2013年08月09日

TSUTAYAが手掛ける家電量販店に期待!

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

今朝の日経MJ8面にTSUTAYAの人材募集広告が出ていて、度肝を抜かれました。二子玉川ライズに2000坪の売り場面積の家電量販店を作るのですね。そのための人材募集。すでに8月1日には「TSUTAYAが家電量販事業に参入」ということでニュースになっていたようですが、この日が発表会が3つ重なっていて1日中バタバタしていたので、全く気がつきませんでした。

2011年に「代官山蔦谷書店」をオープンさせ、数を減らしている“書店”の新しい形を提案。まだできることはあるんじゃないかとみんなをわくわくさせたTSUTAYAが、今度は家電量販店とは!

この募集広告にこう書いてあります。

2014年、次は家電量販店の新しいあり方に挑戦しようと思います。
まずは、二子玉川。豊かな自然と、
はかり知れない可能性を秘めたこの場所から
私たちはライフスタイル提案型の家電選びを追求します。

これね、私がずっと言い続けてきた理想の形ですからね。2006年〜2007年に家電業界専門誌に連載コラムを書いていた時(「女性視点の売り場づくり」という連載をを2年ほどしていました)、IKEAのような家電量販店の売り場を!と提案したことを思い出します。あれから6年。いや、オープンは2015年春のようなので、8年ということでしょうか。ようやく時代がそこまで来たのかと感慨深いです。

今ある家電量販店では、階ごとに扱う品目が違って、それをクロスさせて売り場を作ることが難しいのですよね。ましてや、仕入ルートの違うものはなかなか一緒には並べられない。だから、ホームセンターでアイリスオーヤマが展開しているような売り場にはできない。

でも、それを改革しなくては、単なる価格競争そして、ショールーミング化してしまって、ネット通販に負けてしまう。「お店に足を運ぶ楽しさ」「お店で買う楽しさ」を提供しないことにはダメなんですよね。

さて、どんなお店になるのでしょうか。私も関わってみたいなあ、売り場づくりのお手伝いをしたいなあと切に願っています。



2011年08月05日

中古家電ショップ覆面調査〜家電批評9月号

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

書店に並んだばかりの晋遊舎発行「家電批評9月号」にて、『中古家電ショップの覆面調査』(P66〜71)の企画ページに関わっています。ソフマップやハードオフ、街の中古家電ショップにデジタル系ライターの岡安氏と、今回のページの編集担当のT氏とともに3人で行き、私は白物家電を、岡安氏はAV機器関連やデジカメなどを担当して、「どんなものが置いてあるのか」「中古家電を買うとき見るべきポイントはどこか」などをチェック。その時の様子が、レポートされていて、とてもおもしろいページになっています。

覆面調査といえば、私自身がフリーランスのライター時代に住宅展示場をまわって、接客その他様々な項目をチェックして、ハウスメーカー6社ほどの様子をレポートしたことがあり、その経験が、業界専門誌に「家電量販店の売り場調査」の企画に結びついて、今の私がいる…という流れがあります。つまり、現場を見たり、体当たりで取材したりするのはもっとも私の得意とするところなので、今回の中古家電ショップの調査も興味津津、ワクワクしながら臨んだのでした。

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詳細は家電批評の記事を読んでくださるとうれしいのですが、今回特に「ここは楽しい!」と思ったのが、新習志野にある「家電専門店 リサイクルショップHAPPY」。傷など使用状況をABCDで表示したり、パンフレットの有無、メンテナンスのこと、通電チェックをしているかどうかなど、細かく示してくれているので、選ぶときの目安になります。それに、普通の家電量販店にあるような「洗濯機を選ぶならここをチェック」とか、製品選びのためのPOPがきちんと貼られていて目配りが行き届いているなあと感心してしまいました。

