2012年03月31日

昨日のラジオでお話しした「男前アイロン」のこと。

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

昨日、ラジオ出演したbayfmの朝の番組「パワーベイモーニング」。今日になって新聞を見てみたら、ラジオ欄のところに、お話しする予定だった内容が「最新 春家電!男アイロンとさくらLED」と紹介されていました。

春にアイロンが注目される季節であることは、先日もこの記事でお話ししたとおり。昨日は最近の人気アイロンとして、アイロン掛けが苦手な人でもすいすい掛けられるレモン型をしたパナソニックの「カルル」シリーズのことや、似た形だけれど中上級者向けの東芝「ラクー」の最上位モデルのことなどについて取り上げました。「カルル」はすでに3代目となる製品が発売されています。

で、本題はラジオ欄にも書かれていた「男アイロン」。実は正式名称は「男前アイロン」というもので、創業80年以上になる業務用電熱メーカーの石崎電機製作所からこの春発売されたばかり。

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とにかくパワフルで丈夫な「一生もののアイロン」を作ろうというのがコンセプトとのこと。コードレスタイプながら、立ち上がりが90秒と早く、スチーム量もたっぷり。何よりうれしいのが、通常、家電の交換部品の保有法定年数というのは6年なのだそうですが、部品のある限り、修理を続けて長く愛用してほしいという姿勢。さすが男前です。

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カラーもご覧のとおり、アイロンとしては意表をついた「ゴールド」と「ブラック」。この下の機種にはブラックのコード付きタイプもあります。

リリースが出されたときから、コンセプトがいいなあと着目していた製品で、実は来週、石崎製作所に取材に行くお約束になっています。開発者の方にいろいろとお話しをうかがうのが楽しみ。現在、連載中のコーナーで取り上げる予定ですので、どうか私の記事もお楽しみに!

番組では、アイロンのほか、シャープの「さくら色LEDシーリングライト」についてもお話ししました。ストレス社会において質のよい眠りは本当に大切なこと。それを「明かり」という切り口で少しでも解決しようとしているこの「LEDシーリングライトは、とても素敵だと思います。

前にも書きましたが、淡いさくら色のあかりに「ソメイヨシノ」、少し濃いめのさくら色の明かりに「八重桜」という名前をつけたところなんて、感動ものです。私自身も短い時間ではありますが、このさくら色の明かりを体験させてもらったとき、本当に安らぐなあ、居心地がいいなあと感じました。パーソナリティのきゃんひとみさんもこの「さくら色シーリングライト」にはかなり興味をもたれた様子でした。

10分程度の短い時間でしたが、ラジオ欄にも取り上げていただき、楽しくお話しできたこと、うれしく思います。またどうぞよろしくお願いします!




2012年03月30日

三菱REALブルーレイ、「これが便利!」のおススメ機能

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

三菱電機のブルーレイディスクレコーダー「REAL」DVR-BZ260についてのご紹介、第3弾です。

これまで2回については下記の記事をご覧ください。

 →第1回 「これから三菱の黒モノは白モノとしてとらえてほしい」
 →第2回 三菱ブルーレイREAL「くるっとリモコン」が生まれるまで。

さて、今日は、いよいよ本体の製品の特徴です。リモコンだけが「白物家電のように使いやすい」のではなく、「こんなことができたら便利なのにな」を実現させているのが、この製品。

■「見る」ときに便利な機能

<スマート再生>
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リモコンの青、赤、緑、黄色のボタンのうち、再生中に「緑」ボタンを押すと、スマート再生に。『1.3倍速の音声付き早見再生』ができます。ちゃんと何を言っているのかがわかる範囲のスピードだけれど、でも通常よりは1.3倍なので短時間で見られるのがポイント。

さらにもう1度緑ボタンを押すと三菱独自の「見どころ再生」になります。

<シーン検索>

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そしてもう1つのおすすめは「シーン検索」。

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番組の再生中に、今度は「青ボタン」を押すと、上の写真のように、画面の下に帯状のサムネイルが表示されます。長時間の番組などでは「誰々が出てくる、このコーナーが見たい」という時があると思うのですが、このように場面ごとに表示された中から選んで「決定」ボタンを押せば、すぐにその場面に飛んで見ることができて便利です。

<ジャンル別表示>

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このブルーレイディスクレコーダーは外付けHDDにも対応していますが、そうなるとどんどん増えていってしまう番組の中から、見たいものを探すのが一苦労ということにもなりかねません。

自分だけならまだしも、家族それぞれが好みに応じて録画していくと数が増えますものね。

そんなとき、録画した番組を「ドラマ」「映画・アニメ」「音楽・バラエティ」「スポーツ・ニュース」といったふうに自動でジャンル分けしてくれている機能がとても便利です。4つのジャンルから選んだものが表示されるので、選ぶのがグンとスムーズに。

■「録る」のに便利な機能

<おすすめ予約>

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リモコンの「予約」ボタンのすぐ上にある『おすすめ予約』ボタンを押すと、これまでの録画の傾向や、再生の履歴からおすすめの番組を表示してくれるという機能があり、スピーディに予約するのに役立ちそうです。しかもこんなふうにリモコンにそのボタンがついているのが、いいですよね。

■その他いろいろ

<外付けHDDに内蔵HDDの古い番組を自動でムーブ>

普通のレコーダーだと、外付けHDDを追加した場合、内蔵HDDに録画するのか、外付けのほうなのかをまず指定したり、フォルダーを作成したりという手間がかかります。慣れている方なら、こうした整理が上手にできるし、苦にならないかもしれませんが、一般的に考えると外付けHDDを追加する理由は「録画容量を増やしたいから」。

そこで三菱が考えたのは、内蔵HDDの容量が少なくなってきたら、自動で外付けHDDにムーブして空き容量を確保するということ。しかもレコーダーに電源が入っていない時間帯を使って、いざというときに準備万端にするのです。

再生リストでも、内蔵と外付けの区別をせずに、一覧で出てくるので、「どっちに録画したんだっけ?」と探す手間がいりません。

<最初の画面で3秒間キー操作がないと音声アシストする>

取扱説明書を読むのはおっくうだけれど、いざ操作しようとして困ってしまうときもある。そんなときに音声ガイドは便利です。かといって、いつも音声でガイドされるのは煩わしいという人も多いことでしょう。そこで決められたのが「3秒の間」。3秒何もキー操作をしないと、「お困りでしょうか?」と判断され、次のキー操作をアシストしてくれるのです。このあたり、さすが「らく楽アシスト」の三菱ですね。

