2017年12月04日

【Senka21】12月号は7つの質感やカラーで新たなエアコンの選び方を提示したエアコンです

こんにちは。
サリーさんのアシスタントの森尾雪です。

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音元出版「Senka21」12月号、サリーさんの提言はダイキン工業の室内機の前面パネルに7つの質感やカラーを施した新しいエアコンを題材に、多様な価値観に対応した今までのエアコンとは違うアプローチを考察しています。

昨今のエアコンは、省エネ性を追求すべく熱交換器をたくさん搭載し、室内機も室外機もどんどん厚さや大きさが増しています。
私自身もわりと省エネ性は気にしています。笑
もちろん、省エネ性が高いほど電気代を気にせず使えるのでそれも一つのメリットといえます。

ですが、昨今の多様な価値観に対応するには省エネ性だけではなく、別の切り口も必要ですよね。


そこで新たな選択肢を提示するのが、今回ダイキンが発表した「risora」なのです。
室内機本体の奥行は185pと業界最薄。薄さだけでなく7つの質感やカラーを選べるのが大きな特徴です。

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質感というのは、光沢のあるラインホワイト、ソファの張地を表現した質感のファブリックホワイト、
マットと艶の質感を織り交ぜたブラックウッド、木目のインテリアにもマッチするグレイッシュブラウンメタリック、
編み込まれたような質感のツインゴールド、北欧をイメージさせるナチュラルなソライロ、
自然に溶け込むようなフォレストグリーンなど、
カラバリだけでなくカラーに合わせて、特殊なフィルムを重ねることによってできる前面パネルの表情の違いなのです。


デザインコンセプトは日産「Be‐1」やオリンパス「O-Product」など、人々の価値観を覆すようなプロダクトデザインを手掛けた坂井直樹氏。

坂井氏は「デザインはローコストハイリターンの経営資源。経営者がデザイン価値を経営資源と考える企業は成功している」と話しているそうです。

また、消費者が自分のライフスタイルに合わせて「いかに暮らすか」という価値観によって、商品を選択できる時代へと移り変わっていくことを示唆しています。

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サリーさんが提唱する「うふふ家電」とはデザインも含めて、そこにあるのを眺めているだけでうれしさが込み上げてくる、使う人の気持ちに合った家電のことを言いますが、坂井氏の思いと共通点があるのかもしれないですね。



本文では、リモコンのデザイン、無線LANアダプターが外にはみ出ない仕様になっていることなどにも触れています。
目からウロコな内容でした。


詳しくは、Senka21 12月号をお読みいただければと思います。

Senka21 12月号P78〜79にサリーさんの記事が掲載されています。

posted by sally at 00:00| Senka21〜業界への提言

2017年11月29日

【Senka21】11月号はIoTサービスから考えるこれからの家電と訴求についてです

こんにちは。
アシスタントの森尾雪です。

サリーさんの記事が音元出版「Senka21」11月号に掲載されましたのでお知らせいたします。

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今回は『「IoT」と「リース」をキーワードにこれからの家電とその訴求を考える』と題してドイツと日本の家電メーカー2社の新しい取り組みから、これからの「売り方」を考察したコラムです。


前号にもドイツで開催されたIFAの取材に行ったことはお話ししましたが、その中で、ミーレ社が発表した新たなるサービスについて冒頭で触れています。

そのサービスとは、ドイツ国内でも「高級」と位置付けられる同社の洗濯機を、「あまり洗濯しないから」「転勤族で引っ越しが多いから」などの理由で購入しない世帯をターゲット層にしたドラム式洗濯機のリース事業です。

サービスの料金体系や詳しい内容は本文をお読みいただければと思います。
私事ですが、うちの夫も転勤族であるため、家電の、特に洗濯機や冷蔵庫など「大物」の購入は検討に検討を重ねます。

そのためこんなサービスが日本にあったら私も利用したいなと思いました。


人間、一度「いいもの」を使ってしまうと下のレベルに下げるのは難しい……これは家電にも言えることかと思います。
私自身、家電に係る仕事をするようになって、上位機種を使うほど使い心地の良さや機能の高さを実感したものです。

リース品で「いいもの」と実感した消費者たちも、必ず、次回購入の際にはその商品を選択肢に入れて検討するのではないでしょうか。


少し話は逸れましたが、ミーレの洗濯機の取り組みは、あるIoTサービスの「間口」を広げるためのものだとか。


IoTサービスの「間口」。シャープが始めた「ヘルシオデリ」についても書かれています。

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「ヘルシオデリ」は、シャープと株式会社ぐるなび、食材宅配のタイヘイ株式会社の3社がパートナーシップを結んだ新事業で、シャープ ウォーターオーブン「ヘルシオ」と水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」専用の食材キット宅配サービスです。

こちらのサービス、IoTを利用した取り組みという点でミーレの事業と共通する点があります。

ですが、あくまでウォーターオーブン「ヘルシオ」か「ヘルシオ ホットクック」を購入した方のためのサービスということで、ミーレより「間口」が狭いサービスといえます。
しかも、ウォーターオーブンとホットクックでは購入している層がちょっと違っていたりもするのかもしれません。


そこで、神原サリー流の業界に対する提言とは?

