2016年08月15日

あきらめていた汚れがみるみる落ちて楽しい!〜シャープの超音波ウォッシャー

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

9月15日にシャープから発売される「超音波ウォッシャー」を一足お先に使ってみました。これは毎秒約38,000回の超音波振動が、水を含んだ繊維の隙間に真空の泡を発生させ、泡が弾けるときに生じる強力なパワーで汚れを弾き飛ばすというもの。

たとえばワイシャツの衿汚れや、コートやジャケットなどについてしまったファンデーションや袖口の汚れ、帽子の汗じみや黄ばみなど、「あきらめていた汚れ」を落としてしまう『プラス1』の洗濯ツールなのです。

で、さっそく夫のワイシャツの衿汚れに使ってみました。

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おわかりになりますか? 黒ずみ+黄ばみが横一線になっていて気になります。

衿の部分を水によく濡らして、超音波ウォッシャーの先を汚れの上においてなぞっていくだけで、おもしろいくらいにするするときれいになっていきます。真ん中の特に黒ずみが気になるところには液体洗剤を少し塗布してから何回かなぞったところ、ご覧のとおりに真っ白になりました。

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わかりにくいという方は、それぞれの画像をクリックして拡大して確認してみてくださいね。

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これが本体。先端の金属パーツを布地に当てて使います。水気をはじくように細かな泡がシュワシュワと出てるのがわかって、使うのが楽しいです。

USB充電で5時間で満充電、使用時間が30分なので、家庭で使うには十分かと思います。外出先でも使えるように、水を浸して布地を湿らせるのに役立つ、ケースとパフも付属していますが、私のイメージでは持ち歩いて使うものではなくて、洗濯機のそばに置いておいて、いつもの洗濯の予洗いに使ったり、全体を水洗いせずに部分洗いするときなどに使うもののように思いました。

今回の超音波ウォッシャーはパッケージにも力が入っていて、二重の扉のようになっています。

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これが普通に箱を正面から見たところ。

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こんなふうに開いて、中の本体が見えるようになっています。そして左の面には、メッセージが書かれています。

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※クリックしてみてくださいね

こういう二重扉の採用やメッセージを書くようなことは、今までになかったとのこと。力の入れようがわかります。

ここで、たぶん皆さんが頭に思い浮かべるのが、昨年の春にアクアから発売された世界で一番小さな洗濯機「コトン」のことではないでしょうか。形状も似ていますが、汚れを落とす仕組みやコンセプトが全く異なるものだと私は思います。

・コトンは携帯して出張などの際に宿泊先でちょっとしたシミや汗汚れに使う「携帯式のミニ洗濯機」
・超音波ウォッシャーは、先ほども書いたように洗濯にこだわりを持つ人が、いつもの洗濯にプラスして使うと、とても便利な洗濯ツール。

……なのではないでしょうか。コトンは布地の裏側からたたいて、汚れをペーパータオルなどに移してきれいにする方式なので、比較的新しい汚れ向きかなと思います。もちろん、「衿汚れに洗剤をよく染み込ませる=予洗い」にも使えますが、超音波ウォッシャーのほうが、より洗濯上級者向けという感じ。コトンがサラリーマンや洋服を扱うスタイリストさん向けなら、超音波ウォッシャーは洗濯好きの主婦に喜ばれるのかなと。目に見えて汚れが落ちていくのは本当に楽しいですよ。

すでにシャープのサイトでは超音波ウォッシャーのウェブページが出来ているようです。




posted by sally at 17:10| 洗濯機のこと

2015年11月18日

ドラム式洗濯機、乾燥まで使っても水道・電気代が35円だなんて!

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

そんなに広くはない家電アトリエですが、入り口からわりとすぐのところに大きな防水パンがあるため、開設当初から東芝のドラム式洗濯乾燥機「マジックドラム」の2014年モデル(昨年秋に発売のもの)を置いています。これまでにも、主婦と生活社「CHANTO」などの誌面で、このドラム式洗濯機の実力を検証したりして記事化していますが、今日、久しぶりにタオルやエプロンなどアトリエで使用しているリネン類を洗濯しました。

もちろん、乾燥までちゃんと使いましたよ。東芝のドラム洗はとにかく音が静かだし、振動もほとんどないので仕事や打ち合わせをしながらでも洗濯・乾燥できるのです。

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ほら、タオルがこんなにふかふかで柔らかな手触り。柔軟剤なんて使用していないのに。

それでね、これまでちょっと見落としていたことがあったのです。

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洗濯(乾燥)が終わるとタッチパネルの左のほうに、「電気・水道代」という表示が出るんですよね。それで、ここを押さないと電気&水道代は表示されないのです。

だから、押してみました。するとどうでしょう?

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両方合わせても約35円! これ、高いと思います? 水道代も入れてですよ!

写真を撮るのを忘れましたが、一緒に洗ったエプロンだって、薄手の手ぬぐいだって乾燥させても全然くしゃくしゃになったりしませんし、本当に素敵な仕上がり。それで35円。

あくまでも目安かもしれませんが、こんなふうに洗濯が終わるたびに確かめられたら、なーんだ、これしかかかっていないのか・・・みたいに確認できて安心して使えますよね。

いまだにドラム式洗濯機を持っていても乾燥機能を使わない人や、ドラム式洗濯機の乾燥機能なんてもったいない、仕上がりが悪いと思っている人も多いようですが、今日みたいな雨の日や、仕事や子育てで忙しい方、干したり取り込んだりするのが大変な年配の方にはおすすめしたいなあとあらためて思いました。

アトリエに近々、東芝の新モデルがやってくるので、そのレポートも後日、ご紹介しますね。どうかお楽しみに。




posted by sally at 18:05| 洗濯機のこと

2014年08月05日

めざましテレビで紹介したハイアールアクアのタテ型洗濯機のこと。

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

今朝はたくさんの方が「めざましテレビ」を見てくださったようで、うれしいです。ありがとうございます。短い時間ではありましたが、特にタテ型洗濯機の紹介部分の反響は大きかったようで、私のところにも「すぐに買い替えたくなりました!」というメッセージがたくさん届きました。

今日紹介したのは、ハイアールアクアのタテ型洗濯機(全自動洗濯機)AQW-VW1000Cですが、何がそんなに感動させたのかというと、ポケットに入れたままにしてしまったティッシュや、白タオルなどの糸くずが、衣類につかない「衣類おそうじ」機能なんですよね。昨日、ロケに参加してくださった主婦の方も、子育て中でこうした「ティッシュ事件」や、おろしたばかりのタオルと濃い色の衣類を一緒に洗ってしまって糸くずが・・・ということを実体験としてもたれていたので、私の説明にものすごく感動していたのでした。

ところで、どうしてティッシュと一緒に洗っても、衣類につかないのでしょうか?

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その理由の1つは、この不思議な形をしたパルセーターにあります。内側と外側とで2つのパルセーターが組み合わさった、全く新しい形の「ツインパルセーター」を新たに搭載しているため、とてもパワフルな水流を起こせるのです。

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洗濯槽の下のほうにわずかな水を入れただけなのに、こんなふうに上のほうまでしっかりと水流が行きわたって、しっかりと洗い上げます。つまり、このツインパルセーターの搭載によって、節水性がとても高いのですよね。タテ型の洗濯機は、ドラム式の洗濯機と比べて、どうしても水をたくさん使いがちでしたが、それを克服していて、しかも汚れ落ちはバッチリ。

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で、この強力な水流と、水の流れに合わせて左右に動く新タイプの糸くずフィルターとの合わせ技で、洗濯槽の中の糸くずなどを93%以上、しっかりとキャッチすることに成功。しかも一度糸くずフィルターに入ったゴミが再び洗濯槽に戻らないように設計されているため、ティッシュと一緒に洗ってしまっても、大丈夫なのです。

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記者向け説明会の会場で実験をして見せてくださったのですが、こんなふうに黒いTシャツを入れた洗濯槽の中にティッシュをちぎって投入し、実際に洗濯してみたら・・・

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糸くずフィルターでしっかりとティッシュをキャッチしています(黒いTシャツの色が少し落ちて、黒っぽくなっていますね)。

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そしてこちらが取り出したTシャツです。左側のTシャツは、古いモデルの洗濯機で洗ったもの、右側が新製品です。全く付かないというわけではありませんが、(7%分が少しついている模様)、衣類おそうじ機能がない洗濯機の悲惨さと比べたら、本当に見事です。

だって、こんなふうについてしまったら、ふるってもあまり落ちないし、ふるった分は部屋やベランダを汚すし、あとは粘着テープをコロコロして取るしかないんですものね。ありがたいです。

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このほかにも、昨日のロケで説明したのに時間の関係で割愛されてしまった「脱水コントロール」機能という、素敵な機能があります。

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普通、脱水の仕方というのは、時間設定で調節するしかないと思うのですが、時間を短くし過ぎってしまっては、シワはよらないものの、ちゃんと絞れていなくて乾くのに時間がかかってしまいますよね。この脱水コントロール機能では、衣類の素材や、天候に合わせて脱水の際の回転数を変え、仕上がり感を変えるのです。

たとえば、チノパンのような綿素材のパンツは脱水を長めにしないとなかなか乾かずに困りますが、かといって長すぎるとシワシワの仕上がりになってしまいます。そんなとき、「脱水コントロール」ボタンで『やわらか』を選べば、時間はいつもどおりのままで脱水しつつ、シワを抑えて仕上がり感のよいものに。

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写真だとわかりづらいかもしれませんが、標準コースのままで脱水したのが、左のチノパン、右が「脱水コントロール」ボタンの「やわらかめ」を選んだ場合の仕上がりです。

ということで、節水性&汚れ落ちのよさに加え、糸くずがつきにくかったり、仕上がり感を高めたり・・・と、日頃洗濯をしていて「ここが改善されたらいいのにな」という不満を見事に解消してくれる洗濯機だなと思います。


【うふふポイントをもう1つ】

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この洗濯機には心に響く「うふふポイント」がたくさんありますが、最大のうふふポイントは上の写真を見てもおわかりにように、ふたを開けた姿が美しいということだと思っています。

