
2013年01月31日
【ラジオ出演のお知らせ】明日の朝bayfm78「パワーベイモーニング」に出演します

2013年01月30日
プチプラなのに機能が充実!ビジョーナの「吸引&フェイスローラー」
かつらメーカーのアデランスが頭皮ケアにも美肌ケアにも使える美容機器「ヘアリプロ エスシー」を発売するなど、美容家電市場がますます盛り上がりを見せていますね。
先日、小泉成器の美容家電シリーズ「Bijouna(ビジョーナ)」の新製品をいろいろと見せてもらってきました。10アイテムあるエステアイテムのうち、気軽に買える“プチプラ(プチプライス)美顔器”は、世代に関係なくおすすめのライン。中でも気になったのが、「吸引&フェイスローラー KBE1900P
」で、3000円でおつりが来るという価格なのに、機能が充実しているんですよね。

18金メッキコーティングされた3つのボールが回転して、フェイスラインやネックラインのリンパの流れを整えて、リフトアップ効果を期待できるだけでなく、付属の吸引カップを付け替えることで、小鼻や頬など気になるところの毛穴ケアもできてしまうという優れもの。

私も頬の部分で試してみましたが、しっかりした振動で心地よい刺激感があり、リラックス効果もありそうです。
でね、ビジョーナのサイトにも「本体機能:回転フェイスローラー(回転方向切り替え)」としか説明がないんですが、これってものすごく考えられているんです。

本体の裏側の上のボタンは、「回転/吸引の切り替え」で、その下のボタンは「吸引」で使う際の「High/Off/Low」、そして回転の際の「Right/Off/Left」。
つまり、フェイスローラーとして使う際に、ボールの回転が右方向と左方向とに切り替えられるというわけ。頬に使う場合、外方向に回転させて使うのがリフトアップl効果をねらう場合大切だと思うのですが、同じ方向でしか回らないと本体をひっくり返して使いたくなりますものね。頬のどちら側で使うかどうかに合わせて、ちゃんと切り替えられるようになっていることって、とても大切なことだと思うのです。
ビジョーナの開発チームの女性陣は「でも、それって当り前だし」と言っていましたが、「プチプラだけど、きちんと考えて作っています」ということ、伝えないともったいないですよね。今回、いろいろとお話しを聞いて、一番感激したのが、ここでしたから。

吸引用のカップがついているので、毛穴の汚れのケアにも使えます(これは試してみませんでした)。吸引の範囲によってアタッチメントを選べるし、吸引の強さも2段階から選択できるのもいいですね。

吸引用のアタッチメント(写真はスポット用)を付けたときのイメージはこんなふう。

ちなみに、こうしたケアは男性陣にも人気のようで、同じく小泉成器の男性美容家電のラインアップ「OMENS」のほうにも、男性バージョン吸引&フェイスローラー KMC-0340/W
があります。フェイスラインや毛穴ケアに悩んでいる男性はこちらを使ってみてはと思います。
近日中にもビジョーナの「吸引&フェイスローラー」を購入予定なので、使用感などについては、またあらためてレポートいたしますね。


2013年01月29日
【Senka21】特別提言「家庭の中にニーズを捉えて商機拡大を」



2013年01月28日
コンパクトでおしゃれなエレクトロラックスの電子レンジが日本にやってきた!



たとえば、こんなふうにマグカップの取っ手がななめ右側に来るように入れたとします。ミルクなどの飲み物の温めが終了した際に、扉を開けてみると、ちゃんと
同じところでストップしているということ。

・180W(解凍マーク)・・・肉や魚などの冷凍食材の解凍に
・300W・・・煮込み料理などに
・500W・・・冷凍食品などに温めに
・600W・・・お弁当などの温めに
・700W・・・飲み物などの温めに