<らく楽モード>

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最初から簡単操作にする方法もあります。本体のまん中にある「らく楽モード」ボタンを押しておくと、テレビ画面にはごく簡単な操作画面しか出ないようになります。昼間、年配の方しか使わない・・・なんていうときには、このボタンを押しておいてあげるとさらに簡単に使えるようになります。

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以上、私がいいなあと思った点を中心にお話ししましたが、このほかにも、節電機能や瞬間電源オン、かんたんに残せる機能などいろいろあります。

まずは店頭で「くるっとリモコン」を手にとって見ていただけるといいなあと思います。






2012年03月29日

【お知らせ】明日3/30、bayfm「パワーベイモーニング」に出演します

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

明日の朝のラジオ出演のお知らせです。ベイエフエムPOWER BAY MORNING(パワーベイモーニング)の『デリナビ』というコーナーにて、パーソナリティーのきゃんひとみさんとのトークをお届します。いつのまにか、このコーナーへの出演も、今回で7回目となりました。

テーマは「この春、狙い目家電」。さて、何を取り上げるかはお楽しみ♪ 出演はだいたい7時30分〜40分の予定です。

番組のお知らせは、毎朝下記のサイトにて早朝に更新されています。
POWER BAY MORNING




三菱ブルーレイREAL「くるっとリモコン」が生まれるまで。

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

昨日の記事に続いて、白物家電と呼んでほしいとまで言わしめた三菱のブルーレイディスクレコーダーの新製品、DVR-BZ260についてお話しします。3月26日に発売したばかりの新製品の特徴の前に、すでに昨年モデルから搭載されている「くるっとリモコン」のことをご紹介しましょう。

「くるっとリモコン」というのは、ホワイトのレコーダーの面を裏返すと、今度はブラックのテレビ操作用の面が現れるという、1台2役のリモコン。たくさんの機能をもっているレコーダーだからこそ、とにかく簡単に「したいこと」ができるようにと考えられた末に到達したのがこの「くるっとリモコン」です。

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たとえばテレビを見ているときに、「何だかおもしろくないから、録画しておいたあの番組を見よう」と思ったり、「そうだ、あの番組の録画予約をしておこう」と思いついたりしたときに、リモコンをくるっとひっくり返してレコーダー面にし、「見る」とか「予約」のボタンを押せば、レコーダーの画面が立ち上がって、すぐに操作ができます。

とはいえ、こうした「使いやすさ」を究めたリモコンに到達するまでには、実はかなりの変遷があるのです。

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これが歴代のリモコンです。上段の2つは参考にしたという「テレビのリモコン」。左から右に行くにつれて新しいものとなり、右端が昨年モデルから採用している「くるっとリモコン」。

左端のリモコンはかなりボタンの数が多いのですが、「ボタンが多い=難しい」というイメージがあり、「私には使えない」と思ってしまう人も多いことに気がついたため、左から2番目の2005年製のリモコンでは、「見た目のボタンを減らす」ことに注力したのだといいます。

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2006年にはリモコンの幅を狭くして、女性にも持ちやすいように考えられたものが登場。そしてさらに! 

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さっきのリモコンに加えて「こんな簡単リモコン」も同梱されていました。この液晶リモコンは、タッチパネル式でテレビ用、DVD用と上の青いボタンを押すだけで画面が切り替わり、「使うシーンに合わせてやりたいこと」が操作できるように表示された画期的なものだったのだそうですが、欠点もありました。

それは重いこと。そして、「コトベース」で考えられた新発想だったものではあったけれど、実際に使ってみると「あんまり使いやすくなかった」のだと。

開発チームのメンバーは、こんなふうに言っていました。「iPhoneよりも早くに出したタッチパネル式。『かんたんリモコン』と言いながらも、実はかっこよさに走った製品だったな。まだまだ“黒物”のDNAが残っていたんだよね」と。

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ところが、2008年に京都製作所のトップが白物家電の経験者に代わったことで、思いがけない号令が出たのだといいます。「俺にも使えるリモコンを作れ!」

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そうした経緯から2009年製ではカラーもホワイトに変わり、極力ボタンの数も減らされ、スリムなデザインになっています。赤の大きなボタンには「予約する」、青のボタンには「見る」と書かれていて使いやすくなっています。ただし、この時点ではレコーダー専用リモコンでした。


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2009年に3in1の録画テレビ「REAL」が発売され、入力切り替えなしのリモコンが好評だったことを受け、2010年のレコーダーのリモコンには便利なようにとテンキーが付き、上部のふたを開けるとテレビ専用ボタンが出てくるようにと変化と「1台で2役」のリモコンになったのです。

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そして2011年の「くるっとリモコン」へと到達するのですが、今のような形になるまでには、「2つのリモコンを貼りつけたもの」から始まり、薄く、軽くするための努力を重ねて、ようやく完成。

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このように側面が2色に分かれていて、「テレビ面」と「レコーダー面」があることがとてもわかりやすいのですが、側面はどちらか1色にしてしまったほうがコストはぐんと下がるのだそうですね。何気なく使っているリモコンのデザインですが、ここまでの変遷とご苦労があったのだと知り、大変感激しました。

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ちなみに、少しでも軽くするために、2009年のリモコンには単3電池が2本使われていますが、現在の「くるっとリモコン」では単4電池が2本となっています。

リモコンのボタンもこれまでの「ボタン状」のものから、シートタイプに変えたため、汚れが入らず数字も大きく表示できるようになりました。冒頭の画像にあるように、リモコンの上部にはどちらが上かを見るセンサーがついているため、指が裏面に触れてしまっても、必ず上面のボタンにのみ反応するようになっています。反応しているときには、グリーンに光るので、わかりやすいですね。

そうそう、それともう1つ。テレビ面の下部にはこんな表示もあるんです。

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どのメーカーのテレビでも使えるのがこのリモコンの特徴ですが、その際には最初にテレビメーカーの設定をする必要があります。そのボタンをこうしてきちんと見えるところに配置しているのです。三菱のレコーダーのリモコンなのに、他社の名前が表示されている・・・さすがです。

ということで「くるっとリモコン」が誕生するまでの変遷はここまで。次の記事で、DVR-BZ260の製品の特徴をお話しします。


2012年03月28日

「これから三菱の黒モノは白モノとしてとらえてほしい」〜三菱REAL新製品プレセミナーにて

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

先週土曜日、朝からあいにくの雨でしたが、みんぽす主催のモノフェローズイベント(ブロガーさんを集めたイベント)があり、三菱電機から3月26日のブルーレイディスクレコーダーDVR-BZ260のプレセミナーが開かれました。