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家電量販店やアウトレットショップとは違って、かなり古い製品も並んでいるのが、中古家電ショップ(リサイクルショップ)のおもしろいところで、買うつもりはなくても「わぁ、こんな家電がある!」とか「懐かしい!」と感動してしまうような掘り出し物を見つける楽しさがあるんですよね。

たとえば、すでに洗濯機からは撤退してしまった三菱の洗濯機が並んでいたり、懐かしいと思える形の冷蔵庫が並んでいたり。ちょっとした家電博物館とでも言ったらいいでしょうか。

たとえば、ハードオフでは、パナソニックが松下電器(ナショナル)だったころの製品として、こんなものが棚に並べてありました。

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「化粧品コンディショナー」と書いてあります。ペルチェ冷却方式を使った小型のコスメ専用冷蔵庫なんですよね。つい先日、ドメティック社のカラフルなミニ冷蔵庫のことをここで紹介しましたが、そのときも「化粧品を入れて保存しておくのにもぴったり」と書きました。

それが、ずいぶん前に化粧品のための保冷庫をこうして製品化していたなんてね。しかもナショナルが!いったい何年製の製品なのか、気になって保証書も見てみたのですが、書かれていなくてわからずじまいで残念でした。こんなふうに、みんながあんまり知らない家電がひっそり作られて、消えていったりしているものなのかもしれませんね。もったいないですね。

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今回、ちょっと思いついたのが、メーカーを問わずの「家電博物館」があったらおもしろいだろうなあということ。家電は生活に根差していいるので、その家電を見ることで、そのころの出来事を思い出したりもしますよね。メーカーさんが「初代の炊飯器」などを集めたショールーム的なものを持っているところもあるけれど、そうでなくて、もっと横断的にいろいろと集めてあったら、一緒に見にいった人と話がはずむことでしょう。

毎年毎年、新モデルが出る日本の家電なので、全部は無理にしても、特長のあるものをずらりと並べた「家電博物館」、どこかの量販店さんあたりが作ってくださったらいいのになと思います。




2010年02月08日

オープン3か月のLABI1日本総本店池袋へ

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
昨年10月末に、池袋の三越後にヤマダ電機の「LABI1日本総本店池袋」がオープンしてから3か月。行ってみたいと思いつつ、なかなか池袋方面に足を運ぶ機会がなかったのと、時間が取れなかったこともあって、行けなかったのですが、 先週、ようやく行くことができました。
 
やはり気になるのは生活家電売り場。5Fに直行して、ぜひ見たいと思っていた「クリーナー実演お試しコーナー」へ。6畳のスペースに4つのコーナーが設けられていて、各メーカーのフラグシップモデルのクリーナーが試せるようになっています。通常は別扱いにいなっている「自動お掃除ロボットルンバ」もこのコーナーに他の掃除機と一緒に置いてありました。
 
そのほか、他ではなかなか見られない「エアコンの体感コーナー」もあったはずなのですが、クリーナー売り場で店員さんを質問攻め(ごめんなさい)にしているうちに、立ち寄るのを忘れてしまいました。次回にはぜひ体感してこようと思っています。
 
白物家電の展示台数はヤマダ電機随一と言われているだけあって、洗濯機も冷蔵庫も調理家電もびっしりと並んでいますが、フロア面積が広いせいか、窮屈さはなくてゆったりとした雰囲気です。
 
そうした中で目にとまったのが、下記のフリーペーパー。
 
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「迷ったら」と題したシリーズで、『洗濯乾燥機』『冷蔵庫』『エアコン』の3つの家電についての選び方が簡単にまとめられています。各メーカーの特長についてもざっくり書かれていますが、スペースが限られているのでかなりポイントをしぼった説明になっています。
 
でも、「どれを選んでいいかわからない」「エコポイントのことを知りたい」などという場合には、店員さんに相談する前にこれを読んでおくとずいぶん参考になるのではないでしょうか。
 
私が訪れたのは平日の夕方だったためか、クリーナーを試している人もおらず、この冊子を手に取っている人も見当たらずで、少々残念でしたが、きっと土日はもっとにぎわいを見せているのかもしれませんね。
 
