシオに拍手!

■カラー液晶のタッチパネルは使いやすい

液晶のシャープだけあって、カラー液晶のタッチパネルはとても使いやすいし、見やすいです。でも、2011年モデルのイチオシらしい「赤外線通信で携帯やスマホの写真を連携できる」という機能はちょっと疑問も。なので、番組でもこの部分はスルーしてしまいましたが、小さいお子さんがいらっしゃったりして、ハレの日のごちそうの写真を家族で共有したり、手書きのレシピメモを携帯で撮ってヘルシオに保存しておいたり・・・という使い方は便利かも。

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■三菱電機「ジタング」RG-FS1

三菱電機が4年ぶりに投入してきた新しい調理家電「ジタング」。レンジ→グリルの連動調理によって超スピーディかつ、簡単に調理ができる「毎日使える利便性」が魅力です。揚げものの温め直しも驚くほどはやく出来ておいしいことについては、この「Sallyの家電研究室」でも何回かご紹介してきましたし、日経トレンディネットでも記事にしています。

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2段調理はできませんが、ご覧のように庫内がコンパクトなため、オーブン調理でパンを焼く、ケーキを焼く・・・という際にも予熱は不要。その名のとおり『時短』を極めています。効率のよさで省エネ達成率115%。業界ナンバー1というところも見逃せませんね。

番組でも放送した、焼きそばやから揚げなど、具材の分量や種類、加熱時間などに神経質になる必要がなくて、すべてお任せでいいところが最大の魅力だと思います。

■操作ボタン

次に操作するボタンのキーが光るのでわかりやすいですし、オーブン調理やレンジの温めなどで時間の設定をしたい場合も10秒、1分、5分の3つのキーのみで操作できるのが思いのほか便利です。たとえば「レンジ→グリル調理」で調理した際に、「あれ?もうちょっとだけ焦げ目があるほうがいいな」と思うなら、「1分」のボタンをおして、「スタート」すればOK。30秒なら「10秒」のボタンを3回おすという使い方になります。

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ということで、ざっと5機種についての説明をしましたが、日立、シャープ、東芝の製品については、記者発表会および開発者への取材でさらに細かい点についてもチェックしてありますので、いずれまた詳しくご紹介できればと思っています。





2011年08月16日

オーブンレンジ2011年モデル、各メーカーの特長とは?〜VOL.1「日立、東芝」

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

昨日放映された日テレ「スッキリ」のハイテクオーブンレンジ特集、収録ではそれぞれの特長をいかした料理を実際に作ってみて、その手軽さ、美味しさ、使い勝手などを試してみました。

奇しくも当日並んだオーブンレンジは、どれもみんな「レッド」。シャープのヘルシオは2010年モデルからホワイトを投入し、ヘルシオカラーのレッドをしのぐ人気だそうですし、たとえば三菱のレンジグリル「ジタング」もブラックがあるのに、メーカーさんから届けられたのはレッド。確かに赤い色は温かみがありますし、料理を美味しく見せる色でもあるので、ある意味“てっぱん”なのかも。

ということで、ずらりと並んだ5社の赤いオーブンレンジについて、番組を振り返りながら、ご紹介したいと思います。

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■日立「ヘルシーシェフ」MRO-JV300

焼き蒸し調理ができるのが、最大の特長。「はかって両面グリル皿」&「焼き蒸しふた」が同梱されていて、焼きながら蒸したり、焼き目をつけたり、セイロで蒸すような“蒸し料理”ができたりします。

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この“焼き蒸し調理”ができるようになったのは、2010年モデルからですが、今年のモデルはそれがさらにバージョンアップ。単なる水蒸気を入れて蒸すだけでなく高温の“過熱水蒸気”を焼き蒸し調理に利用できるようになったため、調理の幅も広がっています。

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番組では、フードコーディネーターの松下さんが下ごしらえしてくださった餃子を調理。オーブン内のスチーム投入口に、ふた付きのグリル皿をきちんと合わせてセットすることがポイントです。

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20分弱で調理が完了。焼き目の部分はカリッと、そのほかの部分はもっちりと。焼き加減の難しい餃子がおまかせでここまで焼けるのは見事です。フライパンで焼く場合は5〜7分程度なので、その点がちょっと気になりますが、途中で水(お湯)を入れたり、時間を計ったりという手間がないので、他の料理に専念できますものね。どんなふうに使いこなすかで、ヘルシーシェフの良さが光ってくるのだと思いました。

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番組では、白身魚の姿蒸しも調理。紹興酒の香りとネギやショウガの旨みや香りが引き立った上品で高級な味わいに、私もちょっと感動してしまいました。青木アナウンサーが「高級料亭の味わい」と言っていましたが、誰でも失敗なくこうした魚料理ができるのはとても素晴らしいこと。記者発表会時には「ショウロンポウもおいしくできます」とアピールしていたけれど、魚料理、格別でした。

★液晶タッチパネルが使いやすい!

