2009年06月08日

「思考の整理学」―昨年、東大・京大生に一番読まれた本

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こんにちは。sallyです。
生活家電の話題を中心にお届けしている「Sallyの家電研究室」ではあるのですが、本好きの私、どうしても読んだ本についてもぜひ、多くの人にお伝えしたいと思い、新たに「読んだ本のこと」というカテゴリーを加えました。家電に興味があるけれど、本を読むのも好き…という方や、本が好きなのでここを訪れてみたら、家電のことも書いてあったのでついでに読んで見たら参考になった…という方のお役に立てればと思います。
 
 
 第1弾は、読了したばかりの思考の整理学 (ちくま文庫) (外山滋比古著)。1986年に文庫になってから、すでに51回も版を重ねている超ロングセラーです。
 
書店で「2008年に東大・京大で一番読まれた本。もっと若い時に読んでいれば…」というPOPがついていたのに惹かれて手に取ったのですが、難しい題名とは裏腹に、とにかく読みやすく、「なるほど!」と腑に落ちることばかりが書いてあって、出会えたことに感謝したくなる本でした。
 
「学校とは飛行機でなく、グライダーを育てるところ。飛行機とグライダーは似ているが、悲しいことに自力では飛ぶことができない」…先生からみた優等生とは優秀なグライダー。受動的で自分で考える能力に欠けているという話には、もっともだと思いました。
 
そのほか、最近、着目されている「朝時間」についても書かれているのですが、外山先生いわく「朝ごはんを食べるまでの時間はすべて“朝飯前”といえる。早起きができなくとも、朝ごはんを食べずにすっきりした頭のままに思考を働かせ、仕事を片付けるなどすれば、どんどん捗る。それで、朝・昼兼用の食事をとればいいのだ」と。つまり、ブランチのことですね。
 
これは、朝の苦手な私には愁眉を開かせる、グッドアイデアだと思いました。朝ごはんをしっかり食べてこそ、1日がんばれる、脳の働きもよくなる…という考え方もあるかと思いますが、まあ、人それぞれなので。
 
外山先生の持論はさらにおもしろくて、「可能ならば、そこで(ブランチ後)ひと眠りして、すっきりした頭で起きて再び、仕事に励めば、「朝が2度来たのと同じこと。脳にそう思わせればいいのだ」。
 
なんて、柔軟な考え方なのでしょう! たとえそれが実行できなくとも、なんだか楽しい気分になるではありませんか。
 
ほかにも、ノートや手帳の使い方や、「気心が知れていて、なるべく縁の薄いことをしている人が集まって現実離れした話をすると触媒作用による発見が期待できる。セレンディピティの着想も可能になる」という話など、何度も繰り返し読みたくなる内容が満載です。
 
1983年に発行され、文庫化されたのが1986年。すでに20年以上経っているというのに、これっぽっちの古さを感じさせず、心にすっと入ってくるなんて。堅苦しい本はごめんだと言わずに、学生さんはもちろん、どんな年齢の人にも手にとってもらいたいなあという1冊です。
 
posted by sally at 13:29| Comment(0) | TrackBack(1) | 読んだ本のこと
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Excerpt: 思考の整理学 (ちくま文庫)作者: 外山 滋比古出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1986/04/24メディア: 文庫 『思考の整理学』(外山滋比古 著)を読んだので、感想を共有したいと思いま..
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Tracked: 2009-09-02 11:19