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★Senka11月号はこちらからどうぞ。Senka21 P78〜79にサリーさんの記事が掲載されています。
posted by sally at 17:22| Senka21〜業界への提言

2017年11月28日

【Senka21】10月号にドイツミーレ社の取材レポートが掲載されました

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こんにちは。
サリーさんのアシスタントの森尾雪です。

音元出版「Senka21」の10月号、サリーさんの連載コラムは、『選択と集中、革新への挑戦に満ちた歴史 欧州のモノづくり企業「ミーレ」に学ぶ』です。


ドイツ・ベルリンで開催された「IFA」の後、同じドイツ・ギュータースローにある「ミーレ」本社および工場での取材をしたサリーさん。

ミーレは日本では、ビルトインタイプの食洗器や洗濯機、掃除機で知られている企業です。
創業は古く1899年。「クリーム分離機」なるもののメーカーとしてスタートし、自動車、自転車、バイクまでも、一時、製造していたそうです。意外ですね。

もちろん、初期から製造していたものの中には今でも製造されているものがあります。
それが、1911年に1号機が発売された洗濯機だそうです。クリーム分離機の機構を元に開発されたといいます。

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そのクリーム分離機がこちら。
何をする機会なのかは、本文をご参照ください。笑


ミーレ社は、なんと、「創業から118年4代目となるまで無借金経営を続ける」企業だそうで、その秘訣も案内してくださったトーマス氏から聞き出しています。

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上の写真が親子3代ミーレで働く「ミーレの生き字引」トーマス氏。


ところで、みなさまご存知でしょうか?
ミーレの製品の保証期間はなんと20年だそうです。

これは驚異的な数字ですね。

コラムの中で、この秘密についてドラム式の洗濯機を例にお話ししているのですが、これがまたすごいのです。
二重のドラムのうち、外ドラムには無数の凹凸があるのですが、その凹凸をプレス加工ではなく特殊な溶接技術を用いて加工をしているのだそうです。

内側のドラムはハニカム構造のドラムのメタルが直接生地に触れないよう、一槽一槽、手にストッキングをはめて最終チェックを行っているのだとか。生地を傷めずに汚れをしっかり落とすため、製品の品質管理に厳しいわけですね。


ところで、IFAで同社はダイアログオーブンという「食材と対話をするように調理する」新しいオーブンが出展されていたそうです。
さて、「食材と対話する」の意味は一体……?


他にも、地域雇用の維持について長い間、地域で愛され続ける企業の努力、そして、誇りを持って働ける場所をつくる取り組みなども学ぶところが多く、ぜひぜひお読みいただきたいと思います。


★Senka10月号はこちらからどうぞ。Senka21 P76〜77にサリーさんの記事が掲載されています。
posted by sally at 18:52| Senka21〜業界への提言

2016年01月06日

【Senka21連載コラム】高付加価値訴求のモノづくり〜国内マザー工場が持つチカラ

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あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

12月30日〜1月4日、年末年始のお休みをいただいていましたが、昨日より元気に年明けの始動をしております。

昨日の日経新聞朝刊では新製品バトル「ロボット掃除機」にてアイロボット(ルンバ)とダイソンの2製品の評価コメントを、お昼のテレビ番組「フジテレビ・バイキング」ではトレンディエンジェルの斎藤司さんの親孝行家電選びの監修をさせていただきました。今朝の読売新聞17面「くらし」コーナーでは、最近のこたつの進化について取材協力し、家電評論家としてコメントを寄せています。

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さて、年末に発行された音元出版の業界誌「Senka21」では、『高付加価値訴求のモノづくり〜国内マザー工場が持つチカラ』と題したコラムを書かせていただきました。

これは昨年7月にダイキン工業の滋賀製作所を取材した様子を記事化したものです。半年を経てあらためて業界の皆さんにお伝えしたかったのは、国内にモノづくりの核を据えて高品質・高付加価値を守り、着実に実績を挙げているダイキン工業の取り組みから、これからの日本の家電の可能性を考えてみたいと思ったからでした。

コスト削減を求めた海外生産による「国内空洞化」が目立つ中で、ダイキン工業は日本のマザー工場でベースモデルを開発し、海外では日本で開発した技術を用いてアレンジ設計を行ない、現地のニーズにマッチした商品をスピーディに開発しています。

2007年のOYLグループの買収、2013年のアメリカ・グッドマン社の買収などによって海外での売上高の拡大を図ってきており、2015年年度計画では売上高が2兆900億円にまで伸びているのです。

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現在、ダイキン工業では海外の売上高が77%を占めているというのですから、びっくりです。私はこの滋賀製作所に5年前にも取材をしましたが、この5年でさらにパワーアップし、盤石の体制になっていると感じました。

その裏には、工場での地道な取り組みがあり、「道場」での人材育成の素晴らしさにも目を見張るものがあります。取材時に体感してきたことを2016年1月号という年頭の誌面にこうして発表できたことはとてもうれしいことでした。

今年も日本全国、そして機会があれば昨年同様シカゴなど、世界にも足を伸ばして私にしかできない取材をして発信をし、皆さまのお役に立てるようにと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

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posted by sally at 16:34| Senka21〜業界への提言