2012年06月05日

節電の夏に向けて、エアコンの上手な使い方とは

aircon_1.jpg

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

6月に入ってずいぶん気温の高い日も増えてきましたね。今年も昨年の夏以上に節電が重要なキーワードになっていて、私自身も「上手な節電方法」「扇風機の使い方」「エアコンの使い方」など、テレビや雑誌の取材をたくさん受けています。

ここで基本的なエアコンについての知識をおさらいしてみたいと思います。リモコンでの設定温度をこれまでよりも1〜2度高くするだけで、10%の節電になるのはすっかり知れ渡り、「28度」が設定目標となっていますね。でも、案外忘れがちなのが、室外機のこと。4月に新宿にあるダイキン工業のショールームに取材に訪れた際、上のような実験をしていたのが目に留まりました。

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このように、室外機付近の温度が24度のときには、同じ設定温度での冷房の場合、消費電力は434Wを示していますが、冒頭の画像のように室外機のまわりをアクリルのボードでできた囲いで覆って実験してみると、室外機の周りは一気に35度まで上昇し、それに伴って、消費電力も517Wに上がっています。

つまり、室外機のまわりの風通しをよくし、物を置いたりしないことが、省エネ=節電につながるということ。室外機に直射日光が当たるようなら、日よけをするなどして少しでも温度が上昇しないようにすることが大切です。

aircon_2.jpg

ダイキンのショールームにも上のような節電ポイントが書かれていました。

そうそう、1つだけ注意したいのが上のでも説明されている「待機電力カット」のこと。シーズンオフ時など長時間使わない時にはコンセントからプラグを抜いておくのが大事ですが、シーズン中はリモコンのオンオフのみにして、むやみにプラグを抜くことはしないほうがよさそうです。

というのも、エアコンの場合、プラグイン後、数時間経ってからエアコンの電源をオンにしないと、室外機のコンプレッサーに負荷をかけることになってしまうのだそう。ちょっとした外出や就寝時などには、コンセントからプラグを抜くところまでしないほうがいいのですね。


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ここからはおまけの話。

エアコンて日本のものはみんな白っぽくて、形も似ていて、店頭でも区別がつきにくいくらいですが、ダイキンが海外向けに作っているものは、全く趣が違うのですね。

aircon_6.jpg

こちらはヨーロッパ向けのものだそうで、薄型でとてもおしゃれ。「どうしてこれを日本で売らないのですか?」との質問に「日本は省エネ性能が一番に求められるからです」とのこと。より効率的な熱交換器の形状を追求すると、こんな薄型エアコンでは無理だということですね。

aircon_5.jpg

そして、これは中国向けのデザイン。前に三洋さんが赤いエアコンを作っていましたが、なくなってしまいました。薄型は無理だとしても、案外カラフルなエアコンは需要がありそうにも思いますがどうでしょうか?




posted by sally at 15:48| Comment(0) | TrackBack(0) | エアコンのこと
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