なぜなら、タテ型の洗濯機の場合、たいていの人が洗濯をしている時以外は、こんなふうにふたを開けたままにしておくと思うのです。それは洗濯槽を乾燥させるためにもとても好ましいことなのですが、普通の洗濯機は閉めたときのデザインには気を配っていても、開けたときの姿のことを忘れてしまっていると思うんですよね。

でもね、発表会でこの洗濯機を見た時に、一目みて「開けたままの姿がきれい!」と思って、本当にうれしかったのです。こういう視点こそ、暮らしの中での本当のデザインだし、まさに「うふふ家電」だと。


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最後に。ハイアールアクアは、中国の家電メーカー(白物では世界1位)ですが、元々は旧三洋電機の人たちで構成されている会社です。そして、今でも、上位機種の洗濯機はメイド・イン・ジャパンなのです。

中国企業ならではの資本力や新たな視点と、三洋電機時代から脈々と受け継がれている「かゆいところに手が届く商品力」で、これからも魅力ある製品をつくってほしいなと願っています。

posted by sally at 17:51| 洗濯機のこと

2014年07月11日

汚れをよせつけないマジックドラムと静音性が魅力のタテ型洗濯機

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

今年はどの家電メーカーもタテ型洗濯乾燥機(&全自動洗濯機)に力が入っているようで、6月に相次いで新製品の発表がありました。あまり違いがないように見えて、実はメーカーごとの個性があるのが洗濯機。特に今年の製品はどれも個性的で、それぞれの魅力があります。

その中で特に清潔性にこだわった「マジックドラム」を搭載した東芝の製品を取材する機会をいただき、家電Watchにてページが公開されています。


昨今は黒カビなどがつきにくいようにと、洗濯槽の自動洗浄機能がついたものが多くなっていますが、東芝のマジックドラムはそもそも汚れがつきにくい独自のコーティングがされています。リンク先の記事内では私が赤い油性のマジックでドラムに描いた線が、ビーカーの水をかけただけでするりと落ちてしまう様子(動画)もアップされています。

そのほか、あらゆるところが抗菌仕上げになっており、Ag+抗菌水によるお掃除機能もついています。このAg+抗菌水は洗濯時にも溶け出す仕組みになっていて、衣類や洗濯槽に雑菌が繁殖するのを防ぎ、部屋干しのニオイや汗のにおいを抑える効果もあるとのこと。

また独自のDDインバーターモーターの採用で驚くほど音が静かなのも大きな特徴です。

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そして、もうずっと前から東芝の洗濯機にはついていたのに、あまり知られていないのが、この「水流パワーボタン」。コースに関係なく、洗濯物の汚れ具合などに合わせて、標準のほかに「強」「弱」が用意されているので、ちょっと使っただけのタオルなどを洗うなら「弱」などのように衣類を傷めず洗うことができるのが魅力です。

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最後にもう1つ。これは「おしゃれ着トレー」というもので(下位モデルには搭載されていなくて残念なのですが)、これを使用することで、中性洗剤を使用した「おしゃれ着洗い」が、パルセーターの回転による衣類の傷みを抑えながら、しっかりと布地に洗剤液を浸透させて汚れを落としてくれるのです。

昨年モデルから搭載されていますが、新モデルでは重さを軽くして、指を入れるところの形状もなめらかになって取り扱いがしやすくなっています。

ほかのタテ型洗濯機の魅力についても、追々ご紹介していきますね。




posted by sally at 09:16| 洗濯機のこと

2013年09月01日

デリケートな衣類を傷めず、しっかり汚れを落とす東芝「新ZABOON」のおしゃれ着トレー

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

今、スイスのルツェルンに来ています。取材の始まる前の空いた時間に、先日、東芝で取材してきた洗濯機のことをご紹介しますね。少し前の記事衣類を長く大切に着るという考え方〜ミーレのトータルランドリーケアで、ミーレの洗濯に対する考え方や洗濯機の機能、コースなどSVMをお話ししましたが、東芝のタテ型洗濯乾燥機「ZABOON」の新モデルAW-90SVMも、クリーニング店に出さなくとも、大切な衣類を傷めずに洗えますよということで開発された「おしゃれ着トレー」が魅力の1台です。

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これがそのおしゃれ着トレー。半分に折りたたんで、洗濯機のサイドにかけておけるようになっているのです。

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何も入れていない状態の洗濯槽がこの状態。底には独自の水流を起こして、洗いムラをなくしてしっかりと洗えるパルセーター「ザブーンパル」が見えます。

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ここにおしゃれ着トレーをセットして使うのですが、ザブーンパルのすぐ上ではなく、10センチ程度空間ができる位置にセットできる仕組みになっています。

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おしゃれ着トレーの上に、セーターやスカート、ワンピースなど畳んでのせれば準備OK。ドライコース用の洗剤を使い、ドライコースを選択するだけです。

では、どうしてこのトレーを使うと「傷めずしっかりと洗える」のでしょう?

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(東芝さんのサイトから転載)

これまでのドライコースだと、衣類を傷めないようにと水流を起こさず、まるでゆらゆら揺れている程度で洗っていました。そのため、「洗濯が終わったのに、水に濡れていないときがある(!)」ということや、何だか汚れがあまり落ちていないみたい」というような不満が残っていたのですね。

新製品の「ドライコース」は、これまでと全く異なる動きをしており、おしゃれ着トレーの下(洗濯機の底)では、パルセーターがしっかりと水流を起こし、上から洗濯液の溶け込んだシャワーをかけて洗ってくれます。つまり、押し洗いのような効果を生み出すのです。でも、パルセーターそのものには衣類が触れないので痛まないというわけですね。

なので、新ZABOONでは、ドライコースを使用する際には、必ずおしゃれ着トレーをセットして使うのがポイントになります。

ドライコースでも洗浄力の高い洗濯機としては、すでにパナソニックの「上質おうちクリーニング」などがありますが、まだまだ不満の残る機種が多いのが事実。今回の「おしゃれ着トレー」付きのザブーン、いいなと思います。


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2013年08月25日

衣類を長く大切に着るという考え方〜ミーレのトータルランドリーケアVol.2

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

衣類を長く大切に着るという考え方〜ミーレのトータルランドリーケアVol.1の記事に続き、実際にミーレの洗濯機を愛用しているというスタイリストの河井真奈さんの衣類ケアの様子についてご紹介したいと思います。

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7月の目黒のショールームで開催されたトークイベントでは、河井さんが日ごろ愛用されているお気に入りのドレスやジャケット、ブラウス、ニットなどを持参して、それを手に取りながらの説明がありました。

河井さんは10年前に出産されたそうで、それ以降、肌に触れるものは手洗いをしたいと思うようになったとのこと。仕事柄、たくさんのドレスなどを持っているため、季節の変わり目にはドライクリーニングに出す費用がかさみ、「クリーニング貧乏」のようだったとも。

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ミーレの洗濯機を使うようになってから、ドライクリーニングに出すことがほとんどなくなり、衣類表示をチェックして家で洗濯をするようになったそう。写真のジャケットは、ディオールのもので何と38万円! ウールとシルク製なのでこれもきっと家で洗えるはずと思い、チャレンジしたところ、全く問題なく、むしろきれいに仕上がったとのお話にはびっくりしました。

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ただし、ボタンはくるんで傷まないように保護してから洗うなど、事前の準備は万端に。これまでこのジャケットは、ディオールのボタンを見ただけで「特別料金」となり、驚くほどクリーニング代がかさんだそう。素材に応じて、洗濯温度や脱水まで細かに制御しているため、失敗のない仕上がりになるのだと河井さん。「1枚だけ洗うために洗濯機を回しても、決してムダにならない満足度」という言葉が心に残りました。

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シルクのブラウスも「シルクモード」で洗うとこのとおり。アイロンなしでもOKの仕上がりとおっしゃっていましたが、確かにそうですね。

ただし、色落ちのするものや、レーヨン素材の一種(ビスコース100%など)は、水に弱く、しわになったり縮むことがあるので、ドライクリーニングのほうがよいとのこと。素材を確かめることがポイントになるようです。

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こんなカシミアのニットも水洗いOK。河井さんいわく、「カシミアは水洗いするほうが静電気が起きにくく、元気になる」と。干す際に、吊るさないで平らに広げることも型崩れを防ぐためには大切ですね。

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ワンピース(ブランド名は聞き洩らしました)もご披露してくださいました。河井さんは、グリーンがお好き?

河井さんは「ミーレの洗濯機は確かに普通の洗濯機と比べたら高いけれど、リングを1つ買うのを我慢しても、買う価値があると思いますよ」と。1着1着の衣類がブランド物で高価なこともあり、そうした上質な衣類を長く大切に着るために、ミーレの洗濯機を愛用するというのは本当に意味があることだなと思いました。私には憧れの世界ですけれど。

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ミーレの洗濯機の操作パネルはボタン式+液晶表示で、使いたい機能がすぐに探せるようになっています。ボタンは英語表記ですが、液晶部分には日本語で表示されるので、ご安心を。


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昨日、機種に応じた洗濯プログラムについてもお話しましたが、それに加え、上のような追加オプションプログラムもあります。「予備洗い」や「サイレントモード」「つけ置き洗い」「エクストラリンス」など、お子さんのいる家庭に便利そうなプログラムや、夜家事対応など必要なプログラムを追加できる仕組みというのも便利ですね。

ミーレではメンテナンス時にコンピュータと接続して状況を探る仕組みなど、衣類を長く大切にするだけでなく、洗濯機そのものも長く大切に使ってほしいという姿勢を貫いています。初期コストはかかっても、ずっと使え、クリーニング代も抑えられる・・・そう考えると決して高価な買い物ではないのかもしれません。




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衣類を長く大切に着るという考え方〜ミーレのトータルランドリーケアVol.1

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

夏、洗濯の頻度が上がり、買い替え需要も増す季節です。洗濯というのも実は家族構成やライフスタイルにより千差万別で、それに合わせて、さまざまな洗剤の中から適したものを選び、洗濯機もふさわしいものを選ぶのが賢い選択の仕方なのだと思います。

7月に取材したドイツの家電メーカー「Miele(ミーレ」の洗濯機の考え方は、「衣類を長く大切に着る」ということが根底にあり、手洗いよりもやさしく、しかも汚れはしっかりと落とし、アレルギー体質で肌の弱い人にも配慮する・・・というもの。洗剤、機械、時間、温度まですべてを考えた「トータルランドリーケア」が基本にあります。

