2011年11月30日

【テレビ朝日】やじうまテレビ「旬感ランキング」出演のご報告

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

今朝オンエアされたテレビ朝日「やじうまテレビ」の『旬感ランキング』は“ボーナスで買いたい最新家電”がテーマでした。ナビゲーター役を務めたのですが、冒頭の紹介では、ディレクターさんの意向で「魔法使いサリー」のテーマソングに合わせて、私が魔法で消えたり、指を一振りして夢の家電を出したりという演出がありました。

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こんな感じ。消えたと思ったら、画面の右前方や左後方に現れるという演出もあって、スタッフの方々にはいろいろとご苦労をおかけしました。スタジオでの撮影では、ぴょんととび跳ねたり、指をくるくる回したり・・・ちょっと恥ずかしかったんですが、「魔法使いサリーちゃんで行きましょう!」と言われて、挑戦。何だかいい思い出になりました(すみません、この年をしてお見苦しかったかも・・・)

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今回、3つの家電を紹介しました。1つ目は、この「Sallyの家電研究室」のほか、さまざまな媒体で何回もご紹介している三菱電機のレンジグリル(オーブンレンジ)『ZITANG』。これまでテレビでは、焼きそばでの実演が多かったのですが、今回は鶏のから揚げを作りました。

鶏肉の分量も計らず、時間も設定することなく、すべておまかせでOKのジタング。脂もほどよく落ちてジューシーに仕上がります。上のテレビ映像の分量では、だいたい12分くらいでした。

※これまでの「ジタング」の紹介記事はこちらを参考に!
NHK「サキどり」で放映された三菱電機のレンジグリルのこと: Sallyの家電研究室
揚げ物の温め直しも短時間でおいしくできる新調理家電「ジタング」: Sallyの家電研究室


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続いて、今大人気のホームベーカリーの中では、特徴がある製品とのことで、ティファールのブーランジェリーを紹介。実際にパン生地をバゲット型に成型する様子も撮影したのですが、番組ではそこは割愛されたもよう。ホームベーカリー+オーブン機能という他にはないアイデアのある家電で、マカロンなどのお菓子やかわいいメロンパンなども焼けます。

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3つ目の家電はコタツ。華芝のエコタツ(薄い平面ヒーターを採用したもの)がピックアップされました。ちなみに、まだ研究段階だそうですが、軽くて持ち運び可能なヒーター部分の裏にマグネットを付け、オフィスのスチール机の裏に貼りつけて使えるものなどを考案中とのこと。

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驚くほど軽くてびっくり。布団などで覆わないと熱が拡散してしまうのでは・・・という気もしますが、ヒーターそのものの大きさが小さく、膝との距離も近いので、省電力で温かさを得られる目玉家電となるかもしれませんね。

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取材を受けるばかりでなかなか自分では記事としてまとめられないでいた「暖房家電」については、明日、家電Watchの連載コラム『神原サリーの家電HOT TOPICS』に記事がアップされますので、どうかお楽しみに!





2011年11月29日

【お知らせ】明日11/30朝、テレビ朝日「やじうまテレビ」に出演いたします。

こんばんは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

またまた、前日のお知らせになりますが、明朝、テレビ朝日「やじうまテレビ」の『旬感ランキング』のコーナーのナビゲーターとして、出演いたします。放送時間は6時50分くらい〜7時。この冬に注目の家電を3つご紹介します。

キャスターの方とのやりとりでなく、私一人がカメラに向かって話すという収録だったので、はてさて、どんなふうにナビゲートできているやら。朝の忙しい時間ですが、よろしかったらチェックしてみてください。

★今後の出演予定★
今週、金曜日の日テレ『ヒルナンデス』、来週火曜日の『スッキリ』にもちょこっとインタビュー出演いたします。



キュートなアロマケース付き加湿器「TiNY」

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

秋も終わりに近づいて、街はすっかりクリスマスの準備に入っていますね。気温の低さももちろんですが、湿度の低さ。ノドや肌の乾燥が気になります。

先月、大阪の小泉成器さんに暖房家電(コタツやヒーター)の取材にうかがった際に、「これもぜひ紹介したい」と見せてくださったのが、このパーソナル加湿器「TiNY」。昨年は、本体の大きさが一回り大きく加湿量が約150ml/hのもの(KHM-1001)を出して人気だったそうですが、「もう少しコンパクトなものもあるいい」という声に応えて、少しい小さめのものもラインナップに加えたのだとか。

コンパクトタイプ(KHM-1011)の加湿量は約100ml/hですが、デスクの上で自分のほうに向けて使えば、十分な加湿量。本体の水槽部の樹脂と抗菌カートリッジ内の抗菌粒に抗菌活性素材が添加されていて、それが水に触れると内包している銀イオンを少量ずつ放出する仕組みになっています。銀イオンによる抗菌作用で加湿する水も清潔に保ち、水受け部分もぬめりにくくなっているのがいいですね。

にこちゃんのような顔の部分の「口」からスチームが出るのもなんだか愛らしい感じです。

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アロマオイルを使用できるように、加湿の吹き出し口のすぐ下に、アロマケースをセットできるようになっています。本体やタンク内にアロマオイルを入れてしまう人も多いそうですが、これは、変形や故障、水漏れなどの原因になるので、注意してくださいね。

