
こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。
先週、ちょっと涼風が吹いたと思ったら、また夏に逆戻り。皆さんはお盆休み中でしょうか。私はどうやらこの夏は休みが取れそうにないので、秋になったら1泊2日で黒ラブ・大和も一緒に旅行に行けたらいいなと思ったりしています。
さて、今日ご紹介するのはお鍋やフライパンを使わずに、深めの耐熱容器とレンジだけで出来てしまう超簡単パスタ。すでにシリコン容器等でパスタが茹でられるとうたっているものが販売されているので、レンジでパスタを茹でるということについては当たり前になってきているのかもしれませんが、実を言うと、私自身はそうした容器を使ったことがないんですよね。
以前に何かの記事でお話ししたことがあったかと思いますが、わが家では「金曜日はパスタの日」というのが10年以上の習慣になっていて、金曜日の夜には4〜5種類のパスタを大皿に作って、みんなで取り分けて食べています。ソースに合わせて、パスタの種類も変えて、総合計で1kgくらいのパスタを茹でて、ワインを飲みながら作り、出来たものから、どんどん食べていく・・・。そもそもの始まりは、週末にワインが飲みたくて、それに合うメニューとしてパスタが選ばれただけなんですが、でもこれを家族のみんなは楽しみにしていて、「金曜日の夜はみんなそろって食べる」という習慣にもなったように思います。
本題から脱線しましたが、そんなわけで、パスタとは大鍋で茹でるものであって、電子レンジでちまちま茹でていたのでは間に合わない。だから、そうした容器には魅力を感じず、ここまで来てしまったんですよね。
ところが、先日、Yahoo!か何かのおすすめ料理に「レンジで簡単パスタ」というのがあって、ちょっとのぞいてみたら、茹でるだけじゃなくて、調理そのものをレンジでやってしまうというものだったので、「これは、家で仕事をする日のお昼ごはんにいいかも」と思って実験してみたというわけ。

1人分で、パスタ100gを半分に折って器に入れ、ニンニクの薄切り、エリンギ2本を刻んだもの、ベーコン2〜3枚、塩小さじ1/4程度を入れます。

そこに水を200CC投入。ラップをしてレンジにかけます。

今回はレシピに載っていた通り、500Wで10分にしました(ちなみに、現在、日立のヘルシーシェフの最新モデルをお借りしているところなので、これはその画面)。

10分後の器の中はどうなっているかというと・・・

下のほうにうっすら水気が残っているものの、アルデンテに茹であがっていて、お鍋で茹でたのと変わりません。途中でかき混ぜていないのに、全然くっついていないのにもびっくり。長さは半分にしていますけれどね。
ここにオリーブオイルを大さじ1/2程度と、醤油を小さじ1程度、ブラックペッパーを加えて混ぜ合わせます。
この時点で食べてもOKなのだけれど、私はサラダ用ほうれん草をのせて軽くかき混ぜ、ラップをしないでさらに1分弱レンジにかけました。それが、冒頭の出来上がりの写真です。
パスタというのは水分とソースの油分がうまく混ぜ合わさって乳化するところに美味しさのポイントがありますが、オリーブオイルを加えてかき混ぜてから、もう一度レンジにかけることで残った水気もうまく飛び、オイルとも混ざって美味しくなったように思います。
気をつけないといけないのは、容器がとても熱くなるのでミトンなどを使って、取りだす時に火傷しないようにすることくらいでしょうか。フライパンもお鍋もいらないということは、キッチンに熱がこもらないので、夏向きの調理法ですね。1.7mmのパスタの場合で500W10分+1分で調理しましたが、ワット数を上げればもっと短縮できると思います(今度、試したら、また目安の時間をお知らせします)。
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今回試してみて思ったのは、こんな料理法こそ、オーブンレンジのレシピ集に載せるべきなのではないかなということ。現在、各社のレシピ集では時短メニューが花盛りで、10分だの8分だの7分だの・・・と時間の短さにしのぎを削っていますが、この1〜2分の差ってそんなに大事じゃないような気がするんですよね。
1人分だけだから簡単に済ませたかったり、どうにも疲れてしまって何もする気がおきないときの“お助けメニュー”というのは、なるべく手をかけないことがポイントになるだけで、ちょっとした時間の差はどうでもいいんですもの・
洗い物が少なくて済むメニューとしても際立つ今回の簡単パスタは、三菱のレンジグリル「ジタング」で繰り返し紹介している「焼きそば」の作り方にもちょっと似ています。こんな「へー、これなら簡単。試してみよう」と思わせるメニューも織り交ぜること、大切ですね。

posted by sally at 16:19|
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オーブンレンジのこと