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ここからは家電には関係ありませんが、各フロアをざっと見た後で、ちょっと一息いれたくて、7Fのレストランフロアに行ってみました。
 
でもね、どこのお店もけっこういい値段ですね。「cafe RESTO」というお店でケーキセットを頼んだら1050円。珈琲もケーキもおいしかったけれど、ちょっと高いですよねぇ。これでは銀座の価格みたいです(笑)。
 
でも、ヤマダ電機のポイントカードが使えたりするから、魅力はあるのかも。アキバのヨドバシだって、レストランフロアはそれなりの価格しますものね。
 
美容家電売り場など、チェックできなかった売り場もあるので、近いうちにウォッチ第2弾を実施したいなあと思っています。
 
 
 
 

2010年01月24日

ヤマダ電機もツイッターを始めています

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
先週の週刊ダイヤモンド、NHKのテレビ番組「会社の星」など、年明けからさらにツイッターの話題が加速しているようですね。私もツイッターを始めたのが昨年12月の中旬だったので、まだ1か月と少しですが、情報収集ツールでもあり、見識者の意見を学ぶツールでもあり、とても役立っているなと感じます。
 
昨日の折り込みチラシをご覧になった方はすでにご存知かもしれませんが、ヤマダ電機がいよいよ昨日からツイッターに公式アカウントをとり、新店の情報やイベントの告知、タイムセールの告知などをリアルタイムで発信しています。
 
私も昨日の夕方にさっそくフォローしてみましたが、その時点ではフォロワーは600程度。さきほど見てみたら1123となっていましたから、着目度の高さがうかがわれます。「ヤマダ電機がツイッターを始めましたよ」との私のつぶやきに対して、「お店ごとに発信してくれたらいいのに」などなど、いくつか意見も集まりましたが、ヤマダ電機では、「ヤマダオフィシャルツイッターに関するご意見は受け付けておりません。ご了承ください」というコメントを発表していて、フォローもゼロ。
 
今のところ、一方的な情報発信にとどまり、ヤマダ電機の顧客とのコミュニケーションをとるつもりはないようです。たとえば、カトキチ(2010年1月からテーブルマーク株式会社)さんが、積極的にコミュニケーションをとろうとしていて、みんなから愛されている様子が伝わってきているのとはずいぶん対照的だなあと思いますが、家電量販店で初めてツイッターを始めたわけですから、まだまだ模索中なのかもしれません。
 
・・・というわけで、家電ファンで「お得な情報が知りたい」という方は、自分はつぶやかなくてもいいので、ツイッターを始めてみてはいかがですか。私も、家電のことだけではなく、いろいろつぶやいていますので、ぜひフォローのほどをよろしくです。

 
ちなみにヤマダ電機のツイッターページはこれです。 

http://twitter.com/yamada_official
 
 

2010年01月05日

百花繚乱!新年の家電量販店のチラシ考。

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こんにちは。sallyです。
 
今日から仕事始めです。年末年始は更新が滞っていましたが、積極的に情報を発信していきますのでよろしくお願いいたします。
 
さて、元旦に届いた新聞、分冊になっていて相当な厚みがありました。初売りのチラシもたくさん挟まっていて、どこに買い物に行こうかじっくり吟味した方も多いことでしょう。たくさんのチラシの中から、家電量販店のものをピックアップしてみたところ、わが家に届いたものの中では、「100満ボルト」のものが群を抜いていました。
 
紙質がよかったのもさることながら、なんと6ページだてで、見ごたえたっぷり。いつもは商品の背景が黒ベースになっていて、読みづらい感じもしていたのですが、白ベースですっきり。“読む気にさせる”チラシだなあと思いました。「キッチンもしくはバスリフォーム+家電」というお年玉パックの提案も興味をそそります。説明が丁寧なので、今回のお年玉パックを利用しない人でも、ピックアップされている家電やリフォームの内容がよくわかって、参考になるなあと感心させられました。
 
