2016年11月18日
5000円台のロボット掃除機「macaron(マカロン)」を使ってみたら。
2015年09月25日
ダイソン フラフィ(DC74)のお手入れ、あれこれ。

2015年09月22日
【日経新製品バトル9/22掲載】布団クリーナーについて考えること
2015年05月28日
【米国で先行予約開始!】ネイトロボティクス社のロボット掃除機Botvacの新モデルが発表されました
2013年10月13日
3000円台で買えるのに満足度が高い3Wayスティッククリーナー









2012年11月21日
「COCOROBO第2章」〜シャープが本当にやりたかったことを着々と。








2012年08月24日
ケルヒャーのロボット掃除機「RC3000」知ってる?
こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。
先日、仙台から車で約1時間ほどのところにあるケルヒャー・ジャパンの本社に行き、取材をしてきました。ケルヒャーといえばドイツに本社があり、高圧洗浄機で知られていますよね。高圧洗浄機でクリーニングすることを「ケルヒャーする」といい、辞書にも載っているそうですから、いかにヨーロッパでは愛されているかがわかります。
こんなショールームのほか、家庭用製品修理センターもあり、出荷や品質点検をここで一括管理しています。
なんとなく見たことのある製品もあるのではないでしょうか。
で、そのショールームの一角に置かれてあったのが、何とケルヒャーのロボット掃除機RC3000。

かっこいいですね。充電台もメカニックな感じです。実はすでに2004年からヨーロッパで発売されている由緒正しきロボット掃除機で、充電台に戻ると、本体にたまっているゴミを吸い込んできれいにしてくれる仕組みになっているのです。

これは、RC3000のサイトから拝借したイメージ図です。
円盤型であるところは、ルンバやココロボ、LGのホームボット2.0などと同じですが、完全な円形でもなくデザイン的にはかなり先鋭的な感じがします。RC3000のサイトで確認したところによると54dBという運転音ですし、静かなよう。充電時間も60分程度ですし、いかにもケルヒャーというカラーもいいですよね。
日本でも発売されないの?って気になるところですが、日本の家電メーカーとのパテントの問題などもあって、このRC3000が日本で発売されることはないのだそうです。でも、業務用・家庭用含めて、世界でナンバー1清掃機器メーカーを目指しているケルヒャーですから、近い将来、もっと斬新な革命的なロボット掃除機を日本でも登場させるのは間違いないことのよう。これからのロボット掃除機はセンサーではなくカメラ機能(GPS)だということも言っていました。
いやはや楽しみなケルヒャーの“次世代型ロボット掃除機”です。
知る人ぞ知る、RC3000のことは、別に隠しているわけではないので、皆さんに画像も含めて紹介していいですよ!とのことでしたので、お知らせしました。
ちなみにRC3000のWEBサイトはこちらです⇒http://www.robocleaner.de/robo/english/english.html
2012年05月28日
週末の好天に、愛用中の「ダイソンDC35」のフィルターを洗う

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。
今朝のTOKYO FM「Blue Ocean」の生放送、聴いてくださった方、ありがとうございました! パーソナリティーの住吉美紀さんとのトーク、リラックスして、楽しみながらお話することができました。少しでも情報がお役にたてましたら幸いです。
さて、この土日は、好天に恵まれて、気持ちのよい日でしたね。私は仕事が山積みで、どこに出かけるということもなく、1週間分の食料品の買い物に出たくらいだったのですが…。仕事の合間に寝室兼、仕事部屋の掃除をしている際に「あれ?サイクロンクリーナーのはずなのに、ちょっとニオイが気になる!」と妙なことに気づいてしまいました。それもそのはず、ここしばらくプレモーターフィルターのお手入れをさぼっていたからなのでした。
わが家には仕事上、本当にたくさんの掃除機がありますが、仕事部屋ではダイソンのデジタルスリム DC35 マルチフロアを使っています。リビングと違ってカーペット敷きなので、吸引力がよいこと、気がついたときに手軽に使えることがポイントなのですよね。

DC35には、壁に取り付けて充電機としても使える「収納ブラケット」が付属していますが、本棚兼用の棚にビス止めするのも気が引けて、裏に粘着テープが付いた面ファスナーで固定するようにしています。

ほらね、こんなふうに。充電は本体のバッテリに直接充電コードをさして、行っています。

で、そのDC35ですが、DC31などのハンディクリーナーと同様、モーター部の前に取り付けられた「プレモーターフィルター」は月に1回、取り外して水洗いする必要があるのです。
そのため「フィルター」と書かれたボタンもちゃんと用意されていて、ここを押すと、パカッと分解されてフィルターが取り外せるようになっています。