三菱電機といえば、「らく楽アシスト」という“誰にでも使いやすく”というユニバーサルデザインの考えを随所にとりいれたモノづくりに特徴があります。そして使いやすさという点で際立っているのが、やはり三菱の白物家電。

今回発売されたブルーレイディスクレコーダーは、リモコンをはじめ、三菱の思想である“使いやすさ”が随所にあらわれた製品であるため、このイベントでは、三菱電機の白物家電に見られる特徴をまずは集まってくださった皆さんに知っていただき、そこからブルーレイディスクレコーダーの新製品の話に広げていこうということなったとのこと。みんぽすさんからのお声掛けで登壇することとなり、蒸気レスIHの炊飯器やレンジグリル「ZITANG(ジタング)」のこと、そして視覚障害者向けの総合イベント「サイトワールド」で取材した「しゃべるテレビ・REAL」についてなど皆さんにお話しさせていただきました。

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(上の写真は、今回の様子を記事にしてくださったZEAKさんのブログからお借りしました)

お話した内容は、「高機能であることと使いやすいことがスムーズに結びついているのが三菱電機の白物家電。機能ありきで、それを無理やり使いやすくしようとしていないのは、“使えない機能には価値がない”とまで言い切る三菱ならではのものづくりへの姿勢があるから」ということ。

集まってくださった方々が、本当に熱心に耳を傾けてくださったこと、私自身の励みにもなり感謝しています。

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そんな「黒モノの新製品セミナーなのに、白モノの専門家が登場する」という形で始まったイベントでしたが、本題に入ってからは私も取材する立場に早変わりして、一生懸命話を聞き、メモをとってきました。

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三菱電機京都製作所のブルーレイディスクレコーダーのチームの方々が次々にお話ししてくださったのは、「一時は、他のメーカーのような『かっこいい』黒モノを目指していた時期もあったが、もうこれからは『三菱電機の黒モノは、白モノなのだと思っていただいてかまわない」ということでした。

三菱電機ではAV機器のターゲットを国内マーケットにしぼって開発し、他社との組み合わせもできるものを作っています。そうした中で大切なのは、繰り返しになりますが「誰にでも使いやすいもの」。けれど、決してそれが低機能というわけではないのだと。

消費者がどんな使い方をするのかを徹底的に考え、無理なく使えるものを開発する。簡単そうで実はとても大変なことなのだといいます。

さて、「白モノのようなAV機器」、新製品のブルーレイディスクレコーダーとはいったいどんなものなのでしょうか? それについては次の記事で詳しくご紹介します。

2012年03月27日

【家電Watch執筆】東芝冷蔵庫ベジータの長期レビュー、第1弾〜驚いたのは消費電力の少なさ!

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

本日、日経トレンディネットのほかにもう1つ記事がアップされています。家電Watchにて、東芝冷蔵庫「ベジータ」GR-E62FXの長期レビューが今日から始まりました。

長期レビュー 東芝「VEGETA GR-E62FX」 その1 - 家電Watch

詳しくは記事を読んでいただくとして、野菜室がまんなかのレイアウトや、野菜の鮮度保存力の高さ、「野菜そのまま冷凍」など、野菜にこだわる冷蔵庫である点が気に入って購入した冷蔵庫なのですが、驚いたのはその省エネ性。

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この34円というのが、9年前に購入した東芝の2003年モデルの「GR-NF475CK」を24時間(1日)使った際の電気代です。買い替え前からワットチェッカーをつけて計測していたのでした。

そしてこちらがベジータのもの。

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なんと13円です。今回の冷蔵庫は618Lタイプなので、これまでよりも1.3倍の容量になったというのに、電気代(消費電力量)は39%! 冷蔵庫の省エネ性能の進化をあらためて知り、買い替えは正解だったのだと納得したのでした。

全3回で詳しくレポートしていきますので、まずは第1弾の記事をお読みくださいませ。

長期レビュー 東芝「VEGETA GR-E62FX」 その1 - 家電Watch



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【日経トレンディネット連載】超小型でも味は本格的!次世代“コーヒーマシン”の実力

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

日経トレンディネットに連載執筆をしている「違いがすぐ分かる!家電コンシェルジュ」の記事を更新しました。今回取り上げたのは“次世代コーヒーマシン”。

いずれも4月に発売されるネスプレッソ「ラティシマプラス」と、ティファールの「ダイレクトサーブ」。どちらもとてもコンパクトで置き場所をとらないこと、淹れるのがとても簡単でスピーディ、お手入れの手間もほとんどいらないのが特長です。

「ラティシマプラス」は、昨年発売のエスプレッソマシン「PIXIE(ピクシー)」に、フォームミルク機能がついたもの・・・という感じでしょうか。本当に手軽なのにきめの細かいカプチーノが淹れられて、価格も2万円台。使い残した牛乳はミルク用のボトルごと冷蔵庫にしまっておけるので、飲みたいときにセットして、スピーディに作れます。これは発表会のときに心底惚れました。素晴らしいです。

「ラティシマプラス」はエスプレッソ&カプチーノ派用のマシンですが、レギュラーコーヒーが好きな方ならティファールの「ダイレクトサーブ」がおすすめです。カフェポッドを使うタイプでポッドをセットしてスイッチを押したら、わずか1分でカップ1杯分の珈琲が出来上がります。1杯分が1分なら、次々淹れていけば友達がたくさん集まったときにだって便利ですよね。お代わりしたいときも煮詰まったものではなく、新しものを淹れればいいんですもの。

ちなみに、カフェポッドというとエスプレッソ用のイメージが強いように思いますが、レギュラーコーヒー用のもの(直径60ミリ)もたくさん出ていて、マシンのほうもデバイスタイルやクイジナートなどから発売されています。すでに業務用としてはおなじみのものなので、もっとマシンが増えるといいですね。

◆日経トレンディネット・違いがすぐ分かる!家電コンシェルジュ
「超小型」でも味は本格的!“次世代コーヒーマシン”の実力
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20120323/1040182/



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2012年03月23日

スロークッカーで作るブタの角煮はさっぱりした仕上がりで美味! 

