
Pen 2013年 11/15号
こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。
毎月、連載コラムを執筆しているPen(阪急コミュニケーションズ発行)の最新号が発売されました。今号の特集は「わがままに暮らしたい。」で、13軒の理想的な暮らしを目指した家の様子に、憧れたり、インテリアのエッセンスとして参考にしたり、ページを捲るのが楽しくなる企画です。
そんなPen11/15号の「白モノ家電コンシェルジュ」で取り上げたのは、今年9月に発売されたばかりのコーヒーメーカー「マエストリア」。

ここ最近、発売されたラティシマプラスや、ピクシー、ユーなどとは趣が異なり、どっしりとした重みのあるマシンでそのデザインは丸みがありレトロさを感じさせます。

その最大の特徴は、ご覧のような微調整ダイヤルによってコーヒーの抽出量を調整できること。21種類の定番のコーヒーカプセル「グラン・クリュ」と、抽出量とのマッチングを楽しむことで無限に味わいが広がるのです。

7月に先行して開催されたプレス向けの体験会で、同じグラン・クリュでも抽出量の変化でどのように味わいや香り、コクなどが変化するのかの「飲み比べ」もさせていただきました。これ、びっくりするほど味わいが変わり、食後に飲むのか、朝の1杯なのか、ブレイクタイムの1杯なのかによっても、好みに味わいが変わってきそうで、全く新しいコーヒーの世界が生まれます。

マエストリアのカラーは、レッドのほかクリームも。オリジナルのフォームミルクを作りたい人のためのスチームノズルも備えているので、バリスタさながらの技を磨くこともできます。

今回のコラムでは、そんな「マエストリア」の魅力を思い入れたっぷりに書いたのですが、後半は文章の1/4ほどを、マエストリアのことではなく、ネスプレッソが10年にわたって取り組んでいる「AAAサスティナブル・クオリティ(持続可能品質)プログラム」について紹介しました。
というのも、ネスレネスプレッソが提供しているコーヒーカプセル「グラン・クリュ」に詰められているコーヒーは、世界のコーヒー生産量の1〜2%しか基準を満たさないという高品質なもの。こうした高品質なコーヒー豆の生産を持続するためだけでなく、コーヒー生産者たちの生活の質を向上させ、次世代の人にもつないでいけるようなサポートをしているのですね。
このことを、ネスレネスプレッソの社長であるロイック レトレ氏に伺う機会があり、とても感銘を受けたので、どうしてもコラムの中でその感動を伝えたかったのでした。
コラムの最後の文章をここに書き記します。
「地球の向こう側で、慈しみながら赤い実を育てる人たちに思いを馳せる時、マエストリアで淹れる一杯のコーヒーには、一段と深みが加わることだろう。」
ちょっとかっこつけてしまいましたけれど、ロイック レトレ氏にコーヒー農園の話をうかがっている時に、私の頭に浮かんだのが、この言葉だったのです。1杯のコーヒーの尊さ、ありがたさ。
そうそう。もう1つ、ご紹介したいことがありました。

「REZA/Soul of Coffe」という写真集は、National Geographic(ナショナルジオグラフィック)のフォトジャーナリストとして世界100カ国以上を訪れているレザによるもの。彼は、グラン・クリュの生産に情熱を持って献身的に取り組む人々と出会い、祝福してきたそうです。その写真を集めたのが、この写真集で、先に紹介したプログラムの10周年を記念して刊行された貴重なものを、取材の記念にいただきました。

今、コーヒーを栽培する農園にまでこだわって、自家焙煎するコーヒー専門店が人気を集めているそう(2013年10月30日付の日経MJ終面)ですが、ネスプレッソのグラン・クリュはずっとそれを続けてきたのですね。
Nespresso AAA Sustainable Quality
Program
「マエストリア」は百貨店とネットでの直販しか販売されておらず、販路が限られますが、コーヒー好きの方にぜひおすすめしたい1台です。
今号のペンのコラムも興味をもたれた方は、お手にとって読んでくださるとうれしく思います。
posted by sally at 19:14|
「pen」白モノ家電コンシェルジュ