2017年12月01日

【pen連載コラム】12月15日はパナソニックの回転式オーブンです

こんにちは。
サリーさんのアシスタントの森尾雪です。

「pen」12月15日号の神原サリーの「白モノコンシェルジュ」はパナソニック ロティサリーグリル&スモークです。

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デザインや機能などが男心をくすぐる家電を「オレ家電」と位置付けているサリーさん。
その今年の代表格の一つと言うのがこのグリルです。


「お肉を焼いている間、グリルの中でお肉がぐるぐると回転する。」

そこが男の調理魂に火をつけるというわけですね。


まさに、アニメやゲームに描かれた光景が見られるのです。

かたまり肉が焼かれながら回転するのを見ると、私の中では「大きなモンスターをみんなでハンターしに行く某ゲーム」のテーマソングが頭の中でローテーションしたり、ゲーム内でお肉を焼くときのあの曲が流れたり、グリルを開けたときには「上手に焼けました!」と幻の声が聞こえたりします。

夢にまで見たあの光景。これこそがロマン。これこそが「オレ家電」たるゆえんだと思います。


こんなことを言っているとお肉を回転させるだけの機械だと思われてしまいがちですが、サリーさんの記事にはこの家電の「お肉をおいしく焼ける秘密」が書かれています。


その一部をご紹介します。

遠赤外線と近赤外線のダブルのヒーターが絶妙に火加減を調節してくれるので、ローストビーフがオート調理で簡単においしくできる。

庫内の上部手前に遠赤外線、奥側に近赤外線が配置されていて、低速でお肉が回転するため、庫内の上と下に温度差が生まれる。そのことでタンパク質の凝集が抑えられ、しかも、じんわりと火を通すことができるのでどんなお肉でもやわらかくジューシーに焼き上げる。

焼き豚、ローストポーク、丸ごとベーコンなどはもちろんのこと、蕪などの根菜類をグリルすると香ばしさと甘みが調和した絶妙な旨みが出る……などなど。

また、2年前にサリーさんが「pen」の同コーナーでも紹介した室内で煙やにおいを気にせず燻製づくりができるロースター「けむらん亭」の技術を継承してパワーアップさせています。

低温と高温のふたつの温度設定により食材にあった燻製ができるようになったそうで、高温だと溶けてしまいがちなチーズも低温で調理できるようになったとのことです。


そのほかの機能について、詳しくは「pen」12/15号をお読みくださいね。


2017年11月28日

【pen連載コラム】11月15日号はダイニチのハイブリット式加湿器です

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こんにちは。
サリーさんのアシスタントの森尾雪です。

11月15日号の「pen」白モノ家電コンシェルジュのコーナーは、ダイニチのハイブリット加湿器HD-RX917をご紹介しています。

もうお読みいただいてますでしょうか?

ひと口に加湿器と言っても、加湿器にはスチーム式、超音波式、気化式、温風気化式、それらの中の2種を利用したハイブリット式などがあります。

ダイニチ加湿器HD-RX917は、水を含んだフィルターに風を当てる気化式に、ヒーターで風を温めて加湿する温風気化式を加えたハイブリット式の製品で加湿が非常にパワフルです。


特に注目の機能が、「おやすみ加湿」だそうです。
この機能は、ボタンを押してから1時間のあいだ運転音を最小にした上、電源ランプ以外のランプを消灯して、静かで眠りに入りやすい空間をつくり出します。

その後は、湿度の表示が再点灯。「静音運転」に切り替わって標準時の約半分ほどの静かさで加湿し続けます。

心地よい眠りに誘い、寝ているあいだもしっかり加湿を続けるという、使う側に配慮された設計ですね。


もちろんそのほかの機能や品質も優れた「メイドイン新潟」の加湿器なのです。

すっきりとしたデザインで見た目もかっこいいですね。


また、サリーさんが新潟の本社工場に出向いて取材した、ダイニチ工業の「社員愛あふれる企業姿勢」についても本文で触れています。


くわしくは、「pen」11月15日号をお読みいただけたらと思います。


2017年11月23日

【pen連載コラム】10月15日号は「コーヒー好きだからこそ選ぶグラインダー」です

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こんにちは。
サリーさんのアシスタント森尾雪です。

私は、サリーさんと出会ってからコーヒーにこだわりを持つようになり、「いかにおいしいコーヒーを家で飲むか」という考えに至るようになりました。
スーパーでコーヒー粉を買っていた私が、コーヒー豆の専門店で買うようになったり、挽き方や入れ方を気にしてみたりといった風に、サリーさんから多大なる影響を受けたものです。

何が言いたいかというと、とにかくサリーさんのコーヒー愛はすごい! のです。

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そんなサリーさんが「pen」の白モノ家電コンシェルジュのコーナーで取り上げたのが、デロンギ デディカKG521J-M〈コーヒーグラインダー〉。