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※こうして注意書きを記載しても、思わず、水の中に混ぜてしまうことがあるのだそう。

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こうしたリング式にして吹き出し口のところに掛けるというのも、いいアイデアですね(外付けにするのに、どのようなデザインにしようか、ずいぶん悩まれたとのこと)。

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加湿量は最大で100ml/hですが、ダイヤルスイッチで好みの量に調整できます。

本体のカラーは写真のブルーのほかに、バイオレット、ゴールド、ホワイト、ピンクの全5種類。落ち着いた色合いなので、年齢や性別を問わずに使えそうです。価格は5000円程度のようなので、アロマオイルとセットにして、クリスマスの贈り物にもおすすめです。

2011年11月25日

【テレビ朝日】明日11/26(土)の「ココイコ!」に生出演します。

こんにちは。家電コンシェルジュのsallyこと、神原サリーです。

前日のお知らせになりますが、明朝、11月26日の6時30分〜8時に放送のテレビ朝日「ココイコ!」に生出演いたします。

TOKIOの城島さんがMCを務めるこの番組は、週末にここに行ってみよう!を提案する情報番組で、10月からスタートしたばかり。明日の特集企画は「家電量販店に行こう」というもので、家電に詳しい俳優の細川茂樹さんが量販店を案内するVTRが紹介されます。

私は、テレビ朝日のスタジオ(というか、1Fのアトリウムロビーで、城島さんや前田アナウンサーとのトークをお送りする予定です。明日は3時半入りでがんばりますので、早起きした方はぜひご覧ください。ちなみに家電特集は7時前くらいからの放送だそうです。

2011年11月22日

【日経トレンディネット連載】シャープが美容家電に本格参入!プラズマクラスタードライヤーの実力は?

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こんにちは。家電コンシェルジュのSally、こと神原サリーです。

11月11日、シャープの新製品「プラズマクラスタードライヤー」の記者発表会がありました。パナソニックの“ナノケア”が圧倒的なシェアを誇る中での、美容家電分野への本格参入。すでに空気清浄機などで繰り広げられている「ナノイーVSプラズマクラスター」の第2戦という感じがします。

この「プラズマクラスタードライヤー」の特徴は、ずばり保湿と静電気抑制。特に、静電気抑制効果は使ってすぐにわかりますし、絡まりのない髪になる(=傷みにくい)ので、試してみた人には魅力を感じやすい製品といえるのではないかと思います。

発表会では、ヘアサロン「Asia」代表のヘアアーティスト・時枝氏がゲスト出演し、わずか3分の間に、プラズマクラスタードライヤーを使って手ぐしだけで、モデルさんの髪をサラサラの見事なストレートヘアに仕上げてしまった様子には、ものすごく説得力がありました。

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そんなシャープのプラズマクラスタードライヤーにかける意気込みや、製品の詳しい特徴、これからの戦略などについて、日経トレンディネットにて記事にしました。

◆日経トレンディネット:違いがすぐ分かる!家電コンシェルジュ
シャープが美容家電に本格参入! 「プラズマクラスタードライヤー」の実力は? - トレンド - 日経トレンディネット


すでに、サンプル機をお借りして使ってみていますので、そのレビューなども記事にしていく予定です。どうかお楽しみに!


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使っている時には、ドライヤーの背面カバーにあるマークが青く光ります。





2011年11月20日

食卓がちょっと楽しくなりそうなティファールのポップアップトースター

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

ホームベーカリーの登場でにわかにパンづいている我が家。昨晩、タイマー設定をして5時に「パン・ド・ミ」が焼き上がるようにし、夫は愛犬との朝の散歩にサンドイッチを作って持って行きました。

さて、パンつながりということで、今日はトースターの話題をお届けします。7月に行われたティファールの発表会でお披露目されたポップアップトースター「トースト アンド ライト」。すでに9月1日から発売されています。

このポップアップトースターの特徴は、トースターの本体が光ること。しかも、パンの焼き具合によって色が変わっていきます。

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発表会では、こんな説明をしていましたが、「そろそろ焼き上がるころね」と分かって便利というよりは、色が変わっていくトースターの様子に何となく心弾む楽しさの演出ということなのではないでしょうか。

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青⇒淡いブルー⇒緑⇒黄緑⇒黄色⇒赤・・・と変化していく様子に子どもが喜びそうですし、本質の機能とは別の「遊び心」のようなもののあるキッチン家電というのもいいのかなと。

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これはデモンストレーションの様子なので、実際にパンを焼く際には取り外して使うことになりますが、ほこりよけの「フタ」がついているのも便利です。

そのほか、食パン以外のクロワッサンやバターロールの温めに使う「バンウォーマー」も付属しています。

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オーブントースターの場合、予熱が必要だったりと案外時間がかかるものですが、朝は「トースト派」のお宅なら、こんなポップアップトースターが1台あると便利ですね。

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本体の下のほうには、焼き色の調整ができるスライド式のレバーのほか、「冷凍パン」用のボタンや「追加焼き」用のボタンがあるのも、わかりやすくていいですね。

たくさんあるポップアップトースターのうちで、「これが一番!」というものではありませんが、毎日の暮らしに彩りを添えるものとして、こんなものもありますよ!というご紹介でした。





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2011年11月19日

パナソニックのホームベーカリーがわが家にやってきた!

