2011年03月14日

会社のロッカーにスニーカーを。―7時間半かけて徒歩帰宅した体験からの反省とまとめ―

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

先ほど、計画停電に備えるべきこと、節電について気付いたことを書きましたが、一部加筆していることもありますので、再度、目を通していただけるとうれしいです。

さて、もう一つ、ぜひともお伝えしておきたかったのが、「都内のJRや地下鉄などが全線ストップしてしまったときの徒歩帰宅について」

東日本巨大地震のあった3月11日(金)は、打ち合わせや電話取材を受けるために銀座のオフィスにいました。当初、ここまで被害の大きな地震とも思わず、JRや地下鉄の運休も一時的なものだろうと判断していたのですが、17時の時点でストップしており、しかも自宅にいるはずの次男とも連絡がとれずで家の様子も全く分からず。携帯電話は一切通じず、メールもだめでしたが、かろうじて会社の電話は通じるときがあり、夫が連絡をしてきて、「日本橋の三越で落ち合おう」ということになりました。

それから銀座6丁目のオフィスを出て、銀座1丁目を過ぎたところで左折して日本橋方面へ。この時点で、すでにかなりの人たちが「徒歩での帰宅」を選んで歩いている様子がうかがえました。でも、私はまだ、「日本橋三越まで歩いて夫と合流できれば、何とかなる。そのころにはJRや地下鉄も動いているに違いない」と甘くみていたのでした。

日本橋三越(新館)に17時40分くらいに到着し、まずは長蛇の列のトイレに。それから本館の入口に向かったところで、「新館と本館を4往復してやっと見つけた!」という夫と合流。そこで夫が「おい、その靴で家まで歩けるのか?」と。

【追記】
日本橋三越にはこの時点で、かなりの買い物客がいて、それもほとんどが年配の方。帰る足がないのにどうしたのだろう、三越ではこのお年寄りたちを追い出してしまったのかしら、それとも帰宅難民用に開放された施設に案内したのかしらと気になっていたのですが、あの晩、日本橋三越では、帰れなかった人を泊め、お茶やおにぎりなどを配ったとのこと。よかった。こうした心温まる話を聞くと、日本人に生まれたことを誇りに思います。

shoes_1.jpg

そのときに履いていたのが、この8センチヒールのパンプス。日本橋まで歩く間にかかとが傷んでしまっているのがわかります。三越に到着した際にはまだ足も痛くはなかったのですが、確かにこの靴であと30キロも歩くのは無謀というもの。

「秋葉原か上野で靴を買おうな」という夫のひと言に納得し、神田⇒秋葉原⇒御徒町と足を進めたのでした。

shoes_2.JPG

上野駅の手前にあった東京靴流通センターでカッターシューズを買い(家に着いて脱いでみたら血染めに!)、近くの衣料品店で靴下も購入してパンプスから履き換え、さらに家路を目指して歩き始めました。この時点で、19時5分。靴のレシートに刻印されている時間がそうなっていました。

IMG_7258.JPG

そして、ここからが長い長い道のりとなりました。千住大橋を過ぎたあたりの足立区の警察署前には「帰宅支援地図」と書かれた大きな地図が貼られていて、警察官の方が、丁寧に道案内をしてくださっており、なんと心強かったことか。

map.JPG

大きな模造紙に、プリントアウトした文字(シール? テプラのようなもの?)を貼りつけて作った、地図だと思われます。都内から千葉(松戸、柏方面)、埼玉(草加方面)に帰る人の多くは、この道を通るので地震の後で、大急ぎで地図を作ってくださったのでしょう。

その後、千住第五小学校では、「トイレを解放していますので、土足でお入りください!」という拡声器での案内と丁寧な道案内があり、ありがたく使わせていただくことに。振り返ると、この後深夜1時前に自宅に到着するまでトイレに行けなかったのですから、本当にありがたいことでした。

私の住まいは千葉県松戸市。都内からの帰宅には、荒川、中川、江戸川という3つの大きな川を渡らなければなりません。今回の地震では、幸いなことに橋に被害はなく、無事に渡れたことは本当にありがたいことだとあらためて思いました。

少し遠回りをしても、なるべく国道沿いを歩くのは避けよう…という夫の意向で、国道6号沿いを歩いたのは松戸の手前からのわずかな距離(でも付かれていた私には長かったけれど)でしたが、排気ガスがひどくマスクがなかったことが悔やまれたことも忘れられません。

江戸川にかかる長い橋を渡り切ったところで、ほぼ私の体力は使いきっており、それからの数キロの何と辛かったことか。自宅との連絡がついてさえいれば、都内で待機するなどの対処の方法もあったのですが、最悪の事態を考えてしまい、とにかく家に帰って様子を確かめたかったのでした。午前1時前に帰宅して、次男と愛犬・大和の顔を見て本当にほっとしました。


ということで、今さらながら私の日頃の準備が不足していたことを大きく反省しつつ、まとめてみると…

【会社のロッカーに備えておきたいもの】

・スニーカー
・靴下
・マスク
・軍手か手袋
・手ぬぐいかタオル(マフラーにもなります)
・懐中電灯(電池)
・ラジオ
・充電器(電池)
・ミネラルウォーター

※気が付いたら、また追記します。

【追記】
・(可能なら)折りたたみ自転車


この記事へのコメント
折りたたみの自転車とかあったらいいと思います。
Posted by 滝田誠一郎 at 2011年03月14日 15:53
そうですね!もしも、準備しておけるならぜひそうしたいです。

滝田さんも同じ道のりをほぼ同時刻に歩いていたようですね。お疲れが出ていませんか?

日頃の備えとして、体力づくりも大事だなあと思いました。我ながら情けないです。脚、ぼろぼろで。
Posted by sally at 2011年03月14日 16:16
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