かがみ込まなくても操作がしやすいようにと少し角度のついた液晶タッチパネルがついていて、これがとても使いやすいと思いました。フードコーディネーターの松下さんも、「これは見やすいし、わかりやすい!」と言っていたほど。シャープのヘルシオのようにカラー液晶ではありませんが、とても大きな表示で、必要な調理器具なども出てくるので、レシプブックを握りしめながら「次はどうするんだっけ?」と慌てることもありません。

今回の5機種の中では、私的には使い勝手の点でかなりの高得点だと思いました。

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■東芝「石窯ドーム」ER-JD510

ふた(扉)のデザインに象徴されるように、石窯をかたどった“高温のオーブン機能”が、東芝のオーブレンジの特長です。上下左右からの熱風で包み焼く石窯ドーム構造で350度までの高温が可能に。肉料理を香ばしく中はジューシーに焼き上げ、パンの膨らみもバッチリ。そういう意味では、本格オーブン料理を目指す人に向いていると思います。

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番組では、一番特長が出やすい、ハンバーグをオーブンで焼き上げました。中まで火を通そうとすると中がパサパサになってしまったり、外側が焦げてしまったりと、上手に焼くのが難しいハンバーグですが、見事にふっくらと焼き上がりました。

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焼き上げには約30分。時間はかかりますが、おいしいものを食べるためには、急いではいけないのかもしれませんね。ハンバーグをオーブンにお任せしている間に、スープやみそ汁などの汁物を作ったり、サラダを作ったり。上手に使いこなしたいものです。

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私も試食しましたが、中のふっくら感、ジューシーさには本当に驚きました。味の良さは松下さんの下ごしらえの賜物なのだろうなあと思います。

ちなみに、ハンバーグの焼き具合も「過熱水蒸気によるヘルシー調理」「ヘルシー&おいしさを追求したハイブリッド調理」「おいしいオーブン調理」の3種類から選べるのですが、焼き上げ具合を選ぶための操作方法がわかりづらいのが残念でした。上の画像の焼き上げは「オーブン料理」です。

★お手入れのしやすさが◎

残念ながら、操作パネルは直感操作というわけにはいかず、慣れるまでは取扱説明書のお世話にならないといけないかな・・・という印象でした。でも、お手入れのしやすさはかなりのもの。角皿と庫内は「とれちゃうコート」をしているので、汚れも焦げ付きもスルッととれてしまいます。お菓子やパンを焼く際にもオーブンシートがいらないというのは、ポイントが高いですよね。

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日立「ヘルシーシェフ」、東芝「石窯ドーム」について紹介してきましたが、パナソニック「三つ星ビストロ」、シャープ「ヘルシオ」、三菱「ジタング」については、次の記事でご紹介します。








日本テレビ「スッキリ」オーブンレンジ特集に出演しました

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

昨日(8/15)放送された、日本テレビ「スッキリ」のハイテクオーブンレンジ特集のコーナーに出演しました。VTRは12分ほどしか流れませんでしたが、5社の家電メーカーから発売されている最新のオーブンレンジ5台をスタジオに並べ、それぞれのオーブンレンジが得意とする(特長の出る)料理を2つずつ作って、使い勝手や料理の出来栄えを検証していく・・・というものだったので、先週金曜日のロケは何と8時間! でも、なかなか5台を一度に並べて使ってみるというのは出来ないことなので、本当によい経験をさせていただきました。

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汐留にある日本テレビの32階(最上階)のスタジオにこんなふうにオーブンレンジを並べ、フードコーディネーターの松下さんが下ごしらえをしてくださった食材を使って、実際に調理してみたわけですが、今年、大きな発表会をしなかったパナソニックのビストロ以外は全部、記者発表会に参加してひと通り説明を聞き、試食もしているのに、触ってみて初めてわかること、使い勝手の違いなど、勉強になることが多かったです。


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左が日本テレビの若手アナウンサーの青木さん。そして右側にいらっしゃるのがフードコーディネーターの松下さんです。

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これは三菱電機のレンジグリル「ジタング」で、とりのから揚げを作ってみているところ。松下さんご自身は、こうした家庭用のオーブンレンジに詳しいわけではないので、操作パネルの使い勝手などの感想は、私自身も参考になりました。

さてさて、各メーカーのオーブンレンジでどんな料理を作ったのか。そしてどんな特長があるのか? そちらについては、次の記事に詳しくご紹介しますね。




2011年08月15日

エコ調光とエコセンサー付きで快適&節電「シャープのLEDシーリングライト」

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

先日、生活シーンに合わせた明かりを提供してくれるパナソニックのLEDシーリングライトのことについてご紹介しましたが、今日は、シャープから8月27日に発売予定のLEDシーリングライトのことを少し。

業界初のLEDシーリングライトを2010年9月に発売、今年の7月末までにすでに10万台を売り上げているシャープから、さらに省エネ性を高め、6畳用で35000円、8畳用で45000円、12畳用で55000円と、求めやすい価格に抑えられたタイプが発売されます。

LED電球でもそうでしたが、シャープは明かりの調色・調光にこだわっていて、今回発売のLEDシーリングライトでも103通りの光色と明るさが選べるようになっています。この103通りというのは、10段階の調色と10段階の調光のほか、常夜灯の明るさも3段階から選べるようになっているから。

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こんなふうに、光の色味を変えることで、1日のうちのでも、朝〜昼は明るい寒色系の光でさわやかに、夕方には明るい暖色系の光でくつろぎを、就寝時は3段階の常夜灯から好みのものを選んで安心して休む・・・というように使い分けができます。