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

今や、主婦が欲しい家電の第1位がホームベーカリー、すでに30〜40代ミセスのいる家庭では、ホームベーカリーの普及率が30%を超えたとの報道もありました。私も何回かお借りして使った経験はありますが、息子たちがすでに大きい(二人とも成人してますからね)こともあり、購入するには至らず・・・

そんな折、10月に日本テレビの「ヒルナンデス」のいとうあさこさんのコーナーでホームベーカリーの特集があり、企画&出演をさせていただいたことがきっかけで、パナソニックの最新モデルSD-BMS104をモニターとして使わせていただくことになりました。

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10月26日に放送された番組では、スタジオに何と13機種のホームベーカリーが登場。そのうちの9機種で実際にパンを焼いてみるという手間のかかった企画となりました。

パン作りについては料理研究家の方が担当。いとうあさこさんや古市アナウンサーに指南していたのですが、私はこれまでのホームベーカリーの歴史やそれぞれのメーカーさんの特徴について、お話させていただきました。いとうあさこさん&古市アナウンサーのテンションがあまりに高くて、収録中も大盛り上がり。楽しい現場となりました。

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さて、そんなご縁でわが家にやってきたパナソニックの最新ホームベーカリーですが、なんと26のモードが搭載され、ベーシックな食パンから白パン、蒸しパン、健康系のパンなど幅広く作れる1台。夕飯の献立がビーフシチューだった日に、さっそく食パンを焼いてみました。

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今回のモデルから操作パネルがシンプルになっていて、メニューを番号で選ぶようになっています。メニュー番号は、取扱説明書にも記載されていますが、上ぶたを開けたところにも表示されているので、安心です。

実はこの日は早めに帰宅していたものの、「そうだ、せっかくだからパンを焼こう!」と思い立ったのがすでに19時少し前。どうせみんなが帰ってくるのは22時くらいだから、大丈夫・・・と思ったのですが、普通の食パンでも約4時間かかるのですね(私は3時間だと思い違いをしていました)。

こりゃあ、あきらめないとならないかなと思ったけれど、「確か、早焼きコースがあったはず!」と取扱説明書を見てみると・・・

「早焼き食パン 約1時間50分」とうれしい表示が! 久しぶりに焼くのが早焼き食パンというのは不安だったのですが、心配は杞憂に終わりました。

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これが、材料投入から1時間50分で焼き上がった「早焼き食パン」。いい具合にふくらんで、焦げ目も美しい!

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熱々のケースを取りだす時に必須のミトン。このパナソニックのホームベーカリーにはちゃんと初めから同梱されているあたり、至れり尽くせりだなと思います。

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焼き色も自在に選べるのですが、今回は標準のままで。若干薄めの焼き色かもしれません。

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少し冷めるのを待ってから切ってみると、ご覧のとおり、ふっくら&きめの整った食パンに焼き上がっています。

「早焼き食パン」は、強力粉とドライイーストの分量が通常よりも多く、こねや発酵の時間を大幅に削って作っています。その分、イースト特有の香りが少し強いようにも感じましたが、2時間弱でここまで出来るなんて、すごいです。さすがです。

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これはおまけ。この日のビーフシチューの写真です。ちなみに、ほんの少しだけ残った食パンの残りを翌朝食べてみましたが、1晩経ったのにふんわりしていて、とても「早焼き食パン」とは思えなかったです。「どうせ焼き立てだからおいしいのに決まってる」と思っている人、そんなことありません。

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実は、昨晩で今回の最新モデルの一番の特徴である「パン・ド・ミ」も焼いてみました。

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「パン・ド・ミ」のレシピでは、ドライイーストが普通の食パンの半分で、発酵にものすごく時間をかけます。なので、材料投入後から焼き上がるまでの時間は約4時間50分。私自身は材料を間違えないように計量して入れるだけ。後は、すべておまかせなので、時間のことだけきにかけておけば心配ありません。

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こちらが焼き上がりの様子です。見た目は「早焼き食パン」のときと変わらないかもしれませんが、香りが違うように感じました。

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ほらね、焼き目はずいぶんしっかりついています。

「パン・ド・ミ」とはどんな食パンのことなのかというと、諸説あるようですが、外側がカリッと焼き上がり、中はしっとりもちもち。口どけがよくてほんのり甘さを感じる・・・といったもののよう。パナソニックの「パン・ド・ミ」コースで焼いたパンもまさにそんな焼き上がりになっていました。

で、こちらは見事に(あっという間に)1斤完食。パスタが4種類など、“主食系”のものが食卓にずらりと並んでいたのに、それとは別腹で家族のお腹に収まったのでした(ちぎってバターをくるんで食べるという、ごくごくシンプルな食べ方)。