青いゴムで覆われたフィルターを取り出して、水洗いし、しっかりと乾くまで(24時間が目安とのこと)干したら、再び取りつけて使用できます。弾力のあるフィルターで、洗ってもくたくたになったりしないのが、さすがダイソン。

毎日使っているわけではないものの、ここ2〜3カ月お手入れをしていなかったので、私もさっそく取り外して水洗いし、ベランダに陰干ししました。
再び取りつけて、掃除をしてみると、ニオイもしないし、吸い込みの力もグッと増したよう。知らない間に目詰まりしていたのですね。

ちなみに、このDC35には、ミニモーターヘッドがついていて、付け替えることで、こんなふうにベッドまわり(寝具)や、ソファ、車のシートなどの掃除にも使えます。私は、寝具と車のヘッドを共有したくないので、贅沢にも、このモーターヘッドは寝具専用で使用中。使った後には、びっくりするほど細かいホコリや繊維くずがとれてすっきり。ふとん乾燥機で乾燥や除菌はできても、最終的に吸い込んで取り除かないときれいにはなりませんものね。
あ、このモーターヘッド、シーツが吸いついたりしないところも、便利だなと思います。

ということで、ダイソンのハンディクリーナーやスティッククリーナーをお使いの方、お手入れを忘れていたら、たまには(本当は1カ月に1回が理想)、ちゃんとフィルターの掃除をしてくださいね!
2012年03月10日
三菱の掃除機「風神」「雷神」のロゴの秘密。

2011年12月12日
結露対策にも窓掃除やお風呂の壁にも…あると便利なケルヒャーWV50





2011年10月05日
そばに置いておきたくなるハンディクリーナー「orb(オーブ)」

今日は愛用しているハンディクリーナーのことをご紹介します。直径わずか13センチのボール状のキュートなデザインのこのクリーナーはブラック&デッカー社の「orb(オーブ)」というもの。
ベッドサイドにちょこんと置いて使っています。たぶん、冒頭の画像の置き方だと背面になるのだと思いますが、充電中のLEDランプが夜間には眩し過ぎるのでこうして置いています。

使うときには、こんなふうに持ち手と吸い込み口を広げればOK。なかなか可愛いですよね。



上蓋がアーチ状にカットされているのが私が特に気に入っているところです。
ところでこのオーブ、日本の担当者のW氏が企画して米国本社に提案したものが採用されたのだとか。
最初はこちらのデザインどおりに進んでいたのに、何を思ったのか米国チームが「ただの球体より、ラグビーボール型のほうがいいんじゃないか」とデザイン変更してしまい、「それではアメリカでは売れても日本では受け入れられません」と開発が一年間休止に。
それを何とか説得して当初のプラン通りに作られた…という経緯があったのだそうです。

ブラック&デッカーといえば電動工具で知られていますが、1979年に世界初の家庭用のハンディクリーナーを発売したメーカーでもあります。
オーブの他に、車の掃除などで愛用しているものに、ホース付きのダストバスターフレキシーがあります。わが家のは本体がオレンジですが、ネット販売専用モデルとして、ブラックのものが出ているんですよね。買い換え時には、これにしたいなと思っています。
2011年09月01日
三菱の「ラクルリ」を思わせる!ダイソンDC36は運転音も静かになった“日本仕様”












2011年08月29日
本体を持って楽々おそうじ!超軽量サイクロン「トルネオミニ」は使いやすさの工夫いろいろ

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと神原サリーです。
秋は家電の新製品の発売ラッシュ。今日は9月1日に発売される東芝のサイクロンクリーナーの取材をしてきました。フラグシップモデルの「トルネオ」(写真右)も魅力的ではありますが、私が心を惹かれたのは、わずか2.5キログラムという軽量・コンパクトな「トルネオミニ」(写真左)。

軽量なため、本体を引き回しながら進むよりも、こうして手で持ち歩きながら掃除できてしまいます。で、今回、「ここがいいなあ」と思ったのは、持ち手(取っ手)が本体とホース部分の2か所についていることなんです。

ほらね?わかります? 普通は本体そのものの取っ手しかないのに、ホースのつなぎ目のところにも取っ手がついていて、それがとても持ちやすいんですよね。バランスがいい。

こうして上から見てみると、ちょっと不思議な形にはなるのですが、よく考えたなあと思います。
昨年、一番軽いモデルで3.9キログラムだったのを、「軽くて吸引力もしっかりとしたサイクロンクリーナーが欲しい」という要望にこたえるべく、モーター部の軽量化、コードリール部の軽量化、樹脂部の軽量化を図りつつ、掃除をする際にベストバランスとなる2.5キログラムにまで軽くすることができたのだとのこと。