最近では、コーヒーメーカー、エスプレッソマシン、コーヒー豆のロースター等の登場により、コーヒーに関する家電製品がにぎわいを見せておりますが、コーヒーグラインダー(コーヒーミル)も急成長をしているとのことです。

中でも今回ご紹介のこの商品は、見た目のカッコよさや粒度の調節の多さだけでなく、なんと2.1インチ液晶ディスプレイ搭載と使いやすさにも配慮されている点が魅力的……他にも「うふふ」なポイントはたくさんあるのですが、詳しい内容は「pen」10/15号をお読みいただけたらと思います。




2017年02月04日

【Pen連載コラム】今月の逸品は「家具のように美しくたたずむ小ぶりの冷蔵庫」

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

2/1発売のPenに執筆した連載コラム「白モノ家電コンシェルジュ」では、1月に発売されたばかりのシャープの小型冷蔵庫を取り上げました。コラムにも書きましたが、これまで一人暮らし用の小さな冷蔵庫というと、価格の安さが重視され、デザイン性などは二の次でしたが、ファーストシングルだけを対象としない“大人の冷蔵庫”がこのモデルです。

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ガラスドアを採用しているだけでなく、どこから見てもスクエアなフォルムが際立つインテリア性の高さが特徴です。

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コラムにも書いたように、ブラックのモデルの上に、同社のウォーターオーブン「ヘルシオ」の小型モデルのブラックを載せると、まるで最初から1つの家電だったようにしっくりと来るところも素敵です。

11月下旬に行われた発表会も、世界観をわかってもらおうということで、原宿にあるハウススタジオの一室を使って開催されました。

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正面から見ると一本のラインにしか見えない冷凍庫の引き出しの取っ手は、こんな形状になっています。

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爪の長い女性でもきちんと指が引っかかり、負担をかけない取っ手の形と、デザイン性との両立は大変だったといいます。

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扉を開けた時の奥のパネルのカラーや棚のデザインにもこだわったとのこと。

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ホワイトのモデルもあります。

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感動するくらい天面が美しいので、レンジを置いたりしないでディスプレー用の棚=家具のような使い方もできます。

そして、もう1つ。引っ越しの多い方にとても重宝されている「どっちもドア」の精神が、この小さな冷蔵庫にも生かされていて、こちらは「付け替えどっちもドア」仕様に。右開きタイプと左開きタイプが用意されているのではなく、自分でも簡単に右開き、左開き仕様に変更できるのです。

Penのコラムなので、いつものように文章の美しさにも注力して心をこめて書いています。今号の特集は「エルメスの秘密」で写真も美しく、読み応えもたっぷり。

ぜひ手にとってお読みいただけるとうれしいです。


2017年01月04日

【Pen連載コラム】白モノ家電コンシェルジュが6年目に入ります!〜今号のテーマは「ソニーのアロマスティック」


あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2012年1月に連載が始まった「Pen」のコラム、『白モノ家電コンシェルジュ』もついに丸5年となり、次回分からは6年目に入ります。遅筆な私を辛抱強く待ってくださり、「今回のうふふポイントはどこですか?」と質問しつつ、励ましてくださる担当編集者のS氏に心から感謝しています。

そして皆様のご愛読にも心からお礼申しあげます。

さて、現在発売中の1/1・15合併号で取り上げているのは、SONYのパーソナルアロマディフューザーの「アロマスティック」です。

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これが白物家電かと問われれば、たぶんそうではないのでしょうし、かといって黒物でもない。でも、昨年は大平技研のプラネタリウムまで取り上げた私ですから、心が震わされた家電であれば何でもご紹介したいと思っています。

今回のアロマスティックは、このブログでも何回かご紹介したことがありますが、ソニーのクラウドファンディングを利用して支援者を募り、テストマーケティングを経て、製品化されています。

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私自身、支援者の一人として参加し、このブラックのモデルを愛用しています。香りのカートリッジは「ビューティ」がお気に入り。

2016年に創業70周年を迎えたソニーが、新たな感動のキーワードとして「香り」を提示。同社独自の光ディスク技術を応用することで、気持ちのスイッチを切り替えるために、「自分だけに香らせる」ということを可能にしています。

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アロマというと、女性的なイメージを持たれる人もいるかもしれませんが、香りのカートリッジには「ビジネス」も用意されており、男性にもぜひ使っていただきたい「アロマスティック」です。

詳細はぜひPenをお読みいただけたら幸いです。




2016年05月16日

【Pen連載コラム】今月の逸品は家庭用超小型タイプのプラネタリウム「メガスター・クラス」

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

昨日発売されたPen(6/1号)に掲載の連載コラム「白モノ家電コンシェルジュ」では、大平技研の家庭用プラネタリウム「メガスター・クラス」を取り上げました。プラネタリウム・クリエイター大平貴之氏が生んだスーパープラネタリウム「メガスター」シリーズ初の家庭用で、100万もの星を投影することができる本格的なものです。