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他の洗剤が使えないというわけではありませんが、ミーレにはオリジナルの洗剤もあって、白物用洗濯洗剤の「ウルトラホワイト」、色物用の洗剤(色あせ防止にも効果あり)のウルトラカラー、柔軟仕上げ剤の「ファブリックコンディショナー」、ウール、シルク、デリケートな素材に適した「ウールケア」などがあります。

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そして洗濯機ですが、特許も取得しているミーレ独自の「ハニカムドラム」を採用。ステンレスドラムの洗濯槽が六角形のハニカム構造=ハチの巣状になっていて、ドラム表面にできる薄い水の膜がクッションとなって衣類をやさしく保護しながら洗います。

また、ドラムの穴が小さいため、高速脱水時にも衣類が孔の中に入り込んで糸を引っ張ったりというダメージを防ぐのも、『やさしく洗いあげられる』秘訣です。実際に、ミーレの工場では最終チェック段階で手にストッキング状のものをはめて、ドラム内をこすり、引きつりや引っかかりがないかどうかを確認しているのだとか。

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洗濯機の種類によってもプログラム数は変わりますが、上の表にあるように、「コットン」「ウール」「合成繊維」「濃い色の衣類・デニム」など素材に合わせた洗濯プログラムが充実しています。右の上級モデのプログラムになると、「シルク」や「スニーカー」「防水加工」「カーテン」などのプログラムもありますね。もちろん「自動プログラム」というお任せコースや「クイック洗い20」なども。

ただ、ミーレのマーケティングマネジャーであるステファン・ステラー氏によると、ドイツをはじめとするヨーロッパの洗濯の仕方は、週に2〜3回行ない、洗濯をする日は、1日に何回も行なうのだそう。なぜなら、衣類を色や素材など4種類くらいに分けて洗濯を行なうから。

そういわれてみると、上のプログラムの細かな区分けも納得がいきますね。日本でもこうした丁寧な洗濯の仕方をしていらっしゃる方もいるとは思いますが、「まとめ洗い」という言葉に象徴されるように、ここまで分け洗いをする習慣は少ないようにも感じます。私自身は、子どもが生まれたころは2槽式を使っていて、その後、全自動洗濯機になり、現在はドラム式洗濯乾燥機を使っていますが、もっとも分け洗いをしていたのは2槽式の頃でした。

今では、私の洗濯物をドライコースで洗う、そのほかを標準コースで洗う、急ぎの洗濯物があるときにはお急ぎコースで洗う・・・といった使い方になってしまっています。


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さて、ミーレの取材の話に戻りましょう。通常ならドライクリーニングに出さないと心配な高級な衣類であっても、驚くほどやさしく洗いあげる実験として、バラの花を洗濯槽に入れて、洗濯・脱水を行なう実験をしてもらいましたが、終わって扉を開けても、バラの花びらはバラバラになっていません。

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こんなふうにすべて元通りのままで洗濯終了。見事でした。ミーレの洗濯機の素晴らしさは、ここまで衣類を傷めないことに徹しているにもかかわらず、洗剤とのマッチングも含めて、きちんと汚れは落とし、なおかつ肌にも環境にもやさしいということを貫いていることなのだなあと思います。

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ところでミーレといっても、まだあまり知らないという方も多いかもしれませんね。掃除機なら知っている人もいることでしょう。

ドイツのメーカーで、1901年に初代の洗濯機が誕生。ランドリーの歴史は今年で112年になる洗濯機の老舗です。次の記事では、スタイリストとして活躍されている河井真奈さんの「ミーレの洗濯機によるトータルランドリーケア」の様子をご紹介します。



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2012年12月07日

シャープがついにヒートポンプを搭載した省エネのドラム洗を発売!型番に秘められた思いと“洗濯機の真実”

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

ここ2〜3年、ドラム式洗濯機では日立のヒートりサイクル風乾燥ビッグドラムの人気が高く、この秋にはパナソニックのスマホ連携のドラム洗も話題になりました。でも、2012年の一番の注目株といえば、11月1日に発売されたシャープの洗濯乾燥機ES-Z100ではないかと思います。

シャープのドラム洗の特徴は低振動であることや、2kgの洗濯物なら洗濯から乾燥まで60分で仕上げる「洗乾60」などの実使用に即した機能のほか日立の風アイロンを思わせる強い風でシワのない仕上がりなどにありましたが、最大の弱点が「ヒーター乾燥方式」だったこと。

日立もヒーター式ではありますが、運転時にモーターなどから出る熱を再利用して乾燥に使う「ヒートリサイクル風アイロン」という方式を打ち出しているため、省エネ性能が高く、元々、パナソニックや東芝のドラム洗の乾燥方式はヒートポンプ式のため、乾燥時の温度も60℃前後と低く、省エネで仕上がり感もよいことを打ち出しています。もっとも、パナソニックのプチドラムや、価格を抑えめにした普及モデルでは、パナソニックや東芝でもヒーター方式を採用しているものもあります。

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そんなシャープがついにドラム洗に「ヒートポンプ」を載せてきたのが、今回のES-Z100。新たに開発するにはコストもかかりますが、1年半〜2年かけてついに独自のヒートポンプを開発。他社と違う点は「温度センサー」に加えて「湿度センサー」も搭載して、乾きすぎのムダを省いて洗濯物の分量に合わせてスピーディに乾燥できるため、6kg乾燥という定格時はもちろんのこと、洗濯物の量がかわっても省エネ性を保ち、『実使用』に合わせた省エネ機能を備えているところです。

もう少し噛み砕いてお話ししましょう。

「消費電力量」(Wh)を表示する場合、大型のドラム洗なら「6kgの洗濯物の洗濯〜乾燥にかかる消費電力」を示すように、日本電機工業会の基準によって定められています。つまり、6kg以外の洗濯乾燥時の数字は示されていないのが普通です。

となると、誰でもが、洗濯物が少ない場合には、例えば3kgなら、半分とはいわないまでも終了までにかかる時間も比例して短くなるはずだし、消費電力も少なくなるに違いないと思いますよね? でもね、どうやら違うみたいですよ。洗濯時に洗濯物の量をはかって、洗剤の分量などが表示されるわけですが、湿度センサーがついていないため、乾燥時に「もう乾いているのか」どうかを正確に計測できないため、どうしても過剰に乾燥させてしまうことになり、洗濯物が減ったからといって総合計の時間がほとんど短くならず、その結果、消費電力も6kg時とほとんど変わらない・・・という結果になってしまうことさえあるのだといいます。

たぶん、このこともあって、「洗濯はまとめ洗いが省エネです」といわれているのかもしれませんね。

シャープは元々、「毎日の洗濯物をこまめに洗いたい人もいるはず。そういう使い方のほうがスピーディに終わるし便利」という考え方をもっていることもあり、今回、“本気”でヒートポンプを開発するにあたり、洗濯物の分量に合わせて、時間も消費電力もちゃんと減っていくものを作るために温度センサーに加え、湿度センサーで空気の状態をきめ細かくセンシングし、コンプレッサーを精密に制御することで蒸気を機外に放出しないで熱エネルギーをロスなく循環させる独自の乾燥システムを生み出したのです。

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そのため、6kgの定格時の消費電力量は610Wh。洗濯から乾燥までにかかる時間も約155分と省エネ&スピーディです。

さらに、約2kg(3人家族の1日分)なら「お急ぎコース」で65分(=電気代は6円)。体操服の上下を今、すぐに洗って乾かして持っていかせたい!というときなら「お急ぎコース」で約40分(=電気代は9円)に。

取材時には某メーカーのドラム洗と、このES-Z100とを並べて、ワイシャツ2枚を「お急ぎコース」で洗濯から乾燥まで行い、かかる時間と消費電力を見てみるという実験を行っていました。

そこでびっくりしたのは、名前は伏せますが、某メーカーの洗濯乾燥機では、たった2枚のワイシャツでも約2時間かかり、消費電力量は0.74kWh。

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シャープのものは下記のように消費電力量は0.19kWhで時間も1時間を切りました。体操服上下と比べて時間がかかったのは、ワイシャツ2枚のうち1枚は綿100%だったからだと思われます。

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今回、シャープが「定格時」だけでなく、実使用に合わせた洗濯乾燥時間や消費電力ということを打ち出したことが、1つの試金石となり、他のメーカーも追随してくれるといいなと思います。

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さて、ここでもう1つ、大切なポイントがあります。

それは「時間が短くなったら、汚れ落ちが悪くなるのでは?」という心配について。今回のES-Z100は洗濯力も強化しています。

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それは、ドアの裏側に採用した「ひまわりガラス」。ひまわりというのは、限られた空間にまんべんなくびっしりとタネをつけるために独特の配列をしているのだそうです。このヒマワリの種の配列を応用して、ドアの裏側に凹凸をつけることで、どの方向から洗濯物が来ても、こすり洗いができるようにして、短時間でも汚れをきれいに落とす仕組みになっているのです。

つまり、ドアでも洗うということ。シャープのドラム洗の特徴の1つに、後ろ(奥)から風をだして広げて乾かすという方式がありますが、これを洗濯時にも応用したわけです。

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ゴムでできた「バッフル」の形状にも工夫があって、洗濯物を後ろから前に押し出すのを助けているとのこと。

だから9kgの洗濯物を洗う場合、洗濯〜脱水の時間が約29分と短時間、2kgなら15分でOKだし、汚れ落ちもバッチリなのですね。

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ほらね、奥に見える丸いところから風が吹き出します。

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そのほかにも、必要なキーだけが光って表示され、それを選んでタッチしていくだけのタッチセンサー式の操作でぐんと使いやすく、しかもすっきりしたデザインに。

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昨年モデルがこんな操作パネルだったのと比べると、ずいぶん変わったなあと思います。この記事のトップの写真を見てもらえればわかるように、通常はほとんどボタンが見えないので。


というわけで、昨日お知らせした「サンデー毎日」の洗濯機部門のベストバイにも、このシャープのES-Z100をあげていますし、家電批評1月号のベストバイ企画でもご紹介しています。