そうそう、ヤマダ電機のチラシは通常のとあまり変わらなかったような…。ただ、1月2日にテレビ東京で放映された7時間の時代劇「柳生武芸帳」のスポンサーだったので、あれを観た人は、一宮社長の年頭あいさつや、CSRなどを繰り返し頭に刷り込まれたかもしれませんね(…って、私自身が7時間しっかり観てしまったクチなんですが。豪華キャストでなかなか見ごたえがありました)。 
 
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今年もエコポイントの継続で、エアコンや冷蔵庫、地デジ対応のテレビの購入の後押しとなるかと思いますが、そのほかの家電たちも元気にがんばってほしいものだと思います。
 
何か家電選びで困っている方がいらっしゃったら、ぜひご相談くださいね。
  
 

2009年12月02日

ヤマダ電機のチラシについて思うこと。

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こんにちは。sallyです。
 
11月1日から太陽光発電による(余剰)電力の買取金額がこれまでの2倍になるなど、「創エネ」「畜エネ」を目指す新たな制度が始まっています。新聞や雑誌などでもしばしば取り上げられていますが、そうは言っても、こうした取り組みについて知らない人も多いでしょうし、「ところでどこへ頼むの?」と思っている人もいることでしょう。
 
私は、日頃、チラシを全くチェックしませんが、週末に折り込まれる家電量販店のものだけは別で、「この説明で、商品のよさが伝わる?」とか「相変わらずゴチャゴチャして見づらいな」とか「季節家電の特集コーナーの作り方が上手!」などなど、じっくり眺めています。
 
で、最近思うのは、ヤマダ電機のチラシの充実ぶり。「これが安いよ!」という商品の部分ではなく、チラシの左端や下のほうの、いわば“おまけの情報”の部分が、とてもわかりやすいと思うのです。先ほど、お話した太陽光発電の制度についても、上の写真のように、ものすごく的確に、わかりやすく書かれていて、思わず目を引きます。
 
オール電化やIHクッキングヒーターについて、ローンなどのことも含めて小さく枠を作って説明しているのは他の家電量販店のチラシでも見かけますが、文字の色やスペースなどを見てみても、この太陽光発電の説明はとてもいいなと。
 
実は、先日ご紹介した「たんすケータイあつめタイ\(^o^)/」も、ヤマダ電機のチラシからの情報でした。啓蒙も含めた情報提供をきちんとしてくれるのは、ありがたいことだと思います.
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そんなふうに思っていたら、今週月曜日の日経流通新聞(日経MJ)の一面に、12月1日から「改正特定商取引法」が施行されることが取り上げられていて、そこに、“商機と見るヤマダ”の見出しがあり、太陽光パネルの拡販を目指していることが載っていました。
 
これまで太陽光発電というと、訪問販売によるものが多かったとのことですが、どうやら悪質業者もいた様子。トラブルも多々あったとなれば、「ヤマダ電機ならよく知っているし、おかしなことはしないだろう」という安心感があることでしょう。
 
…こう考えると、商機を逃さず、毎週の折り込みチラシもきちんと活用しているヤマダ電機、さすがだなと思わずにいられません。まだ、池袋の“総本店”に行っていないのですが、近いうちに出かけてみようと思います。
 
 

2009年08月06日

エコポイントの交換、街の電器店の現場では…

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こんにちは。sallyです。
 
省エネ家電および地デジ対応のテレビの購入を推奨する「エコポイント制度」。新聞・雑誌などの話題も一段落した感がありますが、家電店の現場ではいろいろなことが起きているようですね。
 
ひょんなことからお知り合いになった、兵庫県加西市にある「酒見デンキ」さんのブログをいつも楽しく読ませていただいているのですが、これまでもエコポイントにまつわるさまざまな事件(!)が紹介されていて、「そんなこともあるのだなあ」と勉強になります。
 
昨日は、エコポイントの申請をするための相談に来店されたお客様のことが紹介されていて、ブログのタイトルが「こんどは切手。。。」
 
切手って何? エコポイントにどうして切手なの?と思うでしょう?
 