コードリール部の軽量化のために、コードを細くし、かつ平たい形にしています。さらに熱がこもってしまうことを避けるために、巻きあげ部分のところに穴をあけ、温度を下げながら軽量化に。

こちらは、心臓部ともいえるモーター部分。これまでのものと比べてぐんと小さくなっています。

そしてもう一つ、私のお気に入りは本体の上部についている「手動クリーニング」用のダイヤル。ここを回すだけでプリーツフィルターの汚れを落とすことができる優れモノ。フラグシップモデルは、静音性をアピールしているのに、掃除が終わるとものすごい音でフィルター掃除を始めるのでどきっとしてしまいます。何でも自動にすることが優れているのではなく、手動にすることの良さもあるのではないかなあと思うのですが・・・。

そのほか、10月に発売となるロボット式クリーナー「スマーボ」も取材してきましたが、これはまた後ほど!
2011年07月27日
2代目「風神」の“毛がらみクリーン自走式パワーブラシ”のことなど。

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
サイクロンボックス内にフィルターのない、“本当のサイクロンクリーナー・風神”。2代目は使い勝手がよくなって、これなら完成版!と昨日お伝えしました。初代モデルではエアエンジンブラシだったため、「床に吸いつくような吸引力」は実感できたものの、自走式に慣れてしまうとヘッド部分に力を入れないとならず、不便さを感じてしまったのも事実。
それが、今回スイスイ進む自走式パワーブラシとなり、「吸引力+軽さ」で名前のとおりパワーアップしました。
もちろん、ブラシに絡んだ糸くずや髪の毛がワンタッチで取れる機構はそのままです。

裏を見てみるとこのとおり。

これがブラシ部分を外した状態ですが、毛がらみクリーン機構を備えつつ、自走式にするためには、ブラシを回す軸の部分をヘッド本体と一体化させるようにしたところがポイントなのだか。
では、昨年も記事でご紹介したかと思いますが、糸くずや髪の毛がどのように簡単に除去できるのかを、見てみましょう。

こんなふうに糸くずや髪の毛が絡まってしまうこと、よくありますよね。ハサミで切って、引っ張り出すのが一苦労。かといってそのままにしておくとブラシが回らなくなってしまうので困りものです。

ヘッドの端についたレバーを外すと、簡単にブラシが引っ張り出せる仕組みになっています。

で、ブラシを完全に抜き取ってしまうと、輪になった糸くずだけが、残るという仕組み。これを指でつまんで捨てればOK。これを考えた人、すごいですね。女性の気持ち、よくわかっています(…と、取材時に感心していたら、『最初にこんなふうにならないか…と考えたのは、髪の長い女性なんですよ』とのこと。やっぱりね。日々の暮らしの中で、不便さを解決しようとするところに、発明は生まれるのですよね。“必要は発明の母”とはよく言ったものです)。
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今回の2代目風神のフラグシップモデルTC-ZXA20P(自走式パワーブラシのついたもの)には、このほかに、2WAYキャッチローラーという付属品もついています。
どこが2WAYかというと、ホースの先に付け替えて使うほか、電気を使わないで単体でもきれいに掃除ができるんです。

たとえばこんなふうなカーペットの汚れも、何回か往復させるうちに、みるみるきれいになります。

どういう仕組みになっているのかというと、実はエチケットブラシのようになっているんですよね。

ゴミをかき取る面の部分だけでなく、両端にも細くエチケットブラシ状のものがついているために、きちんと中にゴミが収められていく仕組みになっています。

くるっとふたを開けると中にゴミがたまっています。
このままゴミ箱に捨てるのもよし、ホースにつないで通電させ、掃除機本体に吸い込んでもよし。「風神」はサイクロンの機構上、掃除をしているときの音はけっこう大きいですが、夜間にどうしても気になるところがあったら、これを使って掃除をしておき、後で吸い込むという手もあります。

掃除機で吸い込めば、一気にきれいに。
この「2wayキャッチローラー」は通電しなくてもOKなので、持ち運んで気軽に使えるのもうれしいところ。車にペットを乗せている人も多いと思いますが、抜け毛の掃除にとても便利と聞いて「このローラーだけでも買えるようにすればいいのに」と思ってしまいました。

そのほか、こんな「ふとんブラシ」も付属しています。吸引力の強い「風神」を使って布団の掃除をする際にも、布団に吸いつかずにできるので便利ですね。
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ちなみに、9/1に発売される2代目「風神」は2モデルあって、自走式パワーブラシや2WAYキャッチローラー、ふとんブラシが付属しているフラグシップモデルのほか、エアエンジンブラシ仕様のTC-ZXA15Sもあります。