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

ひと雨ごとに春に近づいていくのでしょうか。ここのところ、週末にかけて雨になる日が多いですね。

さて、昨年秋から愛用しているスロークッカーですが、今回初めて豚の角煮を作ってみましたので、そのご紹介です。焼き豚や煮豚と違ってどちらかというろ和風の仕上がりなのが「角煮」。でも、ホロッとやわらかくなるまで煮込むのはけっこう大変です。

先週末に買い物に行った際に、脂身がちょうどよいバランスの豚バラ肉のかたまりを見つけ、値段も手ごろだったので購入しました。肩ロース肉の場合は、外側を焼きつけてから煮込む、焼き豚ぼどきの煮豚にすることが多いのですが、豚バラだとやっぱり角煮。最近は、もっぱら香港取材の際に教えてもらった豆鼓醤(トウチジャン)をまぶして蒸す料理ばかりしていたので、愛用のスロークッカーを使って角煮を作ってみることにしました。

スロークッカーでの調理は、基本的には生の食材をそのまま切って入れ、調味料や水を加えて煮込むという段取りなのですが、角煮の場合はひと手間かけるのがさっぱりとおいしく仕上げる秘訣。5cm角程度に切った豚バラ肉を沸騰したお湯で5分煮て、余分な脂を落とします。

それをしょうゆ、みりん、砂糖、料理酒、八角を加えた水に入れ、ゆで卵と一緒に「弱モード」で4時間煮込めば出来あがります。そのままにすると、自然に「保温モード」になりますが、4時間後のタイミングでそばにいられるのなら、電源を切り、常温になるまで冷ますことで味がさらにしみ込んでおいしくなります。

スロークッカーのいいところは長時間煮込んでも煮崩れしないということについては、これまでもお話してきたとおり。角煮も箸でほろっとくずれるほどやわらかなのに、見た目は冒頭の写真のようにしっかりしています。

お鍋をガス火にかけて煮込むのとは違い、水分が蒸発しにくいので、煮汁がたっぷり。大根なども一緒に煮ればよかったなと思いました。最初に余分な脂を落としてはいますが、煮込む際に市販のあく取りシートをかぶせておけば、さらにヘルシーな仕上がりになりますね。

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【BestGear5月号掲載】○と×で検証!プチドラム


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Best Gear2012年5月号

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

現在発売中の徳間書店発行BestGear(ベストギア)5月号では、「○と×で超検証!」と題して、デジタルモノを中心にいいところとこんな点がちょっと・・・という点について、さまざまなものを取り上げて特集しています。

その中で、小さいサイズのドラム式洗濯機として注目を浴びている「プチドラム」の2世代目(2012年モデル)について、取材協力させていただきました。

幅60センチサイズとしては、家族向けに日立の「ビッグドラムスリム」もありますが、ベストギアの読者にはやはりプチドラムのほうがおすすめといえるでしょう。夜家事にも向く低騒音、新しく搭載された部屋干しコース、そしてエコナビ機能など魅力はいっぱい。パナソニックが得意とするヒートポンプ式乾燥方式を採用していない点だけが弱点かもしれませんが、「プチ」であるためには、現段階ではむずかしいのでしょう。

この号には、2012年4月〜2013年3月のカレンダーも付録としてついてきます。グラビアアイドル、杉原杏璃さん、野田彩加さん、次原かなさんの水着姿が堪能できるので、男性にはうれしい企画かも。

巻頭特集の「災害に備えて365日持っておくべき必携ギア」も必読です。

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2012年03月21日

【家電Watch執筆】目玉焼きも一緒に焼けるコンパクトなトースター

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

先月、思わず衝動買いしてしまったのが、この小さなオーブントースター。レトロなデザインとパン1枚だけ焼けるというコンパクトなサイズ、天面のプレートで目玉焼きも同時調理できるという遊び心もあり、価格はAmazonで2480円。ポップアップ式のトースターでもよかったのですが、チーズトーストを焼きたかったので、こちらを選びました。

注文して翌日には届き、喜び勇んで使ってみた感想をFaceBookで書いていたら、「欲しい!」「使ってみたい!」という声が続出。ならばと、家電Watchにレビュー掲載の運びとなりました。

家電製品ミニレビュー - KOIZUMI「オーブントースター KOS-0700」 - 家電Watch

記事にも書いていますが、食パンと目玉焼きの調理時間には時差があるので、そのあたりを「使えないやつ」と判断してしまっては残念。私的には「目玉焼き」については、どうせ放熱しているヒーターの熱をうまく利用した遊び心のある調理と理解しています。どんな順番で調理するといいかについても、詳しく解説していますので、ぜひ記事をお読みくださいませ。

現在、わがやでは、同じくレッドのレンジグリルの横に並べて置いていますが、とにかくトーストが早く焼けるので重宝しています。家族みんなの食パンを同時に焼きたい・・・というご家庭には不向きですが、朝ごはんはみんなバラバラというわが家の場合、これで十分。もちろん一人暮らしの人には本当に便利なのではと思います。

ちなみに、私が購入してからまもなく、AmazonではこのKOS-0700は姿を消し、後継機種のKOS-0701となっています。基本的なデザインは変わりませんが、奥行きのサイズが4.5cm大きくなって、山型食パンも焼けるようになったこと、下面ヒーターのワット数が少し上がって両面ヒーター使用時の消費電力が700W⇒800Wになったことの違いがあります。つまりパワーアップしたということですね。

へー、こんなのもあるんだという読み物としても楽しいと思いますので、レビュー記事をお読みくださるとうれしいです。




posted by sally at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 家電Watchの執筆記事

2012年03月19日

春、アイロンが注目される季節。こんな選択も…

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

季節に関係なく、コンスタントに売れそうなアイロンですが、実は一番売れるのは春先。まさに今ごろなのだそうですね。新生活に向けて新しく買い求める人、コートを脱ぐようになって衣類のシワが気になったり、オシャレ心にスイッチが入る人などが多いからでしょうか。

普通のスチームアイロン(一部、ドライ式もありますが)という選択のほかにも、以前にご紹介したことのあるスチーマー(参照:香港で人気の“スチーマー”を使ってみたら。)の進化版や、折り目だけをつけるものなど、おもしろいものがあるのでご紹介します。

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たとえば、このCONAIR ガーメントスチーマー GS18Jは、タンク容量が2.5Lでたびたび水を補給することなく、スチームがかけられるタイプのもの。連続で約105分に使用ができるといいます。ハンガー付きなので、帰宅したらここにスーツの上下をかけておき、寝る前にスチーマーでリフレッシュという使い方もできますね。

小泉成器さんの1月の展示会で見せてもらったものですが、これを見て、思わず香港エレクトロニクスフェアで見かけた、こちらのアイロン台(?)を思い出しました。

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ハンガーが1つではなくて、10着程度掛けられるようになっていて、ミニアイロン台とミニアイロンもセットされています。本体そのものにコンセントが設けられているので、スチーマーなどを使う際にも便利な仕様になっています。いやはや、香港のアイロンに対する情熱たるやものすごいものがありますよね。