科学館などのプラネタリウムにはプログラムがあり、好きな時間に思いのままに楽しむというわけにはいきませんが、このメガスター・クラスがあれば好きな場所で好きな時に、満天の星空を体感することができるのです。

白金にあるプラネタリウムバーにこのメガスター・クラスを持ってきていただいて、実際に体感しながら、大平貴之氏に取材して記事にしています。しかもその後で、担当の方が、広尾のアトリエにも、持ってきてくださり、遮光カーテンで光を遮断した状態で投影してくださいました。2回も体感できて幸せ者の私です。

で、その感激の思いを文章にしています。いつもPenのコラムは内容もそうですが、文章そのものの構成や美しさに命をかけていますが(大げさ!)、今回も締め切りぎりぎりまで悩んだものの、うまくまとまったなと自画自賛しています(笑)。

ですので、ぜひぜひ書店で手にとってお読みくださいませね。kindle版のPenもあるようですよ。



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2015年11月04日

【Pen連載コラム】今月の逸品は「トンボの羽根が送り出す、強く優しい風。」の空気清浄機

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

現在発売中の「Pen」に掲載されている「白モノ家電コンシェルジュ」のコラムで取り上げたのは、シャープのS-style 空気清浄機 FP-FX2 同社ならではのプラズマクラスターイオン搭載モデルですが、加湿機能がなく、とにかく薄くてコンパクト。デザインがとても美しいのです。

コンパクトで薄型であるということは、風力や音の点でマイナス面がありがちですが、そこをネイチャーテクノロジー(=自然界に存在する技術)を家電に応用して乗り越え、たっぷりの風量と静かな音を両立させています。今回お手本にしたのは、トンボの羽根の原理だそうですよ。

そして私自身がいちばん気に入っているのは、電源ボタンを押すと同時にすっくと立ち上がるように開く送風口とそのカバーの裏に反射するLEDランプ。意志を持って開くとでもいうような、送風口の開き方がとても素敵です。

そのあたり、文章の美しさにもひたすらこだわって書きましたので、ぜひお手にとってお読みいただけるとうれしいです。ちなみに今回の大特集は「おいしい日本酒」。新バイブルとしても読み物としても楽しいページになっています。


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【女性アシスタントさん募集しています!】

先日、ここでお知らせしたとおり、私の仕事を手伝ってくれる方を募集しています。表参道のアトリエでの雑務のほか、家電製品の取材、テレビ・ラジオ出演の際の付き人としての仕事など。ご興味のある方は、メールでご連絡くださいませね。


2015年05月07日

【Pen連載コラム&家電特集】未来家電13ページとコラム、執筆しています!

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

今、発売中のPen 2015年 5/15号 では、「すぐそこにある、未来のカタチ」と題した特集を組んでいますが、その中の家電について取り上げたページの家電セレクト&執筆を担当しました。

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特集の扉には、ちゃんと私の名前も!P56〜68の13ページを担当しています。

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執筆陣にはあの佐々木俊尚さんや林信行さんのお名前もあります。

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こちらが家電ページ。特に最初の8ページは、写真がとてもよいのです。文字は少ないけれど、200文字程度の中に、凝縮してPenならではの美学と未来のカタチたるゆえんを語っています。

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調理家電についてはこんなセレクトをしています。トレンド感と未来感についてはぜひ手にとってお読みくださいませね!

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ロボット掃除機などの掃除機やバルミューダの扇風機も。

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美容家電、健康家電の未来感は「測る=知る」ことにあるのだと思います。

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そして、いつもの「白モノ家電コンシェルジュ」の連載コラム(P90)では、パナソニックのプレミアムはヘアードライヤーを取り上げました。

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ナノケアが登場してから10年。格段に進化を遂げ、美しい髪のボリューム感までを自在に手繰れるようになりました。ドライヤーにここまで!というヒミツを解き明かしたコラムをぜひ読んでいただけるとうれしいです。

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今号のPenは、5月1日にオープンしたばかりの二子玉川「蔦谷家電」でも絶賛発売中です。Penを発行しているCCCメディアハウスは、蔦谷家電と同じCCCグループなのです。

蔦谷家電に合わせての今号の企画、入魂の執筆を堪能していただければと思います。



2014年08月22日

【Pen連載コラム】今月の逸品はアイ・ロボット社の水拭きロボット「ブラーバ」

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

現在、発売中のPenに掲載の連載コラム「白モノ家電コンシェルジュ」では、アイ・ロボット社から7月4日に発売された床拭きロボット「ブラーバ380j」を取り上げています。

最近の住宅事情として圧倒的なフローリング率の高さがありますが、フローリングやクッションフロアの床にぴったりなのがブラーバ。乾拭きと水拭きのどちらにも対応しているけれど、やっぱりなんといってもおすすめなのは水拭きです。