そのほか、シャープならではの省エネ機能で節電対応もバッチリ。

■エコセンサー
外光や他の照明の光を検知して自動で余分な明るさを抑えます。

■エコ調光
これは、昨年9月発売の丸いタイプのシーリングライトにも採用されているのですが、なんと目の順応性を考慮して、ゆるやかに明るさを抑えていく機能がついています。つまり、ゆっくりと暗くなっていくことで、暗さを感じずに(不快さを感じずに)明るさをカットしてしまおうというものなんですね。このエコ調光機能を使うことで最大20%の省エネになるのだそうです。シャープ独自のこの機能、なかなかおもしろいなと思いました。

そのほか、寝室などにぴったりの「おやすみリズム」という機能もあります。

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これは、リモコンの「おやすみ」ボタンを押すと、暖色で約50%の明るさになり、約30分間かけて徐々に明るさを落とし、自動で消灯(もしくは常夜灯)になるというもの。設定に応じて、30分と60分が選べます。

最近、“眠りの質”ということがよく言われますが、特に大事なのがスムーズに眠りに入っていけるかどうかということ。パソコンやテレビ、携帯電話の画面を見ることは控え、リラックスできる音楽を聴いたりするのがよいようですが、明かりもこの“入眠”にはとても大切なんですよね。でも、自分で明かりを調整するのはなかなか慣れないと難しいもの。つけっ放しで寝てしまうという心配がないのも便利ですね。

元々、虫を寄せ付けにくいLEDの明かりですが、強力シールド密閉構造なのでさらに虫が入りにくくなっていることもいいなと思います。



2011年08月11日

ピークシフト生活&割安電気代を本気で考えるなら、こんな選択肢もある

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

暑いですね。私は昨日の“熱中症になりかけの危機”のせいか、すっかり弱っていて暑さ負けの感じです。食欲が落ちてやせる〜なんて喜んでばかりもいられません。お盆明けの頃には少し涼しくなるといいなあと願っています。

さて、現在発売中の徳間書店発行「GoodsPress9月号」にて、“パナソニックの『ポータブル電源』で始めるピークシフト生活”という企画に取材協力させていただきました。8月26日に発売される『ポータブル電源』の記者発表会には私も出席しましたが、蓄電の容量は100Whとそれほど多くないものの、10万円程度で購入でき、コンパクトな大きさなのでこれまでの80万円で超大型・大重量というものに比べたら、グンと身近になっています。

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そんなポータブル電源を「非常時用として備えておくばかりでなく、日常生活にもうまく溶け込ませて利用する方法はないですかね?」ということでGoodsPressの編集者さんから相談というか取材を受けました。それで、各電力会社から出ている「夜間の電気代が割安になる料金プランを利用して、このポータブル電源の充電も夜間にしたり、家電を使う時間帯を見直してみるというのはいかが?」と提案。それが今号の記事になっています。

ちなみに、このポータブル電源を利用するとデスクスタンドなら約10時間、ノートPCなら約3時間、19インチ液晶のテレビで約2.5時間使用が可能。携帯等の充電というのは当たり前の使い方ではありますが、もちろんできます。

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と、ここであらためて見直してみたいのが、先ほどお話した「夜間の電気代が割安になる料金プラン」のこと。たとえば、東京電力の場合、夜11時〜朝7時までの電気代がお得になり、その分昼間の時間帯は普通の電力料金よりも高めに設定されている「おトクなナイト8」というプランがあります。

名称から受ける印象では「ナイト=深夜」と思いがちですが、適用されるのは朝7時まで。最近は朝型生活が見直されていて、4時くらいに起きている人もたくさんいます。そういう人ならば、タイマーで、深夜のうちに洗濯や食洗機を使い、朝起きてから早朝に炊飯をしたりそれ以外の家事をしたりという使い方で、無理なく生活に合わせられます。もちろん、夜型生活の人なら言わずもがなですが。

深夜電力が安いらしいということは知っていても、「深夜に使えば自動的に安価な料金で計算される」と思っている人が案外多いようで、こうした料金プランに契約をし直す・・・ということを知らないみたいですね。契約に当たっては、「本当にその使い方で料金が安くなるのか」を事前にある程度把握して試算したものを電力会社に提出するなどのステップが必要らしいのですが、休日以外は昼間に自宅でエアコンをつける・・・といったことのない生活であれば、見直してみるのはありなのかなと思います。

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2011年08月10日

【猛省中】室内で熱中症になりかけました!

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

実は私、今日の午前中、自宅で熱中症になりかけました!午後からは銀座の事務所にてテレビ局の方との打ち合わせの予定が入っていたので昼くらいに出ればいいかなと思って、午前中は自宅で仕事をしていたのですが…エアコンの除湿と冷房のことについて記事をアップしたものの、どうもぐるぐるとめまいがして、気分が悪いし、突然ズキンズキンと頭痛まで。気がつけば、汗だくだったはずなのに、汗が止まっています。

で、部屋の温湿度計を見てみると、「温度32.8℃、湿度85%」!!!!