フラグシップモデルは、ルビーレッドとプラチナシルバーの2色ですが、こちらのモデルはメタリックブルーとシルバー。このあたりは、ダイソンのDC26のカラー分けと似ていますね。
自走式パワーブラシタイプのTC-ZXA20Pは想定実売価格が7万円程度とのこと。付属品が少なくエアエンジンブラシのタイプは5万円程度です。私としては、せっかく「風神」を買うなら、2万円高くてもフラグシップモデルのほうが使い勝手の点でおすすめかなと思っています。
店頭に並んだなら、使い勝手などをぜひ試してみてくださいね。
2011年07月26日
完成型で登場!日本初“本当のサイクロン”、三菱「風神」の2代目は9/1発売
こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
サイクロンボックス内にフィルターがない、“これぞ本当のサイクロン!”と昨年の夏に颯爽と登場した三菱のサイクロンクリーナー「風神」。吸引力の持続性やサイクロンボックスを分解して水洗いできる点、ヘッドのブラシに巻きついた糸くずや髪の毛がサッと取れるメンテナンス性など、注目すべき点が満載のクリーナーでしたが、「こうだったらいいのにな」という点もいくつかあり、私自身は“2代目に期待!”と思っていました。
「こうだったらいいのにな」はどんなところだったのかというと、
・エアエンジンブラシのため、ヘッドが重く感じられて掃除の際に力が必要
⇒自走式のパワーブラシだったらいいのに。
・サイクロンボックスが分解&水洗いができるのは魅力だけれど、組み立てに手間がかかる
⇒分解&組み立てが簡単だったらいいのに。
・本体が大きく、持ち運び時に負荷がかかる
⇒もう少し軽くするか持ち手の位置をかえてバランスよく持てたらいいのに。
…なんとも、わがままな私ですが、昨日2代目「風神」のお披露目ということで、取材にうかがったところ「こうだったらいいのにな」がすべて実現されていて、「やったー!」という感じ。本当なら、これらすべてを初代「風神」で成し遂げたかったようですが、「初代あってこその進化=完成型」ですものね。「これなら、絶対使いたい!欲しい!」というサイクロンクリーナーが出来上がって、私も本当にうれしいです。
これが、初代「風神」の本体ですが、持ち手が本体の先についています。そのため持ち上げた時のバランスがいま一つ安定せず、見た目もかなりごついイメージ。まあ「風神」ですもの、勇ましく力強いデザインでもいいと思うのですが、女性が使うには若干ヘビーでした。
冒頭の画像や、上の画像でおわかりのように、2代目「風神」の持ち手は本体の先端ではなく、上部についていて、見た目もスマートに。本体の重さそのものは4.9キログラムと昨年と変わらないとのことですが、持ち上げた際に感じる重さはずっと軽く感じられましたし、なぜだか小さくなったように見えます。
サイクロンボックス部分を取り出してみたところが上の写真です。重さが変わらない…というとおり、ほぼ同じデザインですし、2つのサイクロンで構成された「風神サイクロン・テクノロジー」によって、綿ゴミ、髪の毛から花粉などの微細なゴミまでを3段階に分離して集じんボックスに回収する仕組みは昨年と変わりません(本質性能ですからね)。
ですが、2代目「風神」では、分解⇒水洗い⇒組み立てがしやすくなっています。
ほらね、大きな部品が3つだけ。いちばん右のボックスは、ゴミがたまる部分になります。
ところが、初代のサイクロンボックスを見てみると…
ね? 部品が5つ。
組み立てやすいように、それぞれの部品に大きく数字が書かれているので、よく考えられてはいますが、やっぱり2011モデルのほうが使いやすそうです。
ボックスのカラーも昨年のものよりも、透過性をよくしているので、ゴミがどれくらいたまったのかが、見えやすくなっています。
これが、初代のもの。ほとんどゴミが見えませんね。
汚れたゴミなど見たくない…という方もいらっしゃるかとは思いますが、私は「今日はこれだけ掃除をしたぞ!」という達成感を味わいたいほうなので、ゴミは見えたほうがうれしいし、よほどのことでない限り、サイクロンクリーナーの場合は毎回ゴミを捨てています。
でも、「風神」の場合、きちんとゴミを分離して回収し、フィルターがないので目詰まりすることもなく、吸引力が持続するためにゴミを捨てないでずっとそのまま使ってしまう人もいるとのこと。水洗いはどうしても気になるときだけでいいとは思いますが、ゴミはできるならこまめに捨てるようにしたいですよね。