ホームベーカリーのある暮らし、やっぱり楽しいです。パナソニックのは、さすがに音が静かなのでタイマーで朝用のパンを焼く際にも全く機にならないだろうなあと思いました。これから、アレンジパンなどいろいろなパンづくり、やってみたいなと思いますが、1つだけ心配なのは「こりゃあ、太るなあ」ということ。

買ってきた食パンなら、8枚切りを1枚食べておしまいのはずが、いくらでも入りますもんね。購入を検討している方、この点にだけはご注意を(笑)






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2011年11月16日

【朝日新聞掲載】家のしごと相談所〜こたつを上手に使う〜

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

先週末、11/12(土)付の朝日新聞34面、生活欄の「家のしごと相談所」のコーナーでは、『こたつ』を取り上げています。少ない電力で家族全員が効率よく暖まることのできる『こたつ』ですが、近年は、ライフタイルが洋風に変化したこともあり、エアコンや床暖房などに頼って、使っていない家庭も見受けられました。特に都心部ではそうした傾向が強かったと思います。

でも、この冬は節電対策という側面からも『こたつ』が見直されています。これまで個室に散らばっていた家族が、『こたつ』によって1つの部屋に集まるということは、テレビや照明器具なども1か所での使用のみとなり、“節電暖房”というだけではないトータルな電力消費を考えてみても、節電につながりますよね。

というわけで、私自身も『こたつ』に注目して、7月くらいから取材を重ねていました。そんな噂を聞きつけた朝日新聞の記者の方が、先日私のところに取材に来られ、最近のこたつ事情から、安全な使い方、選び方まで2時間近くもお話をすることに。

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私自身のコメントはわずかですが、取材時にお話させていただいた内容を元に、記事全体が構成されていて、「こたつ初心者」にも役立つ内容になっていました。

10月から「暖房家電」や今年の新製品についての「おすすめ」や「ベストバイ」について、ひたすら取材を受けているため、家電の記事をずいぶん書いているような気がしますが、なかなか肝心の執筆が追いつかなくてあせっています。この冬の暖房について今日明日にも原稿を完成させて担当編集者さんに送らなければ!

ところで、今回の朝日新聞さんの記事では、大手新聞社で初めて「家電コンシェルジュ」の肩書きで紹介してくださり、うれしい実績となりました。これまで、日経新聞の評価委員の仕事では「家電コンシェルジュ」の肩書きで掲載されていたのですが、毎日・読売・産経新聞では「家電の選び方などをアドバイスする家電ジャーナリスト」のようなものが多かったんですよね。まあ、私自身が自ら名乗っている肩書きではありますが、「家電のお困りごとを解決しますよ」という立ち位置が伝わるのではないかなあと思って。

これからも「家電コンシェルジュ・神原サリー」として、多方面にアンテナを張り、取材をし、勉強もして、その名に恥じないようにお役にたてる存在でありたいと思いますので、応援のほどよろしくお願いいたします!


↓ ちなみにこれは、山善さんのダイニングこたつ。専用イスは回転式になっているので便利です。今回の記事にもコメントとして掲載されていますが、こたつは“家具”でもあるので購入する際は、こたつとして使用していない時のことも考えて、インテリア性に優れたものを選ぶのも大切かなと思います。

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2011年11月15日

【日経トレンディネット連載】“ユニーク節電”で勝負!「2012年エアコン」大解剖

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

家電の新製品発表ラッシュが終わって、ようやく落ち着きました。家庭の中で電力消費量の多い家電といえば、冷蔵庫とエアコン。日経トレンディネットですでに冷蔵庫については日経トレンディネットにて記事にまとめていますが、エアコンも5社が出そろった段階でひとまずまとめてみました。

節電機能強化の三菱、日立、これまでのエコナビを進化させたパナソニック、元々の充実した省エネ性能に着目してもらうべく、ボイスコントローラを搭載して「声で動くエアコン」として脚光を浴びた東芝、そして暖房家電としての立ち位置をかためようというシャープ・・・それぞれに個性的です。

先週、ダイキン工業が「うるるとさらら」の新製品をリリースし、明後日17日には富士通ゼネラルの発表会もありますので、追ってこちらについても詳細をお知らせしますが、冬のボーナスを前にエアコンの買い替えを検討している方にも、「最新のエアコン事情が知りたい」という方にも、参考にしていただければ幸いです。

◆日経トレンディネット連載:違いがすぐ分かる!家電コンシェルジュ
“ユニーク節電”で勝負!「2012年エアコン」大解剖
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20111111/1038606/



2011年11月14日

【家電Watch執筆】視覚障害者のための総合イベント「サイトワールド」取材レポート!