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それと、もう1つ、同じく小泉成器のKOIZUMI T-iron KAS-3000も大きなアイロンをセットするには面倒だけど、きちんと折り目をつけたいというときに便利な「はさむだけ」のアイロンです。

一人暮らしの男性の方などは、スチーマーとこのはさむだけアイロンがあれば、シワものばせるしズボンも折り目もつけられるので、わざわざ大きいものを買わなくても済んでしまうかも。アイロン台もいらないですしね。

大きなアイロンをスチーマーのように使おうと思うと、けっこう重たいし、衣類のすぐ近くまで持っていくのが大変だったりするので、おもちゃのように見えるかもしれないけれど、小型のスチーマーって便利だなと思っています。

さて、この春、あなたはどんなオシャレを楽しみますか?


LGがインドのAV市場で成功した理由

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

先週、LGエレクトロニクスの方に取材してきました。お掃除ロボットの「HOM-BOT(ホームボット)2.0」やCESで話題になった「スタイラー」のことはすでにここでご紹介しましたが、もう1つおもしろいなと思ったことをお話しましょう。

それは、LGエレクトロニクス社の徹底した顧客ニーズの調査と、それに応じたものづくりやマーケティング戦略のこと。現在、インドではテレビをはじめとするAV機器市場において、サムスンやLGエレクトロニクスなどの韓国勢が席巻していますが、1995年にLGがインドに進出しようとした時には、そのトップシェアはソニーが占めていたのだそうです。

ところで、インドといえば元英国領。そのため準公用語として英語が使われています。とはいえ、インドは300もの言語があるといわれ、LGの調査でもインドの北と南では全く言語が違い、出身地の違うインド人同士が話す時には英語を使っていることも多いことが判明。

そこでLGが考えたのが、これまでソニーのテレビなどではメニュー操作をする際に英語で表記されていたものを、地域による言語に応じてメニュー操作ができるように表示させるようにすることでした。

300ものインドの言語のうち、特に多くの人に使われている言語は19だそうですが、その中から12ほどを選び、メニュー操作時にこれらの言語で表示できるようにしたのです。

「まず、言語を選んでください」―そこから始まるテレビ操作が、誰にでもとても使いやすいとインド市場に受け入れられるきっかけになったといいます。

そのほかにもまだ、こんなエピソードもあります。少しずつインドになじんできたLGエレクトロニクスのテレビですが、ではいったいインドの人たちに親しまれているのはどんな番組なのだろうと調べてみたところ、日本では一昔前までは「野球」、今では「サッカー」といった感じですが、インドでは「クリケット」なのですね。クリケットのルールをよく知らなくて申し訳ないのですが、何だか非常に長いゲームになることもあるのだそうで、それをひたすら眺めていたりする家庭もあるのだとか。

そこで考えたのが、気軽にテレビでできるクリケットゲームを最初からテレビに搭載しておくこと。これは、子どもたちをはじめ、大人気になり「テレビを買うならLGのもの」というふうになるほど、大当たりした企画だったといいます。

また、一口にインドと言っても、電器店のない地域もあったため、郊外や地方都市向けに「トラックの荷台をショールームにする」という手法も編み出されました。LGのテレビを知ってもらい、その地域の人たちと仲良くなるために、そのショールームを兼ねた荷台で「のど自慢大会」を行うのが定番に。インドの人たちは音楽に合わせて踊るのが大好きなので、またたく間に人が集まってきて、ついでにテレビのことを知ってもらうきっかけにもなったというわけです。

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こんなふうに顧客について徹底的に調べ、そのニーズに応えていく手法を「LGスタイル」と呼ぶのだと、取材に対応してくださったキムさんはおっしゃっていました。

そういえば、ちょうど3年前にLGの携帯電話「PRADAフォン」の発売が遅れた理由について、ここにもご紹介したことがありました。それは、「2007年に世界初のフルスクリーンの静電式タッチパネルの携帯電話として世界40カ国に同時発売された際、日本だけが8カ月遅れになったのは、日本向けだけ『感圧式』にチェンジしたから」ということでした。

日本のPRADAフォンの発売が8か月遅れた理由: Sallyの家電研究室

詳細は、上の記事をお読みいただけるとうれしいのですが、PRADAフォンを好むような日本人女性は美しくネイルを施して爪を伸ばしている。そのため「指の腹で操作をする静電式のパネルでは、メール等が打ちづらい。爪の先でも操作しやすい感圧式にすべき」という考えのもと、日本向けの特別仕様モデルが作られたというわけです。

これも、インドのテレビ同様、「LGスタイル」だったのですよね。

今回の取材での話が、以前発表会で聞いた話とつながって、なるほどね!と腑に落ちたのでした。

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ところで、最後にLGの3Dテレビのことも聞いてきたので、ご紹介させてください。

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LGが昨年6月から日本で発売している3Dテレビは、FPR方式というもの。

既存の3Dテレビの方式(SG)は、右目用と左目用の映像を交互に表示させる方式をとっているため、フリッカー(ちらつき)が発生しやすく、3D映像を見るためには、シャッター機構のある特別なメガネが必要になります。

FPR方式の場合、右目と左目用の映像を同時に表示するため、ちらつき感がほとんどありません。シャッターレスの偏光メガネを採用しており、SG式よりもぐっと明るい映像になっているのも特徴です。

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シャッター機構がいらないので、メガネも軽く、充電も不要。こんなふうにデザインもいろいろ楽しめます(価格も1000円程度)。

テレビ側とメガネ側を同期させる必要がないので、部屋のどこにいてもこのメガネをかけていれば自分のところに飛び出してくる感じで、視聴することができます(視聴範囲は約178度)。

私は黒物のことは詳しくないので、何がいい、どれが素晴らしいということはいえませんが、実際に試させてもらって、ちらつきがなくて目が楽なこと、真正面でなくても3Dを楽しめること、映像がとても明るいことには納得感がありました。メガネが軽いのもよかったです。若干気になる点といえば、映像の精細感がやや欠ける点でしょうか。

個人的には3Dテレビを家で見る必要性を感じていないので、「これ、欲しい!」という感動はなかったものの、3Dテレビに魅力を感じている人には、こうした方式があることも知っておいてほしいなと思いました。