とはいえ、今回のモデルには、風の力で綿ゴミを圧縮する機能がプラスされているので、昨年よりも2倍の綿ゴミを集じんできるようになっているので、「まとめて捨てます」の人でも安心。圧縮機能により、ゴミ捨て時のホコリの舞い上がりも抑えられるようになっています。
そして、もうひとつ、私が最大に感激したのが「自走式パワーブラシ」になったこと!
排気のきれいさや変わらぬ吸引力という「風神」ならではの魅力に、スイスイ進むパワーブラシがついて、本当に掃除が楽しくなります。
ブラシの様子や、そのほかの魅力については、次の記事でご紹介しますね。
2011年07月16日
ケルヒャーの高圧洗浄機「K4.00」の威力を試す!〜VOL.2
こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
昨日に続いて、「ケルヒャーの高圧洗浄機4.00」を夫の実家にて使ってみたレポートをお送りします。
ご覧のようにすっかり汚れてしまっている外壁。義母は「ホースでシューッとやってみたことはあるけれど、きれいにならんもんやねぇ。その機械なら本当にきれいになるんやろか」と半信半疑の様子。
高いところは、2階のベランダから玄関上の屋根に下りての大奮闘(・・・したのは夫ですが)。次第にきれいになっていきました。
水圧を弱めて、窓や網戸も外側から洗浄。危うく窓を閉め忘れるところで、直前に気がついてよかったです。
こちらは、雨が降った際の泥はねが重なり、すっかり真っ黒になってしまったコンクリート部分を洗浄している途中。きれいにする前に「KAMI」と汚れを落としつつ文字を書いてみたのはご愛敬。この後、すぐに端から洗浄していきました。
こちらが、ひととおり洗浄が終わって、乾いたときの様子です。今回はかなり短時間での作業だったので、もう少し時間を掛けて丁寧にやっていけば、真っ白になったのではと思います。
そして、こちらが約1時間の作業後の外壁の様子です。
これが作業をしている途中の様子なので、ずいぶんきれいになったことがわかると思います。
義母もたいそう喜んでいましたが、「ずいぶん水を使うんと違う?ここは用水路があるから、水道の水を使わないで済んだけれど、これだけの外壁をきれいにするには、かなりの水を使ったんやろね」と。
ケルヒャーのいいところは、高圧で水を噴射するために、少しの水でもしっかりと汚れを落とすことができること。勢いがものすごいので、さぞや水をたくさん使っているように思ってしまいますが、普通の水道ホース使用時の約1/3の水の量で済むといいますから、びっくりですよね。それに、洗剤の力に頼らない洗浄方法なので、環境にもやさしいといえます。
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家周りのほか、高圧洗浄機が活躍するのは車やバイクなどの洗車、ガーデニング用品の洗浄など。昨日も書いたように、水冷式モーターを採用しているために、驚くほど音が静かでモーター熱を外に逃がさないために、熱気を感じません。地方の一戸建てにお住まいの方はもちろんのこと、都心周辺の住まいや車にも活躍できますね。
これまでのケルヒャーの製品は、どれも黄色い本体にスリットが入っているのですが、これこそが「空冷式」の証。そのため、熱気も外にもれるし、音もすき間から漏れてうるさかったのです。広い敷地で使用するのが当たり前の海外では、「どうして静音にする必要があるのか」と訝しがられたとのことですが、「近隣に配慮してなるべく静かな作業音にしたいのだ」と日本チームがドイツ本社に企画提案し、なるほどと納得してもらって製品化されたモデルがこのK4.00。その後、日本だけでなく海外でも発売もされることとなったそうです。
昨今は、こうした基本性能にプラスされた日本ならではの細かな目配りが海外でも評価され、「日本先行販売⇒世界各国での販売」となるケースも多く、なんだかうれしいですよね。超小型のダイソンのサイクロンクリーナーDC26も、日本での先行販売を経て、現在はヨーロッパ各国で愛用されていると聞いています。
岡山発の最終便に間に合うようにと、車を急がせていた途中、夕靄に目を奪われました。思わず車窓から写した風景、今日のおまけです。
2011年07月15日
ケルヒャーの高圧洗浄機K4.00の威力を試す!〜VOL.1