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

今年も11月1〜3日に、錦糸町の丸井(8F/9F)にある「すみだ産業会館」にて視覚障害者のための総合イベント「サイトワールド2011」が開催されました。一昨年にも取材に訪れたことがあるのですが、家電メーカーもこのイベントに出展していて、ユニバーサルデザイン(UD)に配慮したIHクッキングヒーターやテレビ、炊飯器、電話などが展示され、参加者の注目を集めています。

おなじみの家電もUDの視点から見てみると、「こんな機能があったのか」「なるほど、こうした視覚障害者の方のための配慮でもあったのだな」など、気づく点が多く、とても勉強になります。華やかなイベントではありませんが、少しでも多くの人に、このイベントのことや、家電メーカーの取り組みについて知ってほしいと思い、今回、家電Watchで記事を書かせていただきました。

◆視覚障害者向けの総合イベント「サイトワールド2011」
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20111111_489864.html

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今年は晴天に恵まれたこともあり、3日間で5000人の来場者数という大盛況に。会場には盲導犬の姿も見られ、わが家の愛犬も同じ犬種の黒ラブなので、胸がキュンとなりました。

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サイトワールドの開催は今年で6回目となりますが、家電メーカーでは三菱電機とパナソニック、そして今回、初出展となる東芝の3社がブースを設け、たくさんの方々が足を止めて説明に聞き入っている様子が見られました。

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こちらは三菱のIHクッキングヒーター。5分割で新形状の大きなコイルを採用した、新機能が魅力です(詳しい機能については、別途ご紹介しますね)。

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三菱のIHクッキングヒーターには、シリーズ別に「使い方音声CD」を用意しています。せっかくの取り組みについて、まだまだ知らない人も多いのが現状というのが、ちょっと悲しいところ。必要な人にきちんと届く仕組みが整うといいのになと思います。こうしたイベントもCDのことを知らせるよい機会といえるでしょう。

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IH炊飯ジャー「蒸気レスIH」の音声ナビも、視覚障害者の方にとって、便利な機能です。記事にも書きましたが、残すは「内がまの水加減」問題の解決とのこと。コストの問題もあるので、どこまでどのように取り組んでいくのかが難しいそうですが、視覚障害者の方が苦労せずに水加減の調整ができるようになったとしたら、それは、健常者にとっても便利な機能になるようにも思います。

サイトワールドでの視覚障害者の方々とのやりとりが、製品の改良にもつながっているといいますし、それが視覚障害者方々の励みにもなっているという事務局長さんのお話もありました。これからもっと多くの企業が出展して、双方向のやり取りが実現するといいのにと思います。

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こちらは、パナソニックのコードレス電話の新製品。親機の受話器が“コードレス”になっているので、使い勝手がよく、電話帳登録をする際に、50音も読み上げてくれる点が視覚障害者の方に大好評で、担当者の方が驚いていました。「そうか、こんな点を便利に感じてくれるのだな」「こうだったら、もっといいのにな」などについて、生の声を聞いて実感できるのは本当に役に立つことだといいます。

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東芝からはIHクッキングヒーターのほか、声で動くエアコン「大清快VOiCE」も展示され、実際に試してみる人の姿がひっきりなしに見られました。

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音声認識があるからといって、リモコンがおろそかになっているわけではなく、手になじみやすい押しボタン。機能に応じた突起など、UDの配慮が随所に見られます。

そのほか「読み上げ機能のある“しゃべるテレビ”」(三菱・パナソニック)などの細かい紹介や、メーカーの担当者やサイトワールドの事務局長の方のコメントなどは、どうか家電Watchの記事をお読みくださるとうれしいです。写真の点数も多く、記事も長いですが、思いを込めて執筆した力作レポート(自画自賛ですみません)です。


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2011年11月13日

【GoodsPress12月号掲載】最新冷蔵庫の魅力&ちょい足し暖房9アイテム

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

現在発売中の「GoodsPress12月号」(徳間書店発行)では、秋冬イチオシ家電を大特集しています。“絶対買いの100台”について、すべて実際に使ってみるという手間暇かけたページ作りが今回の特集企画の特徴。

私も冷蔵庫のページでは、パナソニックのパーシャル室と東芝「ベジータ」の野菜の新鮮保存力を検証しています。

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(画像クリックで大きくなります)

この見開きページでは、これまでの「まとめ買い=冷凍保存」から、取り出してすぐに使える機能にシフトしてきている冷蔵庫のポイントを解説&検証。

パナソニック、東芝の冷蔵庫には私が実際に検証する6日前に編集担当者が食材を入れておき、6日後の鮮度状況などを見てみるというテストをしています。

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実は、この検証にあたり、私が家で使っているグローバルの包丁を持参するという徹底テストぶり。タオルでくるんだり、パッキングしたりと万が一の事故が起きないように、入念にくるんで(ドキドキしながら)持って行ったのでした。

実際にパーシャル保存されたひき肉を切ってみると、出してすぐにカットできて便利ですし、1匹丸ごとパーシャル保存した魚もご覧のとおり、内臓処理がとても楽。微凍結状態なので、コロンと塊で取り出せるのでまな板が汚れにくいんですよね。6日間、冷蔵室で保存した魚をさばく・・・というテストでは、ニオイはするし、内臓はグチャッと広がるしで、本当に大変でした(この日は夕方テレビの収録もあったのに、手が生臭くてちょっと泣きが入ったくらい)。

パナソニックの冷蔵庫での「パーシャル室の復活」は4年ぶり。三菱が「切れちゃう冷凍」機能を続けていますが、やはりこうした“すぐに使えて、鮮度も保持”する機能というのは、時短がキーワードとなる現代の生活にはとてもマッチしたものだといえるのでしょうね。