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最後に。

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このプラズマクラスター洗濯乾燥機ES-Z100の型番に込められた思いをご紹介したいと思います。シャープの洗濯機はタテ型のほうでは「ステンレスの穴なし槽」で節水性とカビのつきにくさなどで安定したシェアがあるものの、ドラム洗のほうは、なかなかヒートポンプをのせられなかったこともあり、目立たない存在だったのですよね。

それが、今回、力の入った製品を投入したわけですが、よくみると、この製品の型番はES-Z100。この「Z」の部分は、新製品投入のたびに更新されるところなのだそうですが(昨年モデルは「V」です)、もう次のない、終わりの「Z」をあえてつけたのだそうです。「これがシャープのすべてを賭けた最高モデル」という意思表明と言っていいでしょう。


店頭では、ひまわりガラスのことばかりが目立っているように感じますが、根源から見なおしたシャープのドラム洗。注目です。





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2012年01月20日

シャープの穴なし槽のひみつ、こんなところにも。

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

またまた先月の話になりますが、12月15日〜17日、東京ビッグサイトで「エコプロダクツ2011」が開催されました。環境イベントということもあって毎年、小中学生たちが社会見学にたくさん訪れることでも知られています。

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エコプロダクツには大手家電メーカーさんも皆、出展されるので過密スケジュールを縫って、私も2時間ほど取材をしてきました。太陽光発電やLED、スマートハウス関連の出展が多い中、シャープのブースの片隅ではこんな展示がありました。

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シャープの全自動洗濯機、タテ型洗濯乾燥機は「穴なし槽」という独自の構造なのをご存知でしょうか? 

・水槽の内側にある「洗濯・脱水槽」に穴がないため、外側の水槽部分との間に水が漏れ出ないので節水性が高い
・水がたまらないために、「洗濯・脱水槽」の外側や水槽にカビがはえにくい。

という大きな特徴があります。なので、シャープでは「穴なし槽カビぎらい」というネーミングをつけているくらい。もしかしたら、家電量販店の洗濯機コーナーでこうしたPOPを見かけたことがあるかもしれませんね。

節水性が高く、カビが生えにくいというのは、とてもうれしいことですが、エコプロダクツでは違う側面から「穴なし槽」の意外な利点をアピールしていました。それは、「洗濯・脱水槽と水槽の隙間にムダ水が入らないため、水槽が洗剤や漂白剤、柔軟剤などの影響を受けない=プラスチックの劣化が少なく、リサイクル性に優れている」ということ。

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これがシャープの洗濯機のカットモデルです。穴なし槽の構造がなんとなくわかりますね。

洗濯機は家電リサイクル法によって不要になったものが収集され、メーカーの工場に引き渡されて、再製品化される仕組みになっています。この際に、先ほど説明したような劣化の少ないプラスチックなら、より再製品化されやすいということ。

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シャープでは、洗濯機の水槽に使われていたプラスチックを再製品化し、冷蔵庫の製氷室と冷凍室の仕切り部分に使っているのだそうです。リサイクル料金を払って引き取られていく洗濯機などの家電が、その後どのような行く末になっているのかは、なかなか消費者には伝わってきませんが、このように冷蔵庫の一部として生まれ変わっていることがわかって、「穴なし槽、えらいぞ!」と思いました。

最後に、「穴なしなのにどうやって脱水するの?」と思われている方のために、脱水のひみつをご紹介します。

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脱水時は、槽が回転することで起きる遠心力を利用して、水を上部へ押し上げ、脱水します。

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ちなみにタテ型洗濯乾燥機でも穴なし槽はメリットがあります。それは洗濯槽の周囲に穴がないため、乾燥の温風が逃げず、槽内の温度が短時間で上昇。効率よくスピーディに乾燥できるということ。排水時は槽の中央部から水を流します。

最近、プラズマクラスターで除菌、ハンガを槽内にかけてリフレッシュなどの情報ばかりで、ずいぶん昔から取り組んでいる「穴なし槽」のことが置き去りにされているようだったので、ここであらためて紹介してみました。  



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2011年09月28日

幅60センチの「ビッグドラム スリム」ついに登場!その使い勝手のこだわりとは?

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyこと、神原サリーです。

つい先ほど、日立のドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム」の新製品発表会がありました。2006年に初代「ビッグドラム」が登場してから、早6代目となる今年の製品は、どんなふうに進化しているのでしょう?

予想どおり、タテ型の洗濯乾燥機「ビートウォッシュ」に今年から搭載された「自動おそうじ機能」がビッグドラムにもつき、洗剤カスや皮脂汚れなどの「汚れを落とす」のではなく、「汚れをつけない」という新発想を提案しています。そのほか、ピーク電力を下げる『ヒーターレス節電乾燥』や、水硬度・布質・布量・水温・すすぎ具合・脱水具合の6つのポイントを見張ることで節水性を高めた『ECO水センサー』機能など、節電&節水機能がさらに充実しているのも大きな特徴です。

それともう一つ、新たに「ビッグドラム スリム」という本体幅60センチのラインが加わったのも、ビッグニュースなのではないかと思います。上の写真の右2つが「ビッグドラム」、左3つが「ビッグドラム スリム」。あんまり幅に違いがないように見えるのは、これまでのサイズのものは、両端がホワイトになっているため、目の錯覚で「スリム」に見えているから。いまさらですが、よく考えてデザインされていたのですね。

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ごらんのように、ドラムの直径が10センチほど小さくなってはいますが、奥行きが39センチと深いので、衣類の重なりを少なくしてしっかりと広げてたたき洗いをしたり、乾燥時に風アイロンでシワを伸ばすなどの面では、そん色ありません。

 

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綿100%のブラウスとスカートを「ビッグドラムBD-V9400」「ビッグドラムスリムBD-S7400」「ビッグドラムBD-V1300(風アイロンもヒートリサイクル乾燥もないもの)」で乾かした際の仕上がりが展示されていました。
 

風アイロンやヒートリサイクル機能を搭載していないものとの比較は論外ですが、直径が10センチ小さくなっても奥行きを深くしたことで、仕上がり感の差はほとんどないように見受けられました(それに、綿100%での実験て一番難易度が高いですものね)。

一番の問題は、「奥行きが深くなることによって、振動が増す」ことだったそうですが、解析技術や流体バランサー、3D加速度センサーなどの独自技術によってそれを克服できるような製品づくりができたとのこと。

もちろん通常の「ビッグドラム」と同様の新機能も搭載されています(新たにヒーターレス節電乾燥をする『節電』ボタンと、洗濯のたびにドラム槽の裏側まで洗ってくれる『自動おそうじ』ボタンが追加されています)。

 
 

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スリムラインならでは改善点もあります。

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これは、スリムでないほうの「ビッグドラム」BD-V9400の洗剤投入口。ドラム前面の左上についていて、手前に引っ張り出して使う仕組みです。

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ほらね、こんなふう。左の少し広いところが粉末洗剤・粉末漂白剤用、右の上の部屋が液体洗剤・液体漂白剤用、右手前のピンクのところが柔軟剤用・・・となっています。

さて、「ビッグドラム スリム」の洗剤投入口はどうでしょう?

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ちょっとアップで写真を撮りすぎたのでわかりづらいかもしれませんが、ドラムの上部左端についている上蓋を開けて、入れるようになっています。

手前に引き出すタイプは、投入口も小さく入れづらいですし、どこに何を入れるのかも、直感的にわかるとはいえません。でも、スリムラインで採用された洗剤投入口は蓋を上に開けるタイプで入れ口も広いのでこぼす心配がなく、ちゃんと名前も記載されていて「液体洗剤はどこだっけ?」と迷うことがないように配慮されています。

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しかも上蓋の裏にぐるりとつけられたゴム(湿気除けだと思われます)が、「ソフト仕上げ剤」などと書かれたシールに水などがかかるのを防ぐため、いつまでも剥がれることなくきれいに保ってくれるのです。

今日、説明をしてくださった主任デザイナーの渋谷氏は「ここ、力を入れたところなんですよ」と。

それにね、通常の「ビッグドラム」は引き出し式で、スリムラインのほうが上から開ける方式にしたのは、単に洗剤名などを記載したり、投入口を入れやすい形状にしたかったからではないんです。

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先ほども説明したように、「ビッグドラム  スリム」は、本体サイズを幅60センチに収めるために、ドラムの直径をこれまでのものより10センチ小さくしています。ただし、奥行きは深くなったので、洗濯ものを取り出すときにかなり深く手を入れないと取り出せないのが弱点といえば弱点。

そうした使いづらさを少しでも解消させるために考えられたのが、ドラムの位置をギリギリまで上げて設置すること。深さはあっても、高い位置にあれば断然使いやすくなります。その結果、前面の左上部に「洗剤用の引き出し」を設けるスペースがなくなってしまったこともあり、「上から投入+シールでわかりやすく+ゴムでカバー」などの新たな施策が考えだされたというわけなんですね。

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なので、操作パネルも「ビッグドラム」が前面右上にあるのに対して、「スリム」のほうは、上部手前にあります。操作する際にパネルに照明が写り込んで光ってしまったりして、よく見えない…ということがないように、角度にこだわったとおっしゃっていました。

このあたりのプロダクトデザインの完成までのお話は、本当に興味深く、「なるほど!」とわくわくしながら、うかがったのでした。

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最後にもう一つ。

「ビッグドラム スリム」は、本体そのもののカラーにもこだわったそう。表面をガラス仕上げにした高級タイプの冷蔵庫(真空チルド)で、ブラックカラーが人気なこともあり、ぜひとも採用したかったのが「メタリックブラック」だそうで、本体全体を黒にせずに、瓦のようなアーチを描いた前面のブラック部分以外はあえてホワイトに。

これは、狭い洗面所などに置いた場合、全部が黒だと「黒い塊」になってしまって暗く感じさせてしまうのが嫌だったからとデザイナー氏の弁。「スタイリッシュさと軽やかさと両立させたデザイン」なのですね。

メタリックブラックのほかは、「ビッグドラム」の定番ともいえるシャンパン、そしてパールホワイトの3色展開になっています(いずれも、瓦のような前面のアーチと、ホワイトとのコンビネーションは同じ)。