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
先週7/10の日曜日は、東京支部代表として活動のお手伝いをしている「公益社団法人こども環境フォーラム」が主催するイベント「第3回兵庫県こども環境フォーラム」が兵庫県公館の大会議室で開かれたため、始発で東京を立ち、神戸に向かいました。当初は日帰りの予定だったのですが、せっかく神戸まで出ているのだからと、少し早いお盆のお墓参りにと、翌日の朝イチで夫の実家のある岡山へと移動し、最終便の飛行機で帰宅しました。
実は、先日、ケルヒャーさんから高圧洗浄機をお借りする機会に恵まれ、自宅に届いたもののマンションなのでベランダの洗浄程度しか活躍する場面がありません。ならば…ということで、夫の実家にこの高圧洗浄機を送り、外壁の汚れなどの洗浄をするのに使ってみようと思い立ち、事前に送付。半日ほどの滞在の中で、お墓参りに加え、ケルヒャーの高圧洗浄機の使用感をレポートするというハードスケジュールをこなしてきたのでした。

夫の実家は岡山県新見市にあり、ご覧の通りの山深いところです。

岡山駅から車で約1時間半。山のふもとには川も流れています。

これが夫の実家の側面ですが、かなり外壁の汚れが目立ってきて、近々、専門の業者さんにお掃除を頼もうと思っていたそうなので、ちょうどよいタイミングでした。

ケルヒャー高圧洗浄機「K4.00」は、モーターを冷やす際に『水冷式』を採用した静音性の高いタイプ。これまでの高圧洗浄機と比べて体感音が約50%と静かになっています。
わが家のマンションのベランダで使用した際も、音を気にすることなく床面などを洗浄することができて、「うたい文句に嘘はない」というのが実感できました。田舎の一軒家で使う際には音のことはあまり気にする必要がないかもしれませんが、少し立てこんだ住宅地で使う際には、やはり音の問題は大切だと思います。そういう意味では、“日本向けに開発されたモデル”だという「K4.00」は、注目に値する製品ですよね。
さて、実際に外壁の洗浄がどのように行われて、どれくらいきれいになったかについてご紹介しましょう。

岡山の実家のそばには、農業用の用水路が流れているので、その水を使用して洗浄を行いたいと思い、別途「ため水吸い上げ用」の『サクションホースセット』を送ってもらって、それを使用しました。