わが家の廊下でもご覧のとおり、静かに、でも丁寧に床を拭いてくれています。今回のコラムでは、小学生時代のお手伝いのことを振り返り、ブラーバの健気なお掃除ぶりを書いてみました。

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充電台には立てておく仕組みなので、ルンバのように自分で基地に戻るということはありませんが、お掃除を始めた場所にきちんともどってくるのが「終わりました」と報告しているようでうれしいなあと思います。


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わずかB5サイズほどの大きさでカラーも日本仕様のホワイトのため、リビングなどの隅に置いてあっても全然邪魔になりません。大きいものよりは小さいもの、そしてデザインの美しいものに心惹かれるなあと思います。

Penの特集は表紙にあるように「犬と猫」。ペットとして飼っている人はもちろんのこと、飼っていない人も癒されることまちがいなし。ぜひ手に取って読んでくださればと思います。


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2014年07月15日

【Pen連載コラム】今月の逸品は三菱の蒸気レスIH本炭釜!

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

今日発売されたばかりのPen (阪急コミュニケーションズ発行) の見本誌が届きました! 表紙が楽しいですねー。大特集が「みんなの夏休み。」ですもん、これはチェックしないといけません。パラパラとめくってみたところ、私が愛してやまない「瀑布(滝です)」のページもありました。

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ナイアガラの滝には、カナダ側から行ってみたので、次はぜひイグアスの滝でしょうか。かなり体力がいりそうですので、あんまり年をとらないうちに行きたいものです。

さて、今号の連載コラム「白モノ家電コンシェルジュ」で取り上げたのは、三菱電機の「蒸気レスIH 極厚本炭釜 NJ-XW105J」。高級炊飯器といわれるカテゴリを切り開いた、その先駆けであり、「蒸気が出ない」「15種類の炊き分け」「銘柄炊き分け」など、斬新な機能を次々に搭載してきたパイオニアです。

初代本炭釜から8年。最新モデルでは内釜の釜底がさらに厚くなり、銘柄炊き分けも進化しています。中でもびっくりしたのが「玄米芳潤炊き」のおいしさ。浸水しなくてOK、しかも冷めてもぼそぼそしない・・・だなんて、玄米嫌いの人もいっぺんに好きになること請け合いなんです。私がつけたキャッチフレーズは「お弁当に持っていける玄米ごはん」

文章もテンポよく書けた(と思う)ので、ぜひお手に取っていただけたらと思います。

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2014年01月22日

【Pen連載コラム】今月の逸品は“幸せの湯気”が上がる最先端デザインの超音波加湿器

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Pen (ペン) 2014年 2/1号 [シルクロード]

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

昨年末からすっかり更新が滞ってしまい、久々の記事アップで申し訳ありません。イベント出演や講演、ラジオ出演など慌ただしい毎日が続いていますが、今年も私らしい独自視点の発信を心がけていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、毎月連載コラムを掲載しているPen (ペン) の最新号では、ベンチャー企業「エクレア」が手掛けた超音波加湿器「カドー加湿器」を取り上げました。加湿器といえば、同じく日本のベンチャー企業「バルミューダ」が昨年秋に発表した「Rain(レイン)」もとても画期的で素敵なのだけれど、私が「カドー」に軍配を上げたのは、加湿されている様子が視認できるから。

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スイッチを入れたと同時に勢いよく立ち上がるミストには「水が気体となっていくことの美しさ」が感じられるのですよね。そしてそれは子どものころに石油ストーブにのっていたやかんの湯気にも通じる幸せでもある。

ここで大切なのは、超音波式加湿器ならではの不安要素である「雑菌の繁殖」という点が、独自開発の抗菌カートリッジによって払拭されていること。超音波発生素子も業務用のものを基盤に使っているため、加湿量も申し分なく、立ち上がりも早いのです。

毎回、Penのコラムでは文章そのものにも力を入れて、私なりの美学に基づいて構成するように努めています。なので、内容ももちろんですが、文章自体を味わっていただけたらうれしく思います。

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そうそう、今号のメインテーマは「シルクロード」なのですが、第2特集の「いつもそこにある、旅する愛用品」のページがまたいいのです。10名の達人の愛用品が写真入りで紹介されていて、ぐっとくること請け合い。

表紙も美しいですし、ぜひぜひ手に取って(&購入してくださればさらにありがたく・・・)くださいませね。





2013年11月05日

【Pen連載コラム】今月の心躍る逸品はネスプレッソ「マエストリア」

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Pen 2013年 11/15号

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

毎月、連載コラムを執筆しているPen(阪急コミュニケーションズ発行)の最新号が発売されました。今号の特集は「わがままに暮らしたい。」で、13軒の理想的な暮らしを目指した家の様子に、憧れたり、インテリアのエッセンスとして参考にしたり、ページを捲るのが楽しくなる企画です。