それはね、酒見デンキさんのアドバイスに従って、必要事項を記入して、必要な書類を添付した後で、「これで切手を貼って、郵送していただければ大丈夫ですよ」と言ったら、切手代を払って「じゃあ、切手も貼ってもらおうか」とお客様がおっしゃったとのこと。
 
その後の対応については、酒見デンキさんのブログをお読みください⇒こちらです
 
そのほかにも、交換商品が決まるまで、なくすといけないからと書類一式を預けて帰られた方のお話など、たくさんのエピソードが載っていて、とても参考になります⇒エコポイントの話題全般はこちら
 
でも、どのエピソードにも、地域のお客様に信頼されていることがとてもよく伝わってきて、ふわりと心が温まります。きめこまかいサービス、うれしいですね。
 
 
 
 
 

2009年04月26日

今週のケーズデンキのチラシには…

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こんにちは。sallyです。
 
先日ご紹介した、ケーズデンキのチラシの「定額給付金でこれをどうですか?」のコーナー、どうやら定番になっているのですね。
 
今週は、お一人様(12000円)でTANITAの体組成計、ご夫婦2人(24000円)でパナソニックの超音波美容器、家族4人(64000円)でTOTOの温水洗浄便座が提案されていました。
 
定額給付金で、「同じ買うならワンランクアップしたものを」みたいな提案は、家電に限らず見かけるのだけれど、家族構成に応じたジャストプライスの「あったらいいな」の家電を毎週チラシで打ち出していくというのはとてもおもしろい試みだと思います。
 
ケーズデンキでは、店頭でもこうした「定額給付金で欲しかったものを買いませんか?」のコーナーを作っているのでしょうか。近いうちにどこかの店舗を訪れてみたいなと思います(ケーズデンキの担当者の方にもぜひお話をうかがってみたいです。どうかよろしくお願いします)。
 
 
 
 

2009年04月22日

定額給付金で欲しかった家電を〜ケーズデンキのチラシから

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こんにちは。sallyです。
 
エコポイントに続いて、今度は「定額給付金」と家電の話を少し。
 
買い物の予定がなくても、週末に折り込まれてくる家電量販店のチラシにひと通り目を通すのが習慣になっています。「あ、もうこんなに安くなっている!」とか「このキャッチコピー、わかりやすい!」とか、時には「私だったら、この点をアピールして売るのになあ」とかね。
 
そんなチラシチェックをしていたら、ケーズデンキのチラシにおもしろいコーナーが見つかりました。
 
「欲しかったあの商品! 定額給付金で手に入れるチャンスです!」
 
いえね、これだけなら、せっかくもらった定額給付金だから、何か特別なものに使いましょうよ。預金しないで使いましょう…というニュアンスに受け取られるかもしれませんが、その先がおもしろい。
 
お一人様で…12000円」とあり、一例として「多機能プリンターセット[EPSONの複合機と写真用紙100枚]」が12000円と出ています。その下には「ご夫婦で…24000円」、その一例として「KENWOODのMDコンポ」が24000円、さらに「お父さん、お母さん、お子様1人で…44000円」、その一例として「パナソニックのワンセグ付きのカーナビ」が44000円
 
ね? 家族構成ともらえる金額、それに合わせたジャストプライスの家電の提案、ちょっといいじゃないですか。これが、炊飯器や掃除機じゃないところが「欲しかったけれど、我慢していたあの家電」みたいな心をくすぐるセレクトで絶妙かなと。
 
このやり方、家電じゃなくても使えそうだし、地域の家電店でもこんな提案はおもしろいのではないかしらと思いました。
 

2009年04月13日

家電アウトレット店、いつ行く?どう見る?どれを買う?