このブルーのホースがため水用のもの。逆止弁付きの自吸用ホース(長さは3メートル)で、汚れを防ぐフィルター付きです。

近づいてみるとこんなに汚れてしまっている外壁。「きれいにしたい!」とあらためて思いました。

さあ、いよいよ、スイッチをオンにして洗浄開始です!
…でも、ちょっと長くなってきて、写真の点数も多いので、続きは「VOL.2」にて紹介しますね。
2011年01月24日
床も天井もソファもOKのコードレスクリーナー「ダイソンDC35マルチフロア」
こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
先週の金曜日(1/21)にダイソンの新製品発表会に出席してきました。A4サイズに収まるほどのコンパクトな本体のDC26、ペットグルーミングツール、超コンパクトでパワフルなハンディクリーナーDC31、そしてヘッドにカーボンファイバーを使用してフローリング掃除の際の静電気を防ぐなど、ここのところ、日本人の掃除に対する要望をかなり意識して製品開発をしてきた印象のあるダイソン。今度はどんなクリーナーが登場するのかと思ったら、コードレスで床から天井、ソファのようなところまでマルチに対応する「DC35マルチフロア」の発表でした。
日本を意識した(つまり、日本人の掃除スタイルや期待感)コードレスクリーナーではあるけれど、DC26のように“日本先行発売”というわけではなくて、すでにオーストラリアで発売済みの製品とのこと。約2キログラムで、見た目は、従来のハンディタイプのクリーナー本体の先に、キャニスタータイプのパイプとヘッドを付けたという感じ。
軽さと丈夫さを両立させるために、アルミとプラスチックを組み合わせたパイプとヘッドになっています。…とはいうものの、私自身の正直な感想としては、かなり軽くできているとはいえ、手元でスイッチを押し続けていないと掃除ができないので、女性の手にはちょっと辛いかも。床はまだしも、本体の重さを支えつつ、このクリーナーで天井の掃除をするのは、女性には厳しいだろうなと。
スタイリッシュなデザイン、ダイソンというブランド…という意味で、男性向けなのだろうなと思います。※近日中に自宅にこのDC35マルチフロアの実機が到着する予定なので、実際に使ってみてのレビューはまた後日お届けいたします。
付属されるのは上記の4つのツール。右からカーボンファイバーのモーターヘッド、パイプをはずして使うミニモーターヘッド、すき間ノズル、ブラシがついたコンビネーションノズル。
すき間ノズルとコンビネーションノズルは、本体を壁に収納するための収納用ブラケットにしまっておけます。「掃除をしたいときに、すぐに取り出して使えるように…」というのが、今回のDC35の基本概念というわけですね。
パイプを外して、ミニモーターヘッドを直接本体につければ、ハンディクリーナーとして使用OK。テーブルの上にこぼしてしまったパンくず、ソファについたペットの毛、車の中の掃除まで、いろいろ使えそうです。
ゴミ捨ても片手でボタンを押すだけと簡単。
22.2Vのリチウムイオン充電池を使用していて、充電もスピーディーとのこと(フル充電にどれくらい時間がかかるのかは、実機が到着してみてから、確認します)。通常モードで最長15分、「強」モードで6分間の掃除が可能。
ダイソン社によれば、15分というのは、日本家屋を隅々掃除するのに、ちょうどぴったりの時間と言っていましたが、ムダな使用をなくすために、指でスイッチを押さえていないと稼動しない仕組みにしたのでしょうね(これが結構大変なんですもの)。
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ここからは余談になりますが、ダイソンの発表会の展示の仕方は、とてもおしゃれ。
こんなふうに壁一面にDC35マルチフロアを展示しているコーナーもあれば、同時に発売のハンディクリーナーDC34をずらりと並べていたり。発表会のたびに、テレビカメラが入り、独特な感じのおしゃれな人々が集まるのは、コアな“ダイソンファン”がいるからなのだろうなあと。
さて、実際に使ってみての感想は、また後日。どうかお楽しみに!
2010年12月02日
自動掃除機ルンバの新CMと歴代のルンバたちのこと。
こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
上の写真は、わが家で活躍中のルンバ530。仕事柄、たくさんの掃除機(サイクロン、紙パック、コードレス、ハンディタイプなど)があるのですが、放っておいても健気に掃除をしてくれるルンバは家族の一員のようです。
こんな自動掃除機ルンバの新CMが先月末からテレビで放映されるようになりました。
このCMの詳細と、マーケティングの観点から見たルンバについては、昨日「INSIGHT NOW!」に寄稿しましたので、興味のある方はお読みいただければと思います。
◆INSIGHT NOW!
「お掃除するのは、ルンバの仕事。〇〇するのはあなたの仕事」
http://www.insightnow.jp/article/6084
上の記事でも少しふれましたが、10月にルンバの開発・製造元である米国のアイロボット社のCEO、コリン・アングル氏が会社創立20周年を記念して来日し、ルンバのことやロボットのこれからについて会見しました。私も外国人記者クラブで行われた会見に出席させていただいたのですが、会場には歴代のルンバや、アイロボット社がアメリカで販売しているルンバ以外のロボットが展示されていたので、それについてご紹介したいと思います。
これは、雨どい掃除ロボットの「Looj(ルージ)」。高くて危険なところにある雨どいの掃除をおまかせでやってくれるというものです。雨どいの溝に置いてスイッチを押せば、落ち葉やほこり、泥などをかき出してくれるのだそう。ただし、日本で発売の予定はないとのこと。