記事には「冷房を我慢しすぎないで、体の声を聞いてくださいね」なんて言っていたのに、ついつい我慢していた私。部屋の2か所ある窓を開け(窓には遮光ネットを取りつけています)、カーテンでさらに日差しを防いでいたのですが、ほとんど無風。そして、愛用中の扇風機はリビングで家族が使用中で、私の部屋では扇風機も使っていない状態だったのです。

これは危ないと思って、急いで窓を閉めて、エアコンを28℃設定でスイッチオン。キッチンに行って水を飲み(でも、のどは乾いていませんでした)、冷房のきいてきた部屋でしばらく休んでいるうちに、吐き気や頭痛がおさまってきてほっとしました。

あらためて、熱中症の起こりやすい状態について調べてみると…

  • 高温
  • 多湿
  • 風が弱い
  • 熱が発生するものが近くにある


こんな環境にいる場合、体から外気への熱放散が減少し、熱中症が発生しやすくなる、とのこと。室内の場合、窓の近くやパソコンまわりは高温になる場合があり、注意が必要との記載も。


うーん、遮光ネットを張っていたものの窓の近くだし、パソコンは目の前だし、部屋の温度以上に私のデスクまわりは温度が上がっていたのだと思います。冒頭の熱中症危険指数と、温度・湿度の相関関係を表したものを見てみても、「厳重注意」どころか「危険」の段階になっていたのですから、調子が悪くなって当たり前でした。

外から風が入らない状態だったのに、扇風機を使っていなかったこともいけなかったのだなあと反省しました。

すでに回復し、空調のきいた事務所で仕事をしている私ですが、どうか皆さん、「私は大丈夫」と思わないでくださいね。“風”も大事ですので扇風機も上手に使いましょう(猛省中)。

LEDシーリングライトの話などをご紹介しようと思っていたのですが、その前に思わず、実体験についてお話してしまいました。




タグ:熱中症

冷房と除湿、どちらが節電?

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

もう、皆さんご存じのはず・・・と思っていたのですが、8月に入っても「私は節電のために、エアコンを冷房にしないで除湿(ドライモード)にして使っています」という声を聞くことが多々あります。室温の変化がなく、湿度の調整なのできっと消費電力が少ない=節電につながると思って使っていらっしゃるようなのですが、冷房と除湿では、除湿のほうが電気代がかかります

というのも、ずっと以前のエアコンについている除湿というのは、「弱冷房」のことだったので、梅雨時などに使用する際、湿気だけを取りたいのに室温が下がってしまって「何だか寒い!」ということに。

そんな不満を解消すべく生まれたのが「再熱除湿」という方式なんですね。近年のエアコン(中級モデル以上)は、こうした再熱除湿を採用しているものが多く、快適性が高まっています。でも、読んで字のごとし、除湿を行った後に再度空気を暖めて部屋を冷やさないようにしているのが「再熱除湿」。つまり、余計にエネルギーを使っているということなんです。

たとえば、就寝時などにどうしても室温を下げ過ぎたくない、せめて湿気をとって快適に眠りたい・・・というのならピーク時ではないですし除湿運転にするというのもありだと思いますし、梅雨時やこれからの秋の長雨シーズンの除湿の際には上手に利用したほうがいいと思いますが「暑さを我慢して節電のために除湿にする」という使い方は間違い。温度設定に気をつけたり扇風機と併用するなどして、冷房運転をしたほうが断然節電になります。

室外機の環境も消費電力に関係してくるので、風通しよくしてあげてくださいね。直射が当たるようなら、日よけをするのも効果があります。

暑さが一段落したと思ったら、一気にぶり返してきてしまいましたね。どうか無理をしないで体の声を聞いて、適切な環境を作るようにしてください。水分の補給も忘れずに。


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2011年08月09日

【おすすめの本】高田郁「八朔の雪〜みをつくし料理帖」

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八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)


こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

今日は本当に久しぶりに、おすすめの本の紹介です。「読んだ本のこと」というカテゴリを作っておきながら、なかなか家電のことで精一杯で、読みっぱなしになっていたので、これからなるべくご紹介できたらなあと思っています。

「八朔の雪」は、先月の誕生日プレゼントにと、とても仲良しの友人にいただいたもの。彼女からはこれまでいろいろな本をプレゼントしてもらっているのですが、今回の高田郁さんの著作は本当に心温まる素敵な小説でした。プレゼントしてくれた友人は、実家のお母さまから「これいいわよ。ぜひ読んでみて」と紹介されたのだとか。その彼女は「読み進んでいくのがもったいないくらいの本。先を知りたかったりするのに、お話が終わってしまうのが残念でゆっくりゆっくり読みたくなる」と私に話してくれました。

時代小説になじみのない人もいるかもしれませんし、宮部みゆきファンの人が現代ものだけでなく、彼女の時代小説も読んでいる・・・という人もいるかもしれませんね。慣れないと、入り込めない場合も多い時代小説ですが、この「八朔の雪」は主人公の澪(みお)を応援しながら、いつにまにか江戸の時代に入り込めてしまいます。

主人公がどうして上方から江戸へ出てくることになったのか。どうして天涯孤独の身になってしまったのか。そして江戸の蕎麦屋「つる家」での料理人としての日々はどうなっていくのか。