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こんにちは。sallyです。
 
先月、光文社「女性自身」の取材で記者さん、カメラマンさんと一緒に店内をまわった「ヨドバシアウトレット京急川崎」。時期的に在庫が少なく、特に生活家電売り場は置いてある製品が少なくて淋しい感じでしたが、そろそろ家電が充実してきそうです。
 
最近はジョーシン電機も浦安や三鷹などにアウトレット店をオープンさせていて、「家電のアウトレット」というものが、ずいぶん広まってきた感じがします。以下の情報は、ヨドバシアウトレットの店長さんからうかがったことなので、他店では当てはまらないかもしれませんが、参考になればと思います。
 
ヨドバシアウトレット京急川崎には、生産が終了したもの(いわゆる型落ちといわれるものですね)について、ヨドバシの14店舗分の展示品が集められ、生産完了時点の店頭価格よりも30〜50%オフの価格で販売しているのだそう。この“展示品”というところがポイントで、店頭で通電させるものについては、どうしてもその分劣化してしまうことが避けられないとのこと。
 
その代表格としては、テレビが挙げられますが、「最近の液晶テレビの寿命はぐんと伸びているので、1年近く店頭で電源を入れていたとしても、価格とのバランスを考えると、お得だと思いますよ」とは、店長さんの弁。このあたりは、購入する人が「それでもここまで安ければよし!」と考えるか、「ちょっと心配。やっぱりテレビは正規の品を買いたい」と考えるか、人それぞれということになるのではと思います。
 
実際、ヨドバシアウトレット京急川崎のテレビコーナーに並ぶ製品の価格の安さには、目を見張るものがあるし、真剣に品定めをしているお客さんも大勢いました。アウトレットなら、同じ予算でさらに大きな型のテレビが買える…という考え方もありますものね。
 
通電しない家電の代表格としては、洗濯機(たまに実演をする場合もあるけれど、ほとんどの場合、排水設備がないので水を張りません)や、炊飯器、電気ポット、アイロン、除湿機などがあります。冷蔵庫は通電する場合もあるけれど、そんなに多くはないとのこと。ただし、展示品なので、へこみや傷が目立つものもあります。
 
ヨドバシアウトレットでは、傷の部分に丸いシールが貼ってあるのですが、「同じ製品でシールの貼ってあるものも、ないものも、価格に差はありません」というのが、おもしろいというか、なんいうか。シールを貼ってあるのは、販売前についた傷か、後についた傷なのかをはっきりさせるためだと言っていました。傷があってもなくても同じ価格ということは、よりいい状態でお得なものを先に見つけて買ったほうがいい…つまり早い者勝ちということのよう。
 
こうした、型落ちの製品の展示品が主力になる製品なのだけれど、「掘り出し物」も実はあります。それは、プライスカードに「現行品」と書かれているもの。
 
どうして現行品(通常の店舗でも販売している、型落ちでない“新製品”)が、アウトレット店に並んでいるのかと思うでしょう?
 
それはね、「開梱品」だから。購入したのに、スペースが合わなくて置くことができないので、小さいものと交換…などのように、一度配送してしまって、製品の箱を開けてしまった場合、もう、通常品として売ることができなくなってしまうんですよね。
 
だから、新製品が思いがけない安さで並んでいることがあって、しかも展示品というわけではないので、劣化の心配もない。これはお得です。ただし、「現行品」はそんなに頻繁に入荷されるわけではないので、まさに一期一会。訪れた時にたまたまそうした製品があって、しかも買おうとしていたジャンルの家電だったら、即買いをおすすめします。
 
それと、3月中旬の取材時には品薄だった生活家電ですが、4月末ごろには品物が豊富になるんですって。それは、2〜3月に開催されていた“新生活フェア”が一段落して、家電量販店の店頭が衣替えになるため、一人暮らし用の家電たちが一斉にアウトレットのほうにまわってくるから。
 