2013年01月27日
【BestGear3月号】アンダー5万円の掘り出しモノ&最新空気清浄機ナビ





2013年01月26日
【週刊SPA!】絶対来る「2013年ニッチブレイク」ベスト5〜白物家電編



2013年01月24日
【MONOQLO3月号】今、最もお買い得な家電ランキング50



2013年01月14日
家電のコンパクト&プレミアム化の潮流と、復活を望むシャープの「食洗機」のこと。
※先日、別宅「神原サリーの顧客視点マーケティング」に家電関連について、2つの記事を書きました。マーケティング視点での記事ではありますが、家電関連の話題なので、2つの記事をまとめて再編集したものをこちらにも掲載したいと思います。
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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。
食用油や加工食品などに小容量品が多数登場していて、人気を博しているとのニュース記事が出ていました。厚生労働省が2012年7月に発表した調査結果によると2011年の平均世帯人員は2.58人とのこと。1989年の調査時に比べて、一人暮らしの世帯は約1.5倍、夫婦のみの世帯は約1.7倍に増えているといいます。約20年でこれだけの数値が出ているのですから今後ますます、1人世帯、夫婦のみ(もしくは2人で同居)の世帯が増えることでしょう。
こうした背景を受けて、食品メーカーでは小容量品の品ぞろえを拡充し始めたことが記事になっていますが、これは食品だけのことではありません。毎日の必需品である生活家電においても、シングルもしくはディンクス向けの製品に注力し始めています。これまでターゲットを4人家族のファミリー層に絞っていた生活家電ですが、今後はさらにアラサーアラフォー世代のシングル&ディンクス層や、その親世代に向けて、少人数向けでかつプレミアムな家電が求められるのではというのが私の見解です。

代表的なものといえば、2011年に初代機が登場した、パナソニックのプチドラム。マンションサイズの防水パン(60cm×60cm)にも置けることや、昼間留守にしているからこそ、外干しができずに必須ともいえる「乾燥機能」がついたコンパクトサイズのドラム式洗濯乾燥機が大きな評判となったのでした。
続いて、2012年3月には働く少人数世帯にこそ使ってほしいと「プチ食洗」を投入。30〜40代のシングルもしくはディンクス世帯だけでなく、その親世代となるシニア層にも注目されています。

ここで重要なのは、単に少人数世帯をターゲットにしたコンパクトサイズの家電ではないということ。これまでにも、新生活向けの家電として安価なものはそれなりにありましたが、それとは違うのですよね。ファミリー向けで人気があり、プレミアム感もそなえたものを、小型化しているところがポイントなのです。機能もデザインも高水準でありながら、ターゲットはシングルもしくはディンクスのような少人数世帯。少しずつ広まりつつありますが、まだまだ始まったばかり。これから、いっそうこの視点での家電づくりは広まると思われます。
そして、もう1つ。こうした『個』をターゲットにしたものというのは、家族の中で暮らしていたとしても存在するのですよね。

昨年6月に都内で開催された小泉成器の展示会では「じぶん食」ということが大きなテーマとなって提案されていました。同社はメーカーとしての立ち位置だけでなく、海外家電メーカーをはじめとするさまざまなメーカーの卸も兼業しているため、メーカーの垣根をこえた展示が可能です。
そこで提案されていた「じぶん食」の中には、もちろん一人暮らしをターゲットにしたものもありますが、たとえば社会人になったOLが家族と同居している場合、帰り時間がまちまちで食事が一緒でなかったりすることが多々あります。そうした事例の場合、暮らしぶりは一人暮らしと変わらないのですよね。同居する母親が多少は食事の用意をしてくれているかもしれないけれど、基本的には自分で用意をする。ダイエット中だから、自分専用の食事にしたいという人も案外多いかもしれません。
つまり、住まいがどうであれ、今後ますます増えてくるのが「じぶん食」。昨年、6月に発売されたパナソニックのファミリー向けの高級オーブンレンジ「三ツ星ビストロ」でも、自動メニューの人数設定が、これまでの2人・4人分から1人、2人、3人、4人分とバリエーションが増えていたのが印象的です。発表会の商品説明の際にも「4人暮らしの家庭でも、お父さんの分だけ後から調理する場合、3人+1人になりますし、塾に行くお子さんがいる場合は1人+2人+1人という流れで調理をする家庭もあります」という話がありました。
これまではまとめて作って個々に温めていたものが、よりおいしい“出来立て”を食べられるような設定に変わってきているのが興味深いと思います。私たちの暮らしの変化に合わせて、食品も家電も少しずつ変わってきているのですね。
まだまだ、こうした「生活者のニーズ」を掘り起こしていくと、ものづくりの金塊は眠っているような気がします。

