
こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。
暑い日が続きますね。昨日の暑さで記録した各地の最高気温は、平成6年、19年の記録と並ぶものが多かったもよう。暑く苦しい夏の思い出としては、私は平成6年の夏のことが忘れられません。その年の春に病巣に癌が見つかり、当時まだ小1と小3だった息子たちに留守を頼み、入院していた母を見舞った日々のことが今でも鮮やかに思い出されます。医師に告げられていたのよりも早く、9月に亡くなったのも、記録的な猛暑が命を縮めたからだと後々語り合ったものでした。
そんな平成6年をも上回る暑さ。エアコンもずいぶん進化していて、省エネの工夫や快適さへの飽くなき挑戦が続けられています。一昨日の金曜日、溝の口にある富士通ゼネラルの本社にて、同社の画期的なエアコン「nocria(ノクリア)X」の冷房体験をしてきました。

溝の口駅のホームに降り立つと、駅には大きな看板があり「溝の口から、新しい風を起こそう、富士通ゼネラル」の文字が目に飛び込んできました。この看板にある不思議な形のエアコンこそ、「ノクリアX」。本体の両脇に、冷風(温風)でなく、室温の風を送り出す「サイドファン」が設けられているのが特徴です。

ほらね。これまで見たことのないデザイン。サイズも大きめです。

これは、4月に秋葉原で開催された展示会で、エアコン本体から出る冷風と、両サイドにあるサイドファンからの室温の風の向きをドライアイスを使って視認できるようにしたもの。冷風はなるべく遠くに行きわたらせ、足元に停滞しないように、天井に沿う形で吹き出されていきます。一方、サイドファンの冷たくない風(=常温の風)は、逆に足元近くに向けてかなり強い力で吹き出していることがわかります。
では、こんなサイドファンを設けたことで、どんな冷房を体感することができるのでしょう。

答えはこれです。高原の木陰で過ごしているときのような、自然の風が時折、吹いてくるような心地よさと言ったらわかっていただけるでしょうか。
「包み込まれるような」とか「風を感じない」というのとは違うのです。一方、センサーで人のいるところだけを狙って、効率的に冷やすというのとも全く違います。

冷風が直接体に当たる不快感はないけれど、じっとしていると、時折、涼風が頬をなで、また少しするとわずかな感触で足元を風が通り抜け、ふと気がつくと、腕をそっと微風がなでていく・・・という感じ。ずっとここにいたい。そう思わせてくれる空間が広がります。
人工的に創り出した空間のはずなのに、自然の中にいるような気持にさせてくれるのは、本当に初めての体験でした。こんな空調の中で読書をしたり、くつろいだりできたら最高だろうなと思わせてくれる貴重なひとときでした。

でも、どうしてサイドファンをつけることで、こんなに自然な風が生み出せるのでしょうか?
それは部屋の中央から部屋全体に風速0.1〜0.3m/sのゆるやかな風の流れができるためなのです。しかもその流れを起こしているのは冷風ではなく、あくまで室温の風のため不快感がないのですね。
そして、もう1つ大事な点は、部屋をムラなく一定温度で冷やし、かつ、サイドファンによるゆるやかな風の流れがあるため、設定温度が高めでも快適=省エネ性が高いこと。APFなど、エアコンそのものの数字には出てこない部分ですが、見逃せないですよね。
私自身は、こうした心地よさを最も必要としている部屋は「寝室」だと思っています。現在「ノクリアX」は10畳以上用のものしかなく、本体サイズも大きいため、大きめの寝室でないと設置できないかもしれませんが、わが家の8畳強の寝室に何としてもつけたいなと(「大清快に買い換えたリビング同様、11年選手のエアコンを使っています)、思案しているところです。
エアコンの冷暖房は嫌いだという方にこそ、心からおすすめしたいエアコンです。

posted by sally at 14:35|
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エアコンのこと