幅60センチというと、パナソニックの「プチドラム」を思い起こさせますが、あちらは洗濯6キログラム、乾燥3キログラムと少人数の家族向け。「ビッグドラム スリム」は洗濯9キログラム、乾燥6キログラムなのでファミリー向けといったらいいでしょうか。

廊下やドアの幅の問題で「洗濯機が入らない!」という場合、たいていはあと1〜2センチのところなのだとか。でも「60センチ」ならほぼ、どこでも大丈夫との説明でした。風アイロンの仕上がりのよさ、ヒートリサイクル乾燥の省エネ性などにひかれて「ビッグドラム」を選びたかったのに、「幅の問題で置けない!」と残念に思っていた方、この「ビッグドラム スリム」BD-S7400、おすすめです。

 
【2012.3.19.追記】
2012年1月にこのビッグドラムスリムBD-7400(カラーはシャンパン)を購入、家電Watchでもレビュー記事を書いています。


【家電Watch執筆】日立ビッグドラムスリムの長期レビュー、その使い勝手やいかに?: Sallyの家電研究室
 
 
 
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2011年07月31日

洗濯機の黒カビ対策について、メーカー各社の取り組みを振り返る

こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

昨日、日立のタテ型洗濯乾燥機、8代目「ビートウォッシュ」の“自動おそうじ”についてご紹介しましたが、他のメーカーの洗濯機の黒カビ対策はどうなっているのか、タテ型洗濯乾燥機にスポットを当てて振り返ってみました(画像は、これまで実際に取材して撮影したものなので、最新モデルではないものを使っているものもありますが、現モデルとデザインは変わっていても、機能的には同じものです)。

★パナソニック

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最新のモデルではナノイーによる「槽クリーン」機能を搭載し、洗濯終了後に自動で約60分かけて除菌し、黒カビの発生を抑えます。コストは1回あたり約0.5円。

そのほか、ナショナルの時代から10年以上「カビクリーンタンク」を使用。これは、脱水穴が斜めに配置されているため、噴射された水がまんべんなく外槽の内側に当たるというもの。“脱水時の高速回転を利用して石けんカスの付着を抑える”ステンレス槽という点で、日立の“自動おそうじ”とかなり似ていますね。これをさらに進化させて洗濯槽の底にあるパルセータ(羽根)の裏や洗濯槽の上部などにもムラなく水を当てられる機構にしたのが“自動おそうじ”といえます。

【おまけの話】
実は、2008年の夏にパナソニック(当時はナショナル)の洗濯機の取材をした際に、この斜めの脱水穴と、黒カビ抑制について話を聞いて「へぇ。よく考えられていますね、知りませんでした。だって、パンフレットにもそんなこと詳しく説明してありませんよね?」と思わず本音を漏らしてしまった私。

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当時のパンフレットにも上のような「洗濯槽セルフクリーニング」や「ステンレス槽のカビクリーンタンク」の説明はあるものの、それがどういうものかは説明されていません。「初めて御社の洗濯機を買う人もいるでしょうし、長年採用されている機能こそ、説明を丁寧にしたほうがいいのでは?」と私。

担当者の方は「当社としては、もうずいぶん前からやっているから当たり前のことになっていて、今さら説明しなくても・・・と思っていたんですが、やっぱりきちんと書いておかないと伝わらないですよね。うーん、見直しましょう」と。

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でね、翌年のパンフレットから、こんなふうに説明が丁寧になっています。私の一言が、見直しのきっかけになったのかどうかは定かではありませんが、実際、変化しているので、「お役に立てたかな」とうれしく思っているのです。


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★シャープ

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シャープの洗濯機と言えば「穴なし槽」。外槽との間に余分な水が流れ出さない仕組みなので、タテ型でも抜群の節水性があることで知られています。ところが、この穴なし槽、節水性だけでなく、黒カビの侵入を防ぐ役割もするのですよね。

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洗濯機の前面には「穴なし槽だから節水・省エネ」と大きく書かれていますが、カビ対策にもなっていること、もっと強調したほうがいいのではと思っています。

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そのほか、シャープが長年採用してきた「Ag+イオンコート」も、衣類の除菌・防臭効果だけでなく、洗濯槽の樹脂部分のく黒カビ抑制に効果がある点も重要なポイント。


「プラズマクラスター洗濯機」という名称が一人歩きしてしまって、そのほかのいいところが薄れてしまっているのがちょっと残念です。

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★東芝

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東芝の洗濯槽についているのは「カビプロテクト」という機能。洗濯終了後、洗濯物を取り出してフタを閉めると、約30分後に槽乾燥運転を開始。湿気がカビ菌を増殖させるので、毎回しっかり乾かそうという発想ですね。

東芝も銀イオン(Ag+)の溶け出た“抗菌水”での洗濯をする仕組みなので、シャープのAg+イオンコートと同じ。これももしかすると洗濯槽の黒カビ抑制に効果があるのでしょうか。

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★三洋電機


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先日、ハイアールへの売却について報道があった「三洋アクア」。三洋電機の洗濯機部門を担う会社です。あの「アクア」も10kgのまとめ洗いが出来てファンの多かった全自動洗濯機も、三洋ブランドからなくなってしまうのですね。残念です。

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三洋の洗濯機には電解水による「カビガード」があり、水道水に含まれる次亜塩素酸を利用して作った「電解水」が除菌機能を発揮。黒カビを防ぐ仕組みになっています。

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そのほか、「洗剤ゼロ」や「除菌プラス」さらには、薬剤なしでシミを漂白する「電解漂白」など、三洋さんならではの、独自機能があって魅力的でした。

ちなみに電解水は哺乳瓶の消毒で知られる「ミルトン」と同じもので、安全性が高く、空気清浄機などの「エアウォッシャー」にも採用されているものです。


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こうして振り返ってみると、各メーカーともさまざまな黒カビ対策を講じていることがわかります。ただし、フラグシップモデルでないとついていない機能もありますし、せっかくついている機能も利用しなければそれまで。上手に活用させたいですね。





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2011年07月30日

黒カビの悩みから解放される“自動おそうじ機能付き”のビートウォッシュ

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

洗濯や洗濯機の悩み・不満といえば、筆頭にあがるのが、洗濯槽の黒カビではないでしょうか。洗濯槽内の雑菌や黒カビの繁殖は、洗濯物を部屋干しした際の“イヤな臭い”の原因にもなりますし、黒カビが衣類に付着して茶色っぽい点々がついてしまうなどの「せっかく洗剤できれいにしたはずなのに」という悩みはつきませんよね。

こうした雑菌や黒カビを防ぐには、「槽洗浄モード」を利用して、こまめに洗浄したり、洗濯槽を乾燥させておくためにフタをなるべく開けたままにしておくこと、汚れた衣類は洗濯槽に入れるのではなく洗濯カゴに入れるようにする・・・などの対処方法があります。

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とはいっても、実際に「槽洗浄コース」を使用している頻度を調べてみると、「半年に1回、1年に1回、全く使っていない」人の割合が7割もあって、お手入れを面倒に感じている人がいかに多いかがわかります。

そんな「洗濯槽の黒カビ問題」を解消すべく、新たに“自動おそうじ機能”を付けたのが、6月末に発売されたばかりの日立のタテ型洗濯乾燥機『ビートウォッシュ』。

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ビートウォッシュといえば、タテ型洗濯機の欠点だった「水の使用量の多さ」という問題を解決し、タテ型なのに仕上がり感のよい乾燥機能を追求し続けてきた洗濯乾燥機で、今回のモデルが8代目になります。

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これは9キロタイプのモデルですが、ふたを開けてみて驚くのは、思いのほか、底の部分が高い(=つまり浅い)こと。タテ型の洗濯機の場合、底のほうにたまった洗濯物を取り出すのは一苦労ですが、楽々届く高さです。

さて、そウォッシュの“自動おそうじ機能”とはどんなものなのか見てみましょう。

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これは、洗濯機の外槽部分。長年使っていると、洗剤カスや皮脂汚れが付着して、いつのまにかこんなふうに汚れがたまります。

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そして、こちらは洗濯槽の内槽と底の部分に取り付けられた羽根をひっくり返したもの。ステンレス槽も洗濯物を洗う内側はきれいに見えても、裏側は汚れているのですね。

でも、よく見てみると、ステンレス槽の外側も下半分はピカピカときれいです。これは、洗濯時に水がたまる部分です。

そう、この『水がたまる部分は汚れない』という着眼点により、毎回脱水時にこれまでのように脱水をするだけでなく、きれいな水で洗濯槽や羽根の裏側などをまんべんなく洗い流してから脱水に入る・・・という工程をプラスしたのです。

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脱水の初期段階で2分間ほどかけて、6リットルの水を使って、羽根回転⇒槽シャワー⇒脱水穴シャワーを行い、洗剤カスや皮脂汚れを自動で洗い流すことで、洗濯機の見えないところまで清潔に保つようになっています。

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操作パネルの一番右側にあるのが「自動おそうじ」ボタン。これを押しておけば、いつでも洗濯の最後に自動できれいにしてくれるというのは、うれしいですね。

ちなみに、この“自動おそうじ”にかかるコストは1回約1.4円とのこと。毎日洗濯するとしても、1年で500円程度ですみます。家電量販店で取り扱っている槽洗浄の専用洗剤が1箱2100円程度(しかも、槽洗浄に11時間もかかります)ということを考えると、年間500円で清潔さを保てるのなら決して高いということはないでしょう。

日立では「黒カビが発生しない」という言い方はしていませんが、「汚れがなければカビの発生はないと考える」との見解で、ただいま検証中とのこと。実際に汚れた洗濯物を洗う⇒自動おそうじ・・・という工程を日数を掛けて行わないと、カビが発生しないかどうかの検証はできないので、ちょっと時間はかかりそうですが、いずれ発表があるのではと思います。




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2010年11月29日

ハイアールの4.2kgタイプの洗濯機を使ってみたら。

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。

前回の記事で晋遊舎「MONOQLO」の編集者と一緒にハイアールの全自動洗濯機を実際に使ってみたことをお話しました。「MONOQLO1月号」の監修記事にもざっと説明はされているのですが、ここであらためて私なりの感想などをお伝えしたいと思います。