すでに新生活のための家電をそろえた人が多いと思うけれど、「コインランドリーでいいと思っていたけれど、やっぱり洗濯機がいるよなあ」なんて考えている人がいたら、アウトレット店をのぞいてみるといいかもしれません。
 
 

2009年04月08日

100満ボルトの「エアコン節電クリーニング」に注目です。

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こんにちは。sallyです。
 
桜が咲き誇り、連日気温が20度を超えるようになって、春用のコートも不要のこのごろ。気持ちも何だか弾みますね。
 
さて、先週末に新聞と一緒に届いた折り込みチラシの中におもしろいものを見つけました。
 
今お使いのエアコンの電気代が25%安くなる!100満ボルトのエアコン節電クリーニング
 
という文字が目に飛び込んできて、思わず真剣に読んでしまった私。ついこの間までは、冬の暖房にエアコンを…と考えていたはずが、家電量販店では夏に向けてのエアコン商戦が早くも始まりだしたようです。
 
エアコンのフィルターの掃除をしないままで使っていると熱交換器に負荷がかかって、余分な電気代がかかってしまいます。そのために、少しでも省エネ性を高めようと、高級モデルのエアコンにはフィルターの自動清掃機能がつくようになって、便利になりました(富士通ゼネラルやシャープの製品には中級モデルにもついています)。
 
エアコンクリーニングのメリットは電気代だけではなくて、内部に発生したカビやダニ、雑菌などいやなニオイの原因となるものを除去することで、クリーンな風が出てくるようになります。
 
…ここでもう一つ。チラシの内容で、「ふむふむ、なるほど」と思ったのが、(100満ボルトでは)強力ジェット洗浄をするので熱交換率が高まり、冷房の効きがよくなるのはもちろん(←つまり電気代のメリットがあるということ)、熱交換器の内部の回転部分の動きがよくなるため、運転音が静かになるのだそう
 
「寝室でお使いのお客様でエアコンの運転音が気になる方に最適です」のひと言も添えてあり、「うまい!」と思いました。だって、この3つのポイントを読んだら、”プロにエアコンクリーニングをお願いしよう!”という気持ちになるじゃありませんか。
 
今なら(4月30日まで)、通常価格1台12600円が9900円という早期キャンペーン中みたいなんですが、それよりグッときたのは、「新しくエアコンを購入した人には、自宅のエアコンを1台節電クリーニングします」というところ。リビングのエアコンを買い替えても、寝室や子供部屋のエアコンまで予算がない…という家が多いはずだけれど、こんな魅力いっぱいのエアコンクリーニングをしてくれたら、うれしいですよね。今年はプロのエアコンクリーニングで我慢して、来年こそは買い替えましょうと思うかもしれません。
 
どの家電量販店でも、エアコンクリーニングや早期割引キャンペーンは行っていますが、ここまでわかりやすく魅力的なチラシは初めて目にしたなあと思います。
 
本当は、こまめにフィルターの掃除しないといけないし、できることなら自動清掃機能付きで省エネタイプのエアコンに買い替えたほうがいいのは、重々承知なんですけれど、なかなか思うようにはいかないですものね。
 
あなたの家のエアコン、きれいにしていますか?
 
 

2008年12月16日

さくらやの紙袋、かわいい!

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こんばんは。sallyです。
 
先日、家電量販店でパンフレットを集めると重いので…ということを話題にしたときに、女性にも人気だという「さくらや」の紙袋のことを書きましたが、今日、私も越谷レイクタウン店にて実物をもらうことができて、うれしくなりました!
 