パーシャル機能の利用としては、こうした魚やひき肉のほか、カレーやシチュー、パスタソースにも役立ちそう。必要な分だけ取り出せるのがポイントです。

ちなみにパナソニックのパーシャル冷凍は、冷蔵室内の最下段に「チルドルーム」との切り替えで使用可能となっています。三菱のほうは、いわゆる「切替室」の場所に「切れちゃう瞬冷凍室」として存在。こちらは、保存の温度帯が−7度のため、保存期間が2〜3週間と長いのが特徴です(パナは−1〜3度のため、保存期間の目安は1週間程度)。

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東芝のベジータの「うるおい補給野菜室」の威力にもびっくり!だって、ラップもしないまま6日間保存した葉物野菜がシャキッと新鮮なまま! 野菜室まんなかのレイアウトと共に、野菜重視派には見逃せない冷蔵庫だなと思います。

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そのほか、暖房家電のページでもインタビュー取材を受けたものが掲載されています。実際の暖房家電の検証と評価には私は関わりませんでしたが「エアコン等のメイン暖房+サブ暖房」という、この冬おすすめの使い方の参考になると思いますので、このページもぜひ。



2011年11月09日

“サスティナビリティ”と節電と

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと神原サリーです。

最近、私が気になって仕方ない言葉の1つに「Sastainability(サスティナビリティ)」というのがあります。

サスティナビリティとは、「持続できること」「持続可能性」をあらわす新しい言葉で、元々は林業や水産業などの自然資源の管理という観点から提案された考え方。

あれ?「持続可能な」っていう言葉、これまでにもどこかで聞いたような。そうそう、あの「LOHAS(ロハス)」です。よくロハスとは何?というときに説明されるのが「健康と環境、持続可能な社会生活を心がける生活スタイル」というもの。

LOHASとは、Lifestyles of Health and Sastainability の頭文字をとったものですから、そういう説明になりますよね。一般的にかみくだいて言うと、「健康と環境を志向するライフスタイル」ということになります。

私はどうしてもこの「持続可能な」という言葉が日本語としてなじめないこともあり、LOHASという言葉を聞くたびに違和感がありました。「持続可能なって何よ」みたいなね。

ところが、健康と環境なんていうものを超えた、ある意味切羽詰まった“節電”において、「持続可能な節電」という言葉を聞くことになろうとは!

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これは9月1日に三菱電機が新たな群提案として打ち出した「節電アシスト」という考え方の説明会の資料です。

3月の震災後、電力不足から私たちの間に急速に広まった言葉が「節電」です。これまで消費電力を抑えるという意味では「省エネ」や「エコ」という表現もされていました。

・省エネ&エコ・・・地球環境維持のために二酸化炭素の排出量を抑えるものとして、快適性を犠牲にしないで消費電力の低減を図る
・節電・・・限られた電力を超えないために快適性を犠牲にしても、とにかく消費電力量を抑える努力をする

たぶん、皆さんはこんなイメージを持たれているのではないかと思います。

今回、三菱電機が打ち出した「節電アシスト」は、“快適性を犠牲にする節電は続かないし、節電に手間がかかるようではよくない”という考え方から、今後まだまだ続くであろう電力供給不足を乗り切るためには「楽しく続けられる節電」でないといけないとし、そうした節電を助ける機能をさまざまな家電に搭載していこうというものです。

この「楽しく続けられる節電」について、説明する際に「持続可能な節電をアシストする」という言葉を使ったので「おおっ!持続可能な=サスティナビリティが登場した!」と思ったのでした。

つまり、今だけの問題ではなく、将来を見越して続けていけることがサスティナビリティなのですよね。その場しのぎではいけないということ。

というわけで、このサスティナビリティの考え方を節電にあてはめた「節電アシスト」が9月発売以降の主要機種には搭載されています。

冒頭の画像は、エアコンのリモコン。「もっと節電」ボタンを押すと、節電につながるさまざまな設定が一括でできる画面になり、同時に現在の節電レベルが豚のアニメで表示されたりもします。

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こちらは、液晶テレビ「REAL」のリモコン。一番下のほうには「節電」ボタンがついていて、さまざまな節電モードの設定ができます。

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「画像の明るさを落とすにはどうするんだっけ?」という際にもこのボタン1つで設定画面になるし、消灯連動節電や無操作節電など、おまかせで節電してくれる機能がいろいろあることにも気付かされます。せっかくそんな機能があるならちゃんと使ってみようという気持ちにもなるというもの。節電というと義務っぽいですが、電気のムダをなくすと考えれば前向きですよね。

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そのほか、9月1日に発売された2代目「風神」にも「節電ボタン」がついています。

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こちらは、5分割&業界最大のコイルを搭載した新しいIHクッキングヒーター「びっくリングIH」のホワイトナビ液晶。これまでの外向/内向の交互対流だけでなく、内向対流(タテ・ヨコ)との組み合わせによる3方向の交互対流ができるため、かき混ぜ効果や味のしみ込みもよくなり、効率よく調理が可能に。内と外のダブルリングのIHに比べ、40%も消費電力が低減するため、「節電」の表示が出ています。