そんなPen11/15号の「白モノ家電コンシェルジュ」で取り上げたのは、今年9月に発売されたばかりのコーヒーメーカー「マエストリア」。

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ここ最近、発売されたラティシマプラスや、ピクシー、ユーなどとは趣が異なり、どっしりとした重みのあるマシンでそのデザインは丸みがありレトロさを感じさせます。

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その最大の特徴は、ご覧のような微調整ダイヤルによってコーヒーの抽出量を調整できること。21種類の定番のコーヒーカプセル「グラン・クリュ」と、抽出量とのマッチングを楽しむことで無限に味わいが広がるのです。

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7月に先行して開催されたプレス向けの体験会で、同じグラン・クリュでも抽出量の変化でどのように味わいや香り、コクなどが変化するのかの「飲み比べ」もさせていただきました。これ、びっくりするほど味わいが変わり、食後に飲むのか、朝の1杯なのか、ブレイクタイムの1杯なのかによっても、好みに味わいが変わってきそうで、全く新しいコーヒーの世界が生まれます。

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マエストリアのカラーは、レッドのほかクリームも。オリジナルのフォームミルクを作りたい人のためのスチームノズルも備えているので、バリスタさながらの技を磨くこともできます。

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今回のコラムでは、そんな「マエストリア」の魅力を思い入れたっぷりに書いたのですが、後半は文章の1/4ほどを、マエストリアのことではなく、ネスプレッソが10年にわたって取り組んでいる「AAAサスティナブル・クオリティ(持続可能品質)プログラム」について紹介しました。

というのも、ネスレネスプレッソが提供しているコーヒーカプセル「グラン・クリュ」に詰められているコーヒーは、世界のコーヒー生産量の1〜2%しか基準を満たさないという高品質なもの。こうした高品質なコーヒー豆の生産を持続するためだけでなく、コーヒー生産者たちの生活の質を向上させ、次世代の人にもつないでいけるようなサポートをしているのですね。

このことを、ネスレネスプレッソの社長であるロイック レトレ氏に伺う機会があり、とても感銘を受けたので、どうしてもコラムの中でその感動を伝えたかったのでした。

コラムの最後の文章をここに書き記します。

「地球の向こう側で、慈しみながら赤い実を育てる人たちに思いを馳せる時、マエストリアで淹れる一杯のコーヒーには、一段と深みが加わることだろう。」

ちょっとかっこつけてしまいましたけれど、ロイック レトレ氏にコーヒー農園の話をうかがっている時に、私の頭に浮かんだのが、この言葉だったのです。1杯のコーヒーの尊さ、ありがたさ。

そうそう。もう1つ、ご紹介したいことがありました。

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「REZA/Soul of Coffe」という写真集は、National Geographic(ナショナルジオグラフィック)のフォトジャーナリストとして世界100カ国以上を訪れているレザによるもの。彼は、グラン・クリュの生産に情熱を持って献身的に取り組む人々と出会い、祝福してきたそうです。その写真を集めたのが、この写真集で、先に紹介したプログラムの10周年を記念して刊行された貴重なものを、取材の記念にいただきました。

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今、コーヒーを栽培する農園にまでこだわって、自家焙煎するコーヒー専門店が人気を集めているそう(2013年10月30日付の日経MJ終面)ですが、ネスプレッソのグラン・クリュはずっとそれを続けてきたのですね。

Nespresso AAA Sustainable Qualityトレードマーク(TM) Program


「マエストリア」は百貨店とネットでの直販しか販売されておらず、販路が限られますが、コーヒー好きの方にぜひおすすめしたい1台です。

今号のペンのコラムも興味をもたれた方は、お手にとって読んでくださるとうれしく思います。





2013年10月02日

【Pen連載コラム】今月の逸品はパナソニックのハイブリッド電源掃除機

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

連載コラムを執筆しているPenの最新号が発売されました。今回「白モノ家電コンシェルジュ」で取り上げたのは、パナソニックから10月20日に発売予定のハイブリッド電源掃除機MC-HS700G。

その名のとおり、コード式と充電式が合体してどちらも使える掃除機なのです。充電池は取り外すこともできて、非常用の電源としてスマホなどへの電源供給もできる「もしもの備え」にも役立つものとなっています。

デザインはたぶん男性向けといっていいのかもしれません。アイドリングオフ機能やハウスダスト発見センサー、親子ノズルなど掃除機としての便利機能や省エネ機能も満載です。想定売価が108,000円とついに10万越えの掃除機誕生なわけですが、魅力的です。文章もPenらしくまとめましたので、そちらもじっくり味わっていただければと思います。

そして、今号の特集は「癒しのホテル」。これがまた、読んでいてとても楽しく、読んでいるだけで癒されます。・・・なのでぜひ手にとってお読みくださいませ。



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2013年09月16日

【Pen連載コラム】今月のデザインコンシャスな逸品はネスレのティーマシン「スペシャル.T」

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

お知らせするのが遅くなって、書店にはすでに次の号も並んでいますが、連載コラムを執筆している阪急コミュニケーションズ発行「Pen」の2013年9/15号の「白モノ家電コンシェルジュ」では、ネスレ日本の世界初カプセル式ティー専用マシン 「SPECIAL.T(スペシャル.T)」 