今日は家電関連1つ、違う分野の専門誌のものが2つ、合計3つの取材があったので(今回のは受けるほうではなく、私が取材をする立場)、インプットされるものが多すぎていっぱいいっぱいだったのですが、せっかく足を運んだ越谷レイクタウン。確か、ノジマさくらやがあったはずだと思って、帰りがけにどちらにも立ち寄ってきました。
 
さくらやでは、プリンタ用の紙ラベルを購入したところ、最初はビニールの袋に入れようとしたのだけれど、「すみません! こちらの紙袋がかわいいと聞いたので、紙袋に入れてもらえますか?」とお願いしたら「おお! そうですか、それではこちらをどうぞ」と入れなおしてくれました。我がままに笑顔で対応してくださった販売員の方に感謝です。
 
この紙袋のデザインは、さくらやの新しいキャラクター「サクレツ君」をモチーフにしたものなのですね。茶色のベースにピンクの柄がいい感じです。私のお財布には、さくらやのポイントカードも仲間入りしました(うーん、これで、ほぼすべての家電量販店のカードがそろった感じです…まっ、どこでも気がときに買い物OKということです。仕事柄、どこか本当にいろいろな家電量販店に出かけるので1つに決めて効率よくというのは無理ですね。。。)
 

2008年12月10日

パンフレットは重くてかさばるので…

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こんにちは。sallyです。
 
先日、来年1月末に発売される雑誌で「女子家電」の特集ページを組みたいとのことで、取材を受けました。「女子家電」という切り口もなかなかユニークだし、どんな誌面構成になるのだろうと楽しみにしていたら、担当編集者やライターさん、デザイナーさん、カメラマンさんの総勢4人でいらっしゃって、楽しい時間となりました。
 
で、編集担当者のSさんがいうには、今回の特集の準備をするにあたって、家電量販店に行ってたくさんのパンフレットをもらってきたとのこと。
 
「いろいろなメーカーさんのを集めるとあっという間にものすごい量になって、かさばるし重いしで帰りが大変でした!」
 
わかります、その気持ち。私もいつも山ほどのパンフレットに四苦八苦していますから(そのために私のバッグはかなり大きいんですけどね。仕事の資料その他荷物が本当に多いので)。
 
今回の取材の中でも「家電量販店に行くのを毛嫌いしている女性が多いかもしれないけれど、たとえネットで買うとしても、家電量販店をショールームのように利用して、買おうとしている家電に触れてみたり、使い勝手はどうなのかを確かめてみたり、販売員さんにいろいろと話を聞いてみたりすることは、とても重要。だって一度買い物をしたら、8年から10年もの間使うんですものね。後悔しない買い物をしたいでしょう?」という話をしたのですが、パンフレットがかさばって持ち帰りにくいというのは、なんとかならないものかとちょっと思ったりします。
 
何か買い物をした場合は、レジのところで「パンフレットも一緒にお入れしましょうか?」なんて声をかけてくれるときもあるのだけれど、そうじゃなくても、パンフを抱えて重そうにしていたら、「袋にお入れしましょうか?」と通りすがりの店員さんが声をかけてくれたら、どんなにうれしいでしょうか。
 
でね、ふと思い出したのが、昨年、出張で広島の「デオデオ本店」に行ったとき、パンフレットコーナーが上の写真のようになっていたこと。パンフレットが入っているラックの最上段には、パンフレットを入れてお持ち帰りくださいというメッセージとともに、大きな封筒が用意されていたんです。デオデオのイメージキャラクターは所さんなので、封筒の左下には所さんの大きな顔写真がプリントされているのもご愛敬。
 
そういえば、MJ(日経流通新聞)に、「家電量販店の『さくらや』の紙袋がとてもかわいらしいものに刷新されて、女性が持つのに抵抗のないものになった。あとは店内の更なる刷新で女性客を呼び寄せてほしい」というようなコラムが掲載されていましたが、デオデオのパンフレット用の封筒しかり、さくらやの紙袋しかり…。2年間にわたって「IT&家電ビジネス」「女性視点の売り場づくり」という連載記事を執筆していたこともあり、女性やシニアのお客さんを増やすための第一歩は、こんなところにあるのではないかなとあらためて思いました。