連作短編集なので、気負わずに読むことができますし、幼馴染の野江の人生など、驚く仕掛けも隠されていて本当に何度でも読みたくなるお話です。まして、料理好きならぴたりとはまること間違いなし!巻末には本編に出てきた料理のレシピも「澪の料理帖」として付録になっているので、思わず作ってみたくなります。


八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)」は、みをつくし料理帖シリーズの第1作で、ハルキ文庫からはすでに第4作まで出ているので、この後の展開も楽しみ。ビジネス書や自己啓発書もいいですが、やっぱり読書の楽しみは小説だなあと思う私。お盆休みに何か本を・・・と考えていらっしゃる方にもおすすめです。


タグ:高田郁
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2011年08月07日

“プチ贅沢感”が味わえるルルドマッサージクッション&チェアの新作たち。

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

200万台突破という人気商品となったアテックスの「ルルドマッサージクッション」。私も昨年9月の展示会に取材に行って、その心地よさを体感し、すぐに購入を決めてネットで注文、今も愛用しています。

インテリアショップの店頭では、椅子の上にこのマッサージクッションを置いて、デモをしている様子があちらこちらで見かけられますね。最近では似たような商品も販売され始めているようで、本家のアテックスはさぞ困っているかと思いきや、「他がまねしてこそ、本当に人気が出てきた証拠。その分、お客様の声を聞いて開発した商品をさらに投入していき、追随する他社の商品との差別化を図ります!」と商品開発部企画デザイン課のI氏の弁。なかなか頼もしいお言葉に新製品への期待がかかります。

そんなルルドマッサージクッションですが、バリエーションがずいぶん増えて選びのがさらに楽しくなっています。

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これは、「ルルドマッサージクッションS」で、今までの正方形のタイプのものより小型になっています。枕のようにして使って首筋をほぐすもよし、ふくらはぎや太ももの下に置いて脚の疲れをとるもよし。小型になった分、さらに置き場所もとらず、気軽に使えます。

スイッチを二度押しすると「もみ+ヒーター」になる点は、従来同様。他社のものではヒーター付きでないものが多いですが、特に冬場などヒーター付きの気持ちよさは女性は「なるほど!」と実感できるはず。ニューモデルでは、「ポイント指圧機能」が加わって、以前のものよりも指圧感が強まっています。

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そして、私が「こちらに買い替えたい!」とひそかに思っているのが少し縦長(横長?)になった「ルルドマッサージクッションL」。何がすごいって、もみ玉が上下15センチ移動するんです。つまり椅子に置いて使った場合、背中から腰までをもみほぐしてくれるというわけ。

これまでだと、毎回クッションの位置を微妙に調整して、自分がほぐしてもらいたいところに当てていたわけですが、それをしなくてもよいなんて素敵です。しかも、クッション形状なので使わない時も邪魔にならないし、カバーの生地もざっくりとした質感がおしゃれです。これは太い糸と細い糸をランダムに織り込んだ生地を特別に選んだのだそうですよ。カラーもモカブラウン、アーバンレッド、サンドベージュと秋から冬にぴったり。9月の敬老の日のプレゼントにもよさそうですね(しかも価格が1万円以下と求めやすいのも魅力です)。

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そのほか、これまでのようなクッションタイプではなく、チェアタイプのものもラインナップしています。

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こちらは閉じた状態なので「何?」と思われてしまいそうですが、貝殻のような形のものを開くと、小型のマッサージチェアに変身! 座イスの形状でゆらゆらロッキングしながらマッサージすることができます。もちろんヒーターも内蔵(ヒーターはありなしを選べます)、4つのもみ玉が上下に動く点は「ルルドマッサージクッションL」と同じ。

こちらの価格はだいたい14800円程度ということなので、予算と使い方に合わせて「ルルドマッサージクッションL」にするか「ルルドマッサージチェア」にするか選ぶ・・・という感じでしょうか。

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それともう一つ、こちらが「ルルド3Dもみパーソナルチェア」。あのクッションがここまで進化しました。幅がかなり狭く、一人暮らしの方の部屋にも置けそうなコンパクトさ。背中から腰まで偏心回転と上下運動で立体的にマッサージするという本格仕様です。

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ヒーターも内蔵しているので、心地よい温かさでマッサージが可能。ゆったりとくつろげそうですね。

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横から見るとこんなふう。135度までリクライニングすることができます。左右の回転も120度までOKとのこと。これ、案外便利そうです。カラーは写真のアーバンレッドのほかモカブラウンも。

昨今、コンパクトなマッサージチェアが人気ですが、このルルドの製品は価格が39800円程度というので、値ごろ感が圧倒的。アテックスの担当者いわく「ルルドの製品は“プチ贅沢”がテーマ、これなら私にも買える!という価格で、“プチ贅沢感”が味わえるものをこれからも企画していきますよ」と。今後の売れ行きが気にかかりますね。




