こんにちは。sallyです。
今日はこれから神戸に出張です。梅雨入りしたとたんに晴れて暑さが増した関東地方ですが、神戸のお天気はどうでしょうか。
先日、港区立エコプラザで開催された「光論会」というセミナーに参加してきました。照明によるエコや省エネ、建築のことをサミット形式で討論していくというもので、とても白熱した興味深い内容でした。
明かりを落とした薄闇の中で行われたのですが、最初は暗く感じられたのに、次第にそれに慣れてくると、その穏やかな空間が心地よく感じられ、明るさは目を疲れさせるものだと再認識させられました。
「光論会」で何度も話題にあがったのが、これから撤廃されようとしている白熱電球のこと。省エネのために電球型蛍光灯が推奨されていますが、白熱電球やハロゲンランプのような“燃焼系"のあかりは演色性が高い(つまり太陽の下で物を見るのと同じように見える)ので、心に感じる快適性や温かみのようなものがあるのですよね。
省エネの目の敵にされている白熱電球も過ごす時間帯や空間に応じて、調光することで、電気量の節約にもなるし、ランプの寿命も延びるということに、もっとみんなが気づいてもいいのではと思いました。
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【2009.6.15追記】
以前にもご紹介したことがありますが、白熱ランプ以外で、調光ができるものとしてハロゲンランプがあります。このハロゲンランプの省エネタイプのものが、昨年秋に三菱電機オスラムから「ハロゲン・エナジーセイバー」という商品名で発売されていて人気が高いそうです。
消費電力量が25%OFF、寿命が白熱電球の2倍で、調光機能付きの照明器具にも対応しています。この“調光”ということを加味すれば、時間帯やシーンに応じて明るさを落として使うことで、表示されている電力量よりも少なくてすみますし、ランプそのものの寿命(=つまりは取り替える頻度)も延びます。
また、ちょうど「光論会」が開催された日に、シャープからLEDランプの新製品の発表がありました。通常タイプなら価格がかなり安くなっており、調光ができるタイプのものも同時発売とのこと。
新たな「あかり」の時代が訪れようとしているのかもしれませんね。