こちらも日本での発売予定はないそうなのですが、プール洗浄ロボット「Verro(ベロ)」。自動でプールの壁面や水面を移動しながら水を吸い込んで、水の中の落ち葉などをろ過&除去できるロボットとのこと。ブラシを内蔵しているので、床を磨きながらプールを隅々まで丁寧に掃除してくれる働き者です。「プール掃除」というと、日本だとどうしても学校やホテルやとしまえんのプールのような屋外のプール施設を思い浮べてしまいますが、米国ではプール付きの家というのが多いので、こういうプール洗浄ロボットの需要が高いのでしょうね。
これは日本で発売された初代のルンバ。まだ「お掃除ロボット・ルンバ」と呼ばれていたころですね。話題にはなりましたが、懐疑的に思う人も多かったようでおもちゃ扱いしていた人も。
2003年発売の「ルンバ・プロエリート」。初代ルンバのバージョンアップ版でしょうか。
2004年のルンバディスカバリー、ルンバスケジューラーになると、「ああ、あれね!」と思い出せますね。
そして、これが一番人気のルンバ537。スタンダードモデルのこのタイプのほか、エントリーモデルの527、ハイグレードモデルの577なども発売されています。
実は、わが家で使っているのは、現在販売されている537の原型ともいえる530。デザインがほとんど同じですが、リモコンがついていなかったり、エッジクリーニングブラシのブラシの本数が現在のは3本なのに、わが家の当初のものは6本・・・など少し違っている点があります。
エッジクリーニングブラシというのは、部屋の中を移動して掃除をする際に回転して部屋の隅や端のホコリをかき集めてくれる部分。6本のやつは、あっという間に2〜3本欠けてしまって、サービスセンターに電話したら無償で新しいのを送ってくれた経緯があります。ブラシが多ければそれだけきれいになるというものでもなく、弾力性に富んだもので丈夫なブラシが3本しっかりついていれば十分ということで、改良されたのではと推測しています。
昨日、懇意にしているデザイナーさんとのやりとりで、「この冬は旅行に行く予定がないので、ルンバと加湿器を買う予定です!」という言葉が飛び出し、ルンバの人気を再確認しました。「出かけているときに掃除をしてもらう」という人もいるようですが、私は「ルンバが掃除をしてくれるのを見ながら他の家事をする」のが好きです。「おー、よく働いているねぇ。ありがとう!」という気持ちになれるから。ルンバは決して完璧な掃除機だとは思わないけれど(音もそれなりにしますしね)、手を煩わせないで、家事をしてくれるという意味で画期的なもの。
そういえば、アイロボット社のCEOのコリン氏は、「これから作るべきは、介護を手助けするロボット」だと言っていました。どんな形の何をしてくれるものになるのでしょう? その登場が待たれますね。
2010年10月13日
便利機能満載!三洋電機「エアブロックサイクロン」
こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
昨日に続いて掃除機のことを書かせてくださいね。昨日のポイントは「軽くて持ち運びしやすく、掃除機がかけやすい。排気もきれい」ということでしたが、今日の視点はこれ。
「便利機能がいっぱいで快適に掃除ができる。排気の巻き上げもなく、ふとんの掃除もOK!」
それが、冒頭の画像、三洋電機のエアブロックサイクロンSC-XW55M。サイクロンクリーナーというと、今でこそ、フィルター自動除じん機能などがついてずいぶん使い勝手がよくなりましたが、それまではこまめなお手入れが必要なのがネックでした。ゴミを捨てるときにせっかく吸込んだチリやホコリが舞い上がってしまうのも曲者。
そんな不便さを解消しようと、ダストボックスに1枚ティッシュを挟み込むことで、フィルターに汚れもつきにくく、ゴミの舞い上がりも防ぐようにと考え出したのが、三洋電機の家電事業部で商品企画を担当するA氏。名付けて「ティッシュでブロック」。今でこそ、他のメーカーのサイクロンクリーナーにもこの方式が採用されていますが、さすが元祖、改良を重ねて本当に使いやすくなっています。
こんなふうにダストボックスにティッシュを1枚セットしてから掃除機をかけると…
ご覧のように、ゴミが1か所に押し固められて集められています。このティッシュ方式が登場した際には、「ティッシュなどで空気の通り道をふさいでしまったら、ゴミを吸わなくなる」と他メーカーさんからの非難の声もあったそうですが、それは誤解。
形状に工夫を重ねて、ダストカップ内で空気の通り道を広く確保できるようになっていますし(これを「トリプルギュッギュッとはしからプレス」と言うそう)、ろ過面積を広くとる「チリとり型メッシュフィルター」の採用で、きちんと吸って、ちゃんと集めてお手入れしやすくなっています。
そのほか、手元グリップをひねるだけでブラシの付け替えをせずに隙間の掃除ができる「逆立ちパワーブラシ」や、ヘッドの前方が開いて、壁際のゴミも一度できれいに取り去る「ガバ取り機能」など、三洋電機のクリーナーのヘッドには使いやすさで定評があるのですが、今回はさらに進化。
ブラシのサイド部を樹脂とステンレスの一体成形にし、強固なものにすることで、いままで回転ブラシが届かなかった場所にも直接届いてかき出すことで角、隅まで一気に掃除ができるようになっています。
実際に試してみると…
て、1回ヘッドを滑らせただけで四隅まで奇麗になっているでしょうか?
ご覧の通り、たった1回でちゃんときれいになっています。
ヘッド部分に花王のクイックルワイパー(ウェット・ドライ)を装着して拭き掃除もしてしまおうと考えたのも三洋さん。発想がユニークで楽しいなあと思います。このエアブロックサイクロンにもその機能が付いているので、フローリングの多いご家庭にはぜひ。
クリーナーからの排気でハウスダストを舞い上げないようにと、排気口より下部に設けたシャッターから出る空気のカーテンが、排気風及びコードリール冷却風を覆うことで、床面への吹きつけを防止する「エアブロック」も採用。最上位機種のSC-XW55Mには、ふとんローラーも付属しているのも便利です。
パナソニックへの吸収で来年4月以降はどんな体制になるのかわかりませんが、GOPAN、オーブンレンジ「デリスタ」、水を大切に想う洗濯機「アクア」、そしてこんなに便利な掃除機など、個性あふれる家電群への思いを守り続けてほしいなと願っています。