2011年08月05日

中古家電ショップ覆面調査〜家電批評9月号

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

書店に並んだばかりの晋遊舎発行「家電批評9月号」にて、『中古家電ショップの覆面調査』(P66〜71)の企画ページに関わっています。ソフマップやハードオフ、街の中古家電ショップにデジタル系ライターの岡安氏と、今回のページの編集担当のT氏とともに3人で行き、私は白物家電を、岡安氏はAV機器関連やデジカメなどを担当して、「どんなものが置いてあるのか」「中古家電を買うとき見るべきポイントはどこか」などをチェック。その時の様子が、レポートされていて、とてもおもしろいページになっています。

覆面調査といえば、私自身がフリーランスのライター時代に住宅展示場をまわって、接客その他様々な項目をチェックして、ハウスメーカー6社ほどの様子をレポートしたことがあり、その経験が、業界専門誌に「家電量販店の売り場調査」の企画に結びついて、今の私がいる…という流れがあります。つまり、現場を見たり、体当たりで取材したりするのはもっとも私の得意とするところなので、今回の中古家電ショップの調査も興味津津、ワクワクしながら臨んだのでした。

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詳細は家電批評の記事を読んでくださるとうれしいのですが、今回特に「ここは楽しい!」と思ったのが、新習志野にある「家電専門店 リサイクルショップHAPPY」。傷など使用状況をABCDで表示したり、パンフレットの有無、メンテナンスのこと、通電チェックをしているかどうかなど、細かく示してくれているので、選ぶときの目安になります。それに、普通の家電量販店にあるような「洗濯機を選ぶならここをチェック」とか、製品選びのためのPOPがきちんと貼られていて目配りが行き届いているなあと感心してしまいました。

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家電量販店やアウトレットショップとは違って、かなり古い製品も並んでいるのが、中古家電ショップ(リサイクルショップ)のおもしろいところで、買うつもりはなくても「わぁ、こんな家電がある!」とか「懐かしい!」と感動してしまうような掘り出し物を見つける楽しさがあるんですよね。

たとえば、すでに洗濯機からは撤退してしまった三菱の洗濯機が並んでいたり、懐かしいと思える形の冷蔵庫が並んでいたり。ちょっとした家電博物館とでも言ったらいいでしょうか。

たとえば、ハードオフでは、パナソニックが松下電器(ナショナル)だったころの製品として、こんなものが棚に並べてありました。

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「化粧品コンディショナー」と書いてあります。ペルチェ冷却方式を使った小型のコスメ専用冷蔵庫なんですよね。つい先日、ドメティック社のカラフルなミニ冷蔵庫のことをここで紹介しましたが、そのときも「化粧品を入れて保存しておくのにもぴったり」と書きました。

それが、ずいぶん前に化粧品のための保冷庫をこうして製品化していたなんてね。しかもナショナルが!いったい何年製の製品なのか、気になって保証書も見てみたのですが、書かれていなくてわからずじまいで残念でした。こんなふうに、みんながあんまり知らない家電がひっそり作られて、消えていったりしているものなのかもしれませんね。もったいないですね。

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今回、ちょっと思いついたのが、メーカーを問わずの「家電博物館」があったらおもしろいだろうなあということ。家電は生活に根差していいるので、その家電を見ることで、そのころの出来事を思い出したりもしますよね。メーカーさんが「初代の炊飯器」などを集めたショールーム的なものを持っているところもあるけれど、そうでなくて、もっと横断的にいろいろと集めてあったら、一緒に見にいった人と話がはずむことでしょう。

毎年毎年、新モデルが出る日本の家電なので、全部は無理にしても、特長のあるものをずらりと並べた「家電博物館」、どこかの量販店さんあたりが作ってくださったらいいのになと思います。




2011年08月04日

ティファールの新しいホームベーカリーはオーブン機能付きでミニサイズ!

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

ティファールのホームベーカリーといえば、フレンチバゲット&2斤の大型食パンがスピーディに焼けることで注目されていましたが、9月上旬に新しく発売される新ホームベーカリー「ブーランジェリー」は、ちょっとミニサイズ。ティファールのは魅力だけれど、置き場所に困るなあという人にも購入しやすいサイズになっています。赤い色がアクセントになって可愛らしいデザイン。

ふたを閉めた時の様子を撮影してくるのを忘れましたが、こんな感じです(もらった資料の画像をコピーしました)。

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今回のモデルにも「バゲットトレイ」が付属していて、パンケースでこね上がった生地を取り出して、バゲット型に成型し、「バゲットトレイ」に載せて焼き上げるのはこれまでどおり。ただし、本体の大きさが小さくなった分、「バゲットトレイ」も小型になっているため、小型のフレンチバゲットになります。

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これが、「ブーランジェリー」に成型生地をセットしたところ。

では、以前のバゲットトレイと比較してみましょう。

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右側のがこれまでのホームベーカリーのもの。焼き上がったバゲットは少し大きめでした。今回の「ブーランジェリー」のものは、女性や子ども食べやすいサイズ。男性なら2〜3個はぺろりと食べてしまいそうですね。

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そのほか、新しく「フラットトレイ」が加わって、たとえばマカロンや、ミニあんぱん、ミニメロンパンなどのスイーツや菓子パンもこのトレイに載せて焼き上げることができるようになっています。