と、ここで思い起こされるのが、シャープが2005年に発売し、その後姿を消してしまった、コンパクトな食器洗い乾燥機QR-SC1のこと。シャープは「塩で洗う」という目新しいコンセプトの食洗機を前モデルから投入していて、そのキャッチコピーが「なべピカさらピカ」でした。
この「塩で洗う」というのは、専用のボックスにいつも使っている市販の塩を入れて食洗機にセットしておくもので、イオン交換システムにより、水道水を洗浄時には「汚れを落としやすい硬水」にし、すすぎの際にはすすぎに強い「軟水」にする仕組み。一度塩をセットしておけば、その都度、投入しなくてもすみ、市販の食洗機用の洗剤を使うコースも選択できるようになっています。
「塩」で洗うという発想もおもしろいですし、そこに注目が集まったかと思いますが、私が復活してほしいと思っているのは、この「なべピカさらピカ」の最後のモデルとなるものが、幅45cm×奥行29cm×高さ46cmとコンパクトで、現在人気が集まっているパナソニックのプチ食洗(幅47cm×奥行29cm×高さ46cm)とほぼ同じだということなのですよね。幅なんてプチ食洗よりも1センチ小さいくらいです。洗える食器点数が25点。2人用のコンパクトな食洗機として売り出し、赤いカラーが食洗機としては斬新でした。
でも、2005年の段階では、まだ早かったのでしょうね。というより、訴求の仕方が足りなかったのかもしれません。パナソニックの「水切りかごサイズ」というような分かりやすい表現だったら、もう少し世の中に伝わりやすかったのかなとも思います。それにパナソニックは前年「プチドラム」を投入し、その成功をふまえての「プチ食洗」の投入だったわけですし、その2〜3年前から『ナイトカラーシリーズ』を投入して、夜家事という言葉やアラサーアラフォー世代に向けた家電を『群』で展開していたことを考えると、用意周到だったなと思います。
実は、シャープさんには数年前に「塩で洗うコンパクトな食洗機があったはずだけれど、再び、あれを復活させれば売れるのではないか」と提案したことがあります。でも、テレビ全盛期、AQUOSが売れていた時代ですし、まだ「プチ家電」の潮流が見えるか見えないか・・・の時期だったので、「白物の展開は売れるものだけに絞っていく」ということだったのですよね。でも、昨年、スロージューサーや炊飯器など、再び白物へ注力し始めたのですから、ここでぜひあの食洗機をバージョンアップさせて復活させてほしいと願っています。当時、コンパクトタイプのほうは素材感が少々チープだったようなので、デザインなどにプレミアム感を高めてもらって、赤の色もヘルシオカラーに合わせたら、きっと素敵なものになるような気がします。
家電に限りませんが、時期尚早だったり、提案力が足りなかったりしたために製品のコンセプトは決して悪くない(むしろ、斬新で着目すべきところがある)のに、『売れなかったから』と早々、市場から姿を消してしまうものがあります。でも、これはとても残念なこと。新しい手法を探ることも大切かもしれませんが、案外、過去に遡って製品を見直してみるのも大切なのではと思えてなりません。シャープの食洗機復活、ぜひ!
こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。
こうした背景を受けて、食品メーカーでは小容量品の品ぞろえを拡充し始めたことが記事になっていますが、これは食品だけのことではありません。毎日の必需品である生活家電においても、シングルもしくはディンクス向けの製品に注力し始めています。これまでターゲットを4人家族のファミリー層に絞っていた生活家電ですが、今後はさらにアラサーアラフォー世代のシングル&ディンクス層や、その親世代に向けて、少人数向けでかつプレミアムな家電が求められるのではというのが私の見解です。

代表的なものといえば、2011年に初代機が登場した、パナソニックのプチドラム。マンションサイズの防水パン(60cm×60cm)にも置けることや、昼間留守にしているからこそ、外干しができずに必須ともいえる「乾燥機能」がついたコンパクトサイズのドラム式洗濯乾燥機が大きな評判となったのでした。
続いて、2012年3月には働く少人数世帯にこそ使ってほしいと「プチ食洗」を投入。30〜40代のシングルもしくはディンクス世帯だけでなく、その親世代となるシニア層にも注目されています。

