2013年01月05日

2013年の家電動向はどうなる?〜神原サリーの家電トレンド大胆予測!

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あけましておめでとうございます。
本年も変わらぬご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

寒さの厳しい年明けとなりましたね。皆さまどんな新年をお迎えでしょうか。私は12月29日〜1月3日までお休みをいただき、のんびりと過ごさせていただきました。上の写真は、仕事始めとなった1月4日の銀座・並木通りの夕方の様子です。年末にはクリスマスの飾りつけできらびやかだった街灯も新年仕様で、まだ街全体がお正月モード。働いている人よりも、ショッピングなどに訪れている人のほうが多いようでした。ちなみに、右斜め後ろに見えるビルが、「銀座風月堂ビル」。ここの5階に「神原サリー事務所」があります。

たくさんの年賀状をいただき、あらためまして感謝の気持ちでいっぱいです。私は年末ぎりぎりまで多忙をきわめていたこともあり、年賀状は失礼させていただき、寒中見舞いの形で、後ほど、ご挨拶しようと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、新年最初のご挨拶になりますし、今日は、2013年の家電動向について、私なりの大胆予測をしてみようかなと思います。家電といっても、テレビやレコーダー、スマートフォン関連などは、管轄外となりますので、あくまでも白物家電や、美容・健康家電限定での予測です。


<ターゲットはファミリーから少人数世帯へ>
パナソニックの「プチドラム」が2011年3月に発表されたのを皮切りに、「プチ家電」の名称で広がり始めた“小型でプレミアムな家電”の傾向は、もっと高まるのではないでしょうか。これまで、シングルをターゲットにした家電というのは、「とりあえず使えればいい」「最低限の予算でそろえるもの」というイメージのものが多かったわけですが、30〜40代のシングル層もしくは、ディンクスをターゲットにした、大きすぎず、使いやすく、でも、高機能な家電にますます注目が集まるように思います。

その背景にあるのは、こうした人たちも「家で過ごす時間を大切にする」ようになっていること。単に内食傾向というのではなく、居心地のよい空間を作りたいと思っている人が多いように思います。『食』重点主義の人なら、小型だけれど性能がよく、ヘルシー調理のできるオーブンレンジホームベーカリー、スチームクッカー、さらには昨年末にいろいろなテレビ番組で取り上げられていて注目を浴びているフィリップスの「エアフライヤー」などのようなもの。

おいしく健康的な料理が簡単に作れて、誰かを招いたときにも話題になるような調理家電を持っていることが、自慢できるようなものが広まるように思います。そのためにも、多機能よりは1つのポイントにしぼったもの、そして何より、デザイン性についても、日本のメーカーはもっとブラッシュアップしていかないと海外家電にますます押され気味になってしまうのではないでしょうか。

そうそう、私も昨年秋から愛用していますが、ワインセラーも手ごろな価格のものがずいぶん出てきていて、ますます広がるのではと予測しています。冷蔵庫だとどうしても冷やし過ぎになってしまうので、専用のワインセラーがあると便利だし、何より、安価なワインでも“セラーから出す”ことで気分が上がります。

『食』には手間暇かけなくてよいけれど、清潔で居心地のよい部屋に住まうことに重点を置きたい人なら、掃除機や空気清浄機、アロマディフューザーなどによりよいものを探すことでしょう。小型のロボット掃除機や、コードレスのスティッククリーナー、コンパクトで使いやすい掃除機、部屋に置いておいて目障りでない空気清浄機などの需要はますます高まるに違いありません。このあたりが進むと“住まいと家電の融合”にもつながりますね。

ここでもう1つ、忘れてならないのは、小型でプレミアムな家電を望む30〜40代の人たちの“親世代”のこと。こちらも、子育てを終了しており、再び夫婦もしくはシングル(離婚している人も増えていますからね)で暮らしている世代なのですよね。息子や娘たちが使っているのを見て、「それ、いいじゃない」と思う人は多くいることでしょうし、実は望んでいることは同じだったりしますから。卓上で使えるIH調理器のようなものも、火を使わない安全性という点で今後、伸びシロのある分野だと思っています。キッチンで調理せずに、食卓で調理しながら食べるという暮らしは、何も子どもたちを交えたパーティに限ったことではなく、今後は年配の人たちの間でも広がってもよいように思います(みんなで集うのでなく、たとえ1人で食べるのであっても)。

最後に、冷蔵庫あたりも、省スペース&大容量化&省エネの流れの先にあるのは、300〜400Lでも省エネ性が高く、デザイン性に優れたものかもしれません。昨年秋に発表されたハイアールのガラストップドアのものに代表されるような、4人家族向けではないコンパクトサイズで、でもプレミアムなもの。まだ、市場にはほとんどないですものね。

<美容家電はお悩み&パーツ別に細分化>
続いて、ここのところ勢いのある美容家電について。2010年の美容家電市場は約1200億円規模でしたが、2013年の予測は1540億円にも達する見込みとのこと。予測が2011年のものなので、たぶん現状ではこれを上回るものになるのではないでしょうか。

