
こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
ここのところ、少し寒さが緩んできたこともあり、暖房による電力使用量が減ったり、多くの人の節電が力になったりで、「計画停電中止」のお知らせが続いてほっとしますね。
ところで、日照時に太陽の光を電気に変える「太陽光発電」を取り入れている場合、停電時に「自立運転モード」に切り替えることで、電気が供給されることをご存じですか? 晴れた日の昼間という、天候条件や時間帯の制約はあるものの、専用のコンセントに使用したい電気製品を差し込めば、発電している分の電気を使うことができます。

これは、シャープの太陽光発電「サンビスタ」のサイトにあったものをお借りしてきた図ですが、停電時の自立運転モードの仕組みがとてもわかりやすく説明されています。
太陽光発電ブレーカをオフにした後、自立運転に切り替えることで、専用コンセントでAC 100V (最大1.5KWまで)が使用できるとのこと。これを上手に活用すれば、停電時にラジオなどを使用して災害時の最新情報を確認したり、携帯電話を充電したりということも。
太陽光発電は通常時、まずは設置された家庭で使用する電力が差し引かれ、その残りの電力が売電に回されます。この売電分は電力会社の供給電力の一部として使われます。ただ、逆に停電になると、売電はストップしてしまい、自分で使わない分はすべてムダになってしまうので、たとえわずかでも、日中の停電時は非常用電源に切り替えて使用したいものですね。
ただし、太陽光発電システムのメーカーや機種によりモード切り替え作業が異なるので、必ず付属の取扱説明書で確認をすることを忘れずに。突然の発電出力低下は、接続した電気製品によっては事故の恐れがあるため、天候の変化にも注意…と自立運転モードをうまく使いこなすにはコツが必要かもしれません。
◆シャープ 太陽光発電システム「サンビスタ」
http://www.sharp.co.jp/sunvista/
◆太陽光発電所ネットワーク
http://www.greenenergy.jp/