ここで重要なのは、単に少人数世帯をターゲットにしたコンパクトサイズの家電ではないということ。これまでにも、新生活向けの家電として安価なものはそれなりにありましたが、それとは違うのですよね。ファミリー向けで人気があり、プレミアム感もそなえたものを、小型化しているところがポイントなのです。機能もデザインも高水準でありながら、ターゲットはシングルもしくはディンクスのような少人数世帯。少しずつ広まりつつありますが、まだまだ始まったばかり。これから、いっそうこの視点での家電づくりは広まると思われます。
そして、もう1つ。こうした『個』をターゲットにしたものというのは、家族の中で暮らしていたとしても存在するのですよね。
昨年6月に都内で開催された小泉成器の展示会では「じぶん食」ということが大きなテーマとなって提案されていました。同社はメーカーとしての立ち位置だけでなく、海外家電メーカーをはじめとするさまざまなメーカーの卸も兼業しているため、メーカーの垣根をこえた展示が可能です。
そこで提案されていた「じぶん食」の中には、もちろん一人暮らしをターゲットにしたものもありますが、たとえば社会人になったOLが家族と同居している場合、帰り時間がまちまちで食事が一緒でなかったりすることが多々あります。そうした事例の場合、暮らしぶりは一人暮らしと変わらないのですよね。同居する母親が多少は食事の用意をしてくれているかもしれないけれど、基本的には自分で用意をする。ダイエット中だから、自分専用の食事にしたいという人も案外多いかもしれません。
つまり、住まいがどうであれ、今後ますます増えてくるのが「じぶん食」。昨年、6月に発売されたパナソニックのファミリー向けの高級オーブンレンジ「三ツ星ビストロ」でも、自動メニューの人数設定が、これまでの2人・4人分から1人、2人、3人、4人分とバリエーションが増えていたのが印象的です。発表会の商品説明の際にも「4人暮らしの家庭でも、お父さんの分だけ後から調理する場合、3人+1人になりますし、塾に行くお子さんがいる場合は1人+2人+1人という流れで調理をする家庭もあります」という話がありました。
これまではまとめて作って個々に温めていたものが、よりおいしい“出来立て”を食べられるような設定に変わってきているのが興味深いと思います。私たちの暮らしの変化に合わせて、食品も家電も少しずつ変わってきているのですね。
まだまだ、こうした「生活者のニーズ」を掘り起こしていくと、ものづくりの金塊は眠っているような気がします。

と、ここで思い起こされるのが、シャープが2005年に発売し、その後姿を消してしまった、コンパクトな食器洗い乾燥機QR-SC1のこと。シャープは「塩で洗う」という目新しいコンセプトの食洗機を前モデルから投入していて、そのキャッチコピーが「なべピカさらピカ」でした。
この「塩で洗う」というのは、専用のボックスにいつも使っている市販の塩を入れて食洗機にセットしておくもので、イオン交換システムにより、水道水を洗浄時には「汚れを落としやすい硬水」にし、すすぎの際にはすすぎに強い「軟水」にする仕組み。一度塩をセットしておけば、その都度、投入しなくてもすみ、市販の食洗機用の洗剤を使うコースも選択できるようになっています。
「塩」で洗うという発想もおもしろいですし、そこに注目が集まったかと思いますが、私が復活してほしいと思っているのは、この「なべピカさらピカ」の最後のモデルとなるものが、幅45cm×奥行29cm×高さ46cmとコンパクトで、現在人気が集まっているパナソニックのプチ食洗(幅47cm×奥行29cm×高さ46cm)とほぼ同じだということなのですよね。幅なんてプチ食洗よりも1センチ小さいくらいです。洗える食器点数が25点。2人用のコンパクトな食洗機として売り出し、赤いカラーが食洗機としては斬新でした。
でも、2005年の段階では、まだ早かったのでしょうね。というより、訴求の仕方が足りなかったのかもしれません。パナソニックの「水切りかごサイズ」というような分かりやすい表現だったら、もう少し世の中に伝わりやすかったのかなとも思います。それにパナソニックは前年「プチドラム」を投入し、その成功をふまえての「プチ食洗」の投入だったわけですし、その2〜3年前から『ナイトカラーシリーズ』を投入して、夜家事という言葉やアラサーアラフォー世代に向けた家電を『群』で展開していたことを考えると、用意周到だったなと思います。
実は、シャープさんには数年前に「塩で洗うコンパクトな食洗機があったはずだけれど、再び、あれを復活させれば売れるのではないか」と提案したことがあります。でも、テレビ全盛期、AQUOSが売れていた時代ですし、まだ「プチ家電」の潮流が見えるか見えないか・・・の時期だったので、「白物の展開は売れるものだけに絞っていく」ということだったのですよね。でも、昨年、スロージューサーや炊飯器など、再び白物へ注力し始めたのですから、ここでぜひあの食洗機をバージョンアップさせて復活させてほしいと願っています。当時、コンパクトタイプのほうは素材感が少々チープだったようなので、デザインなどにプレミアム感を高めてもらって、赤の色もヘルシオカラーに合わせたら、きっと素敵なものになるような気がします。
家電に限りませんが、時期尚早だったり、提案力が足りなかったりしたために製品のコンセプトは決して悪くない(むしろ、斬新で着目すべきところがある)のに、『売れなかったから』と早々、市場から姿を消してしまうものがあります。でも、これはとても残念なこと。新しい手法を探ることも大切かもしれませんが、案外、過去に遡って製品を見直してみるのも大切なのではと思えてなりません。シャープの食洗機復活、ぜひ!
2013年01月11日
レンジグリル「ZITANG」で作るヘルシーカレー