洗濯機の全体像を撮ってきていないので、わかりづらいかもしれませんが、とてもコンパクトで背も低く、設置場所の関係で蛇口の位置が低いところに付けられていて、普通の洗濯機では置けない…という場合でも大丈夫。本体の質感なども決してチープな感じではなくて「なかなかいいじゃない」と思えるつくりです。

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ワイシャツ2枚を洗ってみる…という実験をしたのが上の画像です。19800円(&ポイント10%)で購入したというのに、洗濯槽はステンレス槽だし、手前と向こう側の2か所に糸くずネットがついていて、至れり尽くせり。

ただ、心配だったのが、洗いや脱水時の「音」や「振動」はどうなのかということ。でも、立ち会った編集者、カメラマン氏、私の3人ともに「静かだと思う。少なくともうるさいとはいえない」という点で意見が一致しました。カメラマン氏は「どう考えても、うちのより静か!」と叫んだくらいです。

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コースも、以前にもお話したように、「お急ぎ(10分)」や「つけおき」のほか、軽い汚れで生地を傷めずに洗いたいとき用の「ソフト」、中性洗剤使用のおしゃれ着洗い用の「ドライ」など、充実しています。

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洗濯中には、上の写真のように終了までの「残り時間」が示されるのも、とても便利。予約も2時間後〜24時間後まで、1時間単位で設定できます。わが家で使っている6キロタイプの全自動洗濯機では、残り時間は表示されませんし、予約も6時間後と9時間後のみ。使う人の気持ちに寄り添ったつくりになっているなあというのが正直な感想でした。

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最後に取扱説明書もチェックしてみましょう。見開き2ページを使ってそれぞれのボタンの説明が書かれていて、わかりやすく、“読む気にさせる”取説です。

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おもしろいなあと思ったのが「上手なお洗濯」のページで、『洗濯液を2度使う方法』が説明されていたこと(画像をクリックすると大きくなるのでぜひ読んでみてください)。

ひたすらほめちぎってしまった感がありますが、日本のメーカーさんは、高機能&高価格のものには力を入れているけれど、単価の安いものへの気配りには欠けていて残念だなと、常々感じていたので、思わず絶賛してしまったのでした。

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9月に取材した際にハイアール・ジャパンの担当者の方が「ハイアールが安い製品を提供できるのは、中国に工場を持っているたくさんの部品メーカーの中から『これは!』というものを厳選して集められるからです。OEMが悪いとは思えないし、OEMだからこそこれだけの品質基準のものを、顧客のニーズに応じた形で製品に仕上げられるのです」とおっしゃっていたのが印象に残っています。

中国の家電なんて…という前に、国内メーカーさんの製品の幅広いランクでのブラッシュアップを期待します。

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2010年09月28日

ドラムでもタテ型でも洗濯乾燥で一番大切なのに忘れがちなこと。

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
昨日、今日と冷たい雨が降って、1週間前の30度超えの暑さは何だったのだろうと思ってしまいます。体調を崩している人も多いようなので皆さん、体温調節に気をつけてくださいね。
 
さて、こんな冷たい雨だと困るのが洗濯物。わが家はいまだに全自動洗濯機を使用しているので、夏の間に活躍したサーキュレーターを強モードにして部屋干しの洗濯物に当てています(本当は除湿乾燥機が欲しいのですが、「また家電を買うの!?」という家族の突っ込みが怖くて、躊躇しています)。
 
で、ドラム式洗濯乾燥機やタテ型の洗濯乾燥機をお持ちの方は、今日みたいなお天気の日には乾燥機能をお使いだと思うのですが、見落とされがちで実はとても大事なのが「乾燥フィルター」のお手入れを毎回するということです。
 
冒頭の画像は、某メーカーのドラム式洗濯乾燥機の「乾燥フィルター」。
 
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こちらは、日立さんのビートウォッシュ(2008年モデル)。タテ型なので外ブタと内ブタの間に設置されています。
 
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これは、ドラム式洗濯乾燥機で、フィルターが本体の足元についている例。名前も「吸気フィルター」になっていますが、「乾燥フィルター」と同じです。
 
で、なぜ乾燥フィルター(吸気フィルター)を毎回お手入れする必要があるのかというと、乾燥時は温風を洗濯機内部で循環させていて、その時に発生する綿ボコリを乾燥フィルターで集めているから。フィルターが目詰まりすると、乾燥時間が長くなったり、乾燥時の音が大きくなってしまうので乾燥機能使用後は毎回掃除(=綿ボコリや糸くずなどを取り去る)をする必要があるんです。
 
つまり、どんなにヒートポンプで省エネでも、乾燥時間が短くなるように工夫されたものでも、フィルターの掃除をしなければその機能がムダになってしまうというわけです。
 
家電は買う前にはいろいろと説明されても、「上手な使い方」についてはなかなか教えてくれないもの。もちろんメーカーさんは「取扱説明書に載っています」というのだけれど、それを読ませる工夫、必要ですよね。
 
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実は、某モノ系雑誌の来月号の発売分で家電特集を組んでいて、私はその中で「洗濯機」のアドバイザーとして取材に協力させていただいたのですが、編集担当の方やライターさんにいろいろとお話をしていて、この「使い方」の部分が大切だなあとあらためて感じたのでした。
 
記事ではどうしても「選び方」が主体になってしまうので、たとえば乾燥フィルターのお手入れのことや、黒カビ防止策のことなどは、なかなか誌面には反映されにくいですから。
 
黒カビ防止のためには、洗濯機のフタをなるべく開けておき、内部を乾燥させる、年に1回は家電量販店などで売っている専用の「洗濯槽クリーナー」でメンテナンスをする…などなど、ぜひ実行して快適に使ってほしいなと思います。
 
 
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2010年06月14日

“洗浄力の日立”の名に恥じないように…という開発者の思い

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
先日、ご紹介した「eco水センサー」のついた日立のタテ型洗濯乾燥機「ビートウォッシュ」の新製品について、前回、伝えきれなかった点についてお話しますね。
 
何年か前に、日立さんに洗濯機関連の取材をさせていただいたときに、「洗浄力の日立と昔から言われていますから、その点については譲れません」ということをうかがったことがあります。
 
そんな日立ならではの、洗浄力に対する思いの強さのあらわれが、押し洗いやたたき洗いまではできる洗濯羽根「トリプルビートウィング」と、洗濯槽の内壁に設けた洗濯板のような効果のある「ビートボール」を採用したステンレス槽(上の写真がそれです)。
 
最近は「ちょっと着たらすぐに洗う」という洗濯の仕方が増えたため、そんなに汚れていない洗濯物も多く、洗浄力へのこだわりは必要ないという家庭も増えているのではとも思います。なので、「しっかり洗いたい」という点では、育ち盛りの元気な子どものいる家庭で泥汚れをしっかり落としたい、運動部に入っている子どもがいるのでとにかく汚れ落ちにはこだわりたい…という場合には、特に魅力的な洗濯機なのかなと思います。
 
 
従来は、タテ型の洗濯機というと、たっぷりの水(洗濯液)を使ってしっかり汚れを落とす…という方法でしたが、こうしたたっぷりの水での「ため洗い」をしないで、洗剤液を循環させながらシャワー状に上から衣類にかけて、少ない水で洗う方式になっていて節水型なのも大きな特長です。「なるべく水をためない」というのは、パナソニックの方式と同じような仕組みですね。
 
 
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ただし、洗濯物によっては「ため洗い」を選ぶことも可能です。上の洗濯パネルの右上のほうを見ていただくと「ため洗い」の文字が見えるでしょう? これは特に、黒の衣類など、色の濃いものを洗う際に利用すると糸くずなどの付着が防げて、きれいに仕上がるのだそうです。(節水循環ポンプ方式だと、どうしても糸くずが付着しやすくなるという欠点があるのだとか。たっぷりの水で洗い流すのではないからでしょうね。そのため、特に糸くずが目立つ衣類には、「ため洗い」がおすすめとのこと…。これって、裏技なのかもしれませんが)
 
また、最近登場している「すすぎ1回」の洗剤にも簡単に対応できるようにと、「わが家流・1」には、最初からすすぎ1回で設定されているのも隠れた配慮。上のパネルでは、その状態を示しています。
 
それと、もう1点とてもいいなと思ったのが、博報堂がタイプバンク、慶應義塾大学と共同で開発したという「つたわるフォント」を操作パネルの文字に採用していること。洗濯の「濯」の字や、数字の「6」「9」などがずいぶんすっきりとして読みやすくなっています。
 
そのほか、乾燥時の湿った空気を洗面所に排出しないで、湿った空気に含まれる水蒸気を冷却水で冷やして水に変えて排水口へ流す「水冷方式」を日立では以前から採用していますが、この際に使う冷却水が効率よく流れる機構を作ることで、より高い除湿性能を実現させ、消費電力量を減らしています。
 
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ということで、洗浄力と節水性の高さをウリにしている「ビートウォッシュ」。これまでは、8kgと9kgと容量の多いものしかなかった洗濯乾燥機タイプに、新たに6kgと7kgタイプが加わったことと、インバータータイプの全自動洗濯機に大容量の9kgが加わって、洗濯乾燥機&全自動洗濯機が7機種そろったところも、「わが家にぴったり」なサイズとタイプを選べる点でうれしいなと思います。

 

発売は、6月25日。フラグシップの9kgタイプで21万円程度のようです(6kg、7kgの洗濯乾燥機2機種のみ、7月25日発売)。
 
(でも、上のPOPはちょっと貼り過ぎですよね。伝えたいことがたくさんあるのはわかるけれど、ごちゃごちゃしすぎではないかと思うのですが、どうでしょう?)
 
 

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2010年06月10日

日立のeco水センサーとパナソニックのエコナビ、どう違う?