私自身はコーヒー党なのですが、緑茶や紅茶、ハーブティーなども好きです。で、これまでコーヒーマシンは数々世の中に出てきていたのに、お茶が好きな人のための便利で革新的なマシンてなかったのですよね。

9月1日に発売されたばかりの「スペシャル.T」は、カプセル式の本格的なティーマシンで、茶葉ごとにもっともふさわしい温度と時間で淹れられるようにコントロールされているところが素晴らしいのです。お茶はコーヒー以上に水に影響されるところがありますので、水タンクにはカルキ除去のための活性炭を使った浄水フィルターもセットされています。

私自身も何度か試飲してみましたが、記事にも書いたように飲み始めは、やや薄めに感じられる人もいるかもしれません。けれど、一杯飲んだ後には口の中いっぱいに香りが広がって、満足感のある飲み心地。最初から濃いめに感じられるようでは、渋みを感じて全部飲みきれないですものね。

初回限定セットには10種類のカプセルがそれぞれ2個ずつ(つまり20杯分の茶葉)と、オリジナルのカップ&ソーサーがついてくるのもうれしいところ。お茶好きな人、ぜひおすすめです。もちろん、わが家も1台購入予定です。


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2013年08月04日

【Pen連載コラム】今月の逸品は“全部入り”でプレミアムな日立のオーブンレンジ

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Pen 2013年 8/15号

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

毎月連載コラムを執筆している阪急コミュニケーションズ発行「Pen」の最新号にて、『白モノ家電コンシェルジュ』で取り上げたのは、日立のベーカリーレンジヘルシーシェフMRO-MBK5000。これまでの日立のフラグシップモデルの過熱水蒸気機能付きのオーブンレンジと、昨年11月に発売されたベーカリー機能付きのオーブンレンジが合体された、プレミアムモデルです。

その価格、なんと17万円というのですから、いかに高機能&多機能かということがわかるというもの。1斤の食パンのこね、発酵、焼き上げまですべて行なっても100分というスピードで、しかも本当においしいパンが焼けるのです。

もちろん、お家芸の「焼き蒸し調理」で餃子も失敗なくきれいな焼き目&皮はもっちりと柔らかに焼けますし、ヘルシー調理もお手のもの。今回はベーカリー機能のはやさだけでなく、ほうれん草やパプリカを練り込んだり、納豆(!)やこんにゃく入りのレシピまで開発してしまうなど、ヘルシー系の食パンメニューも豊富に用意されていて、パンも料理も作るのが楽しくなること請け合い。

取材時に作っていただいたのは、写真上から時計回りに「納豆パン」「パプリカ入りのパン」「普通の食パン」。

納豆パンは、粒感が残ったているわけでもないのですが、口に入れるとふんわりした食感の後に、納豆の香りが広がり、後味にやや粘りを感じられて「納豆の味!」という感動が。スライスチーズや海苔をはさんで食べてもおいしいのではないかと思います。

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それに、昨年モデルからグンと使いやすくなっている液晶タッチパネルがまた秀逸なのです。使う器具や材料、作り方や温めのコツなど至れり尽くせりの画面表示で本当に使いやすい。中途半端に高いお金を出すのなら、ここは1つ多機能で使いやすいという、このプレミアムモデルにしてみようという選択肢、アリだと思います。

ということで、ぜひ手にとってPen 2013年 8/15号をお読みくださいませ!


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2013年07月04日

【Pen連載コラム】今月の逸品はドメティックのワインセラー


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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

毎月連載コラムを執筆している阪急コミュニケーションズ発行の「Pen」の7/15号が発売されています。今号の「白モノ家電コンシェルジュ」で取り上げたのは、Dometic(ドメティック)のワインセラー「マ・カーブ」。ワインセラーには冷却方式によって3つの種類がありますが、「マ・カーブ」はコンプレッサー式で、夏場でもしっかり温度管理ができるのが魅力です。

しかも「マ・カーブ」はセラー内を2つの温度帯に分けて設定できるので、赤と白、熟成させたいものと早飲みタイプのもの・・・というようにワインの種類に応じて温度を変えられるのがとても便利。実は、わが家でペルチェ式の安価なワインセラーを使っていますが、冬はいいものの、今の季節には庫内の温度が高すぎてしまって(室温マイナス15度が限界)、白ワインやシャンパンは冷蔵庫に移動させています。その点、コンプレッサー式は価格が少し高めだけれど、やっぱり魅力的だなあと思います。

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すでに2011年のインテリアライフスタイル展でお披露目されていたのに、実際に発売されるまでには、開発から3年たってしまい、4月の発売からわずか2週間で初期ロットが売れてしまったという人気売ぶり。みんな発売を首を長くして待っていたのですね。