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2012年03月17日

【Pen連載・白モノ家電コンシェルジュ】エレクトロラックスの日本向け特別モデル「エルゴスリー」の感動

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Pen (ペン) 2012年 4/1号

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

阪急コミュニケーションズ発行「Pen」の最新号にて、隔号で連載中の「白モノ家電コンシェルジュ」が掲載されています。今回、取り上げたのはエレクトロラックスから2月に発売されたばかりの掃除機「エルゴスリー」。

大きな特長は3つありますが、

・初動時43dBという静音性
・毎分1920Lもの空気の流れを維持する吸引力
・世界水準のすべてを入れ込んで小型化

が、機能面での優れたところです。モード1で掃除すると、スイッチを入れたのに動いているのが分からないほどの静かさ。しかも床面への振動を感じさせない本体の動きで、驚くほど滑らかに進みます。

そして見逃せないのが、本体上部に施された「インモールド加飾」技術による雅やかなデザイン。京都のNISSHA(日本写真印刷)によるこの技術は世界でも指折りのもので、これまではおもに携帯電話などに使われてきたものなのだそうです。まるで金糸銀糸が施されたようなこのデザインは、“日本仕様”ということを象徴しているようでもあり、いずれは海外でも憧れをもって受け入れられるのではないかと推測します。

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ということで、今回は、エルゴスリーの「感動」を思いを込めて文章にしていますので、どうかぜひ手にとってお読みくださいませ(P77に掲載されています)。

ところで、今回の特集テーマは「暮らすなら、ぬくもりの家」。

家づくりやインテリアに関する内容が本当に盛りだくさんで、まさに保存版! いつものことながら写真やページ構成がとても美しいので、何となくページをめくっているだけで幸せな気持ちになりますし、いざ読み込んでみるとさらに深みがあって納得を得られます。

あなたにとって心地よい暮らしとは? この号に「エルゴスリー」のコラムが書けたのもよかったなあと思っています。


2012年03月16日

【家電Watch執筆】日立ビッグドラムスリムの長期レビュー、その使い勝手やいかに?

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

実は、今年初め、わが家に日立のビッグドラムスリムがやってきました。新製品発表会の際の記事でも、かなり力を込めて皆さんにおすすめした私ですので、「やっぱりね」と思われた方も多いことでしょう。使ってみたい!という気持ちがいっぱいになり、高いなあとは思ったものの、がんばって購入したのでありました。

で、せっかく購入したので、ぜひとも皆さんにその使い心地についてや、搬入・設置などの様子について、お知らせしたいと思い、今回、家電Watchの長期レビューコーナーに記事を執筆しました。

防水パンの寸法は測ったし、置けないはずはないと確信しての購入だったものの、いざ搬入・設置となったらけっこういろいろな問題が持ち上がり、設置に時間がかかりました。その時の様子や、まずはバスタオルなどのタオル類を洗ってみた感想などを前編に、さまざまな機能やコース、お手入れなどについてを後編に書いています。

細かいことは家電Watchの記事を読んでいただくとして、風アイロンの威力には本当にびっくり。普通におまかせで洗濯⇒乾燥まで使って、日常に着る衣類でシワが気になったり、縮んでしまったりということはほとんどありません。タオルはふっくら、リネンのシーツだってアイロンなしでOKでした。「スリム」になったから、風アイロンの威力が生かせないのでは?と不安な方、大丈夫ですよ。

お手入れについては、乾燥機能のついた洗濯機を使用している場合、共通な点も多いところだと思いますので、ぜひ後編の記事を参考にしていただけるとうれしいです。

◆長期レビュー 日立「ビッグドラムスリム BD-S7400」 前編
〜我が家にも置けた! 本体幅60cmのドラム式洗濯乾燥機
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/longreview/bigdrumslim/20120315_518733.html

◆長期レビュー 日立「ビッグドラムスリム BD-S7400」 後編
〜布団もシーツもふんわりきれいに。スチームアイロンも便利

http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/longreview/bigdrumslim/20120316_519038.html


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防水パンの位置とドアの関係から、突っ張り棚の向きというか場所が不思議なことになっていますが、別に使いにくいということはありません。ちなみに、IKEAで購入した布製のボックスは、洗濯物入れになっています。
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2012年03月13日

CESで話題になったLGの衣類の消臭&しわとりクローゼット「STYLER」のことなど。

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

1月にラスベガスで開催されたCES(国際家電ショー)でも話題となっていたLGのSTYLER(スタイラー)、日本のLGエレクトロニクス社にも1台あると聞いてお話をうかがってきました。

スタイラーは、クローゼット型の消臭&しわとり機とでもいったらいいのでしょうか。洗濯機で洗えないものもきれいにし、除菌、消臭効果もある・・・といえば、家電に詳しい方なら、「三洋電機のドラム式洗濯機『アクア』みたいなものね」と思い当たるかもしれません。ただし、スタイラーは、ドラム式洗濯機の狭い槽内で行うのと違い、ハンガーに衣類をかけて下げておく方法ですし、「洗濯機」ではなく、あくまでも「クローゼット型の家電」なので、似て非なるものですよね。

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扉を開けると、ちょっと冷蔵庫のようにも思えます。ハンガーにスーツやスカート、ニットなどをかけて扉を閉め、スイッチをオンにすればわずか39分ほどでニオイやしわがとれ、すっきりとリフレッシュされた衣類になるとのこと。特にダウンコートなどに利用すると、ふっくらふわふわによみがえるのだと聞きました。

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スタイラーの下部についているこのボックスに水を入れて使います。

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衣類に合わせたモードがあり、濡れた衣類を乾かすだけのコースも。汗のニオイやしわの気になる背広上下などを入れると、まずはスチームが出てきてかなりしっとりするほど衣類を包み込み、同時にハンガー部分が揺れてしわも伸ばしていくとのこと。その後で除湿(乾燥)されるので、仕上がり時にはまるでクリーニングに出したときのようになっているのだそうです。

洗濯機なら洗面所とか場合によってはキッチンの隅に置かれると思いますが、このスタイラーの位置づけだと、寝室や玄関などが便利そう。制服などにもよさそうですよね。

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ハウスダストや花粉にも効果があるということで、英国アレルギー協会推奨マークも取得しています。このマーク、ダイソンの掃除機や布団用クリーナーのレイコップのパンフレットでも見かけました。

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このスタイラー、すでに2010年から韓国で販売されていて、着実に人気を集めているとのことですが、当面日本での発売は考えていないそう。とにかく大きい家電ですし、販売価格は20万弱になってしまうというので、売れないだろうなとの見解。

