
こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。
11月に新製品の発表があり、12月2日に発売が開始されたシャープのプラズマクラスタードライヤー。発表と同時にモニター機をお借りして使い始めて約2か月が経ちました。
プラズマクラスターイオンとはどんなものかというと、空気中の水分子と酸素分子を分解して作られたプラスとマイナスのイオンのこと。菌やウイルスの働きを抑制する効果があるとされ、同社の空気清浄機や加湿器、エアコンなどにも多く搭載されていまする。これまでは除菌や消臭などのイメージが強かったのですが、最近では肌の保湿や静電気除去効果もフォーカスされています。
プラズマクラスタードライヤーでは、1立方cmあたり約230万個の高濃度イオンを髪に当てることで、髪を保湿し、静電気を抑制するなどの「美髪(びはつ)効果」をうたっていますが、果たしてどんな使い心地なのか? 静電気抑制効果や潤い効果はいったい?
・・・ということで、約2か月にわたって試した使い心地を家電Watchの「家電製品ミニレビュー」のコーナーに執筆しました。
★
家電製品ミニレビュー - シャープ「プラズマクラスタードライヤー IF-PB1」 - 家電Watch
当初はあまりのサラサラ感に「これがストレートヘア向けかも」と思ったり、「髪のタンパク質を傷めないで乾かせるという地肌エステモードだと温度が低すぎて、パーマヘアのクセづけには向かないかも」と思ったりして、微妙な感じではあったのですが、ある日1大発見をしたのでした。
温風でざっと乾かして、半乾きになったら毛先を指でくせづけし(デジタルパーマはこうやって乾かすとカールがしっかりと出るのです)、これでOKとなったところで「地肌エステモード」の微温風を髪全体に1分くらい当てると、潤い感もアップして手触りのよい髪になるんですね。つまり『仕上げのプラスワン』。
普通は「温風でセット⇒冷風でしっかりとクセづけ」となりますが、今回の使い方はあくまでクセづけのための冷風仕上げではなく、髪全体にプラズマクラスターイオンを行き渡らせて、水分子で囲まれたプラズマクラスターイオンで髪をコーティングするというイメージ。私は朝にシャンプーする習慣ですが、夜にシャンプーした場合も、翌朝、この「地肌エステモード」で髪にプラズマクラスターシャワーを浴びさせると、潤い感がアップしてまとまりもよくなるように感じました。
温風時ももちろん高濃度イオンが発生していますが、温風によって髪の水分が飛んでしまうので、潤い感を感じにくいのかもしれませんね。そういう意味でも「仕上げのプラスワン」の使い方はおすすめです。

プラズマクラスターイオンはペルチェ素子から出てくるのではないので、水分子をたくさんは抱えていません。イオンの大きさは相対的に小さく、髪にしっかり付着するまでに蒸発する割合が多いので、潤い感がそれほどなくてもおかしくはありません。
他方、ナノケアではマイナスイオンの付き過ぎを抑えるためにイオンチャージ機能がついています。プラズマクラスターは正負同量のイオンが出ているので、ナノケアの機能がなくてもサラサラ感は得やすいと考えられます。
スカルプ機能はナノケアにはすでに付いていますし、プラズマクラスタードライヤーは他の上位機種と比べてメリットがそれほど大きくはなく、値段の高さが目立つ美容器具という位置づけになりそうです。
GfKの発表を見ると、人気の最上位機種を擁するパナソニックでさえ、ドライヤー市場のシェアを落としています。よく売れているのはテスコム、コイズミの製品であり、シャープが出番がそうあるとは思えません。