そのあたりのことや、ドメティックってどんなメーカー?ということについては、誌面に詳しく書いてありますので、ぜひぜひ手に取って(できれば購入して)お読みくださいませね。

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そうそう、今回、誌面で取り上げたのは、17本入りの小さいほう(7万9800円)ですが、上の写真の左にある94本収納可能なほうも、今どきの大型冷蔵庫程度の大きさで19万8000円とお買い得な価格です。個人で飲食店をされている方や、ワイン好きの方には置き場所さえあればこちらのほうがいいかもしれません。

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今年のインテリアライフスタイル展では端材を利用したこんなワインラックもノベルティとして置かれていました。福祉作業所とのコラボで作られているそうです。




2013年06月08日

【Pen連載コラム】今月のデザインコンシャスな逸品はデロンギのミニコンベクションオーブン

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

現在発売中のPen「白モノ家電コンシェルジュ」のコーナーで取り上げたのは、すでにここでも紹介済みのデロンギのミニコンベクションオーブン。そもそも、オーブンてなんだっけ?コンベクションて?ということから始まり、この世界最小のコンベクションオーブンの魅力についてお話ししています。

豚バラ肉のチーズキムチ焼きはここでも、先日のテレビでも実演して紹介したけれと、ピザストーンを使って焼いたピザもまた絶品。オーブンレンジを使う際にいつも不満に思っていたことが「下火が弱い」という事実。でも、このコンベクションオーブンは下火も強いし、付属しているピザストーンがびっくりするくらい厚手なので、本当にカリッと焼けるのです。

底面をしっかり焼こうとしているうちに、肝心のピザ生地がパサパサになってしまうのは悲しいこと。でもこれで焼くと、底はカリッとして、ピザそのものはもっちりとした食感で美味しいのです。ただし、事前に十分ピザストーンを予熱しておくことは忘れずに。

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今回のページでは、いつにもましてカメラマンの青木さんが美しく写真を撮ってくださいました。今号の特集は北欧の家具や食器やインテリア雑貨などが満載で眺めているだけで幸せな気分になるので、ぜひぜひお手にとってページを開いてみてくださいね。で、気に入ったら購入してくださいませ。

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2013年05月10日

【Pen連載コラム】今月の逸品は富士通ゼネラルの美しき省エネエアコン「Fシリーズ」

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Pen (ペン) 2013年 5/15号

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

毎月連載コラムを執筆しているPenですが、5/1発売号の「白モノ家電コンシェルジュ」では、富士通ゼネラルのルームエアコンFシリーズを取り上げています。

富士通ゼネラルのエアコンといえば「ノクリア」ZシリーズやコンパクトなSシリーズで知られています。どちらもその省エネ性の高さや、暖房能力の高さが特徴で、10年前に世界で初めてフィルターの自動おそうじ機能を開発、搭載したのも富士通ゼネラルのノクリアです。今年の初めにはさらにXシリーズも発表された中、あえてFシリーズという、あまり知られていない製品を取り上げたのは、ズバリ「デザイン」です。

タイトルにも「薄さ勝負の欧州でうけいれられた、省エネエアコン」と書かれているように(ちなみに、毎回タイトルは担当編集者がつけています)、欧州で先行発売され、ドイツの2012年度「iFデザイン賞」や「レッド・ドット・アワード」など、名だたるデザイン賞を受賞して高い評価を得ているモデル。

昨日、わが家に導入したエアコンのレビュー記事の紹介をしていますが、その写真を見ていただいてもわかるように、今のエアコンは省エネ性能を高めるためにものすごく奥行きがあって、前に突き出した形をしているのです。

でも、このFシリーズは、なんと奥行き18.5cm! なぜここまで薄さにこだわったかというと、欧州では壁に掛けるものはフラットなものが好まれるのです。絵画やレリーフに間接照明を当てて、その陰影を楽しむ・・・それと同じようにエアコンも考えられているのですね。

とはいえ、富士通ゼネラルは省エネ性を犠牲にしたわけではありません。そのあたりの苦労や性能について、さらには私の想いもたくさん込めて、今回の記事を書いています。「わが家のインテリアに合うようなエアコンがない・・・」と困っている人の選択肢として、このFシリーズは本当におすすめできると思います。

なお、今号のPenの特集は「ルネサンス」。ヨーロッパの芸術性ふれた号に、ヨーロッパで評価されたエアコンのことが書けてよかったなと思っています。

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2013年04月01日

【Pen連載 白モノ家電コンシェルジュ】今月の逸品はケルヒャーのベランダクリーナー

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Pen (ペン) 2013年 4/15号

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

今日から新年度、4月ですね! 怒涛のスケジュールが続いた3月が終わり、さらにパワーアップしてリスタートしたいと張り切っている私です。先週はラジオ出演やテレビ収録、イベントへの登壇が相次いだのですが、ここで告知する余裕もなく(TwitterやFacebookではお知らせしていたんですけど)、どんなことをお話ししたかについては、追ってご紹介いたしますね。