ただし、ビルトインタイプにして新築マンションや戸建てに組み込むという方法なら、「使ってみたら本当に便利!」ということになるようにも思います。クリーニング代もけっこうかかりますものね。いずれにしても、まだ日本では見かけない新しい発想や仕組みの家電を知るのは楽しいですし、わくわくします。

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そのほか、先日リリースされたお掃除ロボット「HOM-BOT2.0」も実物を見てきました。近々、実機を貸していただく予定ですが、いいなと思った点をいくつか挙げてみると・・・

・リチウムイオン電池使用のため、バッテリーが長持ち。
・運転音が48dBと静か。
・上の写真のように、ダストボックスを上から開いて取り出す方式なので、ゴミ捨てがしやすい。
・動きにムダがない(デュアルアイ、40個のセンサー)

特にバッテリーの長持ちという点は大きくて、ランニングコストが少ないということでもあるし、継ぎ足し充電OKなので使い続けてもパフォーマンスが落ちないのはうれしいことだなと思います。

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そのほか、LGならではの顧客ニーズに沿ったものづくりの考え方やマーケティング手法についてもおもしろい話をうかがったのですが、それは次の記事にて。どうかお楽しみに!


タグ:LG HOM-BOT2.0 STYLER

2012年03月12日

手軽に始められる美容家電「ビジョーナ」って知ってる?

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

先日のヤーマンのたるみケアの美容家電に続いて、若い世代の人にも気軽に始められるエステ家電「Bjouna(ビジョーナ)」のことをご紹介しましょう。昨年11月に家電量販店の店頭に登場したフレッシュな「ビジョーナ」は、ドライヤーやTinyシリーズ、こたつ、調理家電などで知られている小泉成器のオリジナルブランド。同社の若手の女性チームが、同世代の女性たちにも気軽に使ってもらえるようにと、積極的に意見を出し合って立ち上げた注目株の美容家電です。

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どんなラインアップがあるかというと、写真手前が携帯ミスト。顔だけでなく、髪や首筋など気になるところに使えるコンパクトサイズで価格は8000円前後。

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こちらの「スポットケア」は、イオン導入と振動ケア、さらには温熱効果もあり、目元や口元に使うもの。目元のたるみやクマ対策、口元のほうれい線対策のほか、口元に使うと唇のラインがはっきりとしてふっくらとした唇になれるのだとか。価格は4000円程度と手が出やすいのがいいなと思います。

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そのほかにも、超音波美顔器、お風呂でも使える振動フェイスローラーなど全部で5機種。昨日の朝の番組「がっちりマンデー」でも取り上げられていましたが、「1つの美容器具であれもこれもできます!」としないで、気になるところのケアをピンポイントにできるものにしたことで、すべて1万円以下のお手頃価格に設定したところに、ビジョーナ開発チームの心意気が感じられます。

ヤーマンのように業務用エステ機器メーカーが、一般向けに開発した製品は“プロ仕様”という点で魅力的ですが、価格が高めに感じられるのは確か。特に若い世代の「ファースト美容家電」には、気軽に手に取れることは大切ですよね。

ビックカメラ有楽町店をはじめ、家電量販店では美容家電コーナーが本当に充実していて、買い物もしやすくなっています。何か始めたくなる春。美容家電売り場に足を運んで、美しさに磨きをかけてみてはどうでしょう。

【参考】Bijouna(ビジョーナ)公式サイト |私を癒して美しくする、可愛いエステシリーズ。

※女性チームからのおもてなしページ「びじょmo」コーナーも楽しいです。


2012年03月10日

三菱の掃除機「風神」「雷神」のロゴの秘密。

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

一昨年の9月、日本のメーカーとしては初めて、風の力だけで微細なゴミまで分離し、フィルターのないサイクロン式掃除機として、登場した「風神」。昨年秋には自走式ブラシのヘッドも搭載、洗えるサイクロンボックスの組み立てが簡単になって、さらにバージョンアップした二代目が発売されています。

一方で、紙パック式掃除機を愛用する人のために、たっぷりゴミを集められる大容量タイプの掃除機「雷神」も昨年発売。ゴミが紙パック内にたまってきても風路を確保して吸引力を維持させ、光触媒フィルターで紙パックにたまったニオイを脱臭、吸着したニオイを青色LEDで分解&再生するのが特長です。

さて、この風神、雷神というネーミングですが、風の力を利用したサイクロン掃除機の「風神」は、以前、三菱電機の掃除機の愛称として使用されていたもののリバイバル。青色LEDによる脱臭機能をもつ紙パック式の高級機を出すにあたり、光=雷という意味と、風神との対になるものとして「雷神」と名付けたといいます。

でね、冒頭の画像にもあるように「風神」「雷神」は筆文字で書かれたロゴがあるのですが、「風神」のほうは、以前に使っていたものをそのまま使うことにしたそうなのですが、「雷神」のロゴ作成の際に困ったのは『神』の字は「風神」のものを使うとして、『雷』の字。

似た書体を探しても、いざ組み合わせても違和感なあり、なかなかぴったりの書体が見つからない。最終的にどうしたかというと、この雷神を開発し生産している三菱電機ホーム機器の技術部長の長田氏が自ら筆をとって書いたのだといいます。長田氏は絵画や書道をたしなむ多彩な才能の持ち主。思わぬところで、その才能が役だったというわけです。

昨年末に取材をした際に、風神・雷神の発売を記念した手ぬぐいをいただいたのですが、その際に教えていただいたエピソード、ぜひ皆さんにもご紹介したくて、お話しさせていただきました。


posted by sally at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 掃除機のこと

2012年03月09日

モバビューの次のトレンドは“たるみケア”用の「顔トレ」機器!