このほかにも、冷凍冷蔵庫にも「節電アシスト」機能がついていて、コンセントマークが目印になっています。

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最後に。

持続可能な節電という考え方はとても素晴らしいのだけれど、リモコンにも本体にも、「節電」の文字がついているのには、正直言って抵抗があります。あくまでイメージの問題かもしれないけれど「eco」と「節電」では何だか違うんですよね。

万が一の停電を回避するためではなく、毎日の暮らしの中で電気のムダをなくそうという気持ちが大切かなと。

まあ、いずれにしても、やはり「節電」の文字とマークが一番わかりやすいのかもしれませんけれど。

家電製品はだいたい買い替えまでのサイクルが8〜10年。今年買い替えたこれらの家電を10年近く使うことになりますが、さて10年後の未来やいかに? どんな気持ちで「節電」マークを見つめることになるのか気になります。

持続可能な節電が、どうか私たちの未来を救いますように。





posted by sally at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 省エネとエコロジー

2011年11月07日

【週刊文春掲載】節電で売れているという“石油ストーブ”、使うときの注意とは?

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

現在発売中の週刊文春(11月10日号)、「THIS WEEK」のコーナーで石油ストーブについて取材を受けた記事が掲載されています。夏の扇風機に需要の高さもあってか、家電量販店では夏の終わりから石油ストーブを積極的に売り始め、9月の販売台数は前年比16倍に。

節電意識の高まりと、電気がなくても暖がとれるということで、人気のようですが、私のコメントは「石油ストーブは使い方に注意が必要だし、万が一停電した際の非常用暖房器具と考えたほうがいいのでは」というもの。

都心の賃貸マンションでは石油ストーブが使用禁止のところも多く、こうした燃焼系の暖房器具は高気密住宅での使用にはまめに換気をするなど十分な注意が必要になります。

ここであらためて石油ストーブを使用の際の注意点をあげてみると・・・

●燃焼ガスを発生するので1時間に1〜2回は換気を。灯油の燃焼時に発生するニオイの軽減にも役立ちます。
●灯油を燃焼する際には、水蒸気が発生するので結露に注意。気密性の高い住宅の場合はなおさらです。
●案外忘れがちですが、火傷に注意を。これまでエアコンなどを使用していた場合は、思わぬ不注意から火傷をしてしまうことも。
●付けたまま寝てしまうと、酸欠の危険や火事の心配も。必ず消火してから休みましょう。
●ストーブの上に洗濯物を干すのは絶対にやめること。ハンガーなどに吊るしていると、乾いて軽くなった洗濯物が上昇気流で揺れ、落ちて火災になるという事故が多く起きています。
●ガソリンの使用は厳禁! 必ず灯油を使いましょう。

こうして見てみると、慣れない身では危険がいっぱいの石油ストーブ。安易に導入を考えるのはどうかと思います。

それならば、暖房効率がよく省エネ性の高いコタツのほうがずっとおすすめ。1つの部屋に集まることで、テレビや照明器具などの電気代も節約できるし、会話も弾みそうですよね。

そのほか、エアコンの温度設定や使用時間を控えめにしながらも、快適性を損なわないサブ暖房器具としては、電気カーペットやカーボンヒーター、オイルヒーター、電気ファンヒーターなどがあります。これは選び方と使い分け&使い方が節電のポイントになるので、そうした情報もこれからアップしていきますね。


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2011年11月05日

「プラズマクラスター乾燥機、いいかも!」の理由〜その2〜

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

昨日に引き続き、シャープから11月22日に発売予定の「プラズマクラスター乾燥機」についてお話ししましょう。

いろいろなシーンで活躍できそうなこの新製品。基本となる布団乾燥機能も充実しています。

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これが付属のマットに温風を送り込んだところ。掛け布団、敷布団の両方に温風+除菌イオンが行き渡るようにするために、中央に細かな網目の窓が設けられています。Wサイズに対応する大きさというのもうれしいですね。


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こちらはベッドなどで使う際にも便利なように、布団の横方向から温風を送れるように作られた差し込み口。

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こんなふうにベッドの横に置いて使えるのは便利ですね。

プラズマクラスター機器事業部・商品企画部長の富田氏によると「ちょっとした細かい点にもいろいろと気を配ったのですよ」。それはどんな点かというと・・・

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本体の背面に設けられた布団乾燥用マットの収納部が、とても大きいんですね。私も以前、布団乾燥機を使っていたことがあるのでわかりますが、使用後にマットをしまおうというときに、スペースが狭くてなかなかきちんと収まらず、「もう少し広ければよかったのに」と。案外、こんな部分が使いやすさの肝だったりしますよね。

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そのほか、使用していないときにはホース上部からホコリが入ったりしないように、フタがついていますが、ここにも仕掛けが!