さて、今日は連載コラムを執筆しているPen 2013年 4/15号の発売日。今号でご紹介しているのは、3月に発売されたばかりのケルヒャーの高圧洗浄機「ベランダクリーナー」です。

その名のとおり、マンションのベランダや玄関、お風呂掃除に便利に使えるコンパクトで静かな日本向けモデル。これまで高圧洗浄機は郊外の一戸建てに住んでいる人専用だと思っていた人にも、本当に便利に使えます。

ケルヒャーでは、ベランダクリーナーで楽しみながらお掃除することを『大人の水遊び』と言っていますが、億劫になりがちなお風呂掃除も水遊び気分で楽しくできたらいいですよね! 価格は2万7800円程度。この1台で新しいお掃除のスタイルが始まりそうです。

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2013年03月03日

【Pen連載コラム】今号のデザインコンシャスな逸品はタイガーのホームベーカリー「やきたて」

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Pen 2013年 3/15号

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

連載コラムを執筆しているPenの「白モノ家電コンシェルジュ」、2013年は毎月1日発売の号に掲載されています。3月1日に発売されたばかりの号で取り上げたのは、タイガー魔法瓶のホームベーカリー「やきたて」。先日、日経トレンディネットで紹介したのが「おとなのタクック」で、こちらもタイガーの製品。意図したわけではありませんが、私のアンテナにピンときた製品がタイガーの製品続きだったのは、不思議ですね。

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さて、「やきたて」ですが、Penで取り上げるには、何よりも“デザインコンシャス”でないといけません。「やきたて」のデザイン面でのイチオシポイントは何と言っても、本体前面にあしらわれたかすかな凹みにあります。

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ちょうどカットした食パンの大きさに作られた凹みは全部で12個。取材でわかったのは、この凹みは「食パンを指で押したときにできるかすかな凹み」を表しているのだとか。ほら、誰でも、子どものころ、ふわふわの食パンを指で押して、お母さんに怒られた記憶があるでしょう?

そんな何とも幸せ感のあふれるデザインを採用しているのが「やきたて」なのです。ホワイトもありますが、「タイガーレッド」ともいうべき、落ち着いた赤をベーカリーに採用しているのも、他のメーカーのベーカリーにはない特徴です。

元々、私がこの「やきたて」のことを知ったのは、あるテレビ番組のロケ中に、家電量販店の売り場で見かけたのがきっかけ。発表会をしたわけでもなく、リリースも送られてきていなかったので、タイガーが約20年ぶりにホームベーカリー市場に再参入したことを知らなかったのです。でも、棚の少し高いところに展示されていたのを見て、この赤色と凹みのあるやわらかなデザインに「これ、どこのベーカリー? 気になる!」と一目ぼれしたのでした。

機能そのものも、生地の温度をみるセンサーが搭載されていて、室温が高く、生地の温度も高くなりがちな夏場でも過発酵を防ぐ独自の機構が採用されており、パンケースも土鍋コーティングされた独自仕様で魅力たっぷり。

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これが本体の底面の様子。斜め左下にある突起が、生地の温度をみるセンサーです。

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生地の温度が上がり過ぎるようなえあ、本体上面脇に設けられた送風口から冷風が吹き出して、本体内の温度を下げ、過発酵を防ぐ仕組みになっています。

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パンケースには、同社ならではの土鍋仕様の炊飯器の技術を応用した「土鍋コーティング」を施して、熱効率を上げており、皮はパリッと、中はふんわりやわらかに焼き上げます。

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余談ですが、タイガーの炊飯器の内釜には、このように「取っ手」がついているのがいいですね。持ちやすく、使う人の身になっています(ちなみに、シャープの「ヘルシオ炊飯器」にもこのように取っ手がついていて、とても扱いやすいのです)。

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本体に内蔵されているメニュー数は28種類。ブリオッシュ風食パンもできますし、内容的にはパナソニックの最新機種に近いものがあります。

で、今回のコラムにも書かせていただきましたが、この「やきたて」の素晴らしいところはレシピブックを兼ねた「取扱説明書」のわかりやすさにあります。

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決して写真の多い派手なつくりでないのに、とにかくわかりやすいんですね。購入したホームベーカリーを「毎日でも使いたい」と思わせる内容です。

いずれ、この『取扱説明書』のことについては、あらためて詳細を記事にしたいと思っていますので、楽しみにお待ちください。

そうそう、今号の「Pen 2013年 3/15号」ですが、別冊の附録がとても楽しく、役立ちそうな内容でおすすめです。

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ヨーロッパの鉄道が特集されていて、旅行の計画をしている人はもちろん、当分ヨーロッパ旅行の予定がない人でも、うっとりと楽しみながら眺めることができる内容です。

私のコラムと合わせて、ぜひ読んでいただけると嬉しく思います。