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

今日は美容家電メーカーの老舗「ヤーマン」の新製品発表会がありました。美容家電の中では気軽にどこでもケアできるモバビュー(モバイルビューティー)として、保湿のためのものに人気がありましたが、ヤーマンが力を入れていくのは、ズバリ“たるみ”ケアのための「顔トレ」グッズ。

昨年すでに初代モデルを出している「フェイササイズ」は、深層表情筋を効果的に刺激して(タッピングですね)リフトアップ効果をねらうものですが、新モデルではデザイン性を高めて、より手に取りやすくしています。フラワーとハートをモチーフにしたイエロー&オレンジとピンクの2色展開。なんだか「エミリオプッチ」のドレスにもありそうなキュートなデザインを採用しています。

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おもしろいのは、オプションで3つのアタッチメントを付け替えられること。1分間に最大1200回の振動をする機能を利用して、「スカルプ」「クール」「コットン」のヘッドが用意されています。

「スカルプ」は、頭皮ケア用。パナソニックの頭皮エステよりは小さいけれど、その振動の回数はかなりのもの。爽快感とマッサージ効果が期待できるという話に、モデルとして登場していた方が「ネイルをしているとなかなか頭皮をきちんとマッサージして洗うことができないので、こういうマッサージは気持ちがいいです」との発言も。

なるほど! 私は爪をそんなに伸ばしていないのでわかりませんが、ネイルサロンでジェルネイルなどをされている方には、長い爪が邪魔になってシャンプーが不便だったりするのですね。お風呂場でシャンプー時に使えるパナソニックの「頭皮エステ」がこんなにも人気な理由の1つには、『長い爪とシャンプー』というキーワードも隠されていたのかもしれませんね。

「クール」は冷蔵庫などで冷やして使うことで、肌の表面を冷やしながらパッティング。肌を引き締めてくれるそう。

「コットン」は、市販のコットンをはさんで使用し、コットンに美容液をしみこませてパッティングできるようになっています。

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実は今日の発表会に出席した人には、もれなくこの「フェイササイズCute」のサンプル機をいただけるとのことで、私もピンクのものを持ち帰りました。オプションのヘッドも3つつけてくださったので、追々試してみたいと思います。

私もこの年齢ですので、たるみが本当に気になるところ。頭皮エステ+深層表情筋への「顔トレ」で、キリッと引き締まったフェイスラインをねらいたい! さてさて私がどのように変わりますやら、お楽しみに(笑)。

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こちらは、EMS(電気的筋肉刺激)機能とエステのような揉み出しケアが同時にできる「スリムナージュ」。お風呂でも使える防水仕様になっています。

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左側の小さいヘッドがフェイス用。

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右側の大きいヘッドがボディ用。

顔とボディのそれぞれに密着するような形状になっていて、ここにEMS機能が搭載されています。

モードはフェイス用、ボディ用(揉みだしモード、エクササイズモード)2種類の合計3つ。使用する部位と目的によって最適なモードが選べるとのこと。

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そして最後にご紹介するのが、左右のEMS出力がシンクロする「シンクロビートシステム」が搭載された「シンクロEMSグローブスパ」。こちらもお風呂で使える防水仕様です。

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両腕にジェルを塗ってこのように腕を交差させて握り、試してみましたが、ブルブルという振動がびっくりするくらい伝わってきました。やわらかなグローブ状になっているので、お腹、太ももなどケアをしたい部分の筋肉に的確に働きかけることができるのですね。

自分の意思に関係なく筋肉を動かして運動させてしまうなんて、すごいですねぇ。

私自身はボディのほうはヨガをがんばることにして、とりあえず「フェイササイズCute」で顔のリフトアップに努めたいと思います。

2012年03月08日

【週刊アスキー3/20号】買いそろえたい「ワザあり家電」18

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

現在発売中の「週刊アスキー」3/20号で家電の特集4ページを企画・執筆しています。タイトルは「買いそろえたい『ワザあり家電』18」。

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カテゴリーとしては、「人に自慢したくなるデザイン家電」が9つ。

春は掃除機の買い替え時期でもあるので、掃除機を4機種、エスプレッソマシンやカフェケトル(電気ケトル)、トースターや扇風機&サーキュレーターなどをデザインと機能の両立という観点でピックアップしています。「サリー's Check」として、おすすめポイントも挙げています。

そのほか、トピックスとして男性向け美容家電も2機種。

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3ページ目では、「男の一人暮らしにぴったりな黒の省スペース家電」を3機種。

そして最後のページでは「驚きの機能が満載のハイスペックな高級家電」を3つと、私のおすすめとして「シャープのさくら色LED照明」をご紹介しています。

アスキー読者向けにちょっとだけとがった感じでピックアップしていますし、カラーもいつもは赤や白を選ぶ製品でもあえて黒にしていますが、家電選びのポイントそのものは、いつもの私の視点なので、どんな方がご覧になっても参考になるのではと思います。

パソコンやスマホの情報が満載の「週刊アスキー」さんへの執筆は初めてでしたが、懇意にしている女性編集者からのお声掛けで充実した誌面になったこと、感謝しています。ぜひぜひ、お手にとってご覧くださいませ。

2012年03月07日

写真共有アプリ「slidrop(スライドロップ)」が楽しい!

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

今日、TechWave に紹介されていたミツバチワークスの新しい写真共有アプリ「slidrop(スライドロップ)」。iPhoneやiPad向けの無料アプリなのですが、写真を最大12枚まで一度にアップロードできるだけでなく、1つのテーマで投稿すると、トップに表示されるのは1枚だけで、横にスクロールしていくことで関連画像が見られるという仕組みが新しい。「タテヨコアルバム」といういい方をしていて、なるほどなと思いました。

すでにInstagrammiilなどの写真共有アプリを使ってみてはいるものの、けっこう気をつかうのが何枚か撮った写真のどれをアップしようかということ。それに同じシチュエーションで撮影したもの(食事とか私なら取材現場とか)の場合、1つのまとまりでアップできたらそれ自体で1つのストーリーになります。

ということで、わたしもさっそくslidropをダウンロード。ちょっと前のものになりますが、昨年11月に三菱電機の展示会にうかがったときに撮影した紙パック式掃除機「雷神」のデコっぷりをアップロードしてみました。

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自分のアルバムの中から、アップしたいものを複数選べるのがポイント。選んだあとで、初めの1枚、どんな順番で並べるか・・・なども画像のサムネイルを指で押さえて左右に動かせば自由に変更できます。

写真群にタイトルを、それぞれの画像にちょっとしたコメントもつけられます。

で、「デコ家電〜三菱電機『雷神』」というタイトルでアップしてみたのが、これです。

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ここまでが3枚目までの様子。実際は左端の1枚が私のトップページというかいわゆるタイムラインに表示され、右方向に次々と同じ仲間の写真が表示されていく仕組みです。

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画像の編集もできるので、拡大やトリミングもOK。

わざわざブログに書くほどの文章量はないけれど、写真で伝えたい!という時に便利だなと思います。できればPC上で自分のマイページのようなものを作って管理できるとさらに便利なのですけどね。

このブログのどこかに入り口を作って、それを見てもらえるようにするのもいいかもしれないです。

まだ、始まったばかりのサービスなので、仲間が少ないのがさびしいところ。iPhoneをお持ちの方、ぜひslidropの仲間になりましょう!