
こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。
昨日の朝、TBS「みのもんたの朝ズバッ!」に先週ロケをした「節電と待機電力」についての情報が放送されました。コーナー名を「目のつけドコロ」とお伝えしていましたが、私の勘違いで「8時またぎ」のコーナーだったよう。私はすでに家を出ていて見られず、しかも録画の設定を間違えていて、録れていなかったという・・・
ただ、反響はかなりあったようなので(このブログへの検索ワードも「待機電力」とか「朝ズバッ」などがとても多かったです)、ロケの様子を振り返って、あらためてお伝えしたいと思います。
◆テレビの電源は「コンセントを抜く」「主電源を切る」「リモコンで切る」、どれが正解?
たぶん多くの方が待機電力のためには「主電源を切る」と思っていらっしゃるのではないでしょうか? ブラウン管テレビのころなど、一昔前まではこれが正解だったのですが、地デジとなり、液晶テレビが一般的となった現在では、「リモコンで切るほうが節電」になります。
ロケでも実際に待機電力を計ってみましたが、今のテレビは本当に省エネ性能が進んでいて、リモコンでオフにした場合でも、待機電力はかぎりなく0に近い数字となっています。時折、データ受信のためでしょうか、計測機の数字がわずかに上がりますが、また0に戻るといった具合。
で、大切なのがここから。待機電力だけ考えれば、それでもわずかに電力を使っているのだから「主電源オフ」のほうがよさそうですが、「リモコンオフ」と「主電源オフ」の状態からテレビを起動させた場合にどれだけ電力がかかるのか、起動から一定時間(5分程度)までの消費電力量をはかってみると、主電源オフからの起動のほうが、電力量が大きいのです。
なぜなら、今のテレビは番組情報のデータなどを受信する仕組みになっています。主電源を落としてしまうと、そのデータが受信できなくなり、起動させたときにあらためて受信し始めるために、その分電力がかかってしまうのです。なので、テレビの取扱説明書などを見てみても、長期間使わない場合以外は、
リモコンでオンオフすることを勧めているようです。
ここであらためて整理してみると、節電のためのテレビの電源の入れ方は・・・
- 基本的にはリモコンでオンオフをする
- 夜寝る前などには主電源オフ
- 旅行などで長期間留守にする場合はコンセントを抜く、もしくは主電源オフ
というのが上手な使い方。
そして、案外忘れがちなのが、ハードディスクレコーダーの待機電力のことなんですよね。
今回のロケでも、ハードディスクレコーダーをリモコンでオフにした状態で1時間ほど測定してみましたが、20Wh近いう数字が出ました。これは、ハードディスクレコーダーには「高速起動モード」があり、この設定をオンにしていると待機電力量が大きくなってしまうのです。
ロケでもこの設定をオフして、待機電力に差が出るかどうかを試したところ、一気に数値が下がったのを確認しました。利便性を考えるなら、単純に「高速起動モードをオフ設定に」とも言いかねますが、このことを知っておいた上で使うかどうかを判断するだけでも、グッと差が出てくるのではと思います。
そのほか、気をつけたいのが、ガス給湯機のコントローラーの待機電力でしょうか。24時間オンにしないで、お湯を使うときだけオンにするように心がけるだけで、ずいぶん差がでます。
posted by sally at 11:55|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
省エネとエコロジー