2011年11月09日

“サスティナビリティ”と節電と

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと神原サリーです。

最近、私が気になって仕方ない言葉の1つに「Sastainability(サスティナビリティ)」というのがあります。

サスティナビリティとは、「持続できること」「持続可能性」をあらわす新しい言葉で、元々は林業や水産業などの自然資源の管理という観点から提案された考え方。

あれ?「持続可能な」っていう言葉、これまでにもどこかで聞いたような。そうそう、あの「LOHAS(ロハス)」です。よくロハスとは何?というときに説明されるのが「健康と環境、持続可能な社会生活を心がける生活スタイル」というもの。

LOHASとは、Lifestyles of Health and Sastainability の頭文字をとったものですから、そういう説明になりますよね。一般的にかみくだいて言うと、「健康と環境を志向するライフスタイル」ということになります。

私はどうしてもこの「持続可能な」という言葉が日本語としてなじめないこともあり、LOHASという言葉を聞くたびに違和感がありました。「持続可能なって何よ」みたいなね。

ところが、健康と環境なんていうものを超えた、ある意味切羽詰まった“節電”において、「持続可能な節電」という言葉を聞くことになろうとは!

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これは9月1日に三菱電機が新たな群提案として打ち出した「節電アシスト」という考え方の説明会の資料です。

3月の震災後、電力不足から私たちの間に急速に広まった言葉が「節電」です。これまで消費電力を抑えるという意味では「省エネ」や「エコ」という表現もされていました。

・省エネ&エコ・・・地球環境維持のために二酸化炭素の排出量を抑えるものとして、快適性を犠牲にしないで消費電力の低減を図る
・節電・・・限られた電力を超えないために快適性を犠牲にしても、とにかく消費電力量を抑える努力をする

たぶん、皆さんはこんなイメージを持たれているのではないかと思います。

今回、三菱電機が打ち出した「節電アシスト」は、“快適性を犠牲にする節電は続かないし、節電に手間がかかるようではよくない”という考え方から、今後まだまだ続くであろう電力供給不足を乗り切るためには「楽しく続けられる節電」でないといけないとし、そうした節電を助ける機能をさまざまな家電に搭載していこうというものです。

この「楽しく続けられる節電」について、説明する際に「持続可能な節電をアシストする」という言葉を使ったので「おおっ!持続可能な=サスティナビリティが登場した!」と思ったのでした。

つまり、今だけの問題ではなく、将来を見越して続けていけることがサスティナビリティなのですよね。その場しのぎではいけないということ。

というわけで、このサスティナビリティの考え方を節電にあてはめた「節電アシスト」が9月発売以降の主要機種には搭載されています。

冒頭の画像は、エアコンのリモコン。「もっと節電」ボタンを押すと、節電につながるさまざまな設定が一括でできる画面になり、同時に現在の節電レベルが豚のアニメで表示されたりもします。

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こちらは、液晶テレビ「REAL」のリモコン。一番下のほうには「節電」ボタンがついていて、さまざまな節電モードの設定ができます。

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「画像の明るさを落とすにはどうするんだっけ?」という際にもこのボタン1つで設定画面になるし、消灯連動節電や無操作節電など、おまかせで節電してくれる機能がいろいろあることにも気付かされます。せっかくそんな機能があるならちゃんと使ってみようという気持ちにもなるというもの。節電というと義務っぽいですが、電気のムダをなくすと考えれば前向きですよね。

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そのほか、9月1日に発売された2代目「風神」にも「節電ボタン」がついています。

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こちらは、5分割&業界最大のコイルを搭載した新しいIHクッキングヒーター「びっくリングIH」のホワイトナビ液晶。これまでの外向/内向の交互対流だけでなく、内向対流(タテ・ヨコ)との組み合わせによる3方向の交互対流ができるため、かき混ぜ効果や味のしみ込みもよくなり、効率よく調理が可能に。内と外のダブルリングのIHに比べ、40%も消費電力が低減するため、「節電」の表示が出ています。

このほかにも、冷凍冷蔵庫にも「節電アシスト」機能がついていて、コンセントマークが目印になっています。

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最後に。

持続可能な節電という考え方はとても素晴らしいのだけれど、リモコンにも本体にも、「節電」の文字がついているのには、正直言って抵抗があります。あくまでイメージの問題かもしれないけれど「eco」と「節電」では何だか違うんですよね。

万が一の停電を回避するためではなく、毎日の暮らしの中で電気のムダをなくそうという気持ちが大切かなと。

まあ、いずれにしても、やはり「節電」の文字とマークが一番わかりやすいのかもしれませんけれど。

家電製品はだいたい買い替えまでのサイクルが8〜10年。今年買い替えたこれらの家電を10年近く使うことになりますが、さて10年後の未来やいかに? どんな気持ちで「節電」マークを見つめることになるのか気になります。

持続可能な節電が、どうか私たちの未来を救いますように。





posted by sally at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 省エネとエコロジー
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