すでに、昨年秋以降、ここでも何回かお話ししていますが、美容家電の大きな特徴として多機能なものから、お悩み別もしくはパーツ別に細分化されて、価格にも値ごろ感のあるものが増えてくるでしょう。これまで、美容家電を使っている人は、比較的所得の高い層と言われてきましたが、「モバイルビューティー(モバビュー・モバビ)」の登場以降、世代もグッと下がり誰でもが試してみることができるようなポピュラーなものに変わってきています。

とはいえ、都心の家電量販店のビューティー家電コーナーでは、お試しコーナーも充実してきていて、スタッフのアドバイスも行きとどいていますが、まだまだ全国的に広まっているかというとそこまで行っていないのが現状です。目元、口元、乾燥・・・など気になるところだけでも、手ごろな価格の美容家電を使って効果のほどを試してみたいというのが、女性たちの本音。だとすると、プチプライスで買える美容家電というのはこれからますます広がるのではと思います。もちろん女性だけでなく、さらに広がりそうなのが男性用の美容家電。美容面はもちろんのこと、リラックスやリフレッシュという側面からも幅広い世代に広がりそうですね。

※今後、美容家電分野は化粧品メーカーとのタッグを組んで製品開発を行なうというようなことも、広がるのでしょうね。独自で開発した専用の美容液などを使わないといけないものの場合、ハード面については興味があっても、併用する美容液に対する信頼性の有無によって購入意欲が大きく変わってきますから。

もう1つ、昨年ドイツで開催されたIFAの会場でパナソニックが、美容家電のコーナーを広く取っていたことが印象に残っています。ドライヤーやスチーマーをはじめ、こんなにも美容家電が浸透してきているのは日本ならでは。今後、“信頼性のある”日本のメーカーの美容家電というのは、海外展開を真剣に考えてもよい分野なのではないでしょうか。

<健康家電もまだまだ伸びる!>
2012年に白物家電以外で私が精力的に取材を重ねて、追いかけていたものといえば、電動アシスト自転車やマッサージチェア、活動量計や体組成計などのいわゆる“健康家電”にカテゴライズできるものたちです。そのほか、睡眠改善インストラクター資格をとったこともあり、さくら色LED照明や眠り時計など「ねむり」や「快眠」に関する分野も見逃せません。

こうした健康家電の分野は引き続き、目を離せないなと感じています。電動アシスト自転車については、すでに値ごろ感のあるPB商品も出てきていますし、製品のラインアップが増えて、価格帯が下がることで、今まで以上に市場が活性化することでしょう。まだまだ試したことのない人が多く、その乗り心地を知らない人ばかりなので、試乗の機会をどれだけ増やすかが、顧客をつかむ鍵になるはず。とても楽しみです。それにしても、私が子育てしている時代にこんな電動アシスト自転車があったらなあと思わずにいられません。

活動量計や体組成計、眠り時計のようなものは、毎日の記録をいかに残して、日ごろの生活習慣の改善に結び付けられるかどうかがポイントになります。そういう意味で、データをスマートフォンに転送できたり、PCやクラウドで管理できたりという機能のあるものはとても魅力的ですね。

昨年末から、パナソニックの健康家電をスマホのアプリと連動させて、設定を行なったり、数値の管理をしたり・・・と使ってみていますが、スマホ側で設定ができるのは本当に便利なものです。また、スマホでタッチするだけで、数値がグラフ化できたりというのも、実際にやってみて「なるほど、これは便利だな」と実感しています。あとは、活動量計と体組成計の数値の連携などさらにアプリが進んで、「筋肉量が増えてきているのは、毎日の運動量が増えているからですね。筋肉量が増えると代謝がアップしてダイエットにも効果的ですよ」などのようなアドバイスが出るようになるといいのではと思っています。

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<これからの家電のキーワードは『カスタマイズ化』>
最後に2013年のトレンド予測というよりは、その先も見据えて、家電の未来を考えてみたいと思います。冒頭で述べた「ターゲットは少人数世帯へ」というところにも通じますが、これからは多機能ではなく、ポイントをしぼったものが望まれるはずだと考えます。でも、そのポイントというのは、ライフスタイルや好みによって変わってくるもの。だとすると、家電にも必要とされているのは、個々の必要性は好みに応じた『カスタマイズ化』ではないでしょうか。

スマートフォンがこれだけ短期間で広まった理由は、「自分の好きなアプリをダウンロードして自分仕様にできること」なのだと思います。たとえば、同じiPhone5を持っていて、見た目は同じに見えても、入れてあるアプリは百人百様。その使い方もそれぞれです。

生活家電も、デザインや機能において、今後はカスタマイズ化ができるようになったら、ずいぶん楽しく便利なのだろうなと思わずにいられません。そうした点では、2012年春に発売された三菱電機の蒸気レスIHの炊飯器は、15の炊きわけを可能にした点で「カスタマイズ化」の第一歩を踏み出した家電といえるでしょう。

日本の家電メーカーの未来を憂う声の多い昨今ですが、いつも私たちに“わくわくした楽しい未来”を与えて続けてくれた家電メーカーをこれからも応援していきたいですし、今年は商品企画等の面でももっとお手伝いをしていきたいと考えています。

2013年がよい年になりますように、心からお祈りしています。








posted by sally at 13:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ご挨拶&自己紹介
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