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
ここのところ元気のないドラム式洗濯乾燥機に比べて、活気のあるのがタテ型洗濯乾燥機。三洋電機のタテ型アクア、パナソニックの新製品についてはすでにご紹介済みですが、先日、日立からもビートウォッシュ(タテ型洗濯乾燥機)の新製品が発表されました。
 
タテ型の洗浄力とドラム式の節水性を両立できないものかと開発されたビートウォッシュも2004年の初代発売から今年度モデルで7代目になります。その間にも、お風呂のお湯を最後まで使えるようにした湯効利用&Ag除菌お湯取りユニット、少ない水で洗えるエコビート洗浄とどんどん進化してきています。
 
今回の7代目ビートウォッシュの特長はいろいろありますが、新機能としては「eco水センサーシステム」があります。
 
  • 水の硬度
  • 水温
  • 布質
  • 布量


…を測って、それに応じた水量、洗剤量、洗濯時間に設定するというもの。
 
え?水の硬度まで?って思うかもしれませんね。
 
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このグラフを見るとわかるように、日本全国の水道水の硬度を調べてみると、硬度の違いが思いのほかあるのですね。硬度の高いものだと洗剤が泡立ちにくいため、洗濯時間も洗剤の量も多めにするのが理想的。一方、硬度が低い場合は、洗剤の量を減らしてもしっかりと泡立つので規定量よりも少なくても大丈夫とのこと。

 
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これはあくまで一例ですが、同じ量の水に同じ量の洗剤を入れても、硬度の違いでこんなにも泡立ちが違います。
 
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給水ユニット部で水の硬度を測り、さらに洗濯槽の底部で水温を検知、従来同様に重さで布量を測った後、木綿に比べて重さの少ない化繊(おもにポリエステルなど)かどうかなどの布質までを検知して、それに応じた水量、洗剤量、洗濯時間で洗濯をする仕組みになっています。
 
と聞くと、もしかしてきちんと汚れを落とすために、自分の住む地域の水では、通常よりも洗剤がたっぷり必要だったり洗濯時間もかかったりしてしまうのでは?と心配になるかもしれませんね。
 
日立の担当者の方にこのあたりを質問してみたところ、今回の水の硬度センサーによって、日本の80%以上の地域でこれまでよりも省エネになるとのこと。日本電機工業会の規定では、「水の硬度が50」を基準として洗剤量が決められているそうですが、実際のところ、日本では硬度の低いところも多いため、そこに着目して硬度センサーをつけることを考えたのだといいます。

 
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eco水センサー機能をオンにしているときには、こんなふうにグリーンで「eco水センサー」と表示されます。
 

※ただし、硬度その他によって、標準モードよりも省エネになっている…という目安ではありません。下で説明しているエコナビの場合は、エコナビによって標準モードよりも省エネで稼働している場合にこうしたランプがつくのですが・・・。
 
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今回のeco水センサーシステムの名前は、パナソニックのエコナビを思わせますが、エコナビ搭載の洗濯機乾燥機は、3つのセンサーによって
 

  • 布量
  • 汗汚れ
  • 泥汚れ
 
を検知して、汚れの少ない場合には洗濯やすすぎの時間を自動で短縮するというもの。似ているけれどちょっと違いますね。
 
こうした部分は、「へー」と感心してしまうところではあるけれど、まあ、どちらかというとおまけの機能なのかも。洗濯の仕方は実際のところ、千差万別で、誰が何と言おうとすすぎを3回しないと気が済まない人もいるし、細かく分けて洗いたい人もいます。その一方で、洗濯物の量に限らず、十年一日同じ量の山盛りの洗剤を入れ続ける人もいると聞いています。
 
なので、「正しい洗濯機の使い方&正しい洗剤の使い方」がベースにあったうえでの、「おまかせでもっとエコ」のような気もしますが、高機能化(&高価格化)を目指す風潮のなかでは、「おまかせでもっとエコ」の部分は外せないのでしょうね。
 
日立ならではの「洗い」へのこだわりや、快適性は高いけれど水や消費電力などに難があった「水冷除湿」方法のさらなる改良については、次回の記事でご紹介します。
  
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2010年05月31日

ドラム式のいいとこどりしたタテ型「AQUA」のこと。

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こんにちは。家電コンシェルジュのSallyです。
 
今日は、三菱電機の液晶テレビ「REAL」、パナソニック(&三洋電機)の太陽光発電システム、シャープの液晶テレビ「アクオス・クアトロン」と、3つの新製品発表会をはしごして大忙しでした。すぐにもご紹介したいところですが、速報はすでに流れていることでしょうし、日を改めてじっくり書かせていただきますね。
 
で、速報をさておいてお話したいのが、タテ型の「AQUA(アクア)」のこと。すでに日経トレンディネットにも書かせていただいていますし、ここでも一度ご紹介していますが、takaさんから洗濯機についてのコメントをいただいたので、トレンディネットにはスペースの関係上、書けなかったことを少しお話させてください。
 
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ドラム式のアクアといえば、空気(オゾン)の力で除菌・消臭・汚れ分解までを行うエアウォッシュ機能が人気です。それを、狭いスペースにも収まるタテ型にも採用されたのはとてもうれしいなと思います。
 
しかも、スーツの上着やスラックスがしわにならないようにと、洗濯槽のふちに引っ掛けて吊るす方式を考えたところがまた素晴らしい!
 
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心配される「オゾン」の漏れも、こんなふうに内ブタに強力なパッキンが付けられ、外ブタ、内ブタの両方にロック機能が付いているので万全の構えになっています。
 
で、洗濯槽の中はどうなっているかというと、こんな形のパルセーターになっています。実はこの形、これまでのタテ型の洗濯機のものと同じなのだそう。それではちっとも進化していないじゃないかって?
 
いいえ、せっかくの新製品なのでさらに進化したものを作ろうと、汚れ落ちのよい形のものを求めて実験を重ねたそうなのですが、気が付いたら再び元の形に戻っていたのだとのこと。「この形が一番ということだったんですよ」と三洋電機のN氏。
 
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ただ、洗濯槽とパルセーターとを異なる方向に回転させて立体的な水流を作り出す「おどり洗浄」にしたのは、新しい方法。立体水流にしたことで、少ない水でも衣類が効率よくかくはんされるため、節水が実現でき、洗いムラも少なくなっています。
 
9キロの洗濯が39分という速さも忙しい朝にはうれしいなと思います。
 
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これは、糸くずフィルター。縦長のフィルターが洗濯の際に発生する糸くずをしっかりとってくれます。
 
ところで、乾燥機能付きの洗濯機の場合、ドラム式でもタテ型でも、もう一つ糸くずフィルターがついているのをご存じでしたか? それは乾燥時に発生する繊維を集めるフィルターで、このフィルターは乾燥機能を使うたびにきちんとお手入れ(糸くずを取り除く)しないと、乾燥効率も悪くなり、消費電力量のアップにもつながるので注意が必要です。
 
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タテ型のアクアにもこんなふうに乾燥時の繊維を集めるフィルターがついています。
 
そのほか、ドラム式でよく問題になるのが、乾燥機能をあまり使わないために、カビが発生してしまうこと。何度も言っていますが、ドラム式は乾燥機能を使ってこそ…というのがあるんですよね。構造上、どうしても湿気がたまりやすく、洗剤カスも残りやすいのがドラム式。そのためカビが生えてしまって、久しぶりに乾燥機能を使ったら、洗濯物に黒カビがいっぱいついてしまって大変なことになったりすることもあります。そのため、最近のモデルでは、カビ対策の機能がいろいろと設けられています。
 
タテ型の場合、上部のふたを開けておけば槽内が乾燥するので、ドラム式ほど心配はありませんが洗濯槽の外側と洗濯機本体の間の部分にはどうしても黒カビが発生しがちなので、槽洗浄をするなどこまめなお手入れはやっぱり必要かも。
 
ただし、アクアにはオゾンによる「カビガードコース」がついているので、月に1度これを利用するだけでOK。このあたりは、先日、ご紹介したパナソニックのタテ型の新製品にもナノイーによる黒カビ抑制機能がついているので、似ていますね。
 
アクアは室内への湿気の排出を極力抑え、しかも除湿に水を使わない「エネループ除湿乾燥」という新しい方式を採用しているので、快適&エコというのもうれしいポイント。乾燥機能をフル活用するのなら、やはりドラム式かなと思いますが(仕上がりの点で)、雨の日や急ぎの洗濯物用ならタテ型でいいのではと思います。
 
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先日、日立からもタテ型の洗濯乾燥機(&全自動洗濯機)の新製品が出て、発表会にも行ってきましたので、こちらも近いうちにご紹介します。
 
 
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2009年12月10日

2人分の洗濯物が乾燥まで60分で仕上がるドラム洗、魅力でしょ?

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こんにちは。sallyです。
 
今日からエコプロダクツ2009が始まっていますね。家電メーカーがずらりと出展しているし、私自身が環境関連の団体「こども環境フォーラム」の東京支部代表を務めていることもあって、行きたいところなのですが仕事が山積みで難しそうです。残念!
 
さて、今日は久しぶりに洗濯機の話です。ドラム式洗濯乾燥機といえば、国内メーカーでは省エネ性の高いヒートポンプ式乾燥を採用しているパナソニック・東芝、風アイロン&ヒートリサイクル乾燥の日立、節水性とオゾンによるエアウォッシュ機能の三洋電機、プラズマクラスター洗濯機の名前で売り出しているシャープのものがあります。
 
省エネ性でいうと、どうしてもヒートポンプ式やヒートリサイクルに軍配が上がり、ヒーター乾燥式のものは、販売価格の安さ以外は少々歩が悪いという印象があるように思います。
 
ところが、先日シャープのランドリー部門の担当者の方にお話をうかがってみて、思わぬ魅力が隠されていることを知りました。2009年秋に発売されたシャープのドラム式洗濯乾燥機には、ホットスチーム技術が搭載れています。これは、すでにLG社でも取り入れているもので、以前にこのブログでも紹介したことがあります。
 
今回、シャープのドラム式洗濯乾燥機ES-V510には、微細な蒸気を衣類に吹きつけながら洗う「ホットスチーム技術」が搭載されたことで、少ない水&短時間でもしっかりと皮脂汚れを落とすことができるようになっています。さらに乾燥の際にも仕上げ時に衣類に潤いを与えることができ、ふんわり仕上げを実現。10キロというまとめ洗いの洗濯時でもわずか35分で洗濯が終わり、使用水量も67L。外干し派の私でも満足できるスピードです。
 