ホームベーカリーでは四角い食パン型のものしかできない・・・と思っていた人、ブーランジェリーには、15種類の専用メニュー(食パン、フレンチスタイル、アレンジ食パン、スイート、早焼き、グルテンフリー、バゲット、ペストリーなど)ボタンが用意されていて、それぞれのレシピにあったねり、発酵、焼き加減、焼き時間がプログラムされているので、オーブンなしでも幅広いパンや焼き菓子が作れます。

食パンや0.6斤のミニサイズ、1斤、1.5斤の3サイズの焼き上げが可能。2斤用が欲しい方は、これまでのモデルも並行して販売していくそうなので、そちらを選んでくださいね。

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前のモデルにも素敵なレシピブックが付属していましたが、今回も65種類のオリジナルレシピが載ったブックが付いてくるとのこと。パン作りのためのオリジナルキットも一緒になっているのも初めてのパン作りの人にとってはうれしい配慮ですね。

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(新製品のリリースより)

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10年3653日、あなたの暮らしを見守り続けるLED電球〜東芝の壁面広告に思うこと。

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

いつもは事務所まで銀座駅を利用していくのですが、久しぶりにJR有楽町駅を降り立ち、旧有楽町西武(マリオン)のところを抜けてソニービル方面へと抜けて向かいました。現在、有楽町西武跡には、10月にルミネがオープンすべく改装工事中です。その壁面に、東芝のLED電球の広告が出ていて、そのインパクトと言ったら!

黒ベースに白抜きで10年分のカレンダーが書かれており、その1日1日が、家の窓のようになっています。

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10年分のカレンダーというだけでも、なんだかその量に圧倒されてしまうわけですが、その窓の様子がそれぞれ違うので、思わず立ち止まって一つ一つの部屋に目を凝らしてしまいます。

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ね? シルエットになっていて、それぞれの部屋でいろいろな家族がいろいろなことをしている様子が浮かび上がっています。

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そして、両端にはLED電球とともに、こんなコピーが。

「10年、3653日。人生に同じ日は、1日としてありません。今日換えたLED電球は、10年後のあなたも明るく照らしていることだろう」

うまいですねぇ。ぐっときますよね。それでいて、「そうか10年も持つのか」と思わせる。東芝、すごいな・・・と。

私自身はLED電球云々よりも、この先10年はどんな日々なのだろうか。10年先は私は元気に生きているだろうかとか、息子たちはどうなっているだろうとか、しみじみと考えてしまったのでした。


10年後の私も輝いて生きていられますように。これを読んでいるあなたの人生も素晴らしいものでありますように。




2011年08月03日

節電やエコのためだけでなく、心豊かな暮らしのために選ぶLEDシーリングライト

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

省エネ・節電のためにと白熱電球をLED電球に買い替える人がますます増えているようですね。全方向に照らすもの、調光機能のあるもの、密閉型対応のものなど、ラインアップもすっかり増え、価格もずいぶんこなれてきて買い求めやすくなりました。

今日、ご紹介するのは、LED電球ではなくてパナソニックの『LEDシーリングライト』。今年の1月に記者発表会があり、3〜4月に発売予定だったのが震災の影響でしょうか、5月25日に発売が延期されてしまいました。シーリングライトは適用畳数にもよりますが、5〜7万円とまだまだ高価ではありますが、とても魅力的です。

震災以降、“絆”のテーマのもとに、「リビングにみんなで集まって1つの部屋でなるべく過ごす」ということが推奨されています。照明も空調もテレビも1つの部屋だけで使えば、節電になりますものね。それに、何かあったときも家族みんなで一緒のほうが安心・・・そんなふうに感じている人も多いことでしょう。

そんなリビングで使う照明として役立つ『LEDシーリングライト』。パナソニックのEVERLEDSシリーズの新製品の特徴は、生活シーンに合わせて4つの明かりに切り替えができること。

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100%点灯から約5%までの連続調光と、昼白色から電球色までの連続調色機能によって明るさと光の色を自由にコントロールすることができるだけでなく、部屋全体を照らす直接光と、天井面・壁面を照らす間接光の「配光切り替え」の組み合わせで、リビングでの代表的な4つの生活シーンに合わせたあかり、「普段のあかり」「くつろぎのあかり」「シアターのあかり」「勉強のあかり」にしてくれるというわけです。

冒頭の画像は部屋全体を照らす普段のあかり」。夏の暑い季節や朝方はこうした昼白色でさわやかな雰囲気に。

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これも普段のあかりですが、冬になったら下のような電球色で暖かな雰囲気を演出することができます。あかりの色を変えると体感温度も変わってくるといいますから、季節に応じて調節できるのは便利ですね。


そのほか、直接光と間接光の組み合わせで照らす場所や雰囲気をかえることも可能です。

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たとえば、「シアターのあかり」の場合は、間接光にしてテレビの背面だけを照らして、テレビ画面を見やすく(直接光:消灯、間接光:テレビ方向のみ100%)。

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ほらね、こんなふうに照らします。自分でこれをコントロールすることは難しいですが、リモコン一つでこうしたあかりにチェンジしてくれるのなら便利ですよね。