【MonoMax2月号】目利きの欲しいモノ



2013年01月09日
目指せ!ロングセラー〜2代目レンジグリル「ZITANG」は“超完成品”










2013年01月08日
【GoodsPress2013年2月号】パナソニックのルームエアコンXシリーズは暖房に強い!
2013年01月07日
これぞスマートハウスの第一歩!これからは家電の自動オン機能や連動が当たり前に


・ウイルスの活発化・・・室内の乾燥により、ウイルスが生存しやすい環境になりがち
・空気の汚れ・・・住宅の高気密化でニオイやアレル物質が増加







同じく、シャープの加湿空気清浄機をテーマに、別宅「神原サリーの顧客視点マーケティング」のほうにも1つ記事を書きました。こちらはマーケティングの観点からまとめています。併せて、お読みいただけると幸いです。
2013年01月05日
2013年の家電動向はどうなる?〜神原サリーの家電トレンド大胆予測!
本年も変わらぬご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
パナソニックの「プチドラム」が2011年3月に発表されたのを皮切りに、「プチ家電」の名称で広がり始めた“小型でプレミアムな家電”の傾向は、もっと高まるのではないでしょうか。これまで、シングルをターゲットにした家電というのは、「とりあえず使えればいい」「最低限の予算でそろえるもの」というイメージのものが多かったわけですが、30〜40代のシングル層もしくは、ディンクスをターゲットにした、大きすぎず、使いやすく、でも、高機能な家電にますます注目が集まるように思います。
続いて、ここのところ勢いのある美容家電について。2010年の美容家電市場は約1200億円規模でしたが、2013年の予測は1540億円にも達する見込みとのこと。予測が2011年のものなので、たぶん現状ではこれを上回るものになるのではないでしょうか。
2012年に白物家電以外で私が精力的に取材を重ねて、追いかけていたものといえば、電動アシスト自転車やマッサージチェア、活動量計や体組成計などのいわゆる“健康家電”にカテゴライズできるものたちです。そのほか、睡眠改善インストラクター資格をとったこともあり、さくら色LED照明や眠り時計など「ねむり」や「快眠」に関する分野も見逃せません。
最後に2013年のトレンド予測というよりは、その先も見据えて、家電の未来を考えてみたいと思います。冒頭で述べた「ターゲットは少人数世帯へ」というところにも通じますが、これからは多機能ではなく、ポイントをしぼったものが望まれるはずだと考えます。でも、そのポイントというのは、ライフスタイルや好みによって変わってくるもの。だとすると、家電にも必要とされているのは、個々の必要性は好みに応じた『カスタマイズ化』ではないでしょうか。