でもね、私が注目しているのは、10キロの洗濯が35分で終わることよりも、毎日洗濯する人向けの「日常少量コース」が充実していること。
 
例えば、洗乾60分コースなら、2キロまでの洗濯物が洗濯から乾燥まで1時間で終了します。でも、2キロの洗濯物ってどれくらい?と思うでしょう。それがね、だいたい2人分の洗濯物。
 
  • <例1>化繊混紡のワイシャツ2枚、Tシャツ2枚、パンツなどの下着2枚、靴下2足、スポーツウェア2枚(部屋着)、タオル2枚
  • <例2>スポーツウェア上下(化繊)2組、Tシャツ2枚、下着2枚、靴下2足、タオル3枚
 
ね? けっこうたくさん洗えるでしょう? 遅い時間に帰宅して洗濯をしても、あっという間にみんな終わっている。しかもシャープのドラム式洗濯機は、他のメーカーにはない、低振動ドラムシステムを採用しているので運転時の騒音だけでなく、振動も抑えてくれるので夜家事にぴったり。
 
そのほか、洗濯10分コースや「ワイシャツ2枚」などの少量の洗濯物のための洗乾30分(!)なんていうコースもあります。しかも難しいコース設定が必要なくて、専用コースボタンでかんたん。…つまりは機能というより、ソフト面での工夫ですよね。 
 
ここまで短時間になったのもホットスチームで洗うからとのこと。「トータルの時間が少ないということは、ヒーター乾燥方式であっても、電気代がかからないということです」とはシャープのS氏の弁。
 
家族構成や洗濯の仕方(毎日派、まとめ洗い派)によって、欲しい機能が変わってくるはずのだから、「こんな洗濯の仕方もありですよね」と提案してくれるのはうれしいです。今は子どもを持たない夫婦やシングルの人たちが増えてきているので、夜家事対応、軽い汚れ対応というのは時代の流れにあっているのではないかと思います。 
 
・・・ただし、どうしても店頭などでは「プラズマクラスターでサニタリー空間も除菌」とか「水では洗いにくいものも消臭」とか、そんな部分が強調されていて、こうした使い方提案のようなところに踏み込んで教えてもらえないのが残念かなと。
 
―あなたの家にぴったりの洗濯機、選べていますか?
 
 
 
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2009年07月04日

タテ型洗濯機の選び方&使い方

こんにちは。sallyです。

ちょっと動いても汗ばむ季節になって、洗濯物の量が増えてきました。小さい子どものいるご家庭ではなおさらでしょう。

ドラム式の洗濯乾燥機がずいぶんポピュラーになってきたとはいえ、根強い人気があるのがタテ型洗濯機。全自動洗濯機とも言いますね。このタテ型洗濯機ですが、家電量販店に行くと容量が大きいものでも5万円程度までの安価なものと、インバータータイプと表示された高めのものと、2つの島に分かれて展示されていることが多いのを知っていましたか?

最近、よく言われる夜家事派なら少し高いと思ってもインバータータイプのものを選ぶことをおすすめします。なぜならモーター制御によって運転音、震動音を抑えているため、周りを気にせず洗濯することができるから。

週末の昼間にまとめて洗うとか、洗濯は朝だけという場合なら、安価なものでもいいと思います。実はわが家も息子たちがすでに成人し、体操服やジャージを急いで夜に洗う…ということもなくなったので、洗濯は朝のみ。だから、音はそんなに気にしないでいいと思って、昨年買い替えたときも6キロの安価なタテ型洗濯機を選びました。ドラム式にも心を惹かれているのだけれど、まだまだ高いし、基本的には外干し派なので乾燥機能はそんなに必要だと思えなくて。もう少し様子をみて、次の買い替え時にはドラム式にしようかなと。なので、暫定的に使うのなら、インバーターじゃなくてもいいかなとあえてものすごく安いものを買ってみました。

ただ、消費電力量を見てみるとやはりインバータータイプのほうが省エネなのは事実なので、予算が許すなら夜家事派じゃなくても、こちらのほうが満足度が高いのではと思います。

メーカーごとの特徴を簡単にまとめると、
●日立…洗浄力
●シャープ…穴なし洗濯槽で節水&Ag+イオンで除菌
●東芝&パナソニック…静音性&洗浄力
●三洋電機…大容量タイプあり&洗剤ゼロコース

といった感じでしょうか。

タテ型洗濯機は水の使用量が多いので、お風呂の残り湯を使ったり、まとめ洗いをするのが賢い使い方と言われています。その場合、汚れのひどいものを下に、肌着やタオルなど軽い汚れのものは上のほうに入れるといいのだそうです。洗濯槽いっぱいに衣類を入れても、洗える容量の8割程度にしかならないので、ギュッと押し込んでふたを閉めても大丈夫のようです(家電メーカーの洗濯機担当の方に聞いた話です)。

でも、夏場は洗濯物をためておくのがためらわれるという場合は、標準コースでなく、スピーディーコースなどを選ぶのも一案です。出かけるまでの時間があまりないときや、ちょっと着ただけの軽い汚れなら、これで十分。

私も以前は標準コースとドライコースの2種類しか使っていなかったのだけれど、状況によって使い分けるようになってから「もっとはやくから使えばよかった!」と思いました。洗濯がはやく終わるのってうれしいですものね。

お急ぎコースでは、すすぎがためすすぎ2回ではなく、ためすすぎ1回、注水1回だったりするので、若干多めに水を使うけれど、このあたりをふまえたうえで、便利に使い分ければいいのではと思います。

 
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一つ、書き忘れました。洗濯槽のカビを防ぐ一番の方法は、洗濯が終ったらふたを開けたままにしておくことだそうです。つまり、槽内を乾いた状態にしておくということですね。それと、私は月に1回、「酢を200CC入れて槽洗浄」をしています。
 
 
あとね、梅雨時に洗濯物が乾きにくいというとき、最近のタテ型洗濯機にはほとんどついている「風乾燥」というのを1時間くらい利用してから干すと速いです。熱風を使うわけではないので省エネですしね(ちょっとうるさいのが難点ですが、それが気にならないのなら、ぜひ。)
 
 
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2009年06月01日

今日発売の“4代目アクア”は外干し派にもおすすめのドラム式洗濯乾燥機です

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こんにちは。sallyです。
 
先週半ばから、関東地方はすっきりしないお天気が続いていて、なんだか梅雨のはしりのような感じですね。もう、子どもが大きくなったわが家でも、洗濯物が乾かなくて、普段はあまり使わない浴室乾燥などを利用しています。
 
こういう時期におすすめなのが、ランドリーモードが充実した除湿乾燥機なのですが、その前に、今日6月1日に発売の4代目「アクア」のことをご紹介させてください。
 
三洋電機のドラム式洗濯乾燥機「アクア」といえば、オゾン(空気)の力で除菌・消臭・水の浄化・汚れの分解などを行う“水を大切に想う洗濯機”として知られています。その「アクア」も今年で4世代目となり、さらに使う水が少なく、魅力のある洗濯乾燥機になりました。
 
4月に行われた記者発表会では、「風呂水を使うことで水道水がわずか5L」ということや「水を使わないで除菌・消臭を行うエアウォッシュが15分というスピードに!」ということが言われていました。でも、何よりも素敵!と思ったのは洗濯時間がタテ型の洗濯機よりもスピーディになったこと!
 
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ドラム式洗濯乾燥機は、ドラム内で洗濯物を叩きつけて洗うという洗濯方法ということもあり、タテ型の洗濯機に比べて洗濯時間が長くかかってしまうという特徴があります。だいたい50〜60分程度かかるので、外干し派の人が出かける前に洗濯しようと思っても、なかなか洗濯が終らず…ということに。
 
ところが、今回の4代目アクア「AQ-4000」の洗濯時間はわずか39分。しかも、使う水の量は9キロの洗濯で約68Lなのですから節水性能も抜群です。どうして、ドラム式なのにこんなにスピーディな洗濯が可能になったのかというと、従来の「ためすすぎ」からドラムを高速回転させながらすすぎの水を衣類に浸透させる「高速シャワーすすぎ」方式を新しく採用させたから。
 
…とここで、そんなに急いだらきちんと汚れが落ちないのでは?という疑問を持たれる方もいることでしょう。
 
でもね、3代目アクアから搭載された「オゾンすすぎ」というのがあって、洗濯時に繊維に残ってしまった皮脂汚れを、すすぎの段階でオゾンの力によって落としてくれるのですっきりきれいに。しかも、昨年モデルよりもオゾン水濃度が2倍に高まったために、残留皮脂の分解力が向上したとのこと。
 
そのために、これまでオゾンすすぎを2回していたのが、高速シャワーすすぎの後に、1回するだけでOKになったんですね。
 
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普通のすすぎをした場合は、いつのまにか、襟のあたりが黄ばんできてしまったりします。
 
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ところが、オゾンすすぎをしたワイシャツは何回洗濯を繰り返しても、こんなふうにすっきりきれいに。
 
  • いつもは、外に干しているので、洗濯時間は短いほうがいい。
  • だけど、汚れはタテ型洗濯機のようにすっきり落としたい。
  • 雨の日には乾燥機を使って乾かしたい。
  • 皮製品や背広、ぬいぐるみなど、エアウォッシュできれいにしたい。
 
アクアは乾燥方式がヒーター式のために、ヒートポンプ式に比べて乾燥時間が長くかかり、電気代(消費電力量)も多いという点ではマイナスポイントが多かったと思いますが、水を使わないエアウォッシュは魅力的。元々、節水型という点でも特徴があったので、上に挙げたようなポイントにピンときた方には、本当におすすめの洗濯乾燥機だなあと思います。
 
つまり、外干し派だけど、ドラム式に魅力を感じているし、乾燥機能もたまには使いたい。水を使わないエアウォッシュで、除菌・消臭をしたい…そんな人向けでしょうか。
 
最後に、AQ-4000は乾燥時の音がナイトコースなら35dBと低騒音設計。 洗濯時には31dBという静かさのパナソニックのNR-VR5500でも乾燥時には41dB、日立のヒートリサイクル乾燥のBD-V3100は洗濯時こそ、27dBですが、乾燥時には47dBというのを見てみると、夜間に急ぎで洗濯物を乾かしたいときにも、AQ-4000は心強いなと思いました。
 
 
posted by sally at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 洗濯機のこと