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こちらがフタをはずした状態です。実は、万が一、フタを閉めたままスイッチをオンにして本体に負荷がかかったりしないように、安全性を配慮して風が吹き出す勢いですぐにフタが外れるように設計されています。まあ、簡単に言ってしまうと、フタをのせているだけの状態にしてあり、フタそのものがとても軽いので「ポンッ」と外れやすいというだけではあるのですが、その理由をうかがってみると、「なるほどね」と。

この「プラズマクラスター乾燥機」は、布団乾燥以外にも

・濡れた傘を乾かす
・ペットのシャンプー後の乾燥に
・お風呂上りのヘアブローに(!)
・部屋の除菌・脱臭
・スポット脱臭

・・・など、さまざまな提案をしています。そのため、これまでの布団乾燥機以上に安全設計に配慮したとのこと。本体が倒れたときに自動的に運転を停止する「転倒時運転停止装置」のほか、過度の温度上昇を防ぐための装置も本体4か所に設置して、暖房器具として使用した際の安全性も図っています。

ふとん乾燥機と考えてしまうと、想定売価の2万4800円は高いなあと思うのですが、アタッチメントが3つ付属されている点や、使えるシーンの汎用性の高さから考えると、これくらいの価格でもいいのかなとも。3kgと軽いので、年配の方が使うにも負担が少ないでしょうし、贈り物にもいいかもしれません。

最近のシャープは何でも「プラズマクラスター」なので、少々辟易していたのですが(ごめんなさい)、今回のこの製品は「いいかも!」と思った私なのでありました。




2011年11月04日

「プラズマクラスター乾燥機、いいかも!」の理由〜その1〜

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

私は家電が多機能になりすぎることで、かえって使いづらかったり、価格ばかりが上がってしまうことに抵抗があります。本当に必要なものを残して、使いやすくしてほしいなと常々考えているのですが、“基本性能をしっかりと生かして、使いやすく、しかも多機能な使い方ができる”ものなら、いいなと思います。つまり、「私の生活にこんなに便利に使えそう!」という使い方提案がいかに充実しているかですよね。

先週、記者発表のあったシャープの「プラズマクラスター乾燥機」は、まさにそんな家電だと思いました。

実は、発表会の案内があった際には、「プラズマクラスターのデバイスを搭載したふとん乾燥機が出るのか」程度にしか思わなかったのですが、実際に製品を見て、その説明を聞いてみると、その特性を生かしたさまざまな使い方提案がなされていて、製品名を「ふとん乾燥機」にしなかった理由がよくわかりました。

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今回の「プラズマクラスター乾燥機」には、ふとん乾燥用のマット、ブーツ用のアタッチメント、洗濯物乾燥用のカバーの3点が最初から付属されています。

ふとん、ブーツ、衣類乾燥の3点は、他のメーカーのふとん乾燥機でも提案されているし、珍しくはありません。でも、「プラズマクラスター」の除菌・脱臭・静電気除去という特性をプラスすると、新しいことができるのですね。

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洗濯物ハンガーにカバーを付けて、乾燥機代わりに使うときも、「除菌・脱臭機能」がプラスされることで、生乾き臭などの嫌なにおいの心配もなくなり、より説得力のあるものになります。


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そのほかにも、たとえば、こんな使い方。寒い朝に、温風で衣類を温めつつ、静電気を除去して、嫌なパチパチ感をなくし、ホコリなどを寄せ付けにくくする。しかも、脱臭機能もあるので、前日着た衣類のリフレッシュにもなります。

長いホースがついていることや、ホースの位置が真上と背面の2か所にかえられることで、自在な方向に温風を送ることができます。

静電気除去については、元々、プラズマクラスターイオンの特性の1つでしたが、今回の発表会では、この乾燥機の温風(または送風)を衣類に当てることで、静電気が本当に除去されるのかどうかの実験もありました。

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見えづらくて申し訳ありませんが、実験の最初のほうでは「3.4」という数字だったのが、あっという間に「0.69」に変化しています。

これまで、ふとん乾燥機で衣類の温め…という発想はなかったかもしれませんが、「寒い朝に暖かい服を着られる」+「静電気を取り去ってくれる」という2つのポイントを訴求することで、「これ、あったら便利かも」と思いますよね。

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操作部も、基本的に「1機能1ボタン」でわかりやすく、すっきりとしたデザインになっています。

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ブーツのほかにも、こんなふうに靴箱にイオンを送風して、除菌・脱臭をするという使い方も。靴箱の乾燥や除菌・脱臭では、除湿乾燥機を使う方法もありますが、こちらは重さ3kgと持ち運びもしやすいので、本格的な除湿はできなくとも気軽に使えて清潔に保つのに役立ちそうですね。

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さらには、バッグの中の除菌・脱臭提案までされていて、あっぱれだと思いました。これまでアクアなど洗濯機(シャープならプラズマクラスター洗濯乾燥機)で、“洗えないものもお洗濯”というのはありましたが、「プラズマクラスター乾燥機」ならもっと手軽です。

イオン発生機との違いは、「ホースが付いている便利さ」と、「温風&送風」の両方ができること。いやはや、ふとん乾燥機だと思っていたのに、こんなにも生活のさまざまな場面で使えるとは驚きでした。

そのほかにも、「これ、いいかも!」があるのですが、長くなったので、次回に。