
こんにちは。sallyです。
昨日、冷蔵庫の大型化・大容量化とともに、省エネ技術も進んできて年間の消費電力量がずいぶん抑えられるようになったことを書きました(小型の冷蔵庫はまだまだですけれど)。でも、いくら冷蔵庫そのものが電気代のかからないものであったとしても、冷蔵庫の扉を開けっ放にしたままの時間が長かったり、食品を詰め込みすぎたり、ちゃんと冷まさない麦茶を冷蔵庫に入れてしまったりと、冷蔵庫に負荷のかかる使い方をしていては、ちっとも省エネにはなりません。
でね、冷蔵庫そのものの省エネ性だけでなく、「冷蔵庫に負担のかからないエコな使い方をしましょうよ」と私たちに気づかせようとしている製品も出てきているんです。
たとえば、三菱の「熱いまま“急っと”瞬冷凍」(MR-E45P〜MR-E60P)のセンター開きのシリーズ。この新製品については、2007年に発表の「瞬冷凍」に加えて、「熱いままでもOK」となったことや、野菜室が一番下になったこと、上にあがった冷凍室が大きくなったことなどが注目されていますが、この冷蔵庫には「ECOモード」というのがついています。

冷蔵庫の扉の前面にある操作パネルにある「部屋選択ボタン」を3秒ほど長押しすると、写真のように葉っぱのマークが点灯して「エコ運転モード」に切り替わります。
通常運転から「電力控えめ運転」に切り替わるわけなのですが、それだったら、いつも省エネ性の高い「電力控えめ運転」にしたほうにすればいいのでは?と思うでしょう。
でね、発表会のときに担当者の方にうかがってみたところ、「冷蔵庫というのは冷やしてナンボというのがありますからね。キンキンに冷やしておくのが好きだという方もいらっしゃるので、いつも『ECOモード』で運転していては、“この冷蔵庫は冷えが悪い”ということになってしまうんですよ」とのこと。
それにね、もう一つ大事なのが、「ECOモード」設定にしたからといって、いつも電力控えめ運転になるわけではないんです。最初に述べたように、扉を長く開けっ放しにしたり、開閉回数が多かったり、詰め込みすぎたりというように、冷蔵庫に負荷のかかる状態になっているときには、それに応じて電力を使って一生懸命冷やそうとします。
それで、ようやく負荷のない状態になったときに「電力控えめ運転」に切り替わるという仕組みになっています。最初の設定時に点灯した葉っぱのマークも、冷蔵庫に負荷がかかって通常運転をしているときには消えてしまい、「電力控えめ運転」でOKのときのみ、葉っぱが点灯します。
…つまり、葉っぱのマークがついているときには、「現在、冷蔵庫にやさしい使い方をしているので、エコモードで運転中です」という証だということ。言い換えれば、ECOモード設定にしたはずなのに、葉っぱのマークが消えているということは、「詰め込みすぎていませんか?」「扉の開け閉めが多すぎていませんか?」という注意信号でもあるというわけです。
こうして、使う人に注意を促し、使い方を振り返らせるという点では、シャープの冷蔵庫にもおもしろい機能がついています。こちらは冷蔵庫の扉についた液晶パネルに、冷蔵室のドアの1日の開閉回数が表示されるというもの。何回なら適切というものではないかもしれないけれど、「昨日は30回だったのに、今日は40回だから多かったかも」というように、意識して使うようになるという点で有効なのではと思います。
三菱の葉っぱのマーク(ECOモード)にしても、シャープのドア開閉カウンターにしても、あまり目立たなくて知らない人も多いかもしれませんが、「省エネの見える化」という点でうれしい機能なのではないでしょうか。家電量販店などで製品を見てみるときに、ぜひチェックしてみてほしいなと思います。


