
<機能>
レンジとヒーターの組み合わせによる時短調理メニューが豊富。今回のモデルではスピードスチーム機構が加わって、ヘルシーな蒸し物もスピーディにできるようになっている。焼き物と煮物が一緒にできる「合わせ技セット」や凍ったままの肉などの食材を解凍しないで調理できる「凍ったままグリル」、冷凍のごはんと常温のおかずなど温度の異なる料理を同時に温める機能など、日常便利に使える機能が充実している。
<使い勝手>
カラータッチ液晶でメニュー選びがしやすく、ドアを閉めるときにバタンとせず、静かにスムーズに閉まる点もよい。グリル皿にはフッ素加工がしてあり汚れが落ちやすい。またスマートフォンとの連動機能があるため、仕事帰りなどの外出先でレシピ検索をしてメニューを決めたり、使う材料のうち足りないものについてはメール送信できる「お買い物メモ」など、便利に使える。現在、Andoroidスマホだけに対応しているが、iPhoneにも対応すればさらに利便性が高まるだろう。
<デザイン・価格>
幅50cmを切り、奥行き43.5cm、高さ39pと3製品の中で最もコンパクトで設置性がよく、庫内そのものは大容量のままというのが魅力。通常の食器棚の奥行きに収まるサイズなのはうれしい。扉面にカラー液晶が組み込まれており、開けた時に本体幅がそのまま庫内幅となっていて、すっきりして使いやすい。価格も?発売で他社と比較して時間がたっていることもあり、かなり値ごろ感がある。
【日立】
<機能>
付属のグリル皿と焼き蒸しふたを組み合わせることで餃子や炒め物などがおいしく仕上がる“焼き蒸し調理”や高温スチーム(過熱水蒸気)によるヘルシーメニュー、肉やケーキを焼くオーブン調理、魚などを焼くグリル機能、レンジでの温めに加え、オーブン内でパンのこね、発酵、焼き上げまでを行うベーカリー機能まで備える多機能なオーブンレンジ。しかも通常のホームベーカリーでは3時間かかるところを、わずか100分というスピードで焼き上げる。ほうれん草パンや納豆パンなどのヘルシーパンのメニューも豊富。
<使い勝手>
液晶パネルに材料や付属品だけでなく、調理のコツまでを表示してくれる機能があるため、オーブンレンジ初心者でも使いこなしやすい。例えば、冷凍ごはんの温めの際には「上手な冷凍の仕方」「トレーのどこに冷凍ごはんを置くべきなのか」などが図入りで示される。「使い方のコツ」というページが別に用意されているのではなく、“今行なっている作業の中でのコツ”が分かる仕組みなのがよい。通常の音声ガイドと異なり、「おしえてボタン」押すと知りたい情報だけを音声でガイドするのも便利。ただ、多機能ゆえに付属品が多いので、収納の点で場所を取るところが難点かもしれない。
<デザイン・価格>
光沢のあるパールレッドを採用しておりプレミアム感がある。使っていない時には存在感を主張せず、光の当たる角度によって表情が変わるハーフミラー仕上げの扉にトレンドを感じさせるデザイン。価格は3製品の中で最も高いがベーカリー機能もあり、焼き蒸し調理、過熱水蒸気による健康調理、オーブン、電子レンジ機能などあらゆる機能が盛り込んであることを考えると妥当だろう。
【シャープ】
<機能>
庫内に高温の水蒸気(過熱水蒸気)を充満させて調理する“ウォーターヒート技術”による脱脂、減塩などの健康調理ができるほか、電子レンジによる温めやケーキづくりに便利なオーブン機能、グリル機能などを備える。このモデルではエンジンのパワーがアップし、過熱水蒸気の調理時間が大幅に短縮されている。ビタミンやタウリンなどの栄養素を多く残しながら調理するメニューや魚の骨までやわらかく調理するメニューなども豊富。
<使い勝手>
カラー液晶画面が見やすく、作り方のポイントや使う道具についても表示するので分かりやすい。“ココロエンジン”搭載のため、選んだメニューに合わせて、音声でアドバイスしてくれたり、仕上がり時間の1分前になると「まもなく調理が終了します」「あと10秒で出来上がります」など知らせてくれるのも便利。毎回同じ音声が流れるわけではないので、「今度は何を話してくれるだろう」という楽しみもあって、“使いたくなる”オーブンレンジだ。電子レンジでの温め以外ではアルミホイルも使え、レトルト食品や殻つきの卵などもそのまま調理できるのが便利。角皿の汚れが落ちにくいところが難点といえる。
<デザイン・価格>
ヘルシオらしいレッドとホワイトでシンプルなデザイン。サイドの液晶画面もカラー表示なので美しい。炊飯器やジューサーなど共通デザインになっているので、シリーズでそろえる楽しみがある。価格は発売から日が浅いこともあり高めだが、音声ガイドなどの利便性を考えると妥当というところだろうか。
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