また、最近は子ども部屋でなく、リビングで宿題などの勉強をする家庭も増えてきているようです。震災以降“みんなで集まる”という機運の中でななおさらですね。そうしたときに、先日ご紹介したような持ち運び可能なLEDデスクライトを使うのもいいですが、「勉強のあかり」に切り替えれば、部屋全体が明るく(直接光:昼白光100%+電球色10%、間接光:昼光色100%+電球色10%)。

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こうした「勉強のあかり」は、読書をしたり新聞を読んだりする際にも適しているので、あかりの種類を選ぶことで、家族がみんなで同じような行動をすることにもつながりますね。


ちなみに、「くつろぎのあかり」の場合は、直接光を消灯し、間接光のみ100%〜5%で適宜調光する仕組み。

リモコンには4つのシーンの切り替えボタンのほか、調色ボタン、調光ボタンもあるので好みに応じて調節することもできます。

そのほか、部屋の明るさを検知して自動で調光・消灯する「エコナビ」が、このLEDシーリングライトにも搭載されているのはさすがパナソニック。万が一のつけっ放しを防ぎ、日差し(外光)に応じた明るさを選んでくれるので、おまかせなのに省エネ+節電というのが便利ですね。

わが家の蛍光灯のシーリングライトのカバーの中には夏場になると、いつのまにか小さな虫が入り込んでいて気になりますが、LEDの場合は虫が寄り付かないのもいいところ。蛍光灯の約2倍の40000時間と長持ちするのも魅力です。後は価格がもう少し下がればいうことなしですね。

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ビタントニオのプレミアムセット2012はクオカとコラボのマドレーヌプレート!

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

ビタントニオから毎年クリスマスシーズンに向けてのプレミアムセットとして発売されるワッフル&ホットサンドベーカーのプレミアムセット。本体のカラーが毎年変わることや、新たなプレートが追加されることで楽しみにしているファンが多いんですよね。

2011年はパンケーキプレートでしたが、2012年は何? もうご存じの方もいらっしゃることと思いますが、次はマドレーヌプレートがセットになります。そして、本体のカラーは「カフェオレ」。やわらかで優しい色合いはどんなキッチンにもなじみそうですね。

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こんなふうに小ぶりのマドレーヌが8個焼けるプレートで、製菓メーカーとのコラボレーションによって生まれたこのプレート。同時にマドレーヌ用のミックス粉も発売されるもようです。


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これまでは、ホットケーキミックスを使っておいしく作る方法などがレシピ集に載っていましたが、今回はさらに気合が入っている様子。

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マドレーヌといっても、アレンジ次第でさまざまなバリエーションが楽しめそうですね。


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そうそう、担当者に教えてもらったのですが、マドレーヌは貝殻模様の筋の部分に目が行ってしまうけれど、おいしく作る秘秘密はプレートの上の部分にあるのだそうです。丸くくり抜かれたように見えるこのくぼみこそが、ふっくらしっとりと焼ける重要なポイントなんですって。

このマドレーヌプレート付きのプレミアムセット、発売は11月で12600円。すでに本体を持っている方は2625円でマドレーヌプレートだけを購入することもできます。


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2011年08月02日

モッフルメーカーで水玉模様のトーストを焼く♪

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

少し時間に余裕ができたので、6月初旬に取材をしてきたインテリアライフスタイル展の画像や資料をまとめているところです。毎年楽しみにしている展示の中にビタントニオやモッフルメーカーで知られる三栄コーポレーションのブースがあります。今年の展示では、お餅を使ってさまざまなスナックを作るモッフルメーカーの新しい使い方提案として、「トーストを焼いてみよう」というのがありました。

もともとはワッフルメーカーを使ってお餅を焼いてみたら、新しい食感のスナックが出来た・・・ということで、お餅に適した温度帯や凹凸にして作られたのがモッフルメーカーですが、これをさらに応用するというか、初心に帰ってパンを焼いてみようというわけですね。

で、ユニークなのは、上の写真のように水玉模様のトーストができて、とても可愛らしいんです。なので、私もぜひわがやのモッフルメーカーでやってみようと思いつつ、なかなか試してみる機会がなかったのですが、やってみたら、本当に可愛い!

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はい。これがわが家のモッフルメーカーです。1個用なのでちょっと小さめの本体で使いやすいです。電源をオンにして、「OK」ランプが緑に光ったら予熱完了です。

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これは8枚切りの食パンを1枚使って焼いたもの。少しプレスされてしまうので、独特の食感になりそれがかえって食べやすいかも。バターとメープルシロップを添えれば、おやつにもぴったりですね。

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こちらは、8枚切りの食パン2枚を使い、ハムとチーズを挟んで、いわゆるホットサンドの要領で焼いてみました。水玉模様が何ともユニークです。

もちろん、おもちを使ったモッフルもサクッ、モチッとした食感とさっぱりとした味わいで日本人好みでおすすめですし、こうした食パンでのアレンジも楽しいです。お正月を過ぎるとなかなかお餅が登場する機会がなくて・・・とモッフルメーカーをしまいっぱなしにしている方、ぜひこんなふうに水玉模様のトーストやホットサンドを作ってみてくださいね。



インテリアライフスタイル展でチェックしてきた、「ワッフル&ホットサンドベーカーのプレミアムセット2011」の情報は次の記事で紹